下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

新コロナに負けず『サンデー松坂』もう一度?! デースケ・マジック効果を発揮させるには?一方で亀マジックも見たいぞ!

世界的に脅威を振るう新コロナ旋風により、
東京五輪も延期が決まり、
プロ野球の開幕は早くて4月24日
当面の一軍練習試合も中止と、
自粛ムードが濃くなっています。


変なおじさん、バカ殿様の志村けんさんも
新コロナに感染されたとか。。。
早くお元気になることを願ってます。


一応、二軍戦での練習試合は行われているみたいで、
29日(日)の二軍戦で
「サンデー松坂」がまた試されるそうですね。


ところで、今の松坂にとっては、
1)相手が打とうとするときに、
  芯を外してゴロ凡打を打たせること、
2)相手打者のタイミングを狂わせることにより
  相手を翻弄させること、
が武器になります。


球威があるわけではないから、
一発被弾とかもあり得る話なので、
打たせて獲るなら、球種こそ違えど、
ウルフのような
ゴロアウトの魔術師になってもらいたい、
ゴロアウトの山を築くようになって欲しいですね。


だからゴロアウトの数
上記①でのポイントの一つになると思います。
(バロメータの一つ)


ただし、上記①は諸刃の剣です。
甘い球と思わせて、相手に手を出してもらい、
相手が手を出すときに、球が動いているから
芯を外してゴロアウトの餌食にしていく
わけですが、
(ある意味、ウルフやニールの如く)
球が思うように動かず(制球できず)
高めなど打ちやすい所にそのままハマったり、
簡単に捕らえられてしまったら、
もう炎上コースまっしぐらになります。


ただそれには制球力がカギですね。
高めに集まるのは危険だし、
抜け球オンパレードも厳しくなります。


ウルフも高めに集まると、
ゴロアウトを奪えず厳しくなっていましたね。


制球力に関して、与四球率(BB/9)で見るなら
晩年ウルフを考えれば2.5以内に収めたいですね。


無論、内角を厳しく攻めたりすることも必要ですが、
それも抜け球多しは辛いですね。
やはりそれなりに球を制御できる制球力は欲しいです。



前回の日ハム戦(20/03/22)では、
抜け球もオンパレード高め多く
2回表など、球が制御できぬ状況に陥ってましたね。


ニッカンからの抜粋です。
日ハム戦(20/03/22)での松坂投球コース分布


下表は1球毎の松坂の投球内容です。
これをベースにコメントを記載していきます。
ただし、下表は観戦中にこちらで勝手に記録したものなので
上記のニッカンの分布と差異があることはご了承下さい。

一般的に「高め」&「低め」を考えたとき、

低めの方が高めより打球速度は速くなる。
 低めの方がバットのヘッドの加速時間が長い分、
 スイング速度が速まりやすいから。
低めの方が高めより打球角度が小さくなる。
 低めの方がダウンスイングになりやすく、
 高めの方がアッパースイングになりやすいので。
 またダウンスイングになりやすいから、
 低めの方が球の頭を叩いてゴロ打が出やすいですね。
低めの方が高めより打球の飛距離は短くなりやすくなる。
 上記①で打球速度は速くても
 上記②で打球角度が小さくなるから
 打球も飛びにくくなりますね。
高めの方が低めより空振り率は高まる。


※出典


ただし、『低め』に関しても
最近、流行りの『フライボール革命』
すくい上げるようにアッパースイングをされると
球威がなければ、辛いものも生じてきますね。


昔でも、阪急のブーマーとかは
『低め』が得意で周囲を驚かせたものです。


山川も今年はコンパクトにミートさせて、
インパクト時に力強く振り抜くフォームに変えており、
アッパースイングをさらに意識するようにしています。


【西武】山川穂高のスイング ”横”から”縦”へ改造中

【西武】シンプルに、広角に 本塁打王山川、打撃改造中


そして、上記④の観点から
『高め』だって武器になるのですから
『高めだからダメ』とも言い難いところはありますね。


松坂が鶴岡から奪った空三振や、
15日ヤクルト戦で山田から奪った空三振は
高めのカットボールで空三振を決めましたね。


ただし、高めで空振りを奪うなら、
それなりの球速が欲しいです。
速い球を力一杯、高めへ投げて空振りさせたいですね。


すなわち、『高め』で空振りを狙うなら
ある程度の速い球は欲しく、
そこに回転数が多くノビのある球か、
回転数が多くなくても
ホップ変化量が大きくなかなか垂れない球だと
さらに空振りを奪いやすくなりますね。


とはいっても、
今の松坂に往年のスピードはないですし、
今では130km/s台前半がやっとですね。


ただし、130km/s台前半でも
緩急を活かすことにより、相手が体感的に「速い!」
と感じさせることができれば、
若しくは、
相手が「速い球」と読ませることができなければ、
山田や鶴岡のように「空振り」を奪いやすくなりますね。


しかし、日ハム戦の場合、松坂の「高め」と言っても
上表を見ると、「高め」は35球(全体の41.7%)あり、
そのうち18球(高めの51.4%)は『抜け球』だったですね。


『抜け球』でも抜けた分、タイミングを狂わすことがありますが、
さすがに『抜け球』オンパレードは厳しいですね。


『抜け球』ということは、
ボールに伝えるべき力がしっかり伝わっていませんから、
ストライクは入らないですし、
ゾーンに入っても、ぶっ飛ばされますね。。。


結局、デースケ・マジックの効果を発揮させるのなら。
球を制御できるよう、投げたい処に投げることができるよう
制球力を確保することはもちろん、
1)相手が打とうとするときに、
  球を動かして芯を外しゴロ凡打を打たせること
  そのためには『低め』に球を集めること
2)相手打者のタイミングを狂わせることにより
  相手を翻弄させること、
  そのためには『緩急』を大いに活かすこと
  もちろん『内外』も広く使うこと


そして、『高め』に投げ込むのであれば、
3)まず『抜け球』を極力減らすこと
  そして、上記2)の『緩急』を活かして
  相手打者に球速以上の速さを体感させること
  狙いは『空振り』を決めること


ですね。


デースケ・マジックの効果を発揮することができるか?
現実問題として、
なかなか難しい挑戦高すぎるハードルですけど、、、
やるからには頑張ってもらいたいところですね。


ただし、松坂を試すのであれば、
残留を決意し実行した十亀も試して欲しいですね。



十亀は、何か陰が薄いですが、
まだまだ先発ローテに入れる逸材です。
最低限でも、開幕から
先発ローテ5~6番手を争ってもらわねば!

それができる存在!と思います。


ニール、光成、松本が先発ローテを確定しているようです。
残る3席
今井、本田、松坂、與座で争うようですが、
(ノリンは負傷が癒えたら競争に参加させるらしい)
先発ローテ4~6番手の争いに関しては、
今井、本田、松坂、與座、
十亀で競わせたいですね。

もし復調すれば榎田も。


まあ、練習試合もなかなかできないので、
試す機会は大いに激減しましたが、
適性に実力勝負でローテ枠を決められたいですね。
もちろん、日程が分かってくれば、
相手との相性等も加味しなくてはなりませんが。