下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【新外国人】ギャレット投手は?公表された分析結果を見ると。

例年、Baseball Geeksでは
新外国人の分析が行われて公表されています


今回は西武の新外国人ギャレット投手の特集でした。


詳細はこちらをご覧下さい。

分析結果を見て簡単にまとめれば
①球種はストレートとスライダーの2種で
 投球球種構成の約9割を占めている。
→ストレートとスライダーしかない。
 ※ストレート=4シームと仮定


②ストレートの回転数はMLB平均程度
 ※カスティーヨよりは100rpm程度多い


③ストレートはシュート変化が大きいが、
 ホップ変化も大きい
→シュート変化が大きいと抜け球が心配
 特に制球力が無いだけに。
 でもホップ変化が大きいのは
 ノビのあるストレートを放ることが期待でき、
 空振りも奪いやすい可能性があります。


 もちろん、力学的に考えたら重力があるので
 球が這い上がる、浮き上がることはありません。
 普通は重力の影響で投げた球は下がってきますが、
 ホップ変化が大きいというのは
 その下がり方が小さいということです。
 打者から見ると
 その落下地点を普通にイメージしているので
 相対的に浮き上がるように見えるわけですね。
 そして、その感覚誤差から球がノビるように見え
 打ちにくくなりやすいですね。


→またインハイが有効になりそうです。
 (エグるようにシュートしてホップ変化があるので)


④スライダーは左右に曲がるよりも
 縦スライダーのように落ちる系
→その分、空振りを奪いやすい可能性があります。


 ※一般論でデータが少し古いですが、
  打者は内外角に外れるコースは
  意外と我慢できますが(スイング率20%前後)、
  高低の変化となるとほとんど見境がない
 (スイング率40%前後)傾向にあります。
  それだけに縦スライダーは魅力です。


これを見ると、球種は少ないけど
まあ、あと一つ変化球が欲しいですが、
シュート回転したりして抜けなければ
ストレートはホップし、スライダーは縦に落ち、
パワーのある重い速球を投げ、
勝ちパとして期待が持てそうです。


ただし、成績そのものには不安が否めないですね。


2018~19年のAAA成績を中心に見ます。


【2018年】16試合19回
防御率2.84 WHIP1.63 被打率0.309
四球率2.84 三振率7.11 GO/AO1.47


【2019年】34試合40回1/3
防御率4.91 WHIP1.66 被打率0.300
四球率4.24 三振率8.93 GO/AO0.81


ちなみにMLBでは
四球率7.63、三振率5.87と
四球の方が多いヤバい状態です。


ちなみにマーティンは、


印象としては
『被打率が高く奪三振率が低くなった
 若いノーコン・マーティン?!』
ですね。


ちなみに、渡辺GMも制球力の悪さは認めます。


ただ制球力は大きな不安材料ですが、
あのホップ変化量があって、縦スライダーもあるのに
被打率が高すぎることと
奪三振率がそこまで大きくないことを鑑みると
打者にとって、その変化量はあまり脅威ではなく、
球種の少なさも響いているかもしれません。


いずれにしても、ノリンは勝ちパタイプではなく、
今はヒースも、マーティンもいませんから
このギャレットには勝ちパとして活躍してもらわないと困ります。


ハズレている余裕はありません。


ただ、まだ来日してない?
キャンプに参加していましたっけ?


報道も松坂ばかりなんでよくわからなくなってますが。


確か奥さんがご妊娠中とか。。。
確か2月5日から合流と言っていた気がしますが。


一応、来日はしているような感じですが。


今年は開幕が早いだけに間に合うなら良いけど。


まあ、とにかく制球力が最大のカギですね。
制球力がボロボロは通じないですから。


このギャレットの年齢時に
ノーコンボーイだったサファテのように覚醒すれば良いですが。
ただサファテの被打率は当時でもめちゃくちゃ低かったですが。