下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

過密日程で『第二先発体制構想』が他球団であちこちと。もちろん戦力層が厚い球団は可能でしょうが、獅子だって、戦力層が薄くて半端者が多いからこそ、使える発想ではないでしょうか。

開幕まで今日を含めてあと2日ですね。


昨日の西武ライオンズ公式Twitterでは、
あと3日と山川でしたね。

この二人にも活躍してもらわねばなりませんね。



さて、今年は、11月まで毎週6連戦が続き
過密日程で苦しいシーズンになりそうですね。



その過密日程に伴って、
特に投手陣への負担は大きすぎますね。


その中でも
リリーフ陣への負担は大きいでしょうね。


昨年のような「平井さん酷使」思想では、
昨年の終盤にパフォーマンスを落とすくらいで済めばまだしも、
今年はもっと早期にパフォーマンスを低下させるどころか、
来年は潰れてしまって「Good Bye!お大事に」
なんてなってしまう懸念もありますね。


でも、その負担はリリーフ陣ばかりでもないですね。


先発陣も毎週6連戦でフル回転になりますので、
しかも、先発陣には
『試合を築く』『試合を壊さない』という
勝つための基本的な重要任務
がありますから、
疲労に伴ってパフォーマンスが低下してしまえば、
その重要任務の遂行が危ぶまれますね。


そこで、ソフバンの方は、CSでも実績を示した
『第2先発体制』を敷く構えでいますね。


CSのときは見事にやられましたね。
早めの継投で別タイプの投手が出てくるから、
疲れてもなく、タイプも違うので
短期決戦の勢いに乗じられて、
こちらも捉えにくかったですね。


東尾氏も語っておられます。


まあ、最大の敗因は「獅子投手陣にあり」ですけど。


ソフバンについては、
東浜、和田、ムーア、
バンデンハーク、石川、二保の先発6人のほか
第二先発要員として、
高橋礼、松本裕樹を配置します。


高橋礼はアンダースローですから、
打つ方もタイミングを狂わされやすいので、
第二先発としての活用としては、
効果を大いに発揮しやすいタイプ、

こちらから見れば、
だいぶ手こずらされる、と言えます。


さらに、大竹や杉山も第二先発要員候補のようです。


たぶん、昨年から、いち早くあれこれ試案してきた
日ハムも第二先発体制は敷いてくるでしょうね。


さらに、楽天や阪神もその構想を見据えているようです。


楽天の場合、1人目の先発に球数制限を設けて、
2人目を投入する姿勢のようですね。



あちこちで、過密日程の今年だからこそ
第二先発構想が考えられますね。

【プロ野球】開幕ダッシュの鍵は「第2先発」。先発陣はやや調整不足?
田尻耕太郎 | スポーツライター 6/17(水) 14:09
いよいよプロ野球開幕目前だ。6月19日、待ちに待った長いシーズンのドラマが幕を開ける。


 今季は例年より23試合減の120試合制だ。福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督は「開幕ダッシュを当然意識します」ときっぱり言った。試合数が減れば1試合の比重が増すとともに、短距離レースのように出遅れは致命傷になりかねないとの考えが言葉の裏側に見てとれた。


 長丁場のペナントレースを安定して戦ううえで重要なのは投手力だ。打線は水もの。特に先発投手がしっかり計算立てられれば、リリーフ陣への負担も少なくて済む。


 各チームともメディア報道を見比べると開幕ローテーションはもう出揃っている。なかでも、やはり開幕投手の顔ぶれは当然ながらとても豪華だ。「うちのエース」「今シーズンの柱」と各監督が自信を持って送り出してくる。


 それは毎年と変わらない。


 しかし、3カ月遅れの開幕は、彼らの調整をとても難しくした。


 準備をする時間は飽きるほどあった。しかし、開幕日が「6月19日」と正式決定したのは5月25日。そこからの準備期間は1カ月もなかった。


 プロ野球選手も人の子だ。目標がきちんと定まらない中で体も心も緊張状態を保つことなんて出来ない。自主練習期間中に取材をしたところ、大抵の先発投手たちは「開幕までに練習試合で3、4試合は少なくとも登板したい」と話していた。中6日が主流だから登板は週1で、4度マウンドに上がるならば1カ月は“少なくとも”欲しいとの要望だった。
<中略>


工藤監督が明かす「第2先発」構想
 もちろん、これは開幕第2戦以降の先発ローテーション投手たちにも同じことが言える。そのことも考慮されて、今シーズンは出場選手登録枠が従来の29名から31名に、ベンチ入りも25名から26名へ拡大される。


 この増枠をどのように使用するか、首脳陣の腕の見せ所となる。


 ソフトバンクの工藤監督は昨季12勝で新人王の高橋礼と、今春に自己最速153キロをマークするなど伸び盛りの松本裕樹の2投手を「第2先発」としてベンチ入りする構想を明かしている。


「先発投手のイニングや球数を急激に増やすと怪我も怖いし、(中6日の)1週間での回復が見込めない中でどんどん状態が悪くなるのも怖い。僕ら(首脳陣)も開幕が決まってからと言って、急に投げこめとも言えなかった。シーズンに入って、少しずつ上げて、2、3週もすれば通常に戻せるかなと思いますが。


 また、そのイニングをリリーフ投手だけで埋めるのも大変。高橋投手も松本投手も長いイニングを投げることができるし、リズムよく投げてくれるから攻撃のリズムも作りやすくなる。劣勢からの登板でも、逆転のチャンスが広がる」


 第2先発といえば、昨季は日本ハムがオープナーを採用して栗山監督が起用したし、この開幕前にも楽天や阪神で「第2先発導入」の動きがあるとの報道がある。


 先述したように、長いペナントレースを安定して戦うには投手力の充実が必要になる。例年よりも分母が少なくなる今シーズンは、より目の前の試合、1つの勝利にどん欲になるチームが最後に笑えるのかもしれない。


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確かに、戦力層が厚いからこそ、
そういう第二先発体制が大いに使えるわけですが、
たとえば、
貧弱な投手層となっている西武の場合でも、
半端な投手が多いからこそ、
スクラムを組ませる「烏合の衆の戦い方」として、
『第二先発体制』は有効になる
と思います。


例えば、與座が二巡目問題を抱えているならば、
アンダースローで相手はタイミングが狂いやすいので、
一番手でショートスタータとして先発登板させて
3イニングを投げさせ、
そこから松本あたりで6イニングを投げさせる
という手も考えられます。


本来なら、
今井、光成、松本のドラ1三銃士
エース格投手に育って、
3人で悠々とQS、HQS、完投を安定してできるなら
それで良いわけ
ですが、
現状では、たまに実現できても、
長くはそうもいきそうにありませんね。
ニールだって、6イニングが精一杯です。
それ以外だったら、、、


しかも、実力も低く、疲労もたっぷりでは
パフォーマンスはボロボロになりますね。
実力が低いからこそ、
パフォーマンスを

少しでも高めるコンディションが欲しいですね。


それ故に、
半端者が多いからこそスクラムを組ましたいですね。


また、ソフバンだって、
この第二先発構想の背景の一つには、
「調整が間に合っていないから」という理由もありますね。
すなわち、
半端な状態にあるからこそスクラムを組ませる
という意味合いもあります。


だからこそ、
貧弱な投手層となっている西武だからこそ、
『第二先発体制』構想を見据えて欲しい
ですね。



そして、ある意味、
負担が極めて大きくなりそうなリリーフには、
二班に分けたローテーション

組みながら運営されたいですね。


次の記事は、
普段、Twitterでやりとりさせていただいている
せっきーさんの記事です。


以前、楽天のデーブ大久保元監督が
視野に入れられていた
「中継ぎ陣のターンオーバー制度」を参考に、
今の西武こそ、必要な思想であるだろう
と述べられている記事であり、
私も大いに賛同させていただいております。


もちろん、やり方は色々あるでしょうし、
そこは、西武投手陣に合わせた組み方を検討する必要もあるわけですが、
せっきーさんが最もご主張されている
「今こそ、負担が大きく嵩みやすい
 リリーフ陣の負担を分散して運営すべき」

という視点がもの凄く重要と思いますし、
その点で大いに賛同させていただいております。


ターンオーバー制については、こちらを参照ください。

「中継ぎはローテーション制にしたい。8人を2つに分けて、4人が2週間、目いっぱい放ったら2軍に落として、下から4人上げる。そうすれば1年間、楽に回る」。いわば中継ぎの「ターンオーバー制」。中継ぎの負担を軽減して常にフレッシュな状態で登板させたいという狙いだ。
 試合では早めの継投で、どんどん投手をつぎ込む。かつてプロゴルファーを目指し、トーナメントの出場経験もある指揮官は、その理由をゴルフに例えた。「前半10オーバーで回ったら、後半10アンダーでは回れない。それと同じでマウンドで修正するというのは、なかなかできない。だったら代えて相手にハマる投手を投げさせた方がいい」。西武の打撃コーチ時代にアーリーワークを真っ先に実践するなど、球界の常識にとらわれない柔軟な発想の持ち主だけに、投手起用にも独自の考えを明かした。


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ただし、それらの前提条件として、
当然、一軍登録者人数について、
投手陣は野手陣より多く用意すべき

そして、
一軍と二軍の連携を密に図り、
二軍も含めて一軍ファーストで運営すべき

ということが必須になります。


それら前提条件が欠けていれば、
第二先発も、リリーフローテーションも
実現は困難
になります。



詳細はこちらをご覧ください。


また、今回の日程については、
前半は同一カードの6連戦になるわけですが、
ある意味、そこも相手なりに戦力を使うなど
「日程は使いよう」
というの面はあります。


例えば、6/30~7/12はオリ&カモメ戦ですから、
主力を抹消して休ませ、格下を使い、
7/14鷲戦から主力を戻すとか、
9/1~10もそのような手をとって、
9/11からの福岡での鷹三連戦に主力を一気にぶつけるなど、
考えられます。


もう少し具体例を出せば、
オリ&ロッテ戦の2週間カードなら、
ニールを下げてカモメに強い本田を使うとか、
平井&増田を下げて
ギャレット&平良を中心に
下からも若手(ロングがベター)を呼んで凌がせたりすれば、
主力の一部を休養させられ、
リフレッシュして次の鷲戦等で使えますからね。


ロッテのみの一週間6連戦を対象としても、
前後2日を含めれば、
その前後カードの6連戦の1日ずつ欠けるだけで、
主力を残り試合で使えますね。


強敵相手カードの直前を有効活用して、
主力の一部は、

リフレッシュした形で強敵と当てる
などの工夫した人の使い方も、効果的となり得、
ある意味で、必要になるかもしれませんね。