下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

3/14ヤクルトOP戦in降雪極寒メラド:若獅子アピールデー!出でよ吠えよ若獅子たち!

獅子軍団は、
40日41泊の長き修行旅路を終えて所沢に帰参し、
昨日、新装メラドのこけら落としとなりました。


無観客ではありましたが、
その記念すべき一戦を祝うように
打線が山賊化して快勝したのは良かったですね。
ナインも気分良く調子が上がるきっかけになります。


ただし、昨日は「天敵・石川から得点を稼ぐか?」
が大きな試問となる一戦でした。


開幕が延期されましたが、
元々開幕投手の予定で準備も整いつつあった天敵・石川。
獅子は、
技巧派左腕を元々苦手(巨人時代の内海もそうでした)
としていますから、
仕上がりつつある天敵を相手に良い試験機会でした。


特に、相手投手次第で結果が変わること
それは当たり前なんですが、
獅子の場合、天敵も多く見られ、
「相手投手次第で結果が大きく変わる」
(不調・格下には大暴れ、天敵には閑古鳥)
顕著であること
に前々から課題があります。


正直、昨日のヤクルト戦でも、
結局、その課題を改善できず露呈した一戦
(対石川△、対格下◎)になった
と思います。



さて、今日の試合に入る前に1つだけ。


先日、楽天TVで中継していた楽天とのOP戦について、
私自身が楽天TV会員に入っていないので
観ることができなかったわけですが、
首都圏さんから、こちらの記事を受けて情報を挙げて頂きました。
追伸の部分ですね。


首都圏さんには、情報を下さり、誠に感謝しております。


首都圏さんのご意見では、
「タンパリングTV会員であれば無料で視聴できます」
「タンパリングIDを持っていればOKです」
「タンパリング系列にお金を落とさないですが、
 利用できるところは利用してやります
というところです。


首都圏さんが仰るように
「利用できるところは利用してやる」という考え方は、
私自身も100%賛同しており、
そういうことは大事と思います。
しかも、お金を落とさずにそれが利用ができるわけですから、
無料期間を有効に最大限に活用するというのは
それは賢く、私も人にはそそちらをお勧めします。


ただ、ここからは個人的な話、
個人の気分的な話になりますが、
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではないですけど、
「タンパリングID」を持つのも嫌なんですよね。
楽天(タンパリング(^_^))ポイントも無料で入手できますが、
個人的に登録、ポイントも集めていません。
まあ今の私生活で必要とならざるを得ていない面もありますが。


もちろん、ある意味、
私自身、駄々を述べていることは否めませんが。


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さて、今日のヤクルトとのOP戦については、
まずメラドもこの時期では極寒環境下にあり、
所沢地方は雪まで降りましたね
(都内も降ったとか)

森地蔵もベンチで固まっていました。


新コロナではないですが、
昨年、松本が肺炎で離脱したなどのように
この寒さで体調を崩さぬよう注意されたいですね。
出場しなかった選手らも
この極寒でベンチでずっと座っていただけですから、
身体も動かさず、逆にもっと寒く、
出場による疲労は無くても、負担は大きいですから。


で、今日の試合は、
スタメンを見てもわかるように
西武&ヤクルト双方とも
若手を試す方向で戦いましたね。

なお、今日の結果です。


愛斗はB班へ降格しましたが、
上記スタメンの若手の他に
戸川、高木、岸、齊藤誠、
あとは、おっさんですが、
水口、森越も出番がありましたね。


山川だけは4番で出場しましたが、
(本人の意志という気もしますが)
ヤクルトも村上が4番に入っていたので、
どちらも投手陣も調整しなければなりませんから、
強打者皆無では、それに役立たないので、
お互いで示しあっての練習試合だった?
という気がしないでもない気もします。
(あくまで推測です)


もちろん寒かったこともそれを促したでしょうが、
(寒くて主力に負傷されても困る)
どのみち開幕の延期が決定したわけですから、
その決定時に辻監督が
「若い選手を競わせている中で、
 さらに試せそう」と話されていたように、
今日のような練習試合は、
その空いた時間を有効的に使う良い機会
になったと思います。


あとは若獅子らが、
そのチャンスを活かしてアピールをきっちりし、
レギュラーを勝ち獲ることへ
大きく前進あるのみですね。


しかも、今日はヤクルト投手陣も小川が先発しており、
西武の方もニールや松本などが登板しました。


彼らから見れば、抑えて当然の相手ですけど、
若手らから見れば、
小川らを打って名を挙げたいところですね。


小川らから打てば、その価値は増します。
それ故に、若手らにとって、
敵将討ち武功を挙げる絶好の機会ですから
やる気スイッチが
即ONになる一戦とも言えましたね。


ただ龍世が自打球で足を痛め、そこを我慢し
(気力の方が痛みを超えた、という方が正しいか)
その後、守備面で影響しましたが、
負傷だけは気をつけて欲しいところがありますが。


いずれにしても、そういう背景から、
今日の試合で最も興味深いところは、
その若獅子ら(特に野手)の部分になりましたね。
出でよ吠えよ若獅子たち!です。


そこで打撃の詳細成績を次ぎに示します。


全体的な話をすると、
小川に対して序盤の一巡目は良い攻撃を見せてくれました。
これはそれなりの価値があったと思います。


ただし、今日は極寒な状況下でしたから、
小川もなかなかエンジンが掛からなかったのも確かでした。


しかし、打者二巡目に入り、
小川もエンジンが掛かってくると、
手玉に獲られてしまい、
格の違いを見せつけられる場面
も目立ちましたね。


二番手の五十嵐は山川を歩かせましたが、
三番手の近藤も含めて、
もの凄く好調だったというわけでは無かったですが、
若獅子らは、手玉に獲られてしまい、
格の違いを見せつけられて抑えられました。


このあたりが
3回以降、得点を稼ぐことができず、
全体の安打数も5個で止まってしまったこと
に大きき響きましたね。


獅子は打線が売りであり、
獅子威し打線のレベルは半端ないわけですが、
(12球団最弱の投手陣で連覇ですから)
一方、ファームになると、
その「強力打線」のイメージは陰り、
むしろ貧打傾向にあるのが実態であり、
そこが打撃のチーム内格差問題へ大きく響いていますね
(レギュラー&非レギュラーの格差)


※2019年チーム打撃成績(イ-スタンL)


http://www.baseball-lab.jp/league/farm/


そこが獅子の弱点でもあり、
今日はそれを感じさせた一戦にもなったと思います。


龍世は1打席目の自打球で足を痛めたことが
後のプレーに左右していた印象がありましたが、
 〇その1打席目、踏み込めず
  ただ振るだけとなった空三振
 〇4回表、西浦の三ゴロで
  捕球後に転びながら二塁送球がやっととなり
  併殺奪えなかったこと
 〇最後の速い球に差し込まれた2打席目。
  足が痛くて踏み込めず、振り遅れたか。
今日は三タコに終わり、
好調だった川越も4タコで終わりました。


現在、若獅子らの期待度筆頭の龍世川越
一軍投手を相手に結果を出せなかったのは痛かったです。


山野辺についても、
3打席目全てでタイミングが全く合ってませんでした。
全く打てる気がしない3タコでした。


将平は、
2打席目がギアの入った小川に全く手が出ませんでしたが、
粘るに粘った1打席目は価値のあるアウトになりましたね。
3打席目は、一二塁間を割りそうも、
二塁手が深く回り込んで止められましたが、
売りである足を活かして内野安打を打ちました。
まあ山田が暴走してしまったですが。


詳細は前述した上表のとおりですが、
やはり、レギュラーを勝ち獲るためには、
相手レベルが上がっても「結果を残すこと」
しかも、その相手で安定して活躍すること
最終的な評価においては、
その点が重要な試問になりますね


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一方、投手陣については、


先発したニールや3番手の松本に関しては、
抑えて当たり前の相手であったわけですが、
燕打線を難なく抑えたと思います。


ニールに関しては、立ち上がりで
寒かったからなのか?(息も白い)
捕手の要求通りに球が決まらなかった面があり、
走者も出しましたが、
ゴロアウトを集めて難なく抑えました
チェンジアップも落として
相手に空を切らせた場面も魅せました。
失点は許さず、勝負強さを示しました。
(格が上だった、というところですけど)


松本は、
ストレートとカーブを有効に駆使して
緩急を活かして、相手を抑えました。
投球内容としては、
監督も「入団以来、最高」と評していましたけど、
まあそこまではなくても、
順調な好投振りを魅せたと思います。
あと良かった点は、
3イニングを37球(平均12球/回)
球数を節約して済ましたことは大きいです。
球数が嵩むこと
長いイニングを投げることができぬ

大きな一因になっていたのが昨年からの課題でしたから、
球数を節約できる投球は、その観点から評価できる点です。
やはり、ストライク先行
(無駄球少なく)でカウントを稼ぎ
三振を増やしたこと

球数節約に大きく効いたと思います。


相手が格下でしたが、寒さの影響を鑑みると、
二人とも順調な好投を示したと思われます。


また松本らが制球乱れなかった面もありましたが、
柘植も緩急を活かしたり、好リードをしたと思います。
第三捕手争いで楽しみな存在になりそうですね。


一方、アピールしなければならない立場で登板したのが
2番手の、4番手の森脇、5番手の田村でしたね。


については、
中村にチェンジアップが落ちきれず、
捕らえられましたが、
廣岡にはしっかり落として
空三振を奪って失点を許しませんでした。


森脇については、
先頭の宮本をストライク先行で追い込んでいたのに、
B1S2から歩かしてしまったことは
もったいなく、
そういう無駄な与四球は避けたいですね。


ただし、出塁を許してからはギアが入ったか、
冷静に牽制で刺して後続を許しませんでした。
上田に対する外角低めにズバっと決めた角度のあるストレート
塩見に対する空を切らせた落下のあるフォークは良かったです。


田村については、
吉田大成に粘りに粘られ、
粘り負けして歩かしたのは痛かったでしたね。
これも無駄な与四球になりました。
西浦とかに甘い球はありましたが、
一応、無失点で切り抜けました。
まだ危なさを兼ね備えていますね。


ただし、一死一塁の場面での古賀は、
緩いカーブを強引に流そうとして引っかけ、
二塁手へ真正面となり、4→6→3の併殺コースでしたが、
セカンド水口から
ショート森越へ送球されたまでは良かったですが、
その森越が捕球して二塁ベースを踏むものの、
一塁へ送球しようとしたときに球を落として
一塁へ投げられず、併殺を奪えません
でした。
しかも二塁ベースをしっかり踏んだか?否か?がリクエストに。
一応、二塁はアウトのままでしたが、
守備が売りのはずの森越が
送球できず併殺奪えずはダメ


森越守備が上手いという触れ込みでしたが、
春キャンプから1ヶ月半が経過しますけど、
不安定な守備が重ねて目立っています。
しかも、二軍戦で打率2割前後という成績を
長年続けていただけに、打撃に期待はできません。
求めるモノは、好守ではなく、
安心できる安定した守備です。
ミスをするようであれば、存在価値は無く
恭平、熊代、水口でコトは足ります。


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とりあえず、
今日は若獅子アピールデー!となり、
その試みは良かったのですが、
残念ながら、
一軍投手を相手に
アピールできた収穫は少なかったです。
逆に、全く打てる気がしないという打席も目立ちました。


若手が覚醒・台頭することは
そう容易いことではないです。
(容易ければとっくに出現している)
しかし、今の獅子の戦力状況を鑑みると
若獅子の覚醒・台頭無くして繁栄は見込めなく、
それは来年以降も含めた
中長期的視野においても
不安を大きく残す超重要問題と言えます。


出でよ吠えよ若獅子たち!


まあ、明日は四十路のおっさんが投げますが。。。