下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【日ハム2回戦(MLD)】2試合で防御率が1でも、決め手不足で山賊現れず『まけほ~😢』/獅子にとって珍しいロースコア展開も『投手戦』というよりは獅子&ハムの双方で『拙攻・残塁祭』という印象。

今日は日ハム2回戦です。


外崎の先制ソロ弾が出ましたけど、

試合の方は、
決めて不足の子猫打線となって
山賊現れず『まけほ〜(>□<)』に。。。


今日のスタメン結果です。


まずは投手陣から整理します。


昨日と今日の2試合で2失点と
獅子投手陣にしては珍しく防御率は1.0です。


ただ、今日は被安打は5個でも、
与四球が8つは多いですね。


今日の試合はロースコアの展開になったわけですが、
双方とも
投手陣が出塁を許しても
失点をなかなか許さずの投手戦とも言えるかもしれませんが、
双方とも残塁が各々9個もあり、
決め手不足の拙攻・残塁祭という印象が強いですね。


さて、次は獅子投手陣の詳細成績です。


先発した松本について。


初回の立ち上がりは、
大田には上手く中前安打を打たれました。
しかし、
重ねたボールカウントが目立ちましたが、
ストレートが走っており、空振りも奪え、
危なげなく切り抜けています。


松本の場合、
長いイニングを投げるために、
昨年から『球数の縮減』
課題になっているわけですが、
序盤の3イニングは
ボールカウントの球が目立ちましたけど、
13球/回、11球/回、14球/回で
3回38球であるので、
球数の課題は概ねクリアしていました。


しかし、序盤3イニングは9人で片づけましたが、
昨日のハム有原のように、
打者二巡目に入る4回に崩れましたね。


4回表先頭の西川
内角高めのストレートを捕らえられ、
通算1000本安打となる右安打を放たれます。


次の大田の打席では、
内角低めのカーブ逆球となって。
外角攻めで外角を意識させられている大田も
その逆球に対応できず、

結果往来の空三振で料理しました。


ただし、大田も初球のストレートで振り遅れており、
緩いカーブで緩急を活かせたことは挙げられます。


ただ、大田は、昨日から
カーブやフォーク等の緩い変化球が
全く合っていなかったことも功を奏しました。
森も、大田に対しては、
カーブ(最後はフォーク)で徹底的に攻め、
大田を黙らせましたね。


4回表の松本に話を戻しますと、
問題は、近藤&中田の打席ですね。


近藤には簡単に歩かしてしまいました。
低めにボールを集めて、
慎重に低めを突こうとしていましたが、
ゾーンに決めることができず、近藤も手を出さずでしたね。


でも、今日の松本は、近藤に対して、
慎重になり過ぎてしまって、
ボール先行のカウントばかりになってしまい、
2つ歩かせてしまいましたね。


渡邉に対しても
ストライクを決めきれずにカウントで苦労しましたね。


そして、4回表に話を戻すと、
次の中田の打席では、
一発があるから、初球は慎重に入っていいのですが、
2球目が外角の腰高コースへ甘く入り、
完璧に獲らえられましたね。


ただ、バットの先でインパクトしていたので、
打球はスタンドに入らず済みましたが、
もう少し中へ入っていたら一発被弾でしたね)
フェンス直撃となりましたね。
しかも、そのクッションボールを
木村も捕球できず、打球処理が手間取り、

2点を一気に失いましたね。


次の王にはフォークで空三振に仕留めましたが、
そのフォークは、
だいぶ手前で落ちてワンバンした糞ボールであり、
王がたまたま手を出して空を切ってくれたので
助かりましたね。


そして、次の渡邉には、ストライクが全く入らず、
B3S0から最後の4球目は、敬遠気味で歩かせました。


最後は下位打線の石井に回ってきたので、
(ハムも打線の駒が尽きる)
松本もこの4回表は2失点で済みました。
一応、その後も失点は許さず、
何か昨日の有原のような結果になっていましたね。



でも、今日の松本については、
①慎重にコースを突こうとするとき
 力みが入って制球を乱す

という課題を見せるとともに、
走者を出すと
 リズムを崩しやすい
 「弱さ」を露呈しやすい
という問題点も示しましたね。


それら①②の問題点については、
前回の3月21日の
日ハムとの練習試合でも露呈していましたね。
(今日はその練習試合ほど悪くは無かったですが)


このときの練習試合では、
コース突くことを意識しすぎて
力み制球も怪しくなっていましたし、
(力んでの逆球も散見)
4回表、四球から崩れたわけですが、
昨年も課題であった
「走者あり投球」も大きく露呈しました。
走者を出してから、
投げ急いでいる感もありましたし、
制球難を意識しすぎて逆にハマっていましたね。
ビヤヌエバには、
ストライク欲しさの失投でしたね。



結果としては、6回1/3 2失点でしたが、
松本については、光成や今井らと共に
エース級の投手になってもらいたい存在です。


そのためには、
前述のような課題をクリアしながら、
『勝てる投手』になりたく、
さらなる進化、覚醒が欲しいですね。


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2番手には、平良が登板し、
得点圏に走者を置いた状況でしたが、
下位打線が相手だったこともありましたけど、
自慢のストレートと変化球を組み合わせながが、
緩急を活かして凌ぎました。


8回表に3番手で登板したのは
ドラ1ルーキー宮川でした。


先頭の西川力みながらも左飛に抑え、
緩い変化球に合っていない大田
カーブで空三振に料理し、
近藤は、宮川がグラブで打球を弾いて
やむを得ない投安打でしたけど、
甘いコースでも、打ち獲ってはいました。


しかし、出塁を許してから、
中田、王を相手に勝負ができず、
二者連続の四球を与え、
二死満塁のピンチに陥りましたね。


二死まで至っていたから、
「あと1人」で済むわけですが、
初登板ということもあり、
完全に力みっぱなしで
投球になってませんでしたね。


最後の渡邉には、投ゴロで処理をしましたが、
打球が宮川のグラブに当たったとき、
宮川自身、慌てていましたね。
もう余裕がなく、一杯一杯でした。


所詮は、ルーキーですからしょうがありませんね。


まあ、この経験を
今後の糧にしてくれればいいわけですが、
こういう苦しい時こそ、
得意のストレートで勝負すればいいのに、

というところですね。


宮川も、松本やギャレット、平良らと同様に、
ストレートは良く、大いなる武器になるけれども、
変化球は、精度がそう高い方でもありません。


中田にはカットボールで、
王にはカーブで攻めていましたが、
リズムを崩しているために、
精度がそう高くもない変化球が
もっと決まらない状況に陥っていましたね。


制球が定まらないなど、リズムを崩しているとき、
相手にストレートを読まれているとしても、
まずは自分のリズムを取り戻すことを優先するならば、
最も得意な球で堂々と勝負を仕掛けた方が
リズムは取り戻しやすくなりますね。


確かに打ち込まれるかもしれないけど、
結果を恐れずに、初球から
最も得意にしている武器(ストレート)で
強気に攻めるのも一手
だったと思います。


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最後は森脇が登板し、
無失点に抑えましたが、苦しい投球を展開していましたね。


野村や清水に低めに球を集めるよう攻めていましたけど、
二死で清水にB1S0の2球目ストレートは低めでしたが、
軽々とレフト方向のフェンスへ直撃させられましたね。


スパンジーが
クッションボールの処理に手間取る面もありましたが、
森脇がしっかり打ち込まれましたね。


ところで、
スパンジーもレフトはこなしていますが、
左翼手スパンジーの捕球は、
なんか仕草が怪しい
んですよね。
まあ、スパンジーの外野守備は、
「上手い」というレベルではなく、
あくまで「守備ができる」というレベルですからね。


森脇に話を戻すと、清水に打ち込まれたのは、
低めには投げ切っているので、しょうがないとしても、
西川、大田への森脇の投球
厳しい内容でしたね。


西川も追い込まれる前は様子を見ていたが、
追い込まれてからは、しっかりカットしてきましたけど、
ボール先行でカウントを早々に悪くしつつ、
結局、四球を与えてしまいました。


大田は、大田が合っていないフォークを
引っかけさせて三ゴロに仕留めましたけど、
わずか2球で追い込んだ直後の
ボークはいただけないですね。


先日、ロッテとの練習試合でも
「ボーク」をしていますが、
このときは、投げようとしたとき、走者が動いて、
岡田らが「オーイ!」と大声を発したことに

驚いてしまって、タイミングが狂って
ボークになったので、やむを得ない面がありますけど、
今日の「ボーク」は
投げ急いでしまって失敗しましたね。
変なクセができていないか???
気になるところです。


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一方、獅子威し打線については、次のとおりです。


5回裏&9回裏以外の
7イニングは全て出塁をしましたが、
外崎のソロ弾以外で得点を奪くことができず、
決め手不足の『残塁祭』でしたね。
(打線がつながらずの残塁が9個に)


得点圏に走者を置いたときは、
2回裏、金子が一死一二塁で初球二ゴロ
    スパンジーが二死一三塁で初球二ゴロ
3回裏、中村が二死一二塁でお約束の空三振
4回裏、スパンジーが一死一二塁でお約束の空三振
    源田が二死一三塁で泳がされて初球一ゴロ
7回裏、森が一死二塁で詰まらせて中飛
    山川が二死二塁で初球三ゴロ
であり『タイムリー欠乏症』でしたね。


スパンジー2度チャンスを潰しているわけですが、
彼の苦手な球筋については、
①縦系変化球
②左腕のクロスする外角低め変化球

であり、
今日は加藤、公文ら左腕投手に
②外角低め変化球で徹底的に攻められ、
案の定、対応することができませんでしたね。


ただ、ストレートに関しては、
外角、内角、高め、低めでも打ちまくっており、
得意な球種であるわけですたが、
相手が左腕の場合、
クロスする外角球は、
比較的、合わせにくいかも
しれませんね。


基本的に、右腕>左腕の傾向ですからね。
今日のように、左腕が長く登板するときは、
打順も考えた方が良いかもしれません。


金子は、4回裏に外角低めに落とされるフォークで
腰を落としながら、外角球をきれいに流し打ち、
右安打が1本出て
チャンスを築きました。
この安打は、巧みな上手い打ち方になりました。


しかし、それだけで終わりましたね。


2回裏のチャンスは、
二塁手が一旦落球するので、併殺は避けられましたが、
本来なら、4,6,3の併殺打コースでした。


中村は、
全く打てる気がしない状況が続き、
負のスパイラルから抜け出せませんね。


ところで、8回裏は、宮西が登板しましたが、
宮西自身、調子が良い感じではなかったですね。


右打者から見れば、外角方向に制球力が定まらず、
大きく外している球が散見していましたね。
でも、外崎も、中村も、
そのボール球に手を出し、空三振に終わってましたね。
 ※外崎の2球目、空振りは、
  球とバットが30~40cm離れていましたね。


まだ外崎は良いのですが(本塁打も打ってますし)、
深刻なのは、やはり中村の方ですね。


2回裏二死一二塁でお約束の空三振をして
チャンスを潰した
わけですが、
3球目の外角高めストレートは、
本来なら中村が大好きな絶好球でしたけど、
その前の2球目インハイで内角を意識させられたからか、
踏み込めず、
バットの先で当てるだけで仕留められず、
ファウルになってしまいますね。


正直、加藤のストレートは
そこまで速い球ではありません。
そのストレートに対応できない状況では、
復調も見えてきませんね。


山川については、
軽打狙いで弾き返した中安打が出ましたけど、
打ち気満々でイレ込み過ぎているところが
パッとしていないですね。


特に7回裏二死二塁の
初球三ゴロはダメです。


というか、
これが普段の「初球拙攻」なら
まだしょうがない面はあるのですが、
この7回裏の場面では、
ハム陣営も、マウンドへ作戦指示に行っており、
山川とは勝負をするけれども、
二死で一塁が空いており、1点差リードだから、
場合によっては、
「歩かせても良い」という場面でした。


ということは、
ハムバッテリーも
きな臭いところを突く投球
(初球を外してくる公算も大)
狙ってくるわけですから、
そこで、
内角に投げ切られた初球
拙攻してしまうことは、
もう少し考えようよ!
というところですね。


とにかく、山川については、
調子が良い悪い云々というよりも、
打つ気満々でイレ込み過ぎ
もう少し落ち着こうよ!

というところですね。



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さて、明日の先発は、


與座については、
期待感が膨らむところですが、
焦点は、二巡目問題も抱えているので
どのイニングまで投げ込めるか?
ですね。


おそらく、
與座が投げることができるところまで投げさせるでしょうが、
場合によっては、
二番手に浜屋を投入して、
與座&浜屋の二人で
7~8イニングを投げさせるのも試みていい気もします。
(ただし、イニングの切り替え時に交代)


まあ、浜屋も、
所詮はルーキーであり、公式戦初登板になりますから、
宮川のように「力み」で崩れる可能性はあり得ますが。。。


問題は、
獅子威し打線の『対
の方ですね。


昨年、獅子威し打線は、杉浦に対して、
8月29日のときに打ち込んでいますけど、
その前の8月22日は、
序盤の3回までに得られた点は秋山のソロ弾のみ
初回から低めに球を集めており、
攻略に四苦八苦しましたね。
4回表に入ると、
杉浦の浮いてくる球が散見されましたが、
点を奪えることはできずでしたね。


5月11日のときは、
5イニングを安打1、四球1で
バッチリ無失点に抑えられましたね。


杉浦の獅子戦成績(2019)は、
3試合15回 防御率:1.80、
被打率:0.232、WHIP:1.00、与四球率BB/9:1.20
です。


昨年、杉浦が一番カモにしたのが、
源田栗山でした(森は打っていますが)。


追い込むとフォークの投球頻度が増えますので、
スパンジー今の中村も厳しいでしょうね。


とにかく、杉浦のどこが嫌か、と言うと
長身から繰り広げる
ストレートなどに角度があり、
フォーク等はもの凄く落差もある点であり、

掴みにくいところですね。


球種構成割合については、
<全体>
 〇ストレート:56%
 〇スライダー:18%
 〇フォーク :15%
 〇カーブ  : 8%
<2ストライク後>
 〇ストレート:55%
 〇スライダー:16%
 〇フォーク :26%
 〇カーブ  : 2%



ただし、杉浦
そう長いイニングを
投げることはできません。
(投げさせていません)


昨年の最長は6回2/3であり、
14先発のうち、6回以上は3度のみです。
ハム自体、
早めの継投に入りやすいことも響いていますが。


でも、昨年8月22日もそうでしたが、
序盤は低めに集めていても、
中盤になると、

浮いてくる球が散見しやすくなってきます。


序盤から攻め崩したいですけど、
二巡目へ突入する頃は、
着実に仕留めたいですね。


まあ、今の獅子威し打線が
杉浦に対して山賊化できるのか?
そこが心配なわけですが。。。