下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

今年2020年西武ライオンズのホーム推測観客数は? まあ甘々な前提条件の計算なので、ある意味で「多くてこのくらい」という感じですけど。/さらに予定通り「6月19日に開幕して120試合やった」として、球団収益は昨年と比して何割減になるの?

このままコロナの状況が順調なら6月19日に開幕予定(①)です。


ただ、練習試合の日程は発表されましたが、
公式戦の日程はまだ発表されず検討中ですね。


まあ、色々と調整が必要ですからね。


※練習試合日程


ただ、CS開催はわかりませんが、
120試合消化する方向(②)はだいぶ決まっている様相ですね。


また、これもコロナの状況次第ですが、
全てが順調に行ったとしたら、が前提となる話になりますが、
政府の段階的に緩和する方法の指針
(ステップ毎の緩和方法のロードマップ)を鑑みると、
7月10日から5000人を上限に有観客試合が可能(③)、
(指針は50%以内又は5千人の少ない方→5千人の方が少ない)
8月1日以降はさらに緩和することになり、
収容可能人数の50%が上限(④)
に該当しそうですね。


でも、自治体毎で状況が変わってくることも十分あります。


【イベント開催制限の段階的緩和の目安時】

厚生省Webより
https://corona.go.jp/news/pdf/ikoukikan_taiou_0525.pdf


上記の①~④を前提とした場合、
今年、観客数はどのくらいになるのでしょうか?
それを簡単に計算してみましょう。


ただし、①~④の実現性については、
コロナ状況の落ち着き具合など
「全てが順調に行ったとしたら」
という
超甘々の設定条件が前提になっていますね。


だから、ある意味で、
それらを前提にした計算というのは、
想定される最大の観客数
とも言えますね。


そのため、
「危険側の計算」ということになり、
当然、何かつまずく度に
『下方修正』が必要になります。


でも、その「つまずく」内容・時期・頻度等は
現時点で読めないので、
ここでは、あくまで
『最大』の場合、
どのくらいの観客数になるのか?
の目安を把握する目的で試算してみます。


ただし、8月1日以降、プロスポーツの場合、
その「50%上限」がいつまで続くのか?
もありますね。


こればかりは、事前に「読む」は難しく、
各ステップの期間は、コロナの答えが出る期間を鑑み、
約3週間ずつ置いていますが、
「全回復」ですので3週間で足りるか?
もしかしたら、
今年は50%上限から全回復がもうダメかもしれません。


まあ、3週間経過してダメならば、
もう3週間経過してから判断、、、と
基本的には3週間単位
「Go?」or「Stay?」を考えればいいですね。


とは言っても、
3週間後、6週間後、9週間後、、、
と多くのケースを計算しても、面倒なだけなので、
また「50%」→「70%」→「100%」など
8月1日以降も「段階的な緩和」となる可能性が高いのですが、
どの数値(%)もわかりませんので、
計算目的が発散するだけですから、
ここでは、8月1日以降に考えられる
最高と最低の2ケースに着目して、

8月1日以降、最短の3週間後に
「50%上限」から「100%」へ回復した場合(⑤a)

それともう一つ、
8月1日以降、
「50%上限」から全く回復できず

50%が最後まで継続した場合(⑤b)
で考えていきましょう。


あと、獅子&メラドを対象に計算してみます。
というのは、
「100%」へ回復した場合(⑤a)に関しては、
「100%」へ回復したと言ってもそれは上限値であり、
それが毎日満席になることはありませんので、
メラドの平日、休日の球場客席数の稼働率を鑑みるためです。


まあ、12球団全部で見ても良いでしょうが、
日程が公表されているわけでもないので、
その日程の並びも仮定でやっていますから、
あくまで
「観客数について、昨年と粗々な比較」が評価対象になるので、
12球団全部を計算しても、
ある1球団をピックアップして計算しても
差異はありますが、大差はなく、
前者は負担ばかりが大きいので、後者を選びます。


なお、「昨年と粗々な比較」と言うのは、
もともとから算出する観客数は、
乱暴な前提のもとに求める「概算値」ですから、
『昨年の何割程度?』くらいの感覚で評価します。
※(例)昨年の73%とかではなく、
 昨年の7割程度とか、場合によっては7~8割程度とか。


その球団&球場は、
鷹のペイペイドームでも、兎の東京ドームでもいいわけですが、
このブログでは、やはり、
獅子のメラドを対象にすべきですね。


ところで、メラドの稼働率については、次のとおりです。
(稼働率=観客数÷球場収容可能人数)


<メラド観客席稼働率>
2017年:平日60%、休日88%
2018年:平日63%、休日91%
2019年:平日73%、休日88%


休日に関しては概ね9割前後で横ばい傾向です。
しかし、平日に関しては、
昨年が1割ほど向上しています。

その平日の増加が全体のアップにつながっていますね


そもそも休日はもう9割まで達成できていますから、
そこから伸ばしても数%程度ですね。
一方、平日の場合、6割程度でしたから、
それは、まだまだ伸びしろ(改善の余地)があるとともに、
平日の方が試合数が多いので、
全体の集客効果を向上させるには、
平日の観客数を増やすこと
大きなカギ(基本)になるわけであり、
獅子はそれに成功しつつあったと評価していいと思います。


平日仕事終わりにお得に観戦できる
「遅割チケット」などの対策効果はあったと思います。


それを鑑みると、ここでは、
平日の稼働率は7割、休日の稼働率は9割(⑥)
を前提にして考えてみましょう。



メラドの今年の収容可能人数は30,956人です。
メラド改修工事で1769人減っており、
稼働率は高まる可能性が高いですが、
ここでは、上記(⑥)を前提にして考えます。


すなわち、
「100%」へ回復した場合(⑤a)は、
(⑥)の前提を鑑みて
平日は30,956人×7割=
休日は30,956人×9割=
で計算します。


ただし、
上限5000人の場合(③)や上限50%の場合(④)は、
稼働率が(⑥)より低いですから、
「満席」で換算します。
まあ実際、抽選で数少ない席を競って
満席になると思います。



そして、日程については、
前回や前々回の記事で列挙したように、
6月19日に開幕予定(①)と
「120試合消化」(②)を前提にして、

カレンダーに当てはめて仮定したものを想定します。


ただし、単純に並べた前回や前々回の記事とは違い、
月曜日に該当する「祝日」を考慮し、変更しました。


というのも、
8月10日&9月21日の月曜日は祝日であり、
連休に該当します。
集客効果(経済効果)を鑑みれば、
その日も休まず試合を組むでしょう。


そうです。そこで設けられるのは良いですが、
大きな問題としては、
今年の日程は
毎週6連戦という過密・過酷になりそうな中、

9連戦も生じ得る、という過酷な課題がある
んですよね。


もうガチガチにその前後週は
6連戦で固められており、1日も余地がありませんから、
6連戦~1日休~9連戦~1日休~3連戦~1日休~6連戦
となることが十分考えられますね。


まあ、選手にとっては「地獄の死のロード」です。


ただ、お盆は8月13日を1日開けました。
そこを埋めると「12連戦」が生じちゃいますからね。。。


<仮想日程>
8月1日以降、最短の3週間後に
「100%」へ回復した場合(⑤a)の日程
※(⑤b)のケースは、
 8月1日以降、最後まで「黄色」になりますね。


なお、基本的にホームで収益があるわけですから、
全試合の半分がホーム・メラド(⑦)として計算します。
※上記120試合で合計して、その半分を「解答値」としました。


さて、今年の観客数(ホーム)については、
8月1日以降、最短の3週間後に
「50%上限」から「100%」へ回復
した場合(⑤a)

多くて概ね93万人と推算されます。
昨年の観客数が概ね182万人でしたから、
(⑤a)の場合、観客数は
多くて昨年の半分(5割)程度
と伺えます。



一方、8月1日以降、
「50%上限」から全く回復できず
50%が最後まで継続した場合(⑤b)
は、
多くて概ね69万人と推算されます。
昨年の観客数が概ね182万人でしたから、
(⑤b)の場合、観客数は
多くて昨年の4割程度
と伺えます。


それでは、この観客減少は、
球団の全体への収益に
どの程度の影響があるのでしょうか?


残念ながら西武の総収益(総収入)における
内訳(構成比)の情報は不明です。


ここでは、球団総収益(総収入)の内訳について、
DeNA(2016年)の場合を見てみましょう。


チケット代が球団収益の約30%年間シートが約10%ですから、
観客の入場料が球団収入の概ね4割を占めていますね。


あとの主な収入としては、
スポンサー料が約10%、放映権料が約10%、
グッズが約20%、会員等のその他諸々が約20%らしいです。


ただし、グッズについては、
Webでの購入がグッズ全体の1~2割であり、
店舗での売り上げが大半を占めています。
すなわち、
観客が来ないと
「グッズも大半が売れない」
ということを示唆しています。


そもそも今回のコロナで自粛して経済が干上がりました。


コロナ対策は「密」を嫌いますが、
経済は「密」を好む、「密」があって発展します。
まあ、コロナ菌も経済も「密」が「蜜の味」のように大好きです。
ただ、同じ密であれば、コロナ菌の方が勝ってしまいますが。


今回、コロナの自粛で7~8割が出回りませんでした。
単純計算で考えても、それだと、
経済(売り上げ)も7~8割は減るのが自然です。
まあ9割減という企業も数多いですが。


ある意味で、観客が4割減なら、
Web購入以外のグッズも4割減と考えても良いでしょうね。
(例)Web以外のグッズ購入
  =球団収益の2割×(1-Web購入2割)
  =0.2×(1-0.2)=0.16→球団収益の16%
 もしその4割減ならば、球団収益の約6~7%減。
と概算できます(乱暴な計算ですが)。


すると、観客数については、前述の概算より、
(⑤a)の場合、少なくても
昨年の半分(5割)程度は減ですね。
(⑤b)の場合、少なくても
昨年の6割程度は減
ですね。


すなわち、観客数は
昨年と比して5~6割減少する(ア)
と伺えます。


ということは、
Web以外で売れるグッズについては、
球団収益の16%を占めていると考えれば、
観客数が5~6割減ならば、
グッズ収益は、
球団収益の約8~10%減→1割減(イ)
と換算できますね。


そうすると、予定どおり
6月19日に開幕して120試合を遂行しても、
(日本シリーズやCSは含めてません)
(ア)+(イ)から
観客数グッズの観点から
レギュラーシーズン分の球団収益(収入)
昨年と比して約6~7割減少する(ウ)

と推算されます。


スポンサー料とかも減額があり得るでしょうが、
ここは契約状況等にも応じるでしょうから、
何とも言えないので、飛ばします。


ちなみに、独立リーグのBCリーグは、
スポンサー料は減らされないようです。
まあ地元企業や商店等から成り立っていますからね。


しかし、放映権料は、
ホームが72試合だったのが60試合(約2割減)
になるので、単価が同じであれば、昨年より2割減ですね。
でも、放映権料は、球団差があるでしょうが(巨人とかは高価)、
DeNAの話を例えれば、
球団収益の1割程度を占めているくらいですから、
それが2~3割を占めていたとしても、
そこからの2割減では、球団収益全体の数%減程度ですね。



それらを鑑みると、
予定どおり
6月19日に開幕して120試合を遂行しても、

レギュラーシーズン分の球団収益(収入)は
昨年と比して約6~7割以上減少する

という推算でしょうね。


なかなか厳しい状況であり、
行くも、留まるも、退くも、地獄ロードですね。。。