下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【獅子投手陣問題】ほぼ先発ローテーション(6枚)は見えてきた(by西口C)

今朝、こんな記事がありました。


投手陣に課題が山積する西武にとっては、大事なところです。

西武開幕投手ニールら先発6枚そろう
今井、与座も
6/1(月) 5:00配信(日刊スポーツ)

 西武の先発ローテーション6枚がそろった。紅白戦3連戦から一夜明けた5月31日、
西口投手コーチがオンライン取材に応じ「プラン的には、ほぼほぼ先発ローテーションは見えてきた」と明言。名前こそ明かさなかったが開幕投手のニール、高橋光、松本を軸に、紅白戦で3回完璧に抑えた今井、下手投げの与座が猛アピール。さらに左肩痛から復帰のノリンを加えた6人で、開幕を迎える可能性が高まった。


 2日から始まる練習試合は11試合を予定しており、少ない実戦登板で調整。同コーチは「ある程度の球数を投げていってもらわないと。紅白戦や打撃投手で球数投げて調整できているから十分投げられる」。最大でも1人2試合の急ピッチ調整だが、自主練習で「最低ラインとして80%キープしてくれ」と指示。土台はできている。


 紅白戦登板がなかった松坂開幕2カード目以降へずれ込む見込み。3月に右膝にコンディショニング目的の注射を受けた影響は感じさせず、この日は4度目のブルペン投球で93球投げた。「大輔としても予想以上に投げられていると捉えている。紅白戦の時は年齢的なとこもあって若い選手のように、ブルペンに入っていなかった。これから調子を上げていくという形ですね」と段階を踏んでいく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
記事によると、
ニール、光成、松本、今井、與座、ノリンの6名
松坂は早くて開幕2カード目以降、のようですね。


今年は外国人の一軍登録可能人数枠が
例年よりもう1名増える可能性が高いため、
ニール、ギャレット、スパンジー、メヒア、
さらにノリンまで登録可能になれば、
上記の先発6名案は実現可能ですね。


今年は、120試合消化による過密日程に伴って
ほぼ毎週で週6連戦が組まれることでしょうから、
先発が6枚揃ってくれるのなら
ありがたいところです。


なお、ルーキー浜屋は、
当面、左の中継ぎ起用を視野に入れるみたいですね。

西武辻監督、浜屋は中継ぎで「先発は考えていない」
5/30(土) 19:28配信(日刊スポーツ)

 西武のドラフト2位
浜屋将太投手が、中継ぎでの開幕1軍を大きくたぐり寄せた。
 白組打線相手に5回から登板すると、先頭の外崎をカウント2-2から、高めのカーブで空振り三振。4番山川をファウル2本で追い込むと、外角への直球で再び空振り三振に仕留めた。続く5番栗山も一ゴロに打ち取り3者凡退で終えた。浜屋は「内角に投げ切れたのが一番よかった」と手応えを語った。


 先発でも起用の可能性がある中、辻発彦監督は開幕序盤は左の中継ぎとして起用する方針を明らかにした。「今のところは先発は考えていないです。彼もああいう短いところだったらスピードも出ますし、先発としても面白いんですけど、今のところは考えていない。今日は非常に良かった。彼の持ち味はインコースにしっかり真っすぐを投げられるというところ。(山川への)アウトコースも最後、見事なコースだったですね」と高評価だった。


 白組の2番手で登板した下手投げの与座も、3回2安打1失点と好投。開幕ローテーション入りに前進する内容に、同監督は「6連戦が続くんで、(先発)6枚というところで、彼がもし先発でいったときどこまで持ちこたえてくれるか。コントロールを持っていますから、先発としていけるんじゃないかと思っています」と合格点を出した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まずプロ実戦が最初の頃だから、
中継ぎで起用するは構わないのですが、
武隈も、野田も、調子が上がらないし、
春先に不振だった小川もよくわからないので、
「左の中継ぎ」で使いたいも構わないのですが、
「2点ほど」お願いがありますね。


①いずれワンポイント禁止制度になる?は不明ですが、
 「ワンポイント」で起用しないで欲しい。
②活躍の期待感が大きく膨らんでいますが、
 「無理な酷使」は避けて欲しい。
ですね。


①については、
「ワンポイント」となると消耗人数が増します。
この過密日程ですから、消耗人数はなるべく減らしたいですね。
確かに「ワンポイント」なら球数少なく済むから、
そう疲れはしないだろう、という見方もありますが、
マウンドに上がれば「打たれまい」と集中する分、
緊張度は上がるので、精神的負担はそれなりにあります。
その分、疲労も蓄積されますね。
ましてや、ルーキーですから、
その疲労度は先輩方より大きいです。
(徐々に慣れるでしょうが)


また「左対左」で起用するでしょうが、
それも「データ」や「特性」を鑑み、
「本当に左打者に強いのか?」を考えた上での起用
をして欲しいですね。


②については、浜屋がいくら元気と言っても、
ルーキーは、所詮ルーキーです。
通年でプロ生活を経験した2年以上の者と、
その経験がないで者は大きく違いますから。
(自分のペースがわかっていない、緊張度も大きい)
しかも、今年は例外的な過酷な状況です。
(2年目以上の者にとっても未知の世界)
無理な酷使をさせれば、
崩れる可能性は十分あり得ます
し、
下手したら、
「ピークはルーキー年だった」と
来年以降の選手生命にも響く懸念もありますね。


最近の事例では、2年間の蓄積で壊れたのは3年目ですが、
オリ黒木のようなことも。。。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そういえば、自粛期に入る前の4月最初の頃に、
西口Cは、
「夏場は先発を多めに考える構想」
(夏場の「先発10人ローテ」構想?)
を述べていましたね。

西武 夏場は「先発10人ローテ」
西口コーチ、大型連戦視野に構想
[ 2020年4月3日 05:30 ](スポニチ)

 西武の西口投手コーチが、夏場の「先発10人ローテーション」を視野に入れた。メットライフドームの全体練習を見守った西口コーチは、今季の戦い方について「日程が出てからだけど、夏場は先発を多めに考えないと」と言及。先発10人を用意する可能性にも「ウチはそんな感じでやらないと」と話した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕日は不透明。しかし日程消化に向けて、東京五輪のため中断が予定されていた
夏場以降、大型連戦が組み込まれる可能性が高い。リーグ3連覇と12年ぶりの日本一を狙う西武は、チーム防御率がリーグ最下位の4・35だった。例年以上に過酷な夏場を乗り切るため、先発要員をフル稼働させ、ポストシーズンにつなげたい考え。昨季、開幕から1年間ローテーションを守った今井は「開幕前はキャンプじゃないけど、練習量を増やしていく」と気を引き締めた。


 西口コーチは「開幕は6人でいくが、その後はこだわらない。調子のいい投手を使う」と説明した。3日から3日間、チームは自宅待機。「みんな無理に動いても仕方ない。また休み明けから」とメリハリをつけ、異例のシーズンに備える。 
 (大木 穂高)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


これは自粛前のニュースなので
今でも、この構想案が生きているか?不明ですが、
このときよりも過酷な日程になりそうですから、
自粛期間前のとき以上に
「人数多め投入」の思想は必要になりそうですね。


それだけに
駒の数が多いことに越したことがありません。
というか、
駒の数は多くしておきたいですね。


辻監督も
「先発投手にはなるべく長く投げてもらって
 中継ぎ陣への負担を減らしてほしい」
という願いはあるようですね。


勝つための基本の一環としては、
「先発陣が試合を築く」が大事ですから、
QS率やHQS率のアップは図れるようにして欲しいし、
光成、今井、松本のドラ1三銃士には、
エース群を形成できるレベルの三銃士に育ってもらいたいから、
勝つ投球はもちろん、
中継ぎ陣の負担を減らせる投球もして欲しいので、
なるべく長く投げることができるようになること
心がけられたいところがありますね。


とは言っても、
その域に達するには、まだまだ時間もかかるでしょうし、
乗り越えなければならないハードルも多く、
そう早期実現が容易くないのが現実です。


おそらく、今年の野球では、
超ハードスケジュールの中、
中継ぎ陣がフル活用させられることは必須
であり、
その負担大によって、
疲労蓄積に伴うパフォーマンスの低下
下手をすれば、
負傷離脱、選手生命の終焉まであり得る懸念がありますね。


すなわち、今年の投手陣運営については、
「先発のやりくり」はもちろん重要になりますが、
「中継ぎのやりくり」もかなり大変になりそう
というのが今年の野球では例年以上に露呈されるでしょうね。
(まあ、これは他球団も同様でしょうが)


詳細はこちらをご参照ください。


もちろん、
先発候補に挙がっている與座やノリンについても、
故障持ちですから、無理をさせるとパンクの懸念もありますね。
 ※ノリン:2016~17年を棒に振っており、
  2018年はAAで復帰し、2019年6月半ばからAAAへ昇格
当然、無理な酷使は禁物です。


ちなみに、與座については、
「彼がもし先発でいったとき
 どこまで持ちこたえてくれるか」はカギ
ですね。
確かに、6~7回を投げ切ってくれれば、
それはそれで越したことはなく、ありがたいわけですが、
與座の場合、二巡目に入ると怪しくなること
肝心な課題になっていますね。


その要因は、
二巡目に入って相手が慣れてきたからか?
若しくは、まだ長く投げる経験が乏しいので、
スタミナが消耗されてきたからか?
その要因はわかりませんが、
いずれは、6回とかを投げ切って、
QS達成、HQS達成する先発を担って欲しい
ですが、
6回まで投げられるか?
現時点では、そこは未知ですね。

二軍戦も含めて、
プロの実戦でそこまで投げた経験がありませんから。
現時点では、そこまでは計算に入れることができません。


しかも、3月のヤクルト戦のように球数が嵩んでいると
6回まで投げ込むことは厳しいですね。
 ※1回24球、2回14球、3回20球、4回17球
  合計75球(平均18.75球/回)


しかし、今の與座なら3~4イニングは、
十分通用すること
を示しており、
それを鑑みれば、
まずロングリリーフとしての起用が期待できます。
先発が崩れたとき、
二番手で試合を立て直すのロング起用が可能です。
もちろん、
敗戦処理として3~4イニングを投げるのも可能です。


しかも、彼の武器は、
タイミングを狂わせて相手を翻弄させることにあります。
その点を重視すれば、
一巡を相手にするショートスタータ
としても大いに期待できます。


一番手で使っても、二番手で使っても可と思います。
ただ二番手には4イニング以上は投げてもらいたい面があるので
與座の場合、一巡目を相手にする一番手の方が効果的と思いますが。
 ※最初からアンダーでタイミング狂えば序盤無失点が見込め、
  序盤無失点は勝つために大きな要素になるし。


たとえば、5/30の紅白戦でも
與座自身の投げ方で相手打者もタイミングがつかめませんでしたが、
それは、今井(速球派)→與座(アンダーの技巧派)と
継投したことによる投手特性の変化も大きく響いたと思います。
すなわち、5/30の紅白戦では、
與座をショートスタータとして活用できるという証になったと思います。


ところで、
3月中旬時点でもそうでしたし、今回(現時点)でも
十亀榎田は先発ローテ構想に入っていない」
ですよね。。。


榎田に関しては、春も不振に陥っており、
先日5/29の紅白戦では、2回無失点だったみたいですが、
まあ、榎田の場合、
「ヒットを打たれることはあっても失点を許さず」
粘り投球がセールスポイント
なので、
多少、打たれても無失点だったことに価値はあるのですが、
まだ甘い球も散見されて、本調子ではなかったみたいですね。


十亀に関しては、春は絶好調というわけではなくても、
そこまで酷い状況ではなかったですね。
内容は見ていませんけど、
先日5/29の紅白戦では、2回無失点ノーヒットだったらしいですね。


まあ、現時点で榎田はハズれても、しょうがないとしても、
十亀はハズれるほど状況が良くないのか?
というと、疑問も残りますね。


まあ7番手ということで、
人数枠から溢れてしまったということが考えられますが、
もともとは本田がローテ候補に入っており、
十亀さんの場合、キャンプからB班であり、
(最初はそれも調整&若手への刺激と思っていたけど)
最初から首脳陣の中で「戦力として期待値が低い」が故に、
B班始動、A班(一軍)昇格(チャンス)無し、
ローテ候補からもハズれる、となんでしょうか?


しかも、十亀は今の松坂より評価は下位なの?
という感想ですね。


しかし、十亀は(できれば榎田も)、
老け込むにはまだ早すぎ、
獅子投手陣にとっては、
先発ローテとして必要な戦力であり、
(先発5〜6番手のカギになる存在)
十亀(できれば榎田も)の働きは、
今年の野球で大きなカギになると思われるだけに、


まあ、與座やノリンらが苦しいときに
十亀あたりが「お助けマン」の如く登場すること
見据えているでしょうが、、、


十亀さんはいずこへ???