下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【2019獅子10大ニュースは?&漢字一文字で表現すると?】(その1)まずは『10大ニュース』の7~10位&番外編その①(勝手に選びました)

 もう師走も半ばですね。まだ今年は二週間以上があり、まだ秋山も濃厚でも確定はしていないので、もしかしたら、とびっきりニュースが飛び込んでくる可能性はゼロではないですね。また、新外国人も獲得してくれるでしょうし、松坂を獲っても、問題は、他で手厚く補強できるか?がカギですから、フロントには補強足らずのまま「仕事納め」としてもらいたくないですね。


 でも、今年2019年のライオンズも、大方、幕を閉じて、次の2020年を迎えます。


 そこで、例年、とりまとめていますように『2019獅子の10大ニュース』『今年の獅子を漢字一文字で表現すると?』を勝手に列挙させていただき、何度か分割して記事を整理したいと思います。


 まずは『2019獅子の10大ニュース』ですね。


 ちなみに昨年2018年は、


【1位】10年振りのリーグ優勝
   (独走優勝)
【2位】寒きストーブリーグ
【3位】獅子威し打線(山賊打線)
【4位】鷹と熾烈な激戦歴
   終盤V争奪戦勝利~CS敗退『悔しいです!』
【5位】中継ぎ陣の崩壊
【6位】おかわり君の怒濤の復活
   (逆襲の放物線)
【7位】MVP山川、ベストナイン6名輩出
    契約更新も優勝特需でウハウハ
【8位】天国と地獄
  (救世主となる移籍組)
【9位】破竹の開幕8連勝
【10位】獅子40周年記念


でした。


 さて、今日は『10大ニュース』の7~10位番外編その①をまとめたいと思います。


【10位】西武園ゆうえんちでファン感開催!
    恒例行事になるか?


 現在、ライオンズは180億円をかけてボールパーク化事業、メラドやその周辺施設の改築事業に取り組んでいる最中です。このため、オフにはその工事が本格的に行われ、今年もメラドが工事中でしたから、ファン感は『西武園ゆうえんち』で開催されました。


 メラドと比べれば狭いですし、アトラクションがあると言ってもそこまで多いわけでもなく、選手トークショーや挨拶等のイベントは、観客席も3000千程度しかない中を事前の抽選販売の形だからハズレる人も多かった(to Me)ので、どこまで盛り上がるのかな?ぐだぐだかな?と思ってました。


 しかし、選手ら関係者が園内を積極的にうろうろしていたため、ファンから見るとかなり選手らとかなり身近に接することができ、アトラクション等も含めてだいぶ盛り上がったようですね。全体的には『西武園ゆうえんち』で盛り上がり、例年と違う良い雰囲気も醸し出して成功したと言えそうですね。


 ある意味で、ファン感は『西武園ゆうえんち』の年『メラド』の年を混合させながら行ってもいいかもしれませんね。


 どうしても『西武園ゆうえんち』は廃れ気味です。しかも、冬になればなおさらです。夏は毎週土日に花火をやりますが、野球とは別行動で行っており、メラドからは花火が見えても、試合中なんでそっちのけですね。恐竜やキティーちゃんでかなり引っ張ってきましたが、どうしても、時の経過とともに廃れていました。


 そういう意味でも『西武園ゆうえんち』のアピールも兼ねて、西武ライオンズとの連携も良いと思います。ファン感が盛り上がった模様ですから、なおさら「有り」と思います。まあ、子供がいない私とかは微妙なところもありますが(昼には帰宅してパTVで観てました)、子供は喜ぶでしょうし、それが一番ですからね。


 しかし、その廃れた『西武園ゆうえんち』も2021年から改装されて生まれ変わります。現在、西武グループは、メラド及びその改修をはじめ、所沢駅ビル建設(かなり長い)、西武園ゆうえんちのリニューアルも進め、「所沢をエンターテインメントエリアにしたい」そうです。西口の所沢車両工場跡地を商業施設および住居棟として再開発が進められています。
 最近、所沢も人口が減って(浦和や越谷などの開発で人もそちらへ流れる)、丸井はとっくになくなって、ペナントもロクに入らず(「居酒屋一休」が入っているけど)残った建物は閑散としており、昔のダイエー、イオンも無くなりました。それだけに、個人的にも、所沢市民としては、西武Gが進めてくれている事業を大いに歓迎しています。

<後藤社長コメント>
 いままでやると決めて、失敗したことはないんですよ。だからといって、うぬぼれているわけではありません。事前調査、マーケティングを相当緻密(ちみつ)にやり、成算があってやってきました。これもうまくいくと確信しています。



 このコメントを見ると、やはり社長は石橋を叩き、それで成算を確信したらGo!なら進めるという感じでしょうか。球団も何か進めるには金が必要であり、フロントはそれを予算として要求できますが、決定権は社長を中心とした経営陣にあり、その経営陣が「成算を確信したら」のタイプなら、予算を口説き落とすのも、もっともらしく堂々と説得できる交渉術がいっそうに求められますね


 ただ、今年は連覇しましたが、リーグ優勝のパレードはありませんでしたね。考えられる理由としては、「①リーグ優勝はしたけど、昨年に続き、昨年以上にCSでコテンパにやられた悔しさがあまりにも大きかったから」、「②経費削減のため」、「③翌日が所沢マラソン開催でしたので、安全対策等の準備もあるため、地元と話がまとまらなかったから」などが想定されます。まあ、地元商店街も縄張り争いもある分、それが響いたかも、という懸念もありますが。


 ところで、ファン感でパフォーマを披露した平良
 来年、当然、やるよね?やってね(^o^)/


 昔、阪急ブレーブス(現オリックス)に来た助っ人アニマルの如く!



西武ファン感 平良海馬投手の新パフォーマンス発表!しかし○○のパクリ疑惑で早速の審議入り20191130

アニマル・レスリー


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【9位】屈辱!浅村にカモられる問題
 とにかく奴には打たれまくり、カモられる屈辱そのものの嵐でした。しかも、奴の打撃で試合をいくつも落とし、因縁のある鷲には「負け越し」を決められ、苦汁をなめさせられましたね
 確かにリーグ連覇を果たし、鷲には順位で上に位置する年を重ねてはいますが、一昨年は岸にやられ、昨年は直人伝授の雄星攻略法に苦しめられ、今年は浅村を中心とする鷲に「負け越し」という雪辱を味あわされました


 今年の浅村の打撃成績は、次のとおり、パ球団の中で獅子が最もカモにされて、圧倒的に打たれました。代理人がメールで交渉の断りをいれたオリからも打っていますが、他3球団と比べても完全に抜けており、打点ではWスコア、ホームランも全体の1/3を西武から稼がれるというあり様でした。
 そもそも、メラドもホームランがでやすいですが、ヤフオクや千葉ほどではないのに、これだけの差が出ました。


 まあ弱い投手陣の西武や、全般的に下位のオリに強く、強敵の鷹には弱いと、ある意味、典型的な弱い者に強し「タケちゃんマン」みたいな成績ですね。
(「強きを助け、弱きを憎む♪」タケちゃんマン)


 対西:打率0.303、出塁率0.434、OPS1.153、
    IsoD0.131、打点27、HR11

 対ソ:打率0.163、出塁率0.250、OPS0.478、
    IsoD0.087、打点10、HR1
 対ロ:打率0.273、出塁率0.365、OPS0.840、
    IsoD0.092、打点13、HR5
 対日:打率0.242、出塁率0.367、OPS0.872、
    IsoD0.125、打点14、HR6
 対オ:打率0.293、出塁率0.405、OPS1.014、
    IsoD0.112、打点22、HR7


 昨年、ファン感で辻監督は浅村に「インコース、気を付けてください!」と話をしましたが、その後、浅村は報道陣に「(西武に)インコース投げられる投手がいるんですかね」と述べて舐められましたね。


 森も鷲との1戦目を迎えるとき、「チャンスに強いし、遠慮せずにしっかりと内角も攻めていきたい」と宣戦布告していましたが、途中から外角一辺倒になってしまい(森の場合は、特に制球力の乏しい自チームの投手(今井など)がなげているときは)結局、思い切り踏み込まれてフルボッコにされましたね


 もちろん内角攻めは、制球力の無い投手が多いので、甘く入れば(中へ入れば)一発含みで打ち込まれます。特に高ければなおさら。それを終盤でやってしまったら致命傷になります。とはいえ、奴も一流打者ですから、外角しか投げて来ないとなれば、それはそれで打たれます


 内角攻めは、やるなら中盤、終盤ではなく、序盤(1打席目)から堂々と敢行されたいですね(与死球を恐れずに)。序盤(1打席目)から内角を攻めるからこそ、踏み込ませないための、迷わせるための布石になってくれます。


 もちろんそこで甘く入って打ち込まれるかもしれませんが、そこで打たれてしまうのはやむを得ません。むしろ、奴に布石を打つことがデキ、失点も序盤だからまだ取り返すチャンスがある、というものですから、序盤から攻めることが大事ですね。


 ただ、鷲の場合、今年は中継ぎ陣が強固だったため、鷹以上に序盤を制しないと試合に勝てなくなっていましたから、序盤の攻防も大事であるから、難しいんですけど。


※序盤3回終了時にリードしていない場合の勝率
 鷹:5勝11敗(勝率0.313)鷲:2勝9敗(勝率0.182)
 鴎:6勝5敗1分(勝率0.545)、ハム:5勝7敗(勝率0.417)、
 牛:8勝7敗(勝率0.533)


 最悪なパターンは、序盤は外角一辺倒で攻め、打たれたから、投手に疲れが出始めた中盤から内角攻めをして、でも疲れ始めているから、中へ甘く入ってしまって一発被弾するとか、若しくは、終盤から敢行して中へ甘く入り、致命的な一発を浴びてしまう、とかの後手後手ケースですね。


 全般的には、内角を攻め切れば、浅村とて打ちにくくなっています。下表は今年通算のコース別成績です。
 もちろん、「一辺倒」はダメです。でも、序盤のうちに内外へしっかり振り、内角をしっかり意識付けさせることができればアウトローも死角に比較的なっていますから、そこで仕留めるなど、奴への攻め処が増えますね。

 まあ、31号のときは、榎田が思い切り内角を打ち込まれて被弾しましたが。



 ちなみに、各球団の中で獅子を最もカモにした打者はどのような面子でしょうか?
 簡易的に整理するため、「打率」&「HR」、「打点」から見てみましょう。もちろん、全体成績より対獅子戦の方が好成績になっています(他では獅子ほど打っていない)。


 グラシアル(嫌な印象多し)は他でも打っていますが、吉田正、レア-ド、デスパ、上林あたりは他より獅子戦で圧倒的に強いです。モヤは打席数が少ないですが、打ちこまれてます。
 松田は打率こそ高くないですが、相変わらず、一発&打点を稼がれてますね。十亀の大天敵ですね。とは言っても、今年は昨年までと違ってだいぶ改善されましたけど。
 また、来年、面倒なのが、ロッテの鈴木が楽天へ流れるので、来年、楽天の中で天敵が増加します。


○ソフバン
 デスパ(打率0.360、HR7、打点15)
  通算より獅子相手では打率1割UP
 グラシアル(打率0.328、HR5、打点12)
 上林(打率0.326、HR4、打点10)
  他では打てず、全体的な打率は0.194なのに。
  通算より獅子相手では打率1割3分UP
 今宮(打率0.318、HR2、打点9)
 松田(打率0.247、HR6、打点13)
  ※対十亀
   19年:打率0.273、HR1本
   18年:打率0.500、HR5本
   17年:打率0.571、HR1本
   16年:打率0.400、HR0本
   15年:打率1.000、HR1本
   14年:打率0.667、HR2本
   13年:打率0.750、HR0本


○楽天
 浅村(打率0.303、HR11、打点27)
 島内(打率0.318、HR1、打点11)
 茂木(打率0.313、HR1、打点9)
 辰巳(打率0.281、HR1、打点4)


○ロッテ
 鈴木(打率0.302、HR2、打点13)→来年は鷲
 レア-ド(打率0.356、HR5、打点15)
  通算より獅子相手が打率1割UP


○日ハム
 大田(打率0.348、HR3、打点17)
 西川(打率0.333、HR3、打点13)


○オリ
 吉田正(打率0.429、HR8、打点17)
  通算より獅子相手が打率1割UP
  「吉田正尚、打った?」
   →「打たれとるわい(*`∧´)/
 モヤ(打率0.365、HR2、打点14)
  通算より獅子相手が打率1割2分UP
 西野(打率0.319、HR0、打点5)


 少なくとも『同じ相手』に『何度も』やられるのは避けるよう対処されたいですね。
 浅村に関しては、確かに古巣の方が知っているからカモりやすいのは確かであり、おそらく今年はFA移籍1年目で重圧もあったでしょうが、来年は2年目でその重圧が薄れるので、脅威がさらに増します。
 しかし、来年も浅村に『カモられる』というのは『恥』しかありません。「古巣の方が知っているから」は裏を返せば「古巣だから他所より奴を知っている」のだから言い訳になりません。是が非でも、プロとしての意地を賭けて抑えないと!ですね。


 CSでは鷹相手に打ちまくっていましたが、シーズン中は鷹に抑えられたのは事実です。それだけに、当然、奴は鷹にどうやって抑えられていたのか?次に抑えていたハムはどうだったのか?なぜ打たれたのか?(「それはうちの投手が弱いから」で終わっていたら無能です)など、それらを研究することはもちろん、自分たちが抑えたときもあるのだから、なぜ抑えられたのか?も加味し、しっかり対策を講じて押さえ込んで欲しいですね。


 プロは結果が全てです。勝てば官軍!負ければ賊軍!勝者を讃えることはあっても、貶されることはない世界です。それは浅村のみならず、岸、牧田らにもそうです。やっつけてなんぼ!です。



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【8位】メラド近傍に市役所現る!
 180億円を投じたメラド&その周辺改修事業が進められ、その一環として先行した若獅子寮や室内練習場、事務所等の建屋が6月に完成しました。



下記写真は前の若獅子寮ですね。
まさに公民館???
というより、飯場。。。


これが次のように様変わりましたね。

立派になりましたね。
構造はもちろんのこと、
新しく、機能性もアップして
使いやすくなるでしょう。
これなら若手らの親御さんや家族に
堂々と紹介できますね。。。


雨漏りすることもありませんね!



とにかく、中はしっかりしています(^o^)/



【西武ライオンズ】新しくなった室内練習場&若獅子寮を取材してきました!



 質的にかなり向上した新施設になっており、その効果が期待されます。ただ1つもったいないのが、せっかく新築したんですから、この際、寮の部屋数をもっと増やしても良かったのでは?というところですね。


 今回、部屋数を20から28と8部屋を増やしました。それはそれでいいんですが、また今年から新設した三軍も試合・実戦で身につける『鷹・兎型』ではなく、基礎体力を身につける『鯉型』なのであまり現時点ではあまり困りませんが、もしいずれ『鷹・兎型』の三軍制度を設けようとしても、今度は部屋数が不足してしまいますね。しかも、もう完成してしまったから今さら部屋数は増やせません。


 まあ近隣の賃貸を借り上げてもいいですが、栄養管理されている飯と部屋が近い方がベターであり、食べてから帰宅も良いですが、不便さはあります。
 また、空き地にプレハブ部屋を増設しても良いでしょうが、スペースの問題はあります。三軍と支配下で格差をつけて、三軍を飯場小屋にすることで「なにくそ!」の悔しさを促す、とかはありますけど。


 いずれにしても、せっかく新築するんだったら、そのときにもっと増やしておけば効率的でしたよね、ということを述べたいです。すなわち、計画検討時にあれこれ使い道の可能性を想像する「計画思想」がちょっと乏しかったですかね。
 機能性重視はいいんですが、真っ向から真面目すぎるというか、面白みにも欠けているというか、使い方に奥行きをあまり感じない気がしないでもないです。


 もちろん、最初から部屋数を多くしていたら、寮選手も多くないので、それでは空き部屋も増えます。しかし、部屋が多ければ、普段、ナイター終了時などで選手や首脳陣が宿泊することもできますね。もし夜間、室内練習場で練習したければ、そこの空き部屋に泊まればいいんですから。


 FA移籍の理由の一つになりやすい「メラドへの通勤が苦」とかも言われますが、たまには宿泊できれば楽ですよね。そもそも近傍に宿泊施設が乏しいですから(立川まで出るか、所沢の数少ないボロ宿か)。


 また寮選手も少ないですが、やはりネックは食生活です。選手らは早く寮を出たいでしょうが、もっと寮選手を増やして管理することも、若手覚醒には一手ですよね。


 それらを考えると、もう少し部屋数は増やされたかったですね。


で、この外観センスが、、、
本当に市役所みたいじゃないですか???
公共施設みたいな印象を受けます。


ちなみに、次の写真は
昨年の優勝パレードでも横を通過した
所沢中央公民館です。

ちなみに、
所沢市役所が次の写真です。

公民館も市役所も、
築20年以上じゃないでしょうか。。。
で、どちらかというと、市役所に近いですね


ちなみに、ソフバンの寮が、、、

阪神の寮が、、、ちょっと古いけど、



ところで、西武本社の新社屋は、、、ゴージャス!ですね。。。電車が跨いで行きます。


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【7位】獅子のFA事情に微妙な変化
 これは、正直、10大ニュース入りというより、番外編のネタと思いますが、タイムリーでもあり、ネコ砲も炸裂しましたから、7位まで押し上げました。


 さて、獅子党にとって、FA騒動は嫌な響きしかありません。『FA権を取得したらもう移籍決定!Go!Go!』という空気になるという不安条件反射で必ず思い描いてしまう(中にはそうでない方もいらっしゃるかもしれず、それを否定する気はありませんが)。それは今でもまだまだ変わりませんね。


 西口、中村、栗山と敢えて残る道を示してくれた選手もいますけど、「FA権を取得したら他所へGo!」の選手があまりにも多すぎ、それが獅子党の心を重ね重ね抉って行き、条件反射で反応するほどダメージを食らっておりますね。


 ただ、今年は、今までとはちょっと違う空気も生まれましたね。


 秋山は夢を追いかけ、増田は来年FA権を行使する気が満々が濃厚という空気を醸し出し(「来年1年やらないとFAを取っても意味がない」と意味不明の発言)、牧田は帰国後も戻らず北へ反転してしまったように、例年のストーブリーグと変わらぬ空気がモクモクと濃い状態であることは否めません。


 しかし、何かちょっと変わった兆候も見られましたね。まずFA市場に福田獲得を目指して「久々」に買い物へ出かけました。まあ、買い慣れていないので、小谷野のとき同様に「期待しつつ」も振られてしまいました。今回は予算決定権を握る経営陣を口説くだけの大義名分(「秋山が流出するから」)があったから「獲得に出た!」というところでしょうが、まずは「積極的に獲りに行った行動」はちょっと前に進んだとは思います。


 そして、一番、嬉しい誤算、予想を反したのが『十亀のFA権行使の残留』『金子の複数年契約締結』(「西武もファンもみんな大好き」ネコ砲により獅子党は打ち砕かれました)でした。


 もちろん、十亀&金子に対して西武側が残留のために『好条件』を精一杯提示をしたことが大きな勝因です。


 十亀の場合、本来、あの成績なら減棒コースですから。それが年俸5千万円ちょいから7千万円にアップし、出来高を入れれば多分最大1億円の3ヶ年契約(総額最大3億円)ですから、西武が提示した条件も『好条件』と評価して良いでしょう。


 特にその好条件提示で最も効果が見られた要素は、「十亀に与えた大きなインパクト」ですね。
 今回の主力選手らの契約更改でもそうですが、交渉ですんなりまとめたいのであれば、『相手のプラス方向の驚き』を勝ち取ることですね。すなわち、相手の想像(事前想定)を上回る好条件を見せ、相手に大きなインパクトを与え、相手の心を掌握することですね。


 どうせ払わないと交渉はまとまらないんなら、チマチマとケチくさく払うのなら、どーんと一発で払った方が心証は間違い無く良いですチマチマと上方修正しながら交渉を重ねても、一発目の心証が悪ければ、後手に回るので、逆転するには一発支払いより高くならざるを得なくなる可能性がありますね。


 今回、十亀の交渉後の発言「想定以上の評価をしてもらった」は、西武の評価が大きく十亀の心を響かせた証ですね。


 でも、普通に考えると、FA市場に乗っかれば、他球団からもっと値が上がる可能性はあります。


 今年のFA市場が不昨年だったことも重なっていましたから、もしFA権利を宣言すれば、野上のように金満球団により年俸が三倍まで高騰する可能性がありました。少なくとも倍増は堅いでしょう。福田や美馬、鈴木らを見てもわかるように適正価格を大きく上回る可能性が高いです。つまり『もっと欲をかけばもっと実るかな?』ということを秘めているのがFAドリームですね。


 しかし、十亀も悩みに悩み、結局、『残留』の道を決意してくれて『もっと欲をかく』をしませんでした。
 もちろん、それには「西武球団の誠意」が最低限、その決意の根底にあり(それ無くしては「残留」の決意はほど遠い)、でもそれだけでは残る決意は固まりにくく、やはり「残る」決意に向けては、球団の評価に何か+αするものがあったと考えます。


 そこに考えられるのが、十亀がFA権をどう使おうかを悩んでいるときに、丁度、野上がフェニックスで大怪我をしたニュースが飛び込みましたね。野上はFA移籍から二年間、まともな成績を残せず、むしろ二軍戦で投げることが多く、第二球場にもよく来ています。そこに最終年がその大怪我からのスタートです。正直、このまま消えていく可能性は高いですね。
 それが片岡のように世渡り上手のお調子者(引退翌日には早速、所沢に来てスリスリ、巨人での役職が決まったら音沙汰無くパッたり)なら巨人の指導者で残る可能性もありますが、基本的にFA移籍選手は外様扱いであることに変わりはありません。そのまま消えて、「はい、さようなら」もあり得ます。


 でも、生え抜きとして引退するまで残れば、故障で離脱しても見捨てられにくいし、引退後は残れる可能性は十分あります(特に西武は天下り文化が主流な球団ですから)。


 そう考えると、球団は評価も想定以上にしてくれているし、野上さんの事例もあることだから、それならここは「もっと欲をかくこと」はやらず、球団に残った方が、故障で苦しくなったときも、将来も安心できるかも。残った方が得策かも』と考えて決意したとしても不思議ではありませんね。


 すなわち、欲はかいてもほどほどに。しっかりした評価への喜びを感じ、一方、田中マー君とかのような超一流選手でもないですから、移籍後の不安(腕一本で渡り合う不安定な世界より、今まで地ならしをしてきて足場が固まっている自球団の方が安心)もぬぐえず、それが同時にマッチして『残った方が得策』と思うことができた、とも考えられますね。


 もしかしたら純粋に西武愛もあるかもしれませんが、人間ですから自分の将来(分岐点での選択肢)を考えたときに「自分に対する損得」は考えて当たり前です。その損得は「目先のお金」の人もいますが、(長期的に人生を考えて)そうでない人もいます。


 金子に関しては、増田の方がとどまって、金子の方がFA勝負するという気もしていましたが、現時点では『ライオンズの顔になる』『いつまでもライオンズでやっていく』という気持ちがかなり強くなっていて良かったです。金子の場合、とにかく人気選手ですから、
 この朗報は獅子党にとって喜ばしく、背番号も2→8→7と変える度にグッズが売れ、その勢いに拍車をかけますね。


 確かに、ここで次にFA権を行使するチャンスは4年後であり、その年は源田が最短でFA権利を取得できる年でもあるから、もしかしたら『残るも、残らぬも、ネコ源はいつでも一緒』というところがあるかもしれませんが。


 でも、今、金子はライオンズで大人気ですし、普段、レフトを守っているときに、その背後のレフトスタンドに応援団らに最も近い位置にいますから、親近感も養われいることもあるかもしれません。
 そういう意味から、獅子党の心を射抜いたネコ砲「西武も、ファンもみんな大好き」という言葉が出たかもしれません。


 話は逸れますけど、ちょっとひねくれたな目線で見てみると、金子に関しては、石井の罠がフジテレビを介して金子に及ぶのかな?という心配はありました。ただ、今の金子って『フジ出禁』じゃないよね?という気も。。。当然、『フジ出禁』だったら、石井のフジテレビを活用した魔術は効果がありません


 以前、内野手のとき、プロ野球ニュースでPlay of the Dayに選ばれたことがあり、そのときの解説者・高木氏は「そのPlay of the Dayは認めん!」と話していたことがありました。そう、その直前に大失態のチョンボをしていたんですよね(記憶では2度?そこは忘れましたが)。その頃、フジの某女子アナと付き合っていたときでした。つまり忖度?疑惑があったPlay of the Dayでしたね。
 その後、破局して、復縁して、再び破局と波乱でしたね。


 で、『フジ出禁?』と思ったのは、先日の「好プレー・珍プレー」の番組で最後に流れる好プレーには、あれだけ沢山の好プレーを繰り広げたはずの金子の好プレーが1つも挙げられず、番組が終わってしまったんですよね。ながら見だったので、もしかしたら見逃しているかもしれませんが。
 もしかしたら、昔は忖度したけど、今は破局の余波が???その影響でまさか『フジ出禁』に???
 まあ、今後のフジでの出演状況次第でしょうね。普段のホーム戦はフジテレビTwoが完全中継していますけど。


 本論から逸れて超推測の愚話をしてしまいました。そんなことはどうでもよく、本論に話を戻しますと、金子の場合も、十亀と同様に「超一流」というわけではないから、FA移籍となると上記のような不安はあると思います。
 移籍先では、FA選手という立場もあり、期待の裏返しは大きなダメージになりやすいので、不振に陥れば、一気に干される懸念も大きいですし、そういう選手は歴史的にも多いですね。


 それに反して、球団側は金子に好条件を提示しています。また余計なことを考えず、変な重圧を受けず、慣れた場所でノビノビやる方が集中して力を発揮できる可能性はありますね。


 金子の場合も、十亀と同様、球団は評価も想定以上にしてくれているし、源田もいるし、秋山さんがいなくなってその穴をオレが埋めなければ、チャンスでもあると思うし、慣れた環境の方がそれに集中できるし、ファンもみんな後押しをしてくれるし、それならここは「もっと欲をかくこと」はやらず、球団に残った方が、故障で苦しくなったときも、将来も安心できるかも。残った方が得策かも』と考えて決意したとしても不思議ではありませんね。


 一応、西武自身、GMが世代交代してナベ奉行の時代に突入し、色々とちょっとずつと変わろうとしていることは伺えます。その効果の兆候として、十亀や金子のような「残留組」も現れ、獅子のFA事情がちょっと変わり始めつつある可能性はあります。


 また今後の世代は、世代交代前の苦しい時代の不満を味わう経験が薄まってきますから、あとはナベ奉行が巧みに上手く運営するとともに、代々伝わる「移籍した方が儲かるぜ!」空気を薄めていくことが必須ですね。
 それでも外野から、あの手、この手で魔の勧誘手が選手らを蝕んでいきますから、警戒は緩められませんね。まあ、自主トレとか、球団の目の届かぬ処でやられるから厄介ですね。


 ただし、本来、「その残留したくなる」という流れは、FA移籍をしても、そこまで不安を抱えぬ超一流選手ら(森、源田、山川ら)にも及ぶようにならないとダメですね。
 その超一流選手(主役級)がとどまるか?流出するか?でそのチームの命運が違ってきますから。


 さて、今日は10大ニュースの7~10位を整理いたしました。10大ニュースの6位以上と、今年のライオンズを表す漢字一文字は、また改めて、書かさせていただきたいと思います。勝手に決めてしまっていますが。


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【番外編①】
とにかく沢山打たれました(´;д;`)
 今年の西武投手陣の防御率は4.35、WHIP1.42など、めちゃめちゃ悪かったですね。


  またチームの投球状況を例えば、tRA(パ各球団)で見ると、西武以外は全体が4.2前後で集まっていますが、西武だけ群を抜いて高いです。セ球団も全体のtRAは概ね3.8~4.4で推移し、ヤクルトだけが4.62となっています。
 先発の5超も高すぎますね。セ球団で高い中日で4.80、ヤクルトで4.85です。まああれだけ打たれていたら、、、そりゃ、ね。。。


 西武:全体4.89(先発5.04、救援4.56
 ソフ:全体4.15(先発4.42、救援3.65)
 楽天:全体4.23(先発4.55、救援3.67)
 ロッ:全体4.21(先発4.21、救援4.15)
 ハム:全体4.17(先発4.45、救援3.83)
 オリ:全体4.19(先発4.24、救援4.05)


 ちなみに、過去5ヶ年を見ると、やはり年々高まっており、先発の悪化(先発の崩壊)が大きく響いていますね。


 「いねぇーんだよ」の田辺政権時代からさらに「いねぇーんだよ」の深みにハマっていますね。


 15年:全体4.22(先発4.33、救援3.99)
 16年:全体4.01(先発4.08、救援3.88)
 17年:全体4.08(先発3.96、救援4.24)
 18年:全体4.58(先発4.58、救援4.79)
 19年:全体4.89(先発5.04、救援4.56)



tRAは奪三振・与四球・被本塁打の3項目に加え、フィールド内に飛んだ打球の質(ゴロ・内野フライ・外野フライ・ライナー)まで細かく評価し、打球の運や守備力の影響を排除した仮想的な失点率。9イニングを投げた際に喫すると推定される失点の形で表されます。通常の失点率が「実際に何失点したか」を表すのに対し、tRAは「何失点分に相当する投球をしたか」を表すようなものです。


 今年は「これでもか!これでもか!」と打ち込まれることが、もう止まらない、やめられない大惨事も。。。『完膚無きまでに叩き潰されました!』という試合も目立ちましたね。。。


 例えば、平成最後のホームゲームでは、鷹を相手に光成が崩れ、高木が止められず、泰雄もぐだぐだ、途中追い上げて少しでも差を縮めようとしてますが、最後は大将が轟沈して11点差の大敗。
 このとき、平井らもブルペンで準備をしており、下手したら、出していたかもしれない愚行の危機もありましたね。


 レオが試合後にこんなことを書き残しましたね。でも、それが笑いになる日が秋に来ましたね。ただ、その直後のCSでフルスペックの鷹に吹き飛ばされましたが。。。


 そして、鷲にも大量失点からの大敗北もありましたし、やはり一番の大敗は、真夏の夜の夢、地獄絵図となった20被安打20失点のオリ戦でしたね。。。こんな試合、プロの生観戦で初めてみました。完全に別のスポーツと化していましたね。『敗戦処理班がいねぇーんだよ!』状態でした。


 20失点目のときは、三塁側スタンドから拍手が沸いてましたね。おかわり君がもう笑ってましたね。笑うしかない大惨事でした。


 でも、その次試合で鷹を相手に、まさかのヤフオクで、千賀が奇跡的(神がかり的に)に一瞬崩れた隙をついて、1イニングで9得点を奪うという大荒れ野球を繰り広げ、でも8点失っているんですが、めちゃめちゃな野球をやって勝ってしまいましたね。


 大波・小波、右へどんぶらこ、左へどんぶらこと、相変わらず、めちゃめちゃ野球を繰り広げる獅子軍団です。
 まあエンターテイメント性は高まりますけど、バカゲームと言えば、バカゲームですね(^O^)


 まあ、昨年の8点差を逆転した試合も、ある意味で、相手自滅のバカ試合で忘れられぬ観戦になりましたが、こちらはこちらで忘れることのない「思い出」のバカ試合でしたね。