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NPBも新コロナの波に呑まれて開幕延期!まだ4月にやれればいいが、専門家も「1か月、半年、1年のスパンで考える必要がある」とのこと。この「歴史的緊急事態」はどうなるのか?

ついにNPBも新コロナ旋風の波に呑まれて
開幕延期を決定しました。

プロ野球、公式戦開幕の延期決める「遅くとも4月開幕」
2020年3月9日 17時55分(朝日新聞D)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は9日、臨時の12球団代表者会議を開き、
今月20日に予定されていた公式戦の開幕延期を決めた。新たな開幕時期については12日の代表者会議で話し合うが、斉藤惇コミッショナーは「遅くとも4月中の開幕を目指す」と語った。プロ野球の開幕が延期されるのは東日本大震災があった2011年以来。
 この日の午前、NPBとサッカーJリーグが合同で設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会合が東京都内であり、感染症の専門家チーム(座長=賀来(かく)満夫・東北医科薬科大特任教授)から「開幕を延期することが望ましい」との助言があった。これを受けてNPBは急きょ、代表者会議を開いて対応を協議し、開幕の延期を決めた。
13日から始まる2軍のウエスタン、イースタン両リーグは、3月いっぱいは無観客の練習試合とする。
 専門家チームは開幕延期を提言した理由について、感染者数の拡大が続いていることや、観客や選手への感染リスクを下げるための対策準備に時間が足りないことなどを挙げた。観客が入場する際の体温測定機器の導入や、消毒液の準備なども必要とされ、現状では物資が不足して準備が難しくなっている。


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なお、専門家らのコメントは以下の記事の通りです。

プロ野球開幕、専門家は“時期尚早”と延期を提言
「感染をゼロに抑えられる準備を」
3/9(月) 18:05配信 


「コロナ対策連絡会議」には3人の専門家が参加、助言や提言を行った
 プロ野球の臨時12球団代表者会議が9日開かれ、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、20日に予定されていたセ・パ両リーグの公式戦開幕を延期することを決めた。これに先立って日本野球機構(NPB)は9日、第2回新型コロナウイルス対策連絡会議を東京都内で開いた。専門家チーム3人は、いずれも開幕は延期が望ましいと助言。これを受け、NPBの斉藤惇コミッショナーは「現時点で開幕延長はやむを得ないと思っている」と見解を示していた。座長の賀来満夫・東北大名誉教授をはじめ3人はいずれも、予定通り試合を開催するには準備不足であることを指摘した。3人の見解は以下の通り。


○座長の賀来満夫・東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授
新型コロナウイルスが抑制できるか、まだ見通しが立っていない。チーム、チームスタッフ、その家族をどう守るか。現時点で感染予防が徹底できるか。観戦者をチェックする体制をしっかり準備する必要がある。細やかな対応が必要だが、危機管理の面からしっかり準備をして開幕するのが望ましいと意見を述べた」


○三鴨廣繁・愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授
「どうしたらより安全に試合を開催できるか。新型コロナウイルスは家族感染が多く報告されており、チーム、スタッフ、家族への教育・啓蒙のための時間をとってほしい。そう考えると20日開幕は厳しい。不特定多数が来場される状況を考えたとき、マスクや消毒用アルコールなどが不足する中、準備に時間が足りない


○舘田一博・東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授
「新型コロナウイルスは日々新たな情報がもたらされている。そういう状況でスタートするのは危険が大きい。新型コロナウイルスはインフルエンザのように暖かくなれば消える感染症ではない。1か月、半年、1年のスパンで考える必要がある。感染をゼロに抑えられる対策を取れるかということです」


 ファンを集めて試合を開催するにはサーモメーター、体温計、アルコール消毒などの準備や、球場内特にトイレを常に清潔に保つための人員が必要で、これらの全ての準備が整うことが必要であると専門家チームの3人は指摘している。


 2リーグ制開幕後のプロ野球の開幕延期は、東日本大震災が発生した2011年以来2度目となる。9年前は3月11日の震災を受け、同25日に予定されたセ、パ両リーグ開幕戦が4月12日に延期となった。


 専門家チーム3人の助言を踏まえた上で、斉藤コミッショナーはファンを集めての143試合開催を念頭に、12球団と話し合う考えを示している。今季は東京五輪開催で変則日程のため代替試合を組む余裕は少ない。2020年のプロ野球はどのような形でいつ始まるのか。ファンならずとも気を揉むところだ。
片倉尚文 / Naofumi Katakura


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国の方は「今が正念場」という意気込みで対応し、
「歴史的緊急事態」にも指定するとか。。。


正直、3月中に終息すれば良いですが、
今まで被検査者が少なすぎたところに対して、
今の対応として、
被検査者数がもの凄く増えるよう力を入れているわけですから、
被検査者数(分母)が大きく増えれば、
感染者も爆発的に増える
可能性は十分高いので、
終息するどころか、逆に深刻化しそうですね。


もちろん、終息の判断は、
基本的に増加速度(増え方)に着目して評価するでしょうが、
(増加し続けていても、その速度が落ち着くのを待つ)
被検査者数の問題のほかに、
前述の専門家・舘田教授がコメントされているように、
新型コロナウイルスはインフルエンザのように
 暖かくなれば消える感染症ではない』ということも
結構、重要になりますね。


細胞にしても、菌にしても、
それぞれが「生息・生育するのに適した温度」を有しています。
新型コロナウイルスが増殖するのに適切な温度
もし4~5月の気温に該当していたら、
4~5月に脅威を振るう可能性もあり得ますね。


現在においては、
新型コロナの増殖しやすい最適条件(気温、湿度等)
未知でありますから、それを鑑みたら、
注意すべきタイムスケールは
最大で1年間を見据えざるを得ないところです。


それ故に、舘田教授がコメントされている
「1か月、半年、1年のスパンで考える必要がある」
当然の話であると思います。


まあ、政府が設けている
新型コロナ専門家会議では、
「本日時点での日本の状況は、
 爆発的な感染拡大には進んでおらず、
 一定程度持ちこたえているのではないか」
と見解が述べられました。

ただ「単に検査者数が少ないから感染者数も少ない」だったらでは
確かに数は「一定程度持ちこたえている」けど、
そういう評価を下すのは危険ですね。


また「無観客試合」案に関しては、
専門家の委員長から提案されましたが、
NPB側は「最後の選択肢。あり得ないに近い選択」と下しました。
基本的に放映権で全球団が潤うMLBとは異なり、
損失が大きすぎますからね。
なお、今回、オープン戦は無観客で行い、
12球団の合計で6億~7億円程度の赤字になったそうです。
本番の公式戦になれば、
その赤字額ももっと甚大になりますね。
(チケット価格を考えただけでも自明)

NPB斉藤コミッショナー、143試合開催を念頭 無観客は「あり得ないに近い選択」
2020.03.09

<前略>
 新型コロナウイルス感染が広がり、収束が見通せない中、
専門家チームの1人で座長を務める賀来満夫東北大名誉教授は、一例として無観客試合を一定期間設ける案を示したが、斉藤コミッショナーは「最後の選択肢。あり得ないに近い選択」とし、観客を集めての143試合開催を第一に考えていくことを明かした。


 賀来氏は「延期」を提言した理由に「コロナウイルスが抑制できる見通しが立っていない中、感染予防を徹底できるか。完璧な入場チェック体制を整えられるか難しい。しっかり準備して開幕した方がいい」などと説明。さらに、公式戦の実施策として1つの例として「無観客試合を一定期間設けて、1/3、1/2と段階的に増やしていくことも考えられる」と述べた。
 これに対して斉藤コミッショナーは「試合を実施するには万全の態勢を敷かなければいけない。今の段階では延長はやむを得ないと思っている」と語った。開幕時期は今後の12球団代表者会議などで詰めることになるが、「極力143試合をやりたい」とペナントレースの143試合開催を念頭に置き、無観客開催については「最後の選択肢。ありえないに近い選択だと思います」と否定的だった。
 開幕時期が定まらない中で、観客を集めての143試合を実施できるか。斉藤コミッショナーの舵取りが注目される。

(片倉尚文 / Naofumi Katakura)


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「ファン守るため」プロ野球延期決断
経営面も無観客で大打撃 オープン戦7億円赤字
3/9(月) 22:33配信 (毎日新聞)

 12球団代表者会議の後の記者会見。セ・パ両リーグの開幕延期という苦渋の判断を下した斉藤コミッショナーは「プロ野球として我々はどう行動すべきか。選手、スタッフ、家族を守り、そして何よりファンを守りたい。同時にプロ野球の文化を守らなくてはならない。そのための決断」と語った。

 もちろん、選手やファンらの新型コロナウイルスの感染を防がなければならない。NPBとJリーグの「新型コロナウイルス対策連絡会議」の専門家チームから「マスクや消毒液などが不足しており、試合開催の準備は簡単ではない」という趣旨の指摘を受けた。そこで選手やファンらの健康を第一に考え、12球団は「延期」を選んだ。


 一方で、各球団からすれば、公式戦をオープン戦同様に無観客で開催しては「赤字の垂れ流しになる」(球団関係者)。開幕を延期して観客を入れ、143試合を維持したいのは当然だ。死活問題になる。
 実際、先月29日からオープン戦を無観客で開催しているが、12球団の合計で6億~7億円程度の赤字となっているという。ここ数年、プロ野球はセ・パとも好調で、昨季の1試合平均の観客数は3万人を超えた。ある球団の元幹部によると、少し前の公式戦1試合平均の入場料収入は約7000万円これに飲食代やグッズの売り上げも加わる。無観客の場合、警備スタッフなどの経費は抑えられるものの、1試合開催するごとに大きなマイナスとなるのは間違いない。


 東京オリンピック開催で、プロ野球は7月21日~8月13日に公式戦を中断するため、元々、窮屈な日程を設定。新型コロナウイルスの感染拡大がいつ収束するか見えない状況の中で、12日の12球団代表者会議でどういう答えを出すか。五輪期間中の公式戦開催などあらゆる方法を探る。【中村有花】


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問題は、この後の日程変更の調整ですね。


昨日の本ブログでは、
想定される粗々な選択肢を記しましたので、
参考までに添付します。


ただし、それらは比較はせず、
あくまで、その選択肢を選んだ場合に
想定される影響(良くも悪くも)のみを粗々に列挙し、
詳細な手法(いつをどうするなど)までは
それなりの検討が必要なので記してません。
(それを講じたらこういう効果と影響が生じるなど)


でも「試合数を減らす」を採用した場合、
延期期間も3月一杯では済まないので、
130試合より減る可能性は高そうですね。



ただ、⑤で挙げた「極寒環境」の話ですが、
元々の日程において、
CSが10月24~11月2日、
日本シリーズが11月7日~15日と
既に11月に突入していましたね。


その元のスケジュールでも
ファン感のときの寒さを鑑みれば、
メラドで日本シリーズは酷であり、
野外の仙台は論外ですね。。。
それがもっと遅延すれば、12月に突入ですね。


なお、今日のコミッショナーの発言は、
報道ステーションがまとめた箇条書きを拝借すると、
(もちろん決定事項ではないです)

いずれにしても、
今後の日程変更調整に関しては、
選択肢としては色々考えられますが、
どの選択肢にも一長一短あります。


しかも延期は3月一杯ではなく、
4月半ばまで突入したから日数が足りません。
(下手したらもっと延びる恐れも)


それらを鑑み、最終的にその条件下で
あれこれ吟味して頂いて、
ベストの決断をされたいですね。


ただ、今年の春キャンプで故障者続出したソフバンは、
恵みの開幕延期になるのか?


しかも、もし日程がカツカツになったら、
それこそ選手層の厚さがモノを言いますので、
ソフバンは優位に立てる可能性があります。
(逆に負傷者が増えたりして・・・)
こちらライオンズは、自転車操業になりそうですね。


正直、ライオンズから見れば、
そのソフバンの可能性は嫌ですね。。。