下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

ライオンズQS❓ だから「勝てる❓」/この新コロナ騒動の中、おかしなことを言ってはいけない。勘違いしてはいけない。

さて、延期されていたNPB開幕は、
早くて4月10日頃とも言われていましたけど、
結局、4月24日を目指すと『再延期』しましたね。


練習試合の方も「中止」になるようですね。
実戦で調整できず、若手を試すことができず、
厳しい状況を強いられますね。。。


一応、4月24日開幕ということは、
稼ぎ時のGWへの経済的な影響を低減できるので、
次候補の開幕日Xデーとしては、妥当なところです。


とはいえ、今の新コロナ旋風は世界的に凄まじく
4月24日というラインも怪しいところはありますね。



Jリーグの方は、再開Xデーを
2週間単位でシミュレーションしながら
日程を検討しているみたいですね。


もちろん、NPBもそれを見据えて
プランを何種も予め検討して置いた方がいいですね。
まあNPBの方もその対応は既にやっているでしょうけど。


ところで、この新コロナ旋風
WHOがパンデミック宣言をしているように、
世界規模で深刻化が急進していますね。


しかも、ここ何日かで
世界的感染者数は急増昇中です。


※2020年3月23日時点



全世界の合計で見ると、
致死率が4%台前半、回復率が3割弱ですが、
発症元の中国が「もう増えてない」「回復している」
という怪しい情報を打ち出していますので、
中国を除いてカウントしてみれば、
致死率が4.5%近くで微増ですが、
回復率がわずか1割程度と少なく、
2割も減っていますね。


東京五輪も予定していた日程での開催は厳しそうですね。
東京五輪に関しては、
日本で終息したからと言って開催できるものでもなく、
世界的に終息しないと開催は厳しいのではないか?
と思います。


この騒動の中、
東京五輪で他国の選手団らが来日しても
例えば、日本への入国に2週間足止めになれば、
その分だけ早めに入国したとしても、
そもそもその2週間は缶詰になって
何もできず、調整すらできず、
そのまま本番へ突入!なんてことも十分考えられ、
そんな状態ではやってられませんね。


とにかく五輪を開催する場合、
入出国で「2週間足止め」などをしている状況では考えられず、
ということは、日本での終息は当然のこと、
参加国においても終息していなければ厳しいです。
終息していない国は参加禁止!とするわけにもいきませんんし。


ところで、この新コロナ騒動は、いつまで続くのか?
現状では全く読めないですね。


とりあえずは、開幕Xデーを何通りも想定して
(今年、五輪をやる・やらずも見据えて)
それらに応じた日程シナリオ
プランA、B、C、D、・・・と
いくつも検討しておくべきでしょうね。


ただし、カレンダーと睨めっこで
単に日程を組み替えるだけではダメで、
プランB-1なら経済効果はどうなる?
B-2ならどうなる?、B-3なら・・・と
経済的な影響・効果も鑑みながら決めていくべきですね。
費用対効果というか、制約対効果を見据えて、ですね。


もちろん、終息の判断は、
基本的に増加速度(増え方)に着目して評価するでしょうが、
(増加し続けていても、その速度が落ち着くのを待つ)
日本ではまだ被検査者数が少ないですから、
被験者数が増せば、感染者数の増加も免れませんね(ア)。
検査しやすい環境作りは、絶対に「大事」でありますが、
今までは被検査者数が少なかったのだから、
上記(ア)は当たり前の話なのでやむを得ないところですね。


また先日、NPBの会議での専門家の一人
舘田教授がコメントされていたように、
新型コロナウイルスはインフルエンザのように
 暖かくなれば消える感染症ではない』ということも
結構、重要になりますね。


細胞にしても、菌にしても、
それぞれが「生息・生育するのに適した温度」を有しています。
(湿度も条件になりやすいですね)


新型コロナウイルスが増殖するのに適切な温度
もし4~5月の気温に該当していたら、
4~5月に爆発的な脅威を振るう可能性もあり得ますね。


現在においては、
新型コロナの増殖しやすい最適条件(気温、湿度等)
未知でありますが、
高温の南半球でも、アフリカでも増えていますから。


それを鑑みたら、
注意すべきタイムスケールは
最大で「1年」のスケール
見据えざるを得ない可能性はありますね。


それ故に、舘田教授がコメントされていた
「1か月、半年、1年のスパンで考える必要がある」
当然の話であると思います。


下手をしたら、
特効薬が完成しなければ、数量が追いつかねば、
新コロナ菌の適温温度の幅が広ければ、
気温にあまり左右されにくくなるので
(気温変化に反応が鈍くなるので)
1年を超越するスケールの可能性もゼロではない
(年単位のスケール)
と思います。


特効薬が早期に完成し、用意できる数量が豊富なら
終息を大きく促すでしょうが。


さて、前置きが長くなって申し訳ありません。


今日の本題に入りましょう。


東スポのネタですが、
「えっ?」という記事がありましたので
それについてコメントを書きたいと思います。



西武・松坂さすがの修正力
6回5失点「ライオンズQS」で勝てる!
2020年03月23日 16時50分(東スポ)


5回4失点で“勝ち投手”となった松坂
 西武・松坂大輔投手(39)の「修正力」は、若きレオ投手陣のいい手本となりそうだ。
 22日、日本ハムとの練習試合(メットライフ)に登板した松坂は5回4安打5四死球で4失点の内容ながら、打線の爆発で試合は9―6と逆転勝ち。シーズン中によくある西武の勝ちパターンのひとつだった。
 立ち上がりからノーワインドアップ投球を試すも制球は乱れた。2回は38球を要し、押し出しを含む3四死球、3安打で3失点を許すワーストイニングとなった。
 しかし、ここから修正を図り、松坂は3回以降、状況にかかわらずセットポジションでの投球に切り替え、その後の3イニングを29球で1安打1失点とまとめて、予定されていた5回(84球)を投げ終えた。

 松坂は「今日の一番の課題は球数を投げること。そしてイニングを投げること。5回を投げられたのはよかった。2回に失点したがもっと試合の序盤から4回、5回のようないい感じで脱力投球をしていきたい」と反省と収穫を語った。

 この日の投球を見た
辻監督は「今日は割と良かったと思う。1、2回は力みがあって球が高めに浮いていたけど、非常にボールは動いていた。高めに行くと打者に見切られるのでもう少し低めにということ」と評価しながら、その修正力を改めてこう評価した


 「このチームは(1回で)3点取られたって(打線が)打ってくれるんだぞと改めて松坂が感じてくれたら。そういう形で5回なり100球ぐらいで行けるところまで行ってくれたら、勝てるチャンスはある。そう思ってくれたら松坂本人にも計算が立ってくると思う。ここは1点やってもいいな、というところで無理して守る必要もないし、そういう抑え方を今後もやっていってくれたら


 一般的に先発投手に求められる理想的なノルマ=6回以上を自責点3以内で抑える投球をクオリティースタート(QS)という。


 しかし、西武は昨年のチーム総得点756点(1試合平均5・29)の強力打線を持つチーム。この日、松坂が2―3と逆転を許した直後の2回裏に4本の適時打で4点をもぎ取り再逆転に成功したように、たとえ1イニングで5失点のビックイニングをつくられたとしても、その後を粘り試合を立て直せば勝てる可能性は十分。その修正力さえあれば6回5失点でさえ「ライオンズ・クオリティースタート(LQS)」と呼ばれチームに勝つチャンスを与えられるのだ。
 
 この日、松坂が見せた3回以降の修正力は西武先発陣に求められる「LQS」そのものであった。


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確かに、昨年、一昨年と獅子は「打ち勝って」きました
多少、点を失おうとも得点を稼いで勝ってきました


12球団最悪の防御率
リーグV連覇をしてきたわけですから、
野手陣の働きが如何に大きかったか、を物語っています。


そういう特性から、辻監督がいつも仰るように、
うちは打線が得点を稼いでくれるのだから、
投手陣「絶対に失点を許さないぞ!」と力んでない
「ここは1点やってもいいな」くらいの気持ち
思い切り投げてこい!
というのは理解できますし、
そのくらいの気持ちで投げた方が
今の投手陣は良い方向に行くと思います。


うちの投手陣は力んで自滅することが多々ありますからね。
それだけメンタル面が脆弱ということもありますが。


その考え方は、マウンドに登板したときに
投手らが持つ「気持ち」「心構え」として
選手らを「促す指導・発破」という意味なら構いません。
あくまで
彼らが「思い切りの良さ」「大胆さ」を促すための
本番で戦うときの「気の持ちよう」での話です。


しかし、試合前の「計算」「作戦」
試合後の「評価」という観点からは
6回5失点でさえ
「ライオンズ・クオリティースタート(LQS)」と呼ばれ
チームに勝つチャンスを与えられるのだ!
すなわち
「5失点しても大丈夫だ!」というのは
おかしな乱暴すぎる話であると思います。


そもそも誰がLQSと呼んでいるのか?はありますが。


確かに昨年の成績を見ると、
ライオンズの場合、
5点以上得点した試合は79試合(55%)あり、
そのときの勝敗数は
61勝17敗1分(勝率0.782)です。


上記記事では、
チーム平均得点が5.29だから、
(チーム防御率が4.35)
5失点なら勝てるかも!という考え方なわけですが、


昨年の1試合での失点数が
5点未満は73試合(51%)あり、
5点以上は70試合(49%)でした。


ただし、それらの勝敗数、勝率は、
失点が5点未満なら
61勝12敗(勝率0.836)ですが、
失点が5点以上なら
19勝50敗1分(勝率0.275)
大きく負け越していますね。


ちなみに失点が5点ジャストだったら、
6勝11敗(勝率0.385)で借金5です。


確かに獅子威し打線は5得点以上を稼ぎやすいですが、
それでも全体の45%の試合での得点は5点未満であり、
いくら山賊打線でも、
さすがに5点以上も失点を許せば
負ける確率を大きく上げる!

と評価せざるを得ません。


それ故、6回5失点の
「ライオンズ・クオリティースタート(LQS)」
というのは、というか、
9回5失点ということは
『落第点』『赤点』『不可』
と評さざるを得ない成績であるということです。


一応、1試合を4失点で止めれば、
9勝5敗(勝率0.643)ですから、
『及第点』『可』という評価になりますね。


単純に見て、QSは6回3失点以内であり、
これを9回換算した防御率で見ると4.5です。
「勝つ」という観点からは比較的甘い設定ですね。
まあ、本来、QSに関しては、
一人で6回を投げ切って」かつ「3失点点以内に抑える」
双方をクリアすることが難しいのですが。


確かに松坂は4失点でしたが、
それは5回までの話であり、
6回を投げ切っていないですし、
防御率にすれば7.2点であり、
試合は勝ちましたけど、
実際に1試合で6失点でしたから、
相手の格下投手に助けられた
結果オーライだった『落第点』という評価ですね。


ところで、1試合3失点以内に抑えれば、
昨年の成績なら52勝7敗(勝率0.881)
勝つ確率を大いに高め
昨年の勝ち星80勝のうち65%は3失点以内だった
ということを示していますね。
(3失点以内の試合は全体の41%の59試合)


もちろん、獅子は、
打ち勝つことがセールスポイントでもありますが、
当たり前の話ですけど、
勝つためには、失点を抑えることが必須ですね。
如何に1試合3失点以内に収めるよう努力するか!
と思います。