下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

西武、開幕延期で投手王国誕生?

何か、もの凄く「楽観的な」甘々の記事なんですけど、
コロナ騒動も深刻な状況の中、
開幕もできず、交流戦も中止が決まり、
暗くなりがちな状況でもありますから、
まあ、普段なら流しがちですけど、
たまにはこんな楽観的な記事もいいかな?
と思って紹介します。

西武、開幕延期で投手王国誕生?
内海は復活へ順調、多和田やドラ1・宮川にも可能性
4/17(金) 16:56配信(夕刊フジ)


 開幕延期で投手王国誕生なるか。


 移籍2年目で復活を目指す西武・内海哲也投手(37)が16日、メットライフドームで国場翼投手(26)と自主練習を行った。


 遠投などで状態を確認した内海は「ある程度、頭の中でプランはできています。体もしっかり動いている。開幕のメドがたったら、ブルペンに入って投球練習を始めたいと思っています」と、復活ロードを描いている。
 巨人にFA移籍した炭谷の人的補償で移籍1年目の昨季は、プロ16年目で初の1軍登板なし。オフに左前腕の手術を受け、今年は3月19日の教育リーグ・DeNA戦で初登板を果たすと、1回を3者凡退に抑えた。


 内海は「自主練習に入る前くらいにカットボールの感覚がよかった。その感覚を忘れていないので、投球練習でどうなのかというところを、もう一度試してみたい」と手応え。2年連続でリーグ防御率最下位の西武は、クライマックスシリーズでソフトバンクとの投手力の差に泣かされてきただけに、貴重な左腕の内海が復活すれば大きい。


 度重なる開幕延期。渡辺久信GM(54)は「うちはオープン戦1位だったんだよ!! そのまま開幕の方がよかった」と残念そうだが、内海のほかにも出遅れた選手たちが次々と戦列に帰ってくるのは心強い展開だ。


 右太ももの張りでキャンプ中に2軍落ちしたドラフト1位の宮川哲投手(24)、自律神経失調症でリハビリ組の多和田真三郎投手(27)も、実戦復帰の可能性が出てくる。


 渡辺GMも「サンペイ(中村剛也内野手)なんかは、開幕が延期になってよかった。ようやく仕上がったところだからね」とうなずく。右ふくらはぎの張りで出遅れた主砲も、万全の状態で開幕を迎えられそうだ。


 前回オープン戦で優勝した2008年は日本一になった。史上最も遅い開幕となる異例のシーズンでも、この吉兆は有効だろうか。(塚沢健太郎)


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まず開幕が遅延しているので、
今年、開催できるのか?という心配はありますけど、
負傷者や不調者らにとっては、
癒える時間ができたのは確かですね。


もちろん、
この時間が空いてしまうことにより、
サボってしまえば堕落するし、
中には、リズムがつかめず
調子を落とす者も出てくるでしょうし、
年齢を重ねたベテランは
加齢に伴う衰退との戦いもあるから、
決して楽な時間ではないことは考えられますね。


それでも予定の開幕日に間に合わなかった者にとっては、
時間ができたことは大きいとは思います。


ただ、それで内海、宮川、多和田らが台頭するか?
それは何とも言えませんけど。。。
でも、十亀や榎田は開幕時に調子は戻して欲しいですね。


しかし、上記記事の内海らの話からは離れますと、
今年の西武で「投手王国誕生なるか?」
と聴かれた場合、その実現性は薄いかもしれないけど、
条件(仮定)が色々と重なることは否めませんが、
「実現の確率はゼロではない」とは言えますね。


今の西武は、投手陣は脆弱な状態にあり、
打って攻めてナンボの打撃頼みのチームです。
それ故に、打てなくなったら、
強い獅子ではなく、タダの弱っちいネコになっちまいますが。。。
だから、野手はしっかり戦力を強化させたいわけですが。。。


一般的に、打撃は出塁するのは4割なら御の字であり、
逆に投手側から見れば6割がアウトになるわけですから、
しかも、何を投げるか?
それはバッテリーが主導権を得ているわけですから、
本来なら投手の方が打者より有利であり、
また、打撃には波がありますから、
チーム力をアップさせたいなら、
投手力を強化した方が効果
的です。
(もちろん貧打すぎてゼロ点では勝てませんが)


また西武が苦手とする短期決戦では、
勢いも有効だったりしますけど、
計算できる投手の駒数がモノを言いやすいですから、
やはり投手力アップが大事(基本)です。


記事にあるような
「投手王国誕生」を実現させるためには、
先発陣の場合、
ニールが通年で昨年のような活躍をしてくれること
ドラ1三銃士の光成、今井、松本が本格化して
 エース格の存在になること
の2条件は最低限必要になりそうですね。


今年は開幕しても
過密日程で厳しい状況になるかもしれませんが、
試合数が減らされることは確かであり、
その数少ない試合数で好調に乗って勢いだけで大活躍!
ということもあるかもしれませんが、
ドラ1三銃士らは、しっかり本格化・覚醒してもらい、
今年の勢いのみならず、来年以降も
エース格として活躍されるほど
に育ってもらいたいですね。


すなわち、ドラ1三銃士には、
ホンモノのエース格となる
よう、育ってもらいたいですね。


143試合ベースで見ると、
まずはイニング数は、規定投球回数を超えたいですね。
昨年、今井は135回1/3、光成は123回2/3
松本は85回1/3でしたね。
(ニール100回1/3、十亀102回)


確かに昨年はパ・リーグでも
規定投球回数が超える投手がたった6人と少ないですね。


ここ10年で見ると、
2010年:16人、2011年:17人、2012年:13人、
2013年:12人、2014年:13人、2015年:12人、
2016年:14人、2017年:13人、2018年:9人、
2019年:6人
ここ2年で急減している傾向が伺えます。


その傾向の要因も、
主力投手が負傷によって通年で登板できなかったほか、
継投へ走りやすくなっていたり、
日ハムのようにショートスタータなど
野球の仕方が変わってきたなどは挙げられるとは思います。


西武の場合も「半端者」が多いところですから、
ショートスタータなどの起用はあってもいいのですが、
それは、現時点なら浜屋や與座など、
先発ローテの谷間など
苦しいところで有効活用したいところ面はあり、
ドラ1三銃士に関しては、
エース格を担ってもらいたいだけに、
しっかり投球イニング数を稼せぐ
大黒柱の存在
になってもらいたいですね。


エースといえば
通年で安定してローテを守るのみならず、
苦しい状況下でも試合に勝つこと
中継ぎら他投手らを
なるべく休ませるよう努力
することなど、
役目は多々ある重要な立ち位置ですね。


それだけに
ドラ1三銃士の光成、今井、松本には
規定投球回数以上は投げて欲しい
ですね。
昨年の数字から見ると、
松本がハードル高いかもしれませんが。


そして、ドラ1三銃士には
QS率も高めてもらいたいですね。


QS率が高まれば、
自ずと投球イニング数も稼げますし、
試合をしっかり築くことができ、
1人以上は中継ぎを節約でき
チームへの貢献度も高まりますね。


投手力については、
試合を築く先発陣が
最も大事というのは基本ですね。


先発が試合を壊してしまえば、
大逆転するまでは、勝ちパの出番はなくなります。
西武の場合、逆転野球は散見しましたけど、
今の野球では、
後ろになれば相手勝ちパが出てくるので
基本的に「先手必勝」の傾向です。
ソフバンあたりが相手になったら
序盤の勝負がカギを握ります。


とにかく、先発陣には
『試合を壊さないこと』が最低限求められ、
そして、QS(できればHQS)を達成して
勝てる試合を築かれたいです。


昨年、西武では十亀が58.8%でトップでしたが、
今井は54.5%、光成は47.6%、松本は37.5%と低いです。


ちなみに、次はチームの月別QS率です。
 4月:先発44.0%、5月:先発32.0%
 6月:先発30.4%、7月:先発59.1%
 8月:先発33.3%、9月:先発61.9%


昨年9月は先発陣が奮起して
リーグ優勝へ向けての追い込みで貢献してくれました。
ちょうどその頃は打線が湿り気味になっており、
先発投手陣の働きがなければ、連覇はありませんでした。
その9月の状況を保ちたいところですね。
そのためにドラ1三銃士の働きは重要になります。


パ・リーグ上位をみると、
千賀、有原、山本あたりは75~80%ですね。
チームに1人は75~80%級がいると助かりますが。


まあ、ドラ1三銃士には
十亀を超えて60%なんてケチくさいことは言わず、
最低でも65%標準的に70%前後
その中の1人は75%超が欲しいですね。


規定投球回数やQS率を稼ぐには、
当然ながら長く投げられるスタミナも必須ですが、
今の今井らは、
球数が多すぎる、無駄球が嵩んでいること
が挙げられますね。


1イニング平均の球数を見ると、
今井は17.9球/回、光成は17.1球/回
松本にいたっては18.8球/回です。


与四球が多い千賀は17.1球/回ですけど、
(千賀より多い松本、今井は反省要)
山岡が16.4球/回であり、
山本や有原は15球/回未満です
(山本14.9、有原14.8)


ドラ1三銃士においては、
球数を減らすようにすることが求められ、
最低限17球/回を下回ること
できれば16球/回前後が欲しいです。


当然ながら、球数を減らすには
与四球を少なくするなどが挙げられます。


それも大事ですが、
あとは四球を与えてからどれだけ踏ん張れるか?
これも、勝っていくには重要になってきます。


千賀など与四球は多い傾向にあります。
ソフバンの場合、
与四球率は獅子より高いです。

(BB/9はソフバン3.87、獅子3.57)
しかし、ソフバンと獅子の投手力の差は
四球を与えた後が大きかったりします。


その差を埋めるには、
二度目の四球を与えないもありますが、
三振を奪えるようになってもらいたい
特にそれができるドラ1三銃士には、ですね。


一般的な傾向の話ですが、
与四球は球数を嵩んでしまいますが、
奪三振は球数をそこまで嵩めません。


昨年のパ・リーグでも、
与四球は球数に比例した右肩上がりの傾向でしたが、
奪三振率と球数にはあまり関係性が見られていませんね。

でも、ある意味、それも当たり前の話であります。
三振を奪うということは一死を稼ぐことができますが、
与四球は一死も稼ぐことができないわけですから、
その一死を稼ぐか?稼がないか?
で球数も変わってきますから。


とにかく球数を減らしたければ
『一死』を効率よく稼ぐこと
が大事です。


昨年の奪三振率(K/9)
今井が6.98、光成が6.55、松本が6.86とまあまあでした。
チームでその課題の重みは他の者の方があるのは確かです。


しかし、ドラ1三銃士は
ニールなどのように打たせて獲るタイプというよりは、
三振を奪って行って良いタイプです。


奪三振率について、千賀の11.3というのは高すぎますけど、
有原が8.8、山岡が8.2、山本が8.0、美馬が7.0です。


ドラ1三銃士奪三振率は、
最低限が美馬以上本来なら8以上が欲しいですね。


防御率については、できれば3前後欲しいですが、
三人とも昨年は4.5前後です。まずは3.5以下を目指しましょう。
もし、それを3人とも達成したら
3人揃って昨年ベースで40点弱の自責点を節約できます。
規定回数以上だったら50点弱の節約ですね。
まあ、実際は3.7くらいがいいところかもしれませんが。


勝ち星は12勝以上を3人が皆で獲得されたいですね。
できれば15勝前後もあったら万々歳です。


まあ、今井は、とにかく
フォームを定めることからですけど。


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一方、勝ちパターンについては、
本来、増田と平井が戦力的に基軸になるわけですが、
増田は、OP戦での懸念事項はありますが、
最大の懸案事項は、来年のFA問題ですね。
(FA権利取得まで40日+αくらい)


平井については、
昨年の酷使による影響がどうか?ですね。
酷使されて後々に落ちぶれる、
(酷使の翌年は下降する懸念)
中継ぎの寿命は短い、という懸念が
否めないのは先人たちが示しているとおりですね。


彼らが活躍すればそれはそれで良いとして、
次世代の若獅子も含めて、増田&平井以外で
勝ちパの期待株を見ていくとすると、
まず平良が挙がりますね。
で、次は、、、あれ?あれ?
海馬、、、それは平良・・・
男梅、、、それも平良・・・
「いねぇーんだよ!」ですね。


まあ、ドラ1宮川あたりは、
勝ちパで育てたいですけど、
まだ1軍選手とまともに対決もしていないし、
そのプロ相手における片鱗はまだ魅せていませんから、
現時点では未知数、何とも言えない、
というところですね。
そりゃ、入団したばかりだから当然ですね。


もちろん、宮川も即戦力として入団してきましたが、
松坂や清原などのような逸材でない限り、
基本的に一年目は、所詮、ルーキーだから
活躍してくれたらその分、ラッキーであり、
本格化は二年目以降と考えています。


宮川については、
来年以降、勝ちパに入れるようになれば御の字です。


松本も昨年はその扱いで考えており、
逆に二年目となる松本には
昨年のように甘くは見ません。


若獅子(外国人以外の二年目以上)の中で
他の勝ちパ候補については、、、考えると、、、
個人的には、松本!?となってしまい、
あとは「いねぇーんだよ!」ですね。


松本は、勝ちパとして使えると思います。
CSでも中継ぎで上手く投げており、
適性を示したと思います。
ただし、前述したとおり、
チーム投手力の基本となるのは先発であるから、
松本は、先発で使いたく、
エース格になるよう育てたいし

彼はその資質を備えています。


まあ、計算できる先発の駒が
7人、8人と多々になったとき

後ろが手薄になっていたら、と
条件が重なったときに、
松本を勝ちパで使おうかな?という話がでてくる
と思います。
(CSや日本Sのような短期決戦では別でしょうが)


状況に応じて、
先発と勝ちパの双方で使うというやり方も考えられますが、
松本自身、ようやく二年目に入ったばっかりであり、
そもそも、先発としてもまだ大成途上なのですから、
そのような半端な状態で両方の適用を見据えれば、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」になりますね。


そうなると、
外国人を除く二年目以上の若獅子において
勝ちパ候補は、
やはり平良海馬しか「いねぇーんだよ!」ですね。


まあ平良も、雄星から吹き込まれて
「先発やりたい」と変に目覚めてしまって、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」の半端になり、
今年は今一つの状況のままでOP戦まで過ごしましたね。

OP戦までの平良の様相も、
変化球とかは習得中であったわけですが、
昨年からの成長度があまり感じられない印象でしたね。


とにかく、平良については、
ストレートで豪快に力強く攻めるタイプであり、
制球が粗くても、大胆さの方が重要なので、
制球の悪さは、ある程度、目をつぶってもいい面はありますが、
もともとルーキー時代は
二軍戦で中塚より制球力が悪かったところもありますが、
与四死球による自滅は避けられたい!ですね。


あとは、ストレートは一級品ですが、
変化球はどうしても二級品であることは否めません。
それだけに、
変化球を如何に見せ球として
使えるようになるか?ですね。


で、投手王国を築くには、
平良だけでは足りませんね。


とりあえず、
勝ちパは外国人で埋めていくこと
それが必須となるし、
それで対応も可能とも言えます。


今年に関しては、ギャレットですね。

ギャレットに関しては、米国時代の内容を見ると、
ストレートは重くて速い自慢の球種ですが、
球種はそのストレートと縦スライダーの2種ばかりで
投球球種構成の約9割を占めていた
のですが、
来日してキャンプ中に豊田Cからフォークを伝授され、
まだ精度は粗いですが、使えそうな雰囲気ですね。


このように来日して
すぐに日本で学び習得しようという姿勢
もの凄く頼もしさを感じ、
その点はもの凄くありがたいと思います。


どんなに凄い外国人でも
日本野球に馴染むことが最も大事ですから、
とにかくそのギャレットの姿勢は
ギャレットの成功に肝心な礎になると思います。


ストレートは、
OP戦でも示した通り、素晴らしく
回転数はMLB平均程度であり、
カスティーヨよりは100rpm程度多いですね。


問題は、米国時代の成績が示したように
与四球率の高さなどから気になる「制球力」ですね。


ストレートは、ホップ変化が大きいですが、
シュート変化も大きく、
そのまま抜け球になってしまう点が心配でした。


米国時代の成績を見ると、
『被打率が高く奪三振率が低くなった
 若いノーコン・マーティン?』

という心配もありました。


渡辺GMもコントロールの悪さは認めていましたしね。


しかし、来日してから実戦練習において、
制球力が良いとは言えませんが、
「ノーコン」という問題は
まだ見せていませんね。


まあ、現時点では「怖い物知らず」という面も否めず、
  ※マーティンもだんだん酷くなって行って、
   最後は、イップス?と思うほど
   収拾がつかなくなっていたですね。
本番でどうなるのか?という課題は残しますが、
もしそのままノーコン病を発しなければ、
勝ちパとして十分使える存在になります。


またギャレットの場合、
ソフバンのスチュワートのように
年齢が若いとは言えませんが、
まだ27歳というのは、育て甲斐があり、
来年以降も2~3年以上で楽しみが広がる

というところですね。


すなわち、ギャレットも成功すれば
投手王国を築く重要な一員になり得る!

ということですね。


それだけに、前述したとおり、
来日ししてすぐに豊田Cのフォーク直伝から
それを学んで習得しよう!という姿勢は、
自分を高めるために学ぼう!という貪欲さは
とてもありがたいんですよね。


ソフバンのサファテだって、
このギャレットの年齢時には
ノーコンボーイと呼ばれるほど
制球力が酷かったですが、
それがだいぶ改善されており、
(何故、改善されたかは知りませんが)
広島1年目にはBB/9も2.4と良かったでしたね。


サファテのように覚醒すれば面白いです。
ただサファテの被打率は
当時でもめちゃくちゃ低かったですが。。。