下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【メンタル(イップス)問題】十亀さんも「熱男」には苦手意識を無意識で感じてしまうからね。

先日、大阪府独自で
コロナに関する警戒基準が設けられ、
そのレベルを通天閣太陽の塔のライトアップ
周知する取り組みになっていますね。


太陽の塔ではこんな感じになるそうです。
「怪獣出現!」です(^^)/


さて、話は変わりますが、
ここのところ、コロナ不景気もあり、
少し前に出版された書籍
「ファン心理とスポーツビジネス
 プロ野球「熱狂」の経営科学」
(水野・三浦・稲水編、東京大学出版会)を
読み直していたところです。


まあこれは「ファン心理」を
経営科学に活かす云々という話ですが、、、
それは「大事な視点」
この書物も微妙なところがあり、
なかなか「ファン心理」も様々な面もあるし、
経営面からは、
ある意味で、ミーハーファンも効果は大で
そこの心をつかむことも重要だったりしますし、
まあ、この手の話は
一辺倒に言いにくいところもありますからね。。。


ところで、今日は「ファン心理」ではなく、
(そちらの方はまとめられていないので)
「選手側の心理」について書きたいと思います。


選手らの心理の問題の一つとして、
イップスってありますね。


イップスというと、
メンタル面の影響により思い通りのプレーが
どうしてもできない症状
ですね。


外部からのプレッシャーや
自分の心の中で生じるプレッシャーによって
「普段は何も考えずにできていること」が
急にできなくなってしまう。。。

普段と同じプレーが出来ず、
ミスを続発してしまう。。。


イップス症状
心の葛藤(意識、無意識)により、
筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼす心理的症状
です。


集中すべき場面で、
プレッシャーにより極度に緊張を生じ、
無意識に筋肉の硬化を起こし、
思い通りのパフォーマンスを発揮できない症状でもありますね。


阪神の藤波が与死球を恐れて内角へ投げることができない
とかもイップスの一つであるとも言えます。


西武でいえば、田辺政権時代、
金子が内野手時代に失策の嵐を繰り広げました。
当時、金子には
一塁への送球に関するイップスが発症していたこともあり、
外野手に転向して逆にそれが功を奏しました。


ある意味、チョンボばかりしていた
鬼ちゃんもそうだったかもしれません。
(当時はドツボにはまってましたね)


昨年までいた郭俊麟も典型的なところですね。
ある意味で、メンタル面の弱いもそうかもしれません。


また天敵相手に感じる無意識の苦手意識もイップスとも言え、
十亀のソフバン松田に対してもそうとも言えます。
(なぜか松田相手には真ん中付近に球が吸い込まれてしまう)


イチローも高校時代にイップスに陥り、
投げることができなくなったとか。
本人曰く、
「日本一になった時、僕まだイップスでしたから」
とも述べてましたね。



【イチロー】イップス激白!


投手の場合、
ただでさえ、極々僅かの差で投球が狂いますから、
「打線は水物」と言われますけど、
ちょっとした心理状態の変化で変わり得る
投手の方が「もっと水物」と言ってもいいかもしれません。

<抜粋>
2018.8.22(取材:西尾典文、株式会社SEA Globa)
「速いボールを投げられるピッチャーのリリースについて、速い動きを見ることが可能なハイスピードカメラで撮影したことがあります。それで実際の2本の指の動きを見てみたら、先端がかなり下に向いていたんですね。
何となくボールをリリースするときは指の先端がボールに沿って、反るような動きになっているというイメージがあったのですが、実際は全然違いました。


ただ、以前うちの研究室にも来ていた吉井(理人・日本ハムピッチングコーチ)さんに聞いてみたら、リリースまでボールはずっと指の下にあるイメージとお話していたんですね。
吉井さんのイメージは実際の動きと合っていたんだと思います。
逆に上手くボールを投げられない
「イップス」の選手の指の動きも撮影してみたら、リリースする前から指からボールが離れるのが早くて、下向きの力が全く働いていませんでした。


これはどちらかというとスピードよりもコントロールの話になりますが、よくリリースポイントを安定させるということを言いますよね。
でも実際に投げているピッチャーのリリースポイントを座標で取ってみると、前後にも左右にも結構ぶれていて、同じところでリリースしているということはないんですね。
だからコントロールのいい投手というのも、最後の指で調整している部分が大きいと思います。
どれだけ身体を大きくダイナミックに動かしても、ボールに直接最後までその力を伝えるのは2本の指ということなんですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<抜粋>
 川村の挑戦は、野球界の難問にも及んでいる。そのひとつが、「イップス」と言われる症状だ。
 もともとはゴルフで使われていた用語だが、現在は、「精神面の問題などでスポーツの動作に支障をきたす状態」として知られている。プロ野球でも、イップスに陥る者は少なくない。一塁を守る怖い先輩が守備練習中、「胸に来た送球しか捕らない」と内野手の後輩をいじめ、少しでも胸から逸れたボールは本当に捕らなかったため、短い距離を正確に投げられなくなった選手がいると聞いたことがある。
イップスが厄介なのは、精神的な問題により、小学生でもできるような基本プレーに支障が出るからだ。
 一般的にイップスは、精神面によるところが大きいとされている。
そこで川村がイップスの選手たちを動作解析すると、ある共通点を発見した一般的にボールを投げる際、正しいとされるリリース法では、まずは親指が先にボールから離れ、最後に人差し指と中指でボールを下に切るようなイメージで離していく。だがイップスに陥った選手たちは、親指がなかなか離れず、3本の指からボールが抜けるような感じになっていた。


 川村はイップス経験者やピッチングコーチと議論を重ね、ひとつの解消法を編み出した。「パラボリックスロー」というものだ。パラボリックは放物線の意味で、10メートルの距離でゴミ箱を少し高い位置に置いて、山なりのボールを投げる。
 実験を重ねると、ボールがうまく抜けるようになった者は、親指が先に離れるようになっていた。この練習を繰り返すことで、コントロールがよくなったという。
 「もちろん、イップスには精神的な側面があります。こうしたドリルはひとつの方法論にすぎないので、合う人と合わない人が必ず出てくる。ただ、イップスになった人に対し、このドリルは高い効果が出ています」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まあ、イップスに関しては、
そうなった経緯も個々で異なりますし、
その症状も、治療方法も個々で異なりますから
そこが厄介ではあります。


ちなみに、投手の場合
18.4404m先に向かって、
横40cm程度×縦60cm程度のストライクゾーンで勝負します。
ストライクゾーンと言っても
真ん中に甘い球を投げ込めば打ち込まれやすいわけだから、
彼らは直径8cm程度のボール1個分の精度を求められますね。
投球角度も0.5°の勝負になります。
しかも、力を込めて投げないとなりませんね。


それ故に、投手に関しては、
距離を判断したり適切な軌道を計算できる能力などの
「空間的関係に対する鋭い感覚」
「一連の動作を素早くスムーズに正確に行う能力」

が求められます。


当然、リリースについて、
1000分の20秒の時間内で正確に行わないとなりません。
指先から球が離れるタイミング、位置など
正確でなければプロでは話になりません。


巨人・菅野自分の投げた球速を
正確に言い当てることができる
そうですね。
すなわち、投げたい球速の球を
正確に投げ切れる感覚を備えているということですね。


試合でも最初に投げた球は必ず球速をチェックし、
それを基準に自分で球速をコントロールするそうです。


元ロッテの成瀬は、
指の爪の研ぎ方1つで投球が変わってくるので
(1mmもない誤差で)
爪研ぎには神経をかなり注いでいたそうですね。


そのくらい投手の動きは
脆くも割れやすいガラス状態の中で行われているわけですから、
身体動作に及ぼしやすい心理面の変化は
僅かな変化で投球内容がガラリと変わる
のは当然ですね。


すなわち、投手の場合
『たった1球で崩れる微妙さ』

抱えているポジションとも言えます。
(打線も水物ですが、投手はもっと水物)


もともと「イップス問題」は
ゴルフプレイヤーで顕在化した問題でもありました。
ゴルファーの約3割がイップス経験者だという話もあります。


まあ、ゴルフの場合、
1つでも打数を少なくしながら
直径約 4.3cmの小さなボールを
直径は108mmの小さなカップに入れる競技ですから、
そりゃ、かなりの精密性を求められる中、
著しい集中力をもって神経を相当に使いますので、
僅かな心理変化が結果に左右されやすくなりますね。


ちなみに、先ほどの記事では
リリースを的確に行う(親指が先に離れる)ように
「山なりのボールを投げること」
コントロールを良くし、イップスを低減していく
という対策の一つが挙げられていました。


「野球におけるイップス症状と性格特性の関係」
(廣瀬健也)においても、
キャッチボールによってフォームを正しく改善する
ということが挙げられています。
実際にイップスになるとフォームを崩しているので、
そのフォームを改善することは大きいと指摘されています。


ただし、そのとき、暴投をしても気にせず、
そのイメージは決して引きず、
相手の胸に良いボールが投げられたときには、
その良きイメージだけ強く残すことは大事ですね。


ところで、
その心理的変化の一つとしては、
『考えすぎ』というところがありますね。


まあ「何も考え無し」で投げるのはどうか?とも思いますが、
『考えすぎ』というのは、投手に限らず、他ポジションでも
プレーを思う存分できなくする、
結果を出せぬ要因に十分なり得る要素ですね。


特に『〇〇してはいけない』
この思考は、注意をもたらすことにもなりますが、
極限で戦っている者にとっては
心理的なマイナス材料にもなりやすいですね。


このパターンで、よくありがちなのは、
『四死球を出してはいけない』
『打たれてはいけない』
『甘いところに投げてはいけない』
『暴投してはいけない』
『三振してはいけない』
『併殺になってはいけない』
『エラーをしてはいけない』
『ここで点を獲られてはいけない』
そして、
『この試合、負けてはいけない』
ですね。


人はある概念、行動について、
心理的な描写をしやすい生き物であり、
その描写が後の思考や行動に影響を及ぼしやすいです。


例えば、『四死球を出してはいけない』と考えたとき、
人は『四死球を出してしまったときの場面』を
頭の中で描写してしまいます。

その描写度合いは個人差がありますが、
無意識にでも描写しています。


そしてその描写が連鎖的に
投球モーションに影響してしまい、

制球力を乱してしまうなど、
よくあるケースですね。


さらに、
自分の投球フォームに何か問題があるかもしれない
と考え始めると、
腰、肩、肘など投球動作の一つ一つを確認し始めます。
その一つ一つが「正しく素早く動作しているか」を。


しかし、
1000分の1秒の誤差で投球が狂う世界で
投げているマウンド上
において、
それを感じ始めてしまったら、
その狂ったリズムを取り戻すのは、なかなか大変です。


誰かが試合途中に「腕の出方が。。。」と言ったとたん、
それが気になって「考えすぎて」狂っていくこともある世界です。


そして、それが酷くなってくると
「イップス」へ展開していき、
その後の不振も繰り返しになっていきますね。


ある意味「トラウマ」もそうかもしれません。


西武の今井の場合、昨年、
味方が点を獲ってくれた直後に失点することを繰り返しました。
最初のころはそれもタイミングの問題もあったでしょうが、
また中には「リードしてもらって気の緩みだ」
という意見もあったでしょうが、
『味方が点を獲ってくれた直後に失点をしてはいけない』
という『考えすぎ』に伴う心理的プレッシャー
その失点パターンを繰り返したところはあると思います。
(味方が点を稼いだ直後が「トラウマ」に)


しかも、今井の場合、
投球フォームをシーズン中でもコロコロ変えていたように、
自らの投球フォームが固まらず、でしたから、
投球フォームに関しても
『考えすぎ』ながら投げていたという面は
試合中にあったと思われます。


十亀の場合、無意識のうちに
松田という存在が「トラウマ」なんでしょうけど。
※逆に松田から見たら
 「十亀は絶好なカモ」と自信をつけさせる好材料に。
 自信が増せば、当然、パフォーマンスもレベルが高くなる。


確かに『気合が足りぬ!』
『勝ちたい気持ちが足りぬ!』
という面もあり、その必要性はあるのですが、
逆にその感情が『義務感』『使命感』になり、
それを『意識しすぎる』と冷静さを失い、空回りしやすくなり、
下手したら『負けてはいけない』という感情になり、
それがマイナス材料になりやすいですね。


※俗に競馬で言えば『イレ込みすぎ』という奴です。
 まあ馬は人間のような思考能力はありませんが、
 「先頭で駆け抜ける」というのは本能で持っています。
 そして「早く走りたいから」テンションが上がってしまいますね。


要は『考えすぎる』ことは逆にマイナスになり得る、
まあ、何でもそうですけど
『〇〇しすぎる』はマイナスになり得る
ということでしょうね。


話が少し逸れていきましたが、
イップスに関して、
危機的な出来事に直面した個人
その出来事を肯定的に意味づけることができれば、
逆にその危機は成長の好機となる可能性がある、
すなわち、
イップスを認め、それを乗り越えれば、
そのイップスは、
逆に心理的成長を促す重要な要因になり得る
とも言われています。
※大橋敏子(2008)外国人留学生のメンタルヘルスと
 危機介入―ナラティヴ・アプローチの視点から―.
 外国人留学生のメンタルヘルスと危機介入.
 京都大学学術出版会:京都,pp.238-253.


ただし、それまでが大変であり、
その症状、原因、克服方法も個々で異なりますから、
その問題は厄介な代物ですね。
しかし、それを克服していかねば、
プロ選手としてやっていけないわけです
から、
そこがまた難しくしていますね。


『このままではいけない』
『克服しなければならない』
それを『意識しすぎる』とド壺にハマりますね。


でも、こういう心理問題は、
周りからや自分で暗示してしまう重圧(プレッシャー)、
結果への恐怖心などから、生じやすいですから、
如何にポジティブに考えられるか?
(ネガティブは厳禁)
恐怖心を和らぐために
如何に結果を考えずにプレーできるか?
(結果を描写しても良いことのみ描写する)
如何に自信をもってプレーをできるか?
(根拠あらばベターだが、無いなら「根拠無き自信」も時には必要)


まあ「根拠無き自信」でも
あえて公言することで自分を追い込む、というのもありますが、
それをできる人はイップスにはなりませんね。


少なくとも、練習を重ねつつも
大事なのは「良いイメージ」を増やすことですね。
反省はしても、
「悪いイメージ」は逆に忘れるのもありですね。
ぐずぐず気にするくらいなら「忘れちゃいな!」ですね。


ただし、どんなに練習を重ねながら、
悪いことを忘れようとしても
不安がゼロになることは決してないんですけど、
(不安心はどこまで行っても追いかけてくるのは常)
その不安を恐怖心に転換させないことですね。
「不安」が「恐怖心」につながりやすいと
イップスにはなりやすいですよね。
(「負けるのが怖い」とか)


とにかく
何事も「好都合」に考えたいですね。


確かに不甲斐なければヤジが飛ぶこともあります。
それは「期待の裏返し」なんだと。
西武の呉への応援にある「ウーイング」と同じなんだと。


やられたら確かに困るけど、
それは次のステップアップに向けての好材料なんだと。
負けても命は獲られないし。むしろ成長のための好機と。


不振に陥れば寝られなくなる日々もあるでしょう。
自分一人で抱え込み、不安を感じすぎるからですね。
考えることは良いですが、
睡眠不足になってまで考えてもしょうがなく、
周囲の助けを借りればいいのですから、
翌日、コーチ等をアテにしましょう。


また、昔、西武在籍中に
デニーが東尾監督から
「コントロールが良くないんだから、
 全力で真ん中に投げろ。
 あとは球が勝手に散ってくれる」
ど真ん中に投げても打たれない
みないなことを
アドバイスされていたこともありましたね。


82年の日本シリーズ(中日戦)では、
ピンチ(二死一三塁)の場面で登板した
中継ぎの小林誠二は、
大島を三振に獲って中日の反撃を許しませんでしたが、
このときの小林の心情は、
やけくそでど真ん中を狙った」とのこと。


あと、最近だと、
楽天の福井がノーコンタイプですけど、
与四球とか気にせず、思い切り投げてこい
とベンチで言われて、気が楽になって
西武打線がその荒れ球に翻弄され続けて
気づいたら、勝ち星を稼がれていましたね。


少し昔、捕手としてミスをしながらも
森がサファテからサヨナラを打ったとき
「開き直って『無』になって打ちました」
もありましたね。


確かに
『四死球を出してはいけない』
『打たれてはいけない』
『甘いところに投げてはいけない』
『打たないといけない』
という場面であっても、
『〇〇しちゃいけない』を意識するのではなく、
いい意味で『開き直る』『腹をくくる』は大事ですね。


ただ「苦手意識」はなかなか難しいんでしょうね。


「苦手」と意識しないように心がけても
本能で無意識のうちに「苦手」と感じ
身体の動きがどこかで「逃げ」が入ってしまいますから。


十亀vs松田
この2人は心理学的に見ると、
もの凄く興味深い研究対象にもなるでしょうね。


通算で53打数29安打
打率0.547、出塁率0.642


十亀自身も意識はしないようにしているでしょうが、
なかなか克服が難しいですね。


松田から見れば、
悪いことをしているわけでもないから罪悪感は無いし、
むしろお得意様にしている分、自信をもって挑めますから、
身体もはりきってしまいますね。


克服するには、
結果を出して自信を取り戻さないと。


例えば、雄星は楽天をカモにしていましたが、
日本での最終年に楽天にやられ始めると、
急に「戸惑い」を見せるようになりましたね。


まあ、このときは、直人が楽天メンバーに
「外角低めスライダー」を捨てること
雄星対策になることを示したことが大きかったわけですが。


すなわち、
得意としている松田側
十亀にやられ出すと、
「あれ?おかしいな」「なぜ?」「俺、不調なのか?」と
頭の中に「?」が湧いてくることがあります。


そういうときこそ「攻め時」ですね。
十亀の方はそこでウソでも良いから
その抑えたとき以外に、根拠が無い自信でもいいから、
「おっ、行けるぞ!」
「自信」につなげていかないと。
良いイメージだけ残すことが肝要)


相手が戸惑っているときに、
自分も苦手意識を持ち続けたままでは、
あっという間に、
相手も「たまたまか」と、
戸惑いが消えてしまいます。


昨年は、だいぶ頑張って結果を出すようになりましたから、
それが良い方向に向かえばいいのですが。。。


ちなみにこんなものが出ています。

2019/5/21時点の福岡ソフトバンクホークの松田宣浩選手と埼玉西武ライオンズ十亀剣投手の対戦成績を元に、1番から9番まで松田選手が並んだ打線を相手に十亀投手が1試合投げ抜いたらどうなるかを、単純なくじ引きでシミュレーションするものです。