下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【6/2巨人戦(東京D)】練習試合開幕も締まらぬダレたゲームに(菅野以外)。勝つには勝ったけど相手の自滅祭の恩恵大。スパンジー猛打賞も肝心の課題は浮彫。秋山の言っていた心配が膨らむ。あっ光成は、、、求めるのは1イニングの剛投ではなく、QSやHQSであり「エースとしての投球」なんだけどね。。。

6/19開幕に向けて、
今日から対外練習試合が始まりますね。


緒戦は、東京ドームで巨人との練習試合ですね。


仕事を終えてから、
録画していた日テレジータスの中継を見ました。


スタメンは、こちらです。

先に結果のスコアボードはこちらです。



結果を一言でまとめれば、
菅野以外、締まりのない「バカ試合」でしたね。。。


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まず先発した光成については、
3回までは4失点ですが、
4失点するほど悪い状況ではなかったですね。


確かに
2回裏、中島には外角球を上手く合わされて流し打ちされ、
次の大城には甘くスライダーが入った分、
強い打球となり、一塁強襲のタイムリー
を打たれ、
(山川も捕っていてくれたら、、、)
3回裏、先頭の松原に出合い頭で右本塁打を被弾していますが、
 ※高さが打ちごろでしたね。
  ただ、松原は、レギュラー争いでアピールしたい立場ですが、
  またホームランバッターではないですけど、
  (第二球場では、田村が外角球で2ラン被弾していましたが)
  アベレージヒッターで、足は速いし、良い選手でしたね。


しかし、3回までは
フォークもしっかり落ちてパーラからの奪空三振とか、
ボテボテに打たせたり、していたわけですが、、、。


まあ、光成も
相変わらず「勝負弱い」という印象を露呈したかな
という印象です。


ただ、3回に失点したときの
湯浅(中安打+中失)の打球について
詰まらせながらも二遊間へ向かい、
源田が飛び込みましたが、二遊間を抜けました。
そのまま、中前へ転がりますが、金子後逸。。。
これが失点につながりました。
金子も源田が捕球すると気が緩み、
捕球タイミングを狂わせたか?
これはアカン!ですね。



ところが、光成については、
4回裏あたりからズルズルと悪くなる一方です。


先頭の中島に、
1打席目とは球種こそ違うけど、
(1打席目はストレート)
スライダーの外角球を合わされながら弾き返されましたね。


初球は内角を意識させるつもりで行っていますが、
3球目は外角低めに大きく曲げたスライダーで空振りを奪ってますが、
最後の4球目は、前までが全く関係なく合わせられました。
中島には、内角へガンガンに攻めないと。
ただ、1打席目と同様に、
打ちごろの腰高の高さで甘かったですからね。


でも、4回裏も打たれたのはその単打1本だけであり、
本来なら1失点しているはずがないのですが、
「自らの暴投」がその失点につながりましたね。


そこが光成の弱さですよね。


そして、5回裏になると、
フォークはまだ落ちたりして空振りを奪えましたが、
ストレートは、吉川尚やパーラに
甘く入って打ち込まれてましたね。


そして、坂本相手に暴投して、進塁を許し、
犠牲フライで再び失点。。。

4回裏と同じ失敗を繰り返す形に。
ただし、この暴投→進塁については、
森も止めてサードへ好送球を投げるものの、
吉川尚の足が速く、中村のタッチが遅く、
まあ、吉川尚の好判断&快速の足で手玉に取られた進塁、
「相手による僅かな隙を突くお見事な好プレー」とは言えるんですけどね。。。


でも、そこで失点するあたりが、
光成のダメさ(勝負弱さ)
ですね。


そして、光成自身、苦しくても
立ち直って相手の流れを断ち切り、止めなければならない
のに
(それができない以上、エース級にはなれない!)
ずるずると引きずってしまう
「負け戦」の投球になってしまう
そこが「光成の弱さ」ですね。。。


マルチを打ち込まれていた中島には、
森の盗塁刺のときの悪送球もありましたが、
今日は、本当に締まらないダレたゲームに・・・
ストライクが入らない与四球と、、、
悪いときの自滅型光成を露呈しましたね。。。


最後は大城をフォークで空三振に仕留め、
今日のフォークは最後まで良かったですけど、
明らかに「試合を壊す負けパターン」の投球になりました。


基本的にいい投球もあったわけですが、
例えば、松原の出逢い頭の一発被弾とか、
流れを悪くする失点の布石になる暴投や与四球とか、
そういう詰めの部分が甘いというか、
抜けているというか、
「勝てる投球」になっていないですね。


もちろん、金子の後逸とかありましたけど、
エース級に育つためには、
苦しい投球時でも立て直して
相手に傾く流れを断ち切る投球ができないと、、、

ですね。
それを安定してできる存在に
なってもらわないと、
ですね。


とにかく、光成、今井、松本のドラ1三銃士には、
獅子のエース級の三銃士に育ってもらいたいわけですから、
(できることなら多和田も入れてエース級カルテットに)
ダレてしまうジリ貧投球はNG、
締めるところは締める投球をし、
安定して「勝てる投手」になってもらわないと。


今日は、完全にダメダメというわけではないですが、
フルボッコの大轟沈という形ではなかったですが、
ズルズルとジリ貧状態の投球はダメですね。


あと、もう一つは、光成の場合、
もともとから左打者に弱い傾向がありますね。


過去の左右別被打率を見ると
2016年 左打者:0.315(241打数-76安打)
     右打者:0.270(215打数-58安打)
2017年 左打者:0.344(61打数-21安打)
     右打者:0.181(83打数-15安打)
2018年 左打者:0.250(28打数-7安打)
     右打者:0.217(46打数-10安打)
2016年 左打者:0.354(229打数-81安打)
     右打者:0.252(250打数-63安打)


今日の巨人打線は、左右のジグザグ打線を組んでいました。
まあ今日は9被安打も打たれ、
相手打者には左右どちらにも打たれましたけど、
左打者に対しては、12打席で5被安打。
一発を打ち込まれた松原も左打者でしたね。


左打者への対応力アップ
未だに十分課題として残っていますね。



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2番手以降は、6回から
平井~ギャレット~増田~平良とつなぎ、
一応、4イニングを無失点に抑えた、といえば抑えました。


その中で不安要素を露呈したのが増田&平良ですね。


確かに、平良は球が速いことが健在であったけど、
また、増田&平良とも満塁状態に陥ったこともありますが、
気になるのは、その満塁状態に陥る以前の問題であり、
アウトに仕留めるにしても、
二人とも、相手にファウルで粘られやすく、
相手の粘りをなかなか振り切れず、
球数がやたらに嵩んでいたこと
ですね。


例えば、増田の場合、
先頭の北村を右飛に仕留めていますが、
フルカウントからの6~8球目のストレートで
ファウルで粘られ続けていますし、
吉川大への与四球も、粘られての粘り負けですね。


満塁になってスイッチが入り、
湯浅に対しては、ストレート勝負で
バットにかすらせず空三振を奪って凌ぎました
が、
相手は格下ですからね。。。


一方、平良の方は、
変化球でも粘られていましたが、
ストレートでも粘られていましたね。


重信には二ゴロ、石川には遊ゴロで仕留めますが、
重信には9球を要しており、
石川には3球で追い込むものの、
4球目ストレート、5~6球目スライダーで
3球連続ファウルで粘られ、
銀や陽には、2球で追い込みながらも、
その後、ストレートで粘られていましたね。
(しかも銀に最後は与死球、、、と粘り負け


平井&ギャレットに関しては、
ギャレットは、
サードのスパンジーの好守にも助けられましたけど、
二人とも上々の投球をしましたね。


ギャレットに関して、
米国時代の成績から懸念された
「制球力問題」はまだ露呈していませんね。


でも、平井の場合、
気になるところは、昨年の酷使による影響ですよね。
一般論の話ですけど、
酷使されたその後は酷使された年よりも成績悪化
という傾向はみられますからね。


ただ、その真価については、
平井が疲れてきたときに問われるので、
すなわち、
今年、平井が疲労が蓄積してきたときにどうか?
そのときにわかる話
なので、
現時点ではまだ「不確実性のある心配事」のままですね。


まあ、もし現時点で昨年の酷使による影響が出ていたら、
平井の選手生命はもう短し、と覚悟しなければなりませんね。
平井は既に負傷する手前の状況と考えられ、
即休養させないと死にますね。
(ドクターストップ要を覚悟しなければなりませんね)


現時点では、さすがにそこまで酷い状況にはなっていませんが。


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一方、獅子脅し打線についてですが、
まず菅野を相手には
スパンジーが一発打ちましたけど、
その後の木村&金子には気合が逆に入って全く手が出ず、
とにかく、
「菅野って素晴らしい投手だよね」を
再認識させる内容になてしまいましたね。


二番手の速球派の元メジャー投手
勝手に崩れてくれたから、試合は勝てたようなものですが、
本来だったら「負け戦」でしたね。


巨人のビエイラという外国人投手ですが、
超速球派らしいですが、フォームがコロコロ変わるし、、、
あれでは、さすがに制球も厳しいですね。


ただ、最初のときに、
ちっちゃい素振りのトルネード投球をも見せましたが。。。
ノーコンのプチNOMOか???
と思いました。。。


野茂を少し思い出させてくれましたね。
まあ野茂はあんなノーコンではないですが。
ただ、中塚君か?
うちにも、こういうノーコン自滅型投手いるよな、、、
と思ってしまったのが情けないところですけど。。。


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打撃陣については、1点だけ述べます。


今日、菅野から2階打席に吹っ飛ぶ
大きな一発を含む猛打賞のスパンジーでしたね。


打ってくれることに越したことはなく、
本人も自信がつくから、打つことはいいのですが、
これで「大振り化」が進まないよな、、、
という懸念がまず1つ残ります。


スパンジーについては、
アベレージを残してもらいたい選手なんですが、
米国AAA時代ではメヒア以上の高い三振率を誇っていましたから、
しかも、大振りからの空振りも目立つので、
以前、秋山が述べていた持論ではないですけど、
「引っ張ったホームランは、
 力を入れれば入るという錯覚に陥る。
 ライトに出たホームランは気をつけないと。」
「ホームランの感触を消すこと」

それを少し見習った方が良いタイプな気もします。


※参考:米国3A時代の成績
◇来日前3ヶ年3A三振率(スパンジー)
 17年:0.121(66打数8三振)
 18年:0.341(88打数30三振)
 19年:0.321(424打数136三振)
→過去3ヶ年0.301、過去2ヶ年0.324


◇来日前3ヶ年3A三振率(メヒア)
 12年:0.257(514打数132三振)
 13年:0.311(489打数152三振)
 14年:0.278(79打数22三振)
→過去3ヶ年0.283、過去2ヶ年0.306



そして、
ストレートなら高めだろうが、低めだろうが、
問題ないことを示しましたけど、
もう一つの重要な課題になっている
「縦系変化球への対応力」については、
今日も全くダメであり、
逆に今日は、
ストレートと縦系変化球の違いを
もろに露呈しましたね。


米国時代の話になりますが、
データがメジャー時のものしかないのですが、
球種別で100球投げた場合に
「平均と比べてどのくらい得点を増やしているか?」
の指標を見ると、
メジャー通算では、
ストレート系wFB/Cは0.44、
カット系wCT/Cは0.61ですが、
カーブのwCB/Cはー1.78、
チェンジ系wCH/Cー0.98であり、
縦に曲がる・落ちる変化球は弱い懸念を示しており、
それが三振を増している影響要因
になっている不安が伺えていましたね。


そして来日してからも
縦系に曲がる・落ちる変化球には
それをブンブン振ってしまうことも露呈
しています。


しかも今日の打席については、
1打席目は菅野の高めストレート引っ張って
上段のライトスタンドへ放り込みました。
 ※秋山が言う持論が気になるところですね。


2打席目は、B1S0の2球目となる
低めのストレート引っ張って右安打を放ちました。


3打席目は、
初球のストレートをファウルにするものの、
2球目の低めに落ちるフォークは空振りして迷いが生じ、
最後の外角に小さく落ちるフォークには
迷いから手が出ず、見逃し三振。。。


4打席目は、
初球の外角へ小さく落ちるフォークを見逃し、
高めに抜け気味のフォークは空振り。
最後は内角のストレートを捉えて中二塁打を放ちました。


猛打賞でしたは、打った全てはストレートばかり。
その反面、空振りしたり、迷って手が出なかったりして
縦系変化球の課題は再び浮彫にしてしまったこと
猛打賞で気分は良いでしょうが、
そこを露呈してしまったことは、
相手球団もそれを簡単に知るでしょうから、
今後の大きな不安材料になりますね。


とにかく、スパンジーにとって、
縦系変化球への対応力アップ

NPBで活躍するための最優先課題です。


別に「縦系変化球を打て!」とまでは言いません。
少なくとも
「見極め」や「カット」ができるようにならないと。
それを含めての
縦系変化球への対応力アップが
喫緊な課題です。


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ところで、蛇足その1ですが、
木村については、
三振するにしても、アウトになるにしても
もうちょっと粘ろうよ!
ですね。。。


ノーコン投手相手に
三球三振はアカンです。
源田がカットし続けて、
相手の自滅(与四球)につなげましたね。
木村ももう少し見習いたいですね。。。



蛇足その2
密々ですね(^^)/