下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【鷲4回戦(仙台)】塩見攻略のカギとなる中盤に両横綱の一撃で鷲を撃墜! 最初はどうなることやら?と思わされたが、とにかく「勝てて良かったです」これで2勝2敗のタイとなり、あとは「榎田の肩」と「山賊の岸攻略」にこのカードの命運がかかっている。

昨日は連敗を止めましたが、
土日は負ければ【カード負け越し】が決まる一戦です。


しかも、相手の先発は、
土曜日が獅子の苦手とする天敵・塩見
日曜日が獅子の苦手とする大天敵・岸
厳しい戦いが続きます。


今日のスタメンです。


塩見に関しては、
秋山が得意としており、
ちょっと前まではカモでした。


しかし、塩見自身が覚醒してからは、
獅子の苦手な『左腕』らしく
『天敵』になっています。


ただし、塩見らについて、
全失点のうち、イニング別の失点構成率を見ると、
則本は、調子に乗る前(特に序盤)に叩きたいわけですが、
塩見の場合、序盤は抑えているのに対し、
球数が嵩んでくる中盤(4~6回)に失点しやすい傾向にあるため、
塩見を中盤(4~6回)に叩き潰せ!
塩見攻略の鉄則です。


ただし、中盤にほころびが生じるときに叩きたいわけですが、
それには、
①その中盤のチャンスを確実に仕留める
継投に入る前に叩き潰す

 (継投で逃げ切られないこと)
③それまでに

 うちの先発は試合を壊さないこと
という前提条件は必要ですね。


そして、上記②の観点から、
もし中盤がビハインド展開になっていたら、
これを1点ずつ得点をチンタラと稼いでいると、
途中で二番手に交代されるので、
そうなると、一杯になった塩見に逃げ切られ、
その塩見を叩くチャンスはなくなり、
そこで攻撃終了して、
追いつけず・追い越せずの展開になり得ます。


そのため、交代をする隙を与えず、
走者を貯めて
ドカン!と一発で覆したいですね。


すなわち、
中盤にビハインド展開(大差は除く)になったら、
相手に交代させる隙を与えず、
一撃必殺で仕留める!
がもの凄く大事になってきます。


で、今日はまさに、
塩見の特性がゲームに大きく響き、
そんな一撃必殺の展開になって
競り勝ちましたね。


昨日は、則本の特性(序盤がカギ)を活かすことができ、
連日で、則本攻略の鉄則!(序盤攻略)
塩見攻略の鉄則!(中盤攻略)らしい
勝利となりましたね。


さて、今日の結果です。

「どすこい」同点弾(3ラン)


「おかわり」逆転弾


簡単にまとめると、Twitterで投稿させてもらいましたとおり、

まずは投手陣から整理しましょう。

先発の松本に関しては、
いきなり立ち上がりから炎上し、
一時は、今日、ヤバいぞ!という雰囲気
になっていましたね。


初回、先頭の茂木に対し、
2球続けてボールカウントを進めるわけですが、
B2S0からの3球目、
ストライク欲しさ
高めに投げ込んだストレートを

ジャストミートされて、
スタンドに運ばれましたね。
茂木も、3球目はストライクゾーンに入れてくる
と読んでいたでしょうね。


もちろん、安易に行って、
先頭打者本塁打を被弾したことは反省要ですが、
問題は、
この一発被弾を『事故』として捉え、
割り切って、開き直って
次へ大胆に投げ込むができるか?否か?
ですね。


しかし、その後も制球は定まらず、
ブラッシュに対しても、ボール先行の展開から、
3球目、ブラッシュの振り遅れにより
ファウルで済みましたけど、
ストライク欲しさに甘く投げ込んでおり、
4球目を外してフルカウントになると、
5球目は、四球を与えたくないとばかりに、
ストライク欲しさに甘く投げ込んで、

きっちり左安打を打ち込まれましたね。


一応、次の浅村に対しては、
初球が力んで外しましたが、
2球目内角に投げ切って
詰まらせて打ち上げさせましたね。


しかし、次の島内に対しては、
初球から内角を攻めようと森も要望しますが、
それが中へ入って甘くなり
右中間方向の2ランを被弾しましたね。
完全な失投でした。


浅村を抑えて、安心したのか?
集中力が続いていませんね。


今日の松本に関しては、
確かに、部分的に、一時的に、
良い球を投げていたりはします。


例えば、
3回裏の無死一塁で迎えたブラッシュに対しては、
2~3球目に続けたストレートが
球に力があり、

速く感じるストレートになっており、
ブラッシュから立て続けに
空振りを奪いましたね。


しかし、全般的には、
制球が定まらず、荒れ球傾向にありましたね。
 ※逆に、相手の鷲打線は、
  その荒れ球傾向に絞り切れず戸惑っていましたが。
また1~4回は連続して
イニングの先頭打者の出塁を許し続けてましたね。


まあ、それでも、
2回以降を無失点で切り抜けたことは良かったです。


エースの場合、状況が悪くても、出塁を許しながらでも、
失点を許さず踏ん張る地力が求められます。
そういう観点からは、
2回以降、苦しくても
試合を壊さず無失点で切り抜けたこと
勝利につながっただけに、評価できます。


ただし、周囲にも助けられましたね。


まあ、鷲打線の打ち損じにも助けられましたが、
松本も荒れ球が武器になっており、
鷲打線もその荒れ球で絞れませんでしたね。



3回裏、一死一塁での浅村には、
松本もそう甘い球を投げたわけではなかったですが、
浅村が低めに追随して上手く打って弾き返しましたけど、
打球は二遊間抜けそうなところを、
外崎がスライディングキャッチからのグラブトス
見事に4,6,3併殺を決めましたね。


もちろん、茂木や鈴木、外国人、島内など、
浅村以外にも嫌な打者は多々いるわけですが、
それでも、浅村が打ってくると、
相手は盛り上がり、こっちは盛り下がり、
厳しい展開になりやすいですから、
浅村は黙らしておきたい存在ですね。


それだけに、
この併殺は大きかったですね。

とにかく、松本は、
みんなに支えられての初勝利だっただけに、
皆に感謝して反省して
次は堂々と大好投をして欲しいですね。


試合終了後、
松本は監督から何かアドバイスされていましたね。


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逆転した直後の6回裏から継投に入りましたね。
2番手は、平井が登板し、
1本打たれるものの、無失点で凌ぎました。


ただ、平井自身、甘い球が散見しており、
中軸が相手だったりしたら、危なかったですね。


一昨日、打ち込まれていることも鑑みると、
状態はあまり良いとは言い難いと考えられます。


7回表から3番手に宮川が投入されました
平良は出てきたら、三連投になりますからね。


まあ、このとき、左打者が3人続く打順でしたから、
首脳陣は、獅子也を出してくるのでは?
と読んでいましたけど(^^)


良いストレートもありましたが、
『力み』があって無駄球も散見しましたね。


また茂木鈴木には
格の差を見せつけられて粘られました。
鈴木には内角球で詰まらせましたが、
茂木には、低めに投げ切っていますが、
引き付けながら巧みに引っ張られ、
粘り負けしました。格の差でしたね。


一応、鈴木を打ち取って、
二死二塁の場面でブラッシュを迎えたところ
ギャレットに交代しましたね。
ギャレットに関しては、
連投の上での回マタギになりましたね。


確かに、ギャレットは、
米国時代における昨年&一昨年を見ると、
連投経験はほとんどありませんね。


それだけに、
ここ何試合も連投していることには不安を残しますが、
今のところは、
大きな影響を露呈するまでは至ってませんね。


もちろん、
今後も、三連投とかは避け、
そのときの疲労度を見合いながら
使っていく配慮は必須課題
ですね。


とりあえず、
明日は休ませること(三連投回避)を前提とすれば、
今日の連投はやむを得ないですね。


また回マタギについては、
前もってお願いしているか?否か?
が問題なんですよね。


前もって伝えてなく、
『やっぱりもう1イニングやって』となると、

前のイニングを乗り切って、ホッとしているだけに、
疲労度も増しますし、
もう一度、スイッチを入れるのに苦労します。


しかし、前もって伝えてあれば、
それを見据えて仕事をします
ので、
前のイニングを乗り切って、
ホッとせずにスイッチを入れたままになるから、
そう大きな問題にはなりません。


例えば、野球に限らずですが、
定時で帰れるぞ!というとき、
急に残業して!とお願いされれば、
ドッと疲れが増しやすいですけれども、
前もって「今日は残業があるからね」と伝えられていれば
覚悟ができているから、
そこまで精神的なダメージは少ないですね。


それと同じようなものです。


あとは、球数が多くなって
仕事量が増えて影響が生じる場合ですね。
(単純に、労働時間が長すぎるブラックの場合)
でも、それは、ブラッシュを抑えさえすれば、
(抑えられず、長引けば話はまた変わってきますが)
7回裏は、そこまで負担が大きくなりませんので、
仕事量が限界を超えるレベルなどで増える
という問題も小さそうです。


今回は平良が使えない分、
ギャレットが回マタギとなったわけですが、
おそらく、それは前もって伝えられていただろう
と考えれば、ギャレットの回マタギの問題は小さく、
その選択肢は、やむを得なかったと評価します。


連投の負担と併せて考えるとしたならば、
もし連投で厳しい状況だったと仮定したら、
それは回マタギの問題以前の問題であり、
その場合は、休ませるべきです。
それは回をマタごうが、マタがなかろうが、
登板をさせてることそのものがダメですね。


確かに、宮川
そのまま続投させるという選択肢もあったでしょうが、
宮川自身、課題である
余計な『力み』が入っていましたからね。
良い球を投げてもいましたが、
もし続投させて得点圏に走者のいる場面で
ブラッシュを相手にしたら、
その『力み』が増すことは想像ができ、
もっとひどい状況で
浅村に回る可能性は高かったと思います。


とにかく、この場面は、
浅村を走者がいない状況下で8回裏に回らせること
そこが大きなポイントでもありました。


それらを鑑みると、
今日のギャレットの使い方、
あの場面での宮川からギャレットへのスイッチは、
そう悪いものでもなかった
と評価します。


結果については、
相変わらず危なげなく抑え込みましたね。
まさに、ギャレットさまさまや~!です。


ただし、これからは戦いを重ねるにつれて疲労度も増しますから、
そのときの疲労度を見合いながら使っていく配慮は必須ですね。


で、最後の増田も危なげなく抑えました。


とりあえず、今日の6回裏以降は、
1点差だっただけに
平井、宮川のところでは
まだ「大丈夫か?」と心配
してましたが、
1点差のままでしたが、
ブラッシュに対する
ギャレットの初球を見て
「これは逃げ切れる」

という気持ちが強くなりましたね。


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一方、獅子威し打線については。


確かに序盤(1~4回)は
塩見を攻略できそうな雰囲気が
ありませんでしたね。


今日の審判のストライク判定に関して、
左打者から見たら外角側、
右打者から見たら内角側の
ストライクゾーンが広め(甘め)の判定傾向でしたので、
ホームベースをクロスさせやすい
左腕の塩見には、その傾向は有利に効きました。
結構、カウントを稼がれましたね。


でも、山川だったら苦手な内角攻めを徹底するなど、
塩見が制球力の良さにより、
捕手が要求したところに投げ切れるだけに、

また、速いストレートのほか、緩いカーブ等を含みながら、
球種を組み合わせながら、緩急も活かしており、
獅子打線は、翻弄され続けましたね。


ただ、興味深いのは、
人って苦手意識がパフォーマンスに左右しやすいという面
塩見の投球でも見られていたということですね。


塩見は、昨年、
打ち込まれている森に苦手意識があります。
苦手意識がある分、
それまでの他の者と違っており、
慎重になり過ぎ、
ボール先行など苦しい投球をしていましたね。


苦手意識があるのと、ないのでは、
(それは自信においても同じ)
動作の差が著しく出やすく
人の心理はそれだけ左右されやすい

ということですね。


ある意味で、獅子投手陣が
浅村らと対峙するときと同じですね。


すなわち、実際に苦手な相手だったとしても、
如何に苦手意識を
感じないようにしてプレーするか?が大事であり、
そのためには、
苦しい状況に流されない冷静さ、
前向きに考える柔軟さなどを駆使して、
その自分の心理を自ら適切に制御できる
実力を備えること必要ということを
再認識させられましたね。


話を塩見に戻しますと、
4回までは厳しい状況が続きましたね。
4回表、山川&森の打席では粘りましたが、
このままでは「抑えられるのでは?」
という不安もありました。


しかし、最初の方で前述したとおり、
塩見の場合、
球数が嵩んでくる中盤
塩見攻略の最大の攻め時ですから、
そこが今日の試合の潮目とも言えましたね。


とにかく、中盤以降は、
塩見の問題というよりは、
獅子の問題であり、獅子らは、
〇中盤のチャンスを着実にモノにすること
 (塩見に逃げ切られる前に)
追加点を許さないこと
中盤以降の焦点でしたね。



5回表先頭の栗山
完璧に塩見の球を捉えましたね。


確かに、島内が打球を逸らしている間に、
栗山がサードまで強引に暴走して
アウトになったのは痛かったですが。


5回表は、結局、得点を稼げませんでしたが、
塩見が栗山にのみならず、木村にまでも
長打を打たれている
ということは、
塩見自身、
4回までの投球ほど良いわけではなく、
中盤になってほころびが見られる
ようになった
ということですね。


つまり、6回表は、
こちらも上位から始まりますし、
5回表の塩見の投球を考えれば、
塩見の投球も
攻略できそうな状況になりつつある
ことを示して言いましたね。


でも、5回を終了していますから、
楽天には投手(ロング可)が多いから、
試合は6回表に入っていますから、
1点ずつ返すチンタラ攻撃をしていると、
追いつく、追い越す前に
へろへろな塩見が代えられてしまい、

へろへろな塩見に逃げ切られてしまい、
追いつけず、追い越せず終了
という懸念が残りますね。


それだけに、6回のイニングは、走者を貯めて
一撃で得点数を一挙に稼ぎたく、
一発の有無が重要なポイント
となるイニングでしたね。


そんな中、山川による
同点に決める
3ラン弾は起死回生の一発となり、
中村による、
塩見を逃がさず、
逆転まで持ち込めた一撃ソロ弾
超貴重な1本になりましたね。


ただ、シャギワ、酒居、牧田に継続され、
その中継ぎ陣を
攻略し切れなかったことは
痛かったでしたね。


できることなら、
追加点を稼ぎ、
もう少し点差を広めながら

楽な展開に持ち込みたいわけですが。
(特に、終盤では重い1点を)


しかも、シャギワは、制球も乱していましたから、
追加点を稼ぎまくりたかったですね。


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ところで、辻監督が8回表の攻撃前に
審判へ何かアピールして話している場面が見られましたね。


どうやら、スランドから
森がインコースに構えると、
『インコース!』と叫ぶ客がいるようで、
今は少数の観客数で、応援もないから
打者へ聞こえており、
その客の叫ぶ声が
『サイン盗み』の機能を発揮している疑いが問題になっていましたね


そりゃ、内角、外角のどちらに構えているか?
それを打者は知ることができますから、
完全に、その行為はアウトです。


まあ、客が勝手にやっていることでしょうが、
球団も球団なら、ファンもファンだな、、、
盗賊色の濃い印象を受けますね。


応援団は球団の雇われでしったけ。


この球団は、
儲けるためなら、勝つためなら
手段を択ばぬ組織ですから、

雇われ観客だったりして。。。
彼らの仕事は、
そういうスパイ業も含まれていて。。。


そう勘ぐりたくなってしまいますね。


球団と関係が無いのであれば、
最低限、その客は
出禁にする対処くらいはしますよね?

 西武の辻監督が観客からの「声」に抗議の意を示し、球審に対処を求めた。8回の攻撃前に両手でバツ印をつくりながら訴えた。
 試合後、この場面について報道陣から質問を受けた指揮官は「(森)友哉と源田から聞いたんだけど、
友哉がインコースに構えると『インコース』というのが後ろから聞こえてくる。コースをお客さんが後ろからね。それを注意してもらおうかなと」と説明した。



 その後、場内アナウンスを通じて注意喚起したとの報告を受けたという。「まあそのこと(サイン盗み)を行っているわけじゃないからね。そのお客がどうか分からんけど」とした上で「鳴り物がない中で(大きな)声も出さないようにというところで、声を出したら本当に聞こえるからね、バッターに。サイン盗みと同じだから、こっちからしたら。これからどこでも問題になると思うよ」と指摘。「これはちょっと球団からも問題にしてもらわないといけないところかな」と話した。



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さて、明日の先発は、榎田vs岸ですね。



そもそも、獅子は、岸に対して、岸が調子悪く、
蒸し風呂地獄のメラドで登板したときに以外を見ると、
(このとき、暑さで岸もうやられていた)
基本的に岸から
3点以上を奪うのが難しいタイプです。


とはいっても、
岸を打てぬ以上は、
勝機がありませんね。


確かに良い投手ですが、
『良い投手だから打てない』なんて言い訳をしようが、
結果は変わらず
それは単に『負ける』だけの話
ですね。


勝負には、勝つか、負けるかしかないわけですから。
(引き分けはありますけど)



一方、榎田は、二軍戦で重ねて好投をしており、
調整は万全でしょう。


ただし、ギャレットは三連投なので使えません。
平井も不安を残しております。


ということは、
明日、勝ちパとして使えるのは
平良&増田くらいですから、
榎田自身には
7回まで投げ切って欲しいです。


でも、それもそう簡単ではなく、
最低限6回までを投げ切ってもらい、
小川→平良→増田

(又は平良→小川→増田)で凌ぐかですね。


とにかく、
この鷲戦カードを勝ち越すのみ!
それには、岸を轟沈して、
浅村ら鷲打線を封じること必須!
意地を魅せてくれ!
ライオンズ!