下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

冗談含みで言っていた「『松坂獲得!』で補強(補充)はお終い、ちゃんちゃん!」が現実味を帯びてきた・・・今日は森がMVPを獲得し、獅子男が祝!結婚の朗報もあったが、福田にフラれ、マキタに後足で砂をかけられる日に。獅子球団はもう若獅子らが「来年、覚醒できませんでした」では済まされぬほどの窮地に追い込まれている崖っぷちに。ただ例えば若獅子(野手)に着目して、彼らは本当に覚醒できるのだろうか?/一方、フロントの方は新外国人をギリギリ人数ではなく、ハズレ等のリスクも見据えて多めに獲り、超重要任務『金子&増田の複数年契約』を死ぬ気で締結すべし。

先に『朗報』です。


森がMVPを獲得しました!
おめでとうございます(^▽^)

 今年は正捕手として、試行錯誤しながらも、頑張ってきましたからね。とにかく良かったです。


 来年は、とにかく捕手力のさらなるアップですね。一生懸命、四六時中、野球の虫になって下さい。捕手力アップのためには、常に頭を回転させておかないと。


 あとは、早く所帯持ちになって、落ち着いて欲しいですね。。。
 フライデーで「お持ち帰り失敗」をスッパ抜かれてましたが、もっと頑張らないとね(^_^)


次の朗報は

おめでとうございます(^▽^)


 一軍実績がほとんどない、ある意味、無名な選手といえば、無名の若き選手なんですが、その割には、新聞記事で大きく出してもらえましたね。
 でも、『レオの熱男』と言われているうちは、まだまだ全然ダメダメです。


 今の西武は、「若手が頑張ればレギュラーになれる!」というのんびりしている状況に無く、「若手がレギュラーになれねば、チームはThe End!」という危機的状況ですから、『来年は絶対にレギュラーを奪う』という意気込みで、『獲らなければ離婚する!』くらいの覚悟で家族のために奮起してもらいたいですね。


 一流の獅子男になって、末永く、お幸せに!


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さて、今度は『悲報』です。


まずマキタの楽天入りが確定しました。

 帰国後は、阪神からのラブコールしか報道はなく、でも、そのラブコールは完全に無視されていました。
 アンダースローの如く、水面下を潜航していたサブマリーンは、急に水面へ浮上して「結果報告」でしたね。


 まあ石井に誘われ、吉本興業に入り、渡米時には、石井に面倒を見てもらっており、昨年オフには、楽天がマキタの契約破棄(途中退団)に伴う違約金をパドレスに支払ってでも「欲しい」と申し出ておりましたからね。


 渡米時、マキタは、石井に相談しており、石井も親身になって『アンダースローの稀少価値』、『アメリカでの生活のこと』、『アメリカで支払う税金のシステム』など、事細かなアドバイスを送っていましたね。


 当然、その上に、楽天は金を積んでいますから、マキタの楽天入りは、想定のシナリオ通りの結果でしたね。


 正直、マキタがNPBで回復するかはわかりません。ただ、アンダースローにとって、苦手な米国の高いマウンドから、慣れたNPBのマウンドに戻るのは大きいです。
 少なくとも、戦力面から見れば、実戦でなげることができるか?否か?が不明瞭な松坂や内海よりは、マキタの方が期待できたので、獲得できなかったのは痛いです。


 でも、渡米時には、遅くても昨オフには、マキタも楽天入りを決めていたでしょうから、『マキタの弱みを握るか?』、『目が飛び出るくらいの大きな恩恵を与えるか?』くらいしないと、逆転は無かったですね。


 とにかく、マキタが相手になったとき、当然の如くフルボッコにすること、やられてしまう『醜態』をさらさないことですね(岸や浅村にも同様)。


 とにかく、獅子に生息する絶滅危惧種の看板は、與座が背負い、高橋礼らに負けぬ活躍をしてください。
 背番号が3ケタから2ケタ(44番)へ復帰しました。思う存分、覚醒して欲しいです。


 次にソフバンからFA権を行使していた福田ロッテ入団を決めました。西武はFA獲得戦線に敗北する結果に。


 ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)宣言した福田秀平外野手(30)が26日、ロッテ移籍を決断したことを自らのブログで公表した。宣言残留を認めていたソフトバンクと西武、楽天、ヤクルト、中日も獲得に動いたが、福田側から断りの連絡を入れた。  
 「私、福田秀平は2020シーズンから千葉ロッテマリーンズでプレーすることを決めました」と報告。
  ロッテ移籍を決断した理由について「ホークスに入団してまもなく実父が他界しました。まだ19歳でしたしショックも大きく、また当時プロの野球のレベルに全くついていけず、実はその時に野球を辞めようとしていました。そんな自分に厳しい練習でグラウンドの上では悲しみを忘れさせてくれて、プロ野球選手として生きていく覚悟を決めるきっかけを作ってくださったのは当時ホークスの2軍のコーチだったロッテの鳥越ヘッドコーチでした」と告白。
  続けて「今回ロッテとお話させていただく際にご同席いただいている松本球団本部長は自分がホークスに入団することが決まったドラフト会議の数日前に私の高校にいらっしゃり『福田くんを指名したい」』と言っていただいた当時の担当スカウトの方で初めて自分がプロ野球選手になれるかも知れないと思わせてくれた方でした。その方々から10数年の時を経て改めてオファーをいただき、鳥越さんからはお電話で『今のロッテには秀平の力が必要だから新たな環境で一緒に挑戦しよう』そのお電話口にいらっしゃった井口監督からも具体的な今後のチームの展望や自分の特性や評価等をお伝えいただき、チャレンジしたいという気持ちが芽生えていきました」と記した。
  ブログではソフトバンクへの思いもつづり「13年もの間、孫オーナー、王会長、監督、コーチ、スコアラーのみなさん、裏方さんをはじめ球団スタッフのみなさん、多くのファンのみなさん、関係者のみなさんに支えていただき、これまでプレーすることができました。今回のFA権も秋山前監督、工藤監督に起用していただいたおかげで、取得することができました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました」と感謝した。


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 まずは大金を提示した楽天に行かなかっただけでも、というところでしょうか。
 まあ、結果としては、しょうがないですね。最後は人とのつながりを選んだ様子ですね。元ソフバンの鳥越コーチが福田へ直電し、井口監督もしっかりPRしましたね。


 オリへ行った小谷野のときも、福良氏とのつながりでしたね。引退後は、「牛とハムの情報は何でもしっている」とアピールしながら楽天へコーチとして行き、結局、捨てられてオリへ出戻りましたが。


 西武の場合、「誠意を見せる」と言って『一番乗り』で交渉アタックを仕掛けましたが、それ以降は、コネも無いからPRを重ねることなく、ただ『待ちぼうけ』でしたからね。
 まあ『一番乗り』交渉アタックをしても、反復していませんから、やっぱり、そんなことでは大した効果は生みませんね。
 正直、辻監督もフロント任せにせず、FA流出を避けるための交渉も含み、積極的に交渉に出て直接PRをしてもいい気はします。ちょっと人任せでしたね。まあコネクションが無いから、直電もしにくいでしょうが、ダメもとでやれば良い話だし、こういうのは遠慮する必要はありませんね


 でも、今年、ソフバンは負傷者が多かったことがシーズンに響きましたが、ロッテに弱さを露呈しましたね。その要因は詳しくはわかりませんが、甲斐の正確をよく知る元ソフバンの清水コーチなどの功績などが噂されています。
 少なくとも、福田獲得は、新人ドラフト時の話もありますが、元ソフバンコーチの大功績になりましたね。できれば、来年もロッテにはソフバンに対抗してソフバンの足を止め、鷹の勢いをかき消してもらいたいです。


 いずれにしても、福田とは縁が無かったということで、こればっかりはやむを得ない話ですが、戦力面から見たら、マキタよりも福田の方が痛かったですね。


 補強問題に関しては、ちょうど1か月前のFAに関する記事で、次のようなことを書きましたが、、、冗談含みで言っていたことが現実味を帯びてきましたね😿😿😿😢😢😢


 とにかく、前々から駒不足である投手はもちろんのこと、野手(特に秋山が抜けて、木村のレベルが今一つの外野手陣)に関しても、一軍への登録人数の制限がある外国人頼みばかりだけではダメであり、もう若獅子が絶対に台頭しないとならぬ危機的状況に追い込まれました。若手が『覚醒しきれませんでした!』、『もう少し時間がかかります_(._.)_』なんて言っていられる状況がもう獅子には絶対に許されぬ窮地にあると思います。


 今年は「若手は頑張ればレギュラーになれる!」というのんびりしておりましたが、来年は「若手がレギュラーになれねば、チームはThe End!」という危機意識を全員が持ち、『来年は絶対にレギュラーを奪う』、『獲らなければもうプロを辞める!』くらいの覚悟で奮起して、覚醒を実現させないと、獅子に未来はありません。意気込みを持ち、覚悟するのは当然のことでありますが、プロとして求めるのは『結果』だけです。この世界は結果を出してナンボの世界であり、部活ではありません。


 「若手の覚醒」について、話を少し掘り下げていこうと思いますが、その前に「新外国人獲得」について、述べたいと思います。


 今年5月にメッツとパートナー契約を締結しております。これから新外国人獲得の面で効果を発揮して欲しいですね。

 大リーグのメッツとパートナーシップ契約を締結したと発表した。スカウティングやデータ解析法を共有し、コーチ、スタッフを派遣してノウハウを学ぶ。契約期間は19~21年。  
 埼玉県所沢市の球団事務所で会見した渡辺久信GMは「より広い視野でスカウティングでき、
日本に適した新外国人選手の獲得につながる」と効果を期待した。メッツのアラード・ベアードGM補佐は「知識と文化を共有し、互いにチャンピオンを目指す助けになると考えている」と話した。


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 ただし、先日、渡辺GMは「先発と中継ぎ投手、内外野を守れる野手」の獲得を目指していることも明かしていました。すなわち、新外国人の獲得人数は投手2名&野手1名の合計3名しかいません。
 投手は、いつもの傾向なら、「先発も中継ぎもできる投手」ということで、向こうで『先発崩れの中継ぎ』を獲得しそうな気がしますが。また野手は、ユーティリティーにこだわって『あちこち守れるけど器用貧乏・打撃は並』という選手が来そうな気もしますが。。。
 そして、最も肝心な問題はまたまたいつもの如く『人数ギリギリ』しか獲得しないという点ですね。残留を決めているニール&メヒアを含めると、外国人は5名体制になります。おそらく一軍に登録できる人数が4名までだからあまり余らしたらもったいない、というケチ思考が見え見えなのが相変わらずですね。


 この人数ギリギリの状況で進めていけば、余裕が全くありませんから、新外国人は誰一人『ハズレ』は許されず、絶対100%『当たり』でないと、もう戦力体制にほころびが出ますね。ニール&メヒアも『活躍必須』です。また不調になっている暇はありません。
 そりゃ、結果として、連れてきた新外国人が全員『当たり』だったら嬉しい話ですけど、計画段階から100%成功必須という状況を見込み、リスク意識皆無の施策は、どれだけ楽観的なのか、アホの愚行です。


 こんな人数ギリギリ思考は、今に始まった話ではなく、「獅子あるある」ですね。


 現在、メヒア残留が決まりましたので、松坂を含めて、支配下人数は63名が確定しています。
 開幕前から支配下70人一杯にしてしまうと、さすがに育成枠の選手らがモチベーションを下げてしまい、育成に支障を来しますから(人は希望・目標を失うと生きていけない動物であるから)、狭き門でも昇格できる枠は残さざるを得ません。とは言っても、今の育成枠選手の面子を考えると、その希望枠は1名分で十分と思います。
 また秋山は、声はかかってくるので、渡米が濃厚でしょうが、交渉が決裂して残留する可能性もゼロではありませんから、その万一のときに備え、まだ1名枠をカウントしておく必要はありますね。


 これで支配下人数は65名になります。ニール&メヒアが既に含まれていますので、そこに新外国人3名を加えると、支配下人数は68名ですね。ここで確実に支配下枠が2名分が余りますね。秋山が渡米したら、支配下枠が3名も余ってしまいます今年と似たような状況になりそうですね


 使える人がなかなかいないという面がありますが、人は数がいるのと、いないでも大きな差があります。敗戦処理で使いたくても、人数がいなければ使えないですし、二軍で人手不足になっても、人がいなければ困ります。


 そして、肝心の外国人についても全員100%当たりと初めから見込むのは甘過ぎであり、スペア込みで多く確保することは必須と思います。
 少なくとも、確実に支配下枠が余ってしまう2名分は外国人で埋めるべきであり、今の計画案(投手2名&野手1名)に加えて投手と外野手を1名ずつ増やしたいです。
 これでニール新外国人投手3名4名の外国人投手陣メヒア新外国人野手(できればハズレを見越してともに緊急度の高い外野手2名3名の外国人野手陣最低7名の外国人体制を築いて欲しいです。


 そして、秋山の渡米が決まったら外国人投手をもう1名増やしてニール&メヒアも含めて先発2名、中継ぎ3名、内野手1名、外野手2名合計8名の外国人体制を築いて欲しいです。


 確かに秋山の結論が出るのは時間がまだかかりそうな雰囲気はあります。逆に、新外国人だって、時間の経過と共に、良い選手は他球団へ獲られていきますから、あまりウカウカしていると、後手後手になってしまい、まともに招聘することも難儀になってきます。


 それなら、外国人は身体能力に長けている面がありますので、外国人投手1名を育成枠で確保しておいて、育成含みの外国人8名体制を整えておいても良いと思います。それで秋山が渡米するなら、そのまま支配下に入れても良いし、秋山が残留になったら育成枠に入れておき、残る1名分の枠を他の育成選手と競わせれば良いです。


 いかなる形にしても、前々から申しましておりますように、支配下枠をフルに活用して、外国人はスペアを含めて8名体制を築かれたく、そのためには6名の新外国人を獲得されたいです


【2020年支配下予定一覧表】
(新外国人獲得は球団計画案の場合)


 確かに外国人が8名体制となれば、一軍に登録できる人数が制限されていますので、当然、人が余る可能性があります。しかし、ハズレが生じれば、一軍登録を入れ替えれば良いですし、比較的、当たりが多ければ、外国人同士の競争レベルも高まります。また、外国人だって人間ですから、好調・不調の波も生じますので、そのときは好調な者に入れ替えれば良いですね。
 とにかく、8名もいるからと言って、決して無駄にはなりません。そもそも、他球団はそうしております
 今年の各球団の外国人人数(育成含む)については、次のとおりであり、1球団平均が8名でした(これが前々から言っている「8名体制」の根拠でもあります)。西武は少ない方でしたね。しかも、6名と言っても、実戦で投げることができない状態のカスティーヨを含めての人数でした。


 12名:巨人、広島
 11名:中日
  9名:ソフバン
  8名:阪神
  7名:オリ、ロッテ、楽天、DeNA
  6名:西武、ヤクルト
  5名:日ハム


 当然、投資額が嵩みますが、メヒアは大きく減額になっており、FA戦線で敗北しており、またマキタとかも獲得できてませんから、現状では、投資するお金は余ってます
 確かに『秋山残留』になれば、FA戦線は「勝った!」と評価していいですが、お金が嵩みますけど、秋山の増額分はメヒアの減額分で賄えますね。
 そもそも論として、雄星らの流出に伴って、昨年は優勝したのにも関わらず、今年の総年棒の金額は、昨年より2億円以上減額になってますからね。その一方、雄星らの補償金は手に入ったし、売り上げも上昇してますから、純利益はアップしてますね。昨年7月~今年6月までの決算で純利益は16億円あります。また年棒は月割り支払いにもなりますので、昨年から減った分が今年7月以降の決算にも反映されます。多少は純利益から回せますね
 すなわち、投資できる余裕がまだあるはずです。


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 とは言っても、外国人の一軍登録人数に制限がありますので、また投手陣は、駒が揃うまでは、外国人投手3名(先発1&中継ぎ2)を登録しておきたいので、となると、野手は1名しか登録できません
 緊急を要するのは、秋山が抜ける外野手陣ですね。センターは金子が守ったとしても、秋山ロスの大きな穴は完全に埋まらずとも、少しでも埋めるには、即戦力になる『外国人選手』が手早く、現実的です


 でも、外野手陣には、もう一つ喫緊な課題がありますね。それは野手9番手(今はライト木村の位置)のレベルアップ(底上げ)にあります。とはいえ、そこにも『外国人選手』を用いれば、投手陣の外国人登録人数を減らさざるを得ません


 そのため、そこには人数制限がかからない日本人選手で底上げを図らねばなりません(木村がスケールアップするか、若手が覚醒して台頭するか)。もちろんピストン方式で、投手陣が計算できる日本人選手の駒が増えて外国人投手が2名で済むようになれば、外野手に外国人をもう1名回せますし、それなりに守れる二塁手が出現すれば、外崎を外野へ回せます。ただし、それらピストン方式にしても、投手陣又は二塁手で『誰か1名以上』日本人選手(覚醒した若手)を確保しなければなりません。


 すなわち、もう外国人補強だけでは追いつかず若手覚醒が100%求められる危機的状況にあります。もう若獅子らが「来年、覚醒できませんでした」では済まされぬほどの窮地に追い込まれている崖っぷちということです。


 新外国人補強&育成の両面で成功しなければ大惨事リスクもあり得て、今立案すべき『戦力強化計画』はモノ足らず来年も不確実性が大きい「綱渡り状態」は変わらずという状況にあります。


 もちろん、計算できる日本人選手を確保すればいいのですから、それはトレードだってかまいません。トレードによる即戦力の補強については、来年の7月31日までチャンスがあれば積極的にチャレンジされたい対策です。
 ただし、トレードによる即戦力の補強を最初から期待する戦力強化計画を立てるには、こちらにも適切な放出駒があることを前提としておかないと、トレードが成立するという見込みが低く、その計画は破綻しやすくなります。


 では、「若手の覚醒」について、、、
 肝心の先発投手陣は、今井や光成、松本、本田らのさらなる成長は当然として、ニールの好調維持、榎田&十亀の巻き返し、さらに1~2名の若手台頭が欲しいですね。
 多和田も復活して、ドラ1四銃士のエース集団化してもらえると助かりますが、多和田はどうなのか?全くの未知数です。今井はとにかくフォームの安定化ですね。


 中継ぎ投手陣については、本来なら平井が来年も軸になってもらいたいですが、今年の酷使の影響で来年『消える』というリスクは十二分に想定しておかねばなりません。加治屋とかも、酷使の翌年、不振に陥りましたね。無論、問題が無いならそれはそれで良いという話であり、正直、今の段階では、平井を計算に見込まない方が安全側です。
 勝ちパに関しては、抑えを増田&新外国人、セットアッパーを平良、小川、他若手&新外国人あたりを対象に、二班を形成して抑え&セットアッパーの組み合わせローテを考えられたいです。当然、ここにも若手の台頭は欲しいです。敗戦処理班やロング適用には、今年台頭した泰雄のほかに、色々と台頭されたいですね。


 投手陣に関しては、また後日改めて、詳述していきたいと思います。今日は「福田獲得失敗」というニュースを踏まえ、若獅子(野手陣)を中心に書いて行きたいと思います。


 秋山流出を見据えながら、今回の福田が獲得できなかったことを踏まえると、野手(特に外野手陣営)も計算できる戦力を形成するには、若手の覚醒・台頭は急務ですね。また1番打者の後継問題もありますね。


 1番打者の後継問題も後日改めて詳述することとし、今日は、そもそも若獅子(野手)が覚醒する可能性が見込めるのか?を中心に整理したいと思います。


 今年の若獅子ら(野手)を見ると、1軍戦では計算できる選手レベルとしての活躍は見出せませんでした。ボール球の見極め率も低く1軍レベルに達してないですし、やはり『安定性』に欠けていることが致命傷になっています。


 それでも、二軍戦の打撃成績を見ると、愛斗将平昨年より成績を伸ばしており、打率も3割に達しました


 西川は、全般的に低いものの、二軍戦の規定打席数を超えて、9月期に月間MVPを獲りました。


 山野辺の二軍戦成績については、イースタン盗塁王の座にも輝いており、打撃面では、346打席に立ち、打率0.271、出塁率0.347、長打率0.465、OPS0.812でした。特に長打面でのはたらきは素晴らしく、82安打のうち二塁打は11、三塁打は6、本塁打は12(これら合計は全安打の約35%)でした。
 長打力を表す指標ISO(長打力ー打率)は0.195とそれなりの値をマークしました。これは今年200打席以上に立った新人では海老原(ハム)に次ぐ2位であり、伊藤(DeNA)や中山(ヤクルト)などパワーに定評のあった新人以上の値を残しました。新人以外では今年イースタン本塁打王を獲得した安田(ロッテ)よりも高いです。
 ただし、守備が、、、もったいないです。


 一応、二軍戦成績について、個別に見ると、それなりに良い面も見当たります。でも、全体的には物足りなさを感じざるを得ませんね


 ちなみに、下表が今年の二軍戦の打撃個人成績です。


 そこで、彼らとの比較対象として、現在の一軍選手らについて、一軍戦でブレイクする前の二軍成績はどの程度のレベルだったのか?を確認してみましょう。


 まず一軍戦でホームランバッターの山川、中村に関しては、、、


◇山川
 2015年:305打席、打率0.283、
     本塁打11本(率0.045)
     出塁率0.410、長打率0.478、OPS0.888
 2016年:268打席、打率0.333
     本塁打22本(率0.093)
     出塁率0.399長打率0.667、OPS1.066
◇中村
 2004年:239打席、打率0.253、
     本塁打20本(率0.103)
     出塁率0.393長打率0.603、OPS0.996


 また他の選手について、打率&出塁率を見て行くと、


◇秋山
 2011年:439打席、打率0.439、出塁率0.478
      (ちなみにOPS1.104
◇森
 2014年:257打席、打率0.341、出塁率0.397
      (ちなみにOPS0.901
◇栗山
 2004年:310打席、打率0.338出塁率0.427
      (ちなみにOPS0.980
◇外崎
 2016年:238打席、打率0.293、出塁率0.392
      (ちなみにOPS0.938
◇金子
 2015年:70打席、打率0.274、出塁率0.324
 2016年:57打席、打率0.318出塁率0.474
  ※2016年はブレイク開始年で参考
  一軍打率0.263、出塁率0.331
◇木村
 2016年:215打席、打率0.299、出塁率0.350  
      (ちなみにOPS0.858
◇岡田
 2014年:43打席、打率0.429、出塁率0.500  
      (ちなみにOPS1.014
 2015年:45打席、打率0.308出塁率0.400  
      (ちなみにOPS0.810
◇炭谷(参考)
 2007年:164打席、打率0.325、出塁率0.344  


 現在の若獅子らと一軍選手らのブレイク前を比較すると、山川、中村、秋山、森、栗山、岡田(2014年)が今の二軍に入ると、断トツトップの成績に該当しますね。すなわち、今の二軍選手のレベルで彼らのブレイク前のレベルに追いついていないと言えます。


 一方、現在、二軍で上位にいる愛斗(打率0.303、出塁率0.351、OPS0.851)を基準にすると、出塁率&OPSの面で外崎の方が上にあり(打率は大差なし)、木村と同程度であり、金子がちょっと下に位置するというところでしょうか。


 先に褒めた山野辺に関しても、それなりの成績を残してはいますが、新人と比べて上位であり、今の一軍選手のブレイク前と比較すると、長打力も含めて木村の方が上位であり、長打力を除けば金子と同程度というレベルですね。


 確かに成長の程度は不確実性が大きいので、ダメな場合もあれば、大化けする可能性も秘めています。ただし、一軍選手のブレイク前の成績と比較した結果を鑑みると、現在の二軍選手の上位組(愛斗、将平、山野辺あたり)ブレイクしても木村金子程度の一軍打撃成績しか残せず山川、中村、秋山、森、栗山、外崎、下手したら岡田(2014年)に追いつけぬ可能性がありますね。当然、上位組以外では、木村や金子の打撃成績にすら叶わぬ可能性を秘めてますね。


 そもそも、二軍成績を見ていただけるとわかりますが、「打率」1つに着目して見ても、一軍戦では全く打てない駒月、水口、恭平らが上位に位置つけているわけですから、今の二軍の打撃レベルの低さはかなりヤバい状況にあるのは伺えますね。


 今まで書いてきたとおり、今の獅子は若獅子ら頼みであり、若獅子らが「来年、覚醒できませんでした」では済まされぬほどの窮地に追い込まれている崖っぷちにありますが、こんなんで若獅子らは一軍で覚醒できるんでしょうか?


 一軍野手9番手の木村を超えるのは、必須事項であり、ハードルが高くないので、そう難しく無さそうに見えますが、今の一軍戦の成績のみならず、二軍戦の成績を見ただけでも、今の若獅子らがブレイク前の木村と同程度か、それ以下というのは、かなり資質面(ポテンシャル)からヤバいかもしれませんね。


 まあ、その資質を含む問題は、ここ辻政権の3年間で木村を超えていないということがそれを物語っているかもしれません。木村は辻監督のお気に入りですが、エコひいき采配云々という話の前に、今の若獅子らが木村のブレイク前の成績を超えられていない、実際に今の三十路を過ぎた中年・木村を超えられていないのが現実ということであり、そこが獅子軍団の死活問題にリンクしているということですね。


 ところで、フロントにおいては、とにかく、今後、新外国人をギリギリ人数ではなく、ハズレ等のリスクも見据えて多めに獲得することに努めていただき、そして、年のFA流出危機を回避するための大仕事・超重要任務『金子&増田の複数年契約』を死ぬ気で締結すべし、とお願いしたい思います。