下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【開幕戦:日ハム1回戦(MLD)】内容では微妙であっても、 勝負を制した開幕戦に! あざーす 2020初のれおほー\(^o^)/ 苦しい状況にありながらも、踏ん張りつつ「勝利運」「流れ」を呼び込むニール神。有原は好投も一時的な山賊への重圧に負ける。光成らもニールの勝負強さを身に着けて欲しいですね。



開幕戦スタメンです。



守備入りです。


まずは白星発進です!
今年の初勝利は得ましたから、
あとは気張らず勝ち星を積み重ねていけばいいですね。


結果はこちらです。
今日の開幕戦は、
内容では「勝った」と言うのが微妙
ですけれども、
勝負としては「勝った」という一戦になりましたね。


確かに「運」もありましたが、勝負事ではそれも大事です。


有原の方が好投をしている中、一時的に崩れたわけですが、
その「一崩れ」が致命傷となり、
ニールの「勝負運」「勝負強さ」が勝ち星を呼び込んだ一戦とは言えますね。


まずは今日の投手陣成績です。


まずニールについて。


序盤は、粘られて球数を嵩みましたね。


ハムも「ニール対策」の一環として、
粘って球数を増やさせる作戦なのか?
でも、それもニールには十分、有効な手とも言えますね。
(こちらから見たら、嫌ですけど)


それでも、今日のニールについて、
初回の立ち上がりが20球も要し、
2回表も22球も投げることになり、
今日は全体で106球を投げることになりましたが、
全てゴロアウトの三者凡退で凌ぐ初回を含み、
今日は併殺を1つ含み、
合計11個のゴロアウトを稼ぎましたね。


ニールの場合、
ゴロアウトが調子のバロメータと言えるだけに、
このゴロアウトの積み重ねは良かったと言えますね。


ただし、例えば、初回、
近藤には低めを打たせてゴロアウトを稼ぎましたが、
粘られた西川や大田には、球が低めに集まりませんでしたね。
また、内外を突こうとするとき、中へ入る球も散見していました。


また、ハム打線の場合、下位打線がそこまで強力ではないので、
ピンチ(2回&4回)で
石井、初出場の野村の打席で回ってきたこともラッキーでしたね。
(ハムの方がチャンスを築くまでで息切れしたようなもの)


確かに、今日の審判の判定は、厳しい面がありましたけど。


しかし、今日のニールは、2シームよりも
チェンジアップが大きく武器になっていたと思います。
チェンジアップは、低めで空を切ったり、ゴロアウトを稼いだり
でも、低めばかりではないのですが、
腰高の高さに入っても、微妙に曲がって芯を外しており、
ハム打線も、そェンジアップに
タイミングが合ってませんでした(特に渡邉など)。


でも、苦しい状況にありながらも、
本番では踏ん張りつつ
「流れ」「勝ち運」「勝利」を呼び込むあたりは、
連勝街道を歩んだニールらしい戦いになった気もします。


後述しますが、有原の方は、好投劇を見せるものの
一時的な山賊への重圧に負けましたね。


ところで、ニールは本番で勝負強さを発揮しますが、
うちの投手陣の場合、光成らだと
ずるずると引きずってしまう
「負け戦」の投球になってしまう弱さ
がありますね。


エース級の投手に求められる条件の一つとして、
苦しい状況下においても、
相手の流れを断ち切り、止めること
があります。


というか、勝負師にとって、
そういう踏ん張りが
「勝ち運」「流れ」を呼び込むわけであり、
そのような「勝負強さ」は
物凄く欲しい要素とも言えます。


エース級の投手に育ってもらいたい光成らには、
ニールの勝負強さを身に着けて欲しいですね。


ところで、
気になったのは、最後の一ゴロ併殺時に
ニールが一塁カバーにはいったとき、
足を痛めなかったか?
という様相が見受けられたことですね。
何もなければ良いですが。


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後続については、7~9回の3イニング
平井~ギャレット~増田の勝ちパが継投しました。


結果としては、ゼロを並べて、
最後までハム打線をゼロ封に抑えました。


ただ、平井について、石井に打たれた一安打
山川がダイビングせず、
深めに回り込んで間に合っていた外崎に任していたら
二ゴロでしたから、やむを得ないヒットだったので、
4つアウトを獲ったような面はあるわけですが、
とにかく、今日の平井は
制球が怪しい傾向にありましたね。


逆球は目立ち、大きく外へ外したり、すっぽ抜けもありと、
内容はそこまで良いとは言い難く、
まあ、王や清宮にフォークが効いたこと
大きく助けた印象ですね。


ギャレットは、やはりストレートは良いです。
宇佐見には真ん中へ放ってしまっていますが、
球威、力でねじ伏せましたね。


ただ、もともとより制球が良いわけでないから、
ストレート勝負を仕掛けた西川に
粘られてしまったようなケースでは、
粘り負けして与四球につながりやすいですね。


西川には、
初球のストレートが内角一杯に入って見逃させ、
3球目の外角ストレートで空振りを奪って
追い込んだまでは良かったですが、
まあ、来日して覚えたばかりの
豊田C直伝のフォークとなる4球目がハズレ、
力んで外した5球目ストレートにより、
フルカウントにしてしまったこと
与四球の大きい要因になったわけですけど、
6~7球目の高めストレートで片づけたいところを、
西川にあっさりとカットされながら粘られましたね。


西川も3球目のストレートに合ってませんでしたが、
6~7球目には、カットをするくらいは余裕でしたね。
もちろん、ギャレットのストレートは
粘っても、楽に打てる代物ではありませんが、
ギャレットの制球力では、相手も
粘ることで与四球を誘いやすくなりますからね。


ところで、ギャレットの変化球については、
豊田C直伝のフォークは、まだ精度が粗いですね。
もともとから持っている縦スライダーは、
速球ストレートと組み合わせながら
今日は緩急を活かして効いていました。
精度はそこまで高くないですから、
いかにストレートと併せて
緩急を活かせるかがカギですね。


最後の増田については、
可もなく不可もなくというところでしょうか。


とりあえず、
今日は投手陣の中でもベストメンバーでつないだわけですが、
(先発一番手ニール~勝ちパ(平井・ギャレット・増田))
ハム打線が相手とは言え、
投手陣がゼロ封で抑えて
試合を制したことは良かったです。
(今日は「投手陣の勝利」と言ってもいいですね)


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一方、獅子威し打線についての詳細成績です。


打者一巡目の序盤戦(1~3回)は、
有原に対して全く手が出ませんでしたね。


有原自身、打者9人全員に対して、
初球は全てストライクカウントを奪い、
ストライク先行で追い込んでからも、
遊び球、無駄球がほとんどなく
球数省エネ投球で積極的に抑えてきましたね。


球種が多様に渡っている面があるとともに、
コース一杯に決めるストライク球も見せてくるので、
獅子威し打線も
有原の球が捉えにくくなっていましたね。


しかも、ストライク先行傾向で、
コース一杯に決めても来るから、
こちらも動くとしたら、
早打ちにならざるを得なくなった面もあります。


ところが、
打線二巡目に入る4回裏になると、
有原もリズムを崩し始めます。


3回まで、打者全員に対して
初球からストライクを稼いでいた
のに、
4回裏の先頭スパンジーには、
初球のカーブが逆球になってボールカウントからに


そして、スパンジーは、2球目の外角ストレートに
合わせながら、中前へ上手く落とし、
チーム初のヒットで出塁します。
ポテン気味ではありましたが、
バットをしっかり振り切った分、
センター前に打球を押し込みましたね。
ストレートは、高め、低め、外角、内角、
いずれに対してもやはり強いです。


次の源田に対しても、
有原は初球がボールカウントから入ります。
そして、2球目が逆球気味にやや内角へ入って、
源田が完璧に捕らえて引っ張り、右安打で続きます。


1番スパンジー、2番源田の采配
打者二巡目にして効果を発揮しましたね。


そして、無死一二塁のチャンスで森を打席に向かえます。
有原の方は、そのピンチで森との対決となり、
なかなか投げることができず、
タイムもとりながら間を嫌いましたね。
有原に重圧がのしかかっていましたね。


森の打席では、
初球となる2シームが外角低めに際どく外れ、
森もそれを見極め、ボールカウントからのスタートになりましたね。


もし、この初球がストライクゾーンに入って
カウントを稼がれていたら、
有原も勢い(リズムを)取り戻す可能性がありましたね。


さらに、森は
2~3球目のチェンジアップをファウルで逃げながら
追い込まれるものの、
有原が勝負に出た低め4球目チェンジアップに
森も我慢して手を出さず、誘いに乗らなかったこと
有原にさらなる重圧を助長させます。


5球目は力んで中に入ってしまい、
6~7球目のチェンジアップは決まりません。
山賊に対して積み重なる重圧に伴って、
3回までの序盤で見せていた
制球の良い有原から一変しましたね。


この試合の分け目になったのは、
森がきっちり見極めた

有原の初球&4球目
と思います。


ただ無死満塁で打席に入った山川
打つ気満々でイレ込んでいましたね。


初球のフォークであさりと空振りしてしまいます。
でも、有原もプレッシャーを感じている分、力みが抜けません。
そして、4球目、フォークが抜け気味に真ん中へ入る絶好球
山川が待ってましたとばかりフルスイングをしましたが、
小さく落ちたところで球の頭を叩いてしまい、
打球はボテボテの浅い三ゴロコースに。。。


しかし、初出場である三塁手の野村
突っ込んで捕球はしましたが、
ホームへ突っ込むスパンジーを目前にしながら
野村は焦って固まってしまったのか、どこにも投げられず
(山川も必死に激走)
今年初のチーム打点となる
内野安打タイムリーに・・・


まあ野村も一塁へ投げていたら、
1点を失っても、一塁で山川は刺せましたね。
日ハムの立場から見れば、
まだ1アウトでも奪っていれば違ったでしょうに。


有原にとって、打ち獲っているにも関わらず、
先制点を許し、しかも無死満塁のピンチが続く
という状況で、重圧をさらに増してしまいます。


有原自身、なかなか投げることができず、
間を嫌うようになり、リズムが狂っています。


それでも3球目は、気合の入った
150km/hのストレートで投げ込みましたが、
結局、5球目、力んですっぽ抜け、
外崎の左ひじのエルボガードをかすり、
与死球で押し出しとなり、
もう1点(2点目)を稼ぎます。


ある意味、
ハムの自滅しそうな状況下で無死満塁が続き、
満塁男・中村が打席に入り、
中村もカットをしながら粘りましたけど、
最後は粘り負けて空三振に終わりましたね。


このとき、中村は、明瞭にカットを重ねてましたね。
おかわり君の「カット劇場」でもありました。


確かにカットしていくことは甘い球を誘ったり、
ボール球を助長したりする手段として良いんですが、
中村にしては、あからさまにカットで粘るのも珍しいです。
それを考えると、
「カットで粘っていた」というよりも、
調子が戻っていないからこそ(苦しい打撃だからこそ)、
カットする打撃しかできなかった」のか?
という気もします。


でも、有原の方は、中村に粘り勝って
1アウトを奪ったことにより、力みが消えましたね。


次の栗山は、3球目、
外角一杯にストレートを決められて追い込まれます。
そして、内角ストレートの4球目を
詰まらせながらボテボテになり、三ゴロ併殺打コースに。
しかし、三塁手・野村の送球動作も素早くなく、
栗山が間一髪で一塁に間に合い、
結果として、
併殺崩れで追加点(もう1点)も奪いましたね。


結局、この4回裏は、
スパンジー&源田の1・2番コンビ
突破口となって最大限のチャンスを得つつも、
決定打は無かったわけが、
よくわからん形で3点を稼ぎましたね。


それも有原にのしかかる山賊への重圧
初出場の三塁手・野村による守備面での詰めの甘さ
獅子にとって、大きく功を奏しましたね。


ところが、その後、有原はリズムを取り戻し、
2番手の堀は、
立ち上がり(栗山&木村の打席)こそ制球が乱れてましたが、
勢いに乗ってしまって、
獅子威し打線も、5回以降、
追加点を稼げず、ダメ押しを決められず、

スコアボードにゼロを並べましたね。


7回裏、スパンジーは、
左腕の堀に見三振で料理されたわけですが、
フルカウントからの最後の6球目が
背中の方から入り込む
見事なフロントドアが内一杯に決まっただけに、
この見逃しはやむを得なかったですね。



今日の結果として、
スパンジー&源田の1・2番采配がハマリましたが、
ハムの方も4回裏の有原ら自滅が致命傷となるものの、
獅子威し打線は、
全体的に見れば抑えられましたね。
特に、中村、金子は状態が戻っていません。


今日は緒戦だったから、ということもあったでしょうが、
ベンチでレギュラーの座を虎視眈々と狙う
川越、将平ら若獅子が取って替わっても良いですね。


スパンジーがあちこち守ることができますから、
内外野の双方を対象に見据えながら、
レギュラー陣が調子が悪いのであれば、
いくらでも調子の良い者に代わる術がある
のですから。


とにかく、チーム内競争はまだまだ続きます。
ただし、それがレベルの高い戦いであればあるほど、
チームの底力もアップする
わけですから、
内容の濃いチーム内抗争を続けたいですね。


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ところで、他球団の試合の方は、
鷲が牛を相手に大勝したみたいですね。


そして、鷹については、
苦手のカモメを相手に土壇場で追いつかれるものの、
最後は引き分けに持ち込まず、
10回裏にきっちりサヨナラ勝ちを決めましたね。
(そこが「鷹の勝負強さ」ですね)


は、千賀、甲斐野、デスパ、グラシアルが不在でも、
東浜が復活していますし、他も新手が出現しますし、
やはり勝負強く、脅威の相手ですね。


一方、セ・リーグの方は、
西や大瀬良が一発HRやタイムリーを放って打点を稼いだり、
ヤクルトvs中日は雨の中、大変だったみたいですね。


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さて、明日はこちらの先発がです。


松本に関しては、とにかく
昨年からの懸案事項になっている
『無駄球』の節減が最大の課題ですね。


松本の場合、
長く投げることができない大きな一因として、
『無駄球』を重ねることにより、
球数が嵩むこと
が挙げられますからね。


一方、ハムの方は加藤が先発に用ですが、
加藤というと、
加藤をショートスタータで使っての
第二先発制を敷いてきますね。


連勝してしまって、
早々に勝ち越しを決めてしまう
戦い方が楽になりますね。


ただ、リリーフ陣について、
今日は平井~ギャレット~増田を使っています。


明日は
平井、ギャレット、増田の連投は避け、
平良、宮川、浜屋、森脇らを試してほしいですね。


来週からは本拠地での鷹6連戦が控えておりますので、
このハムとの開幕3連戦カードで
余計な疲労を蓄積させたくないですからね。

鷹戦の場合、
敵地・福岡での開催は分が悪すぎるため、
本拠地で勝ち星を稼げないと
シーズンの戦いは、厳しい展開に陥ります
ので、
来週の鷹6連戦は、
勝ち星をどん欲に

1つでも多く稼ぎたいですからね。