下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【鷲3回戦(仙台)】ニール神、運も味方につけて連勝街道続行。一方、則本は調子に乗る前の序盤を叩けたのが大きい。ただ、明日、天敵に代わって閑古鳥は勘弁。松本もしっかり投げなきゃね。負けた時点で「鷲カード負け越し」が決まるだけに。

連夜で悔しい連敗から、
今日は、連勝記録がかかっている
うちで先発ローテ一番手のニールが登板する一戦です。


とにかく、
今日、明日、明後日で1敗したら、
鷲戦カードは「負け越し」が決まってしまいます。


ある意味、
今日から負けることができない三連戦であり、
先週の鷹の如く、後半戦三連勝をしたいわけですが、
鷲の強靭さにやられまくってましたからね。


参考までに、昨日時点のデータ(今日含まず)になりますが、
パ球団の1試合平均のチーム得点・失点を見ると、
 楽 天:得点6.1失点3.4
 ロッテ:得点4.2、失点4.5
 ソフト:得点4.7、失点4.3
 西 武:得点4.6、失点5.3(ドベ)
 オ リ:得点3.7、失点4.5
 日ハム:得点3.6、失点4.8


楽天が得点、失点で抜けています。
西武は得点が2位争いでも団子状態であり、
失点は相変わらず断トツで多く、得失点でマイナス値です。
楽天とは得点が1.5点差、失点が約2点差ついています。


また着目したいのは、「得点圏打率」であり、
高い球団の順で並べてみると、
楽0.344、ソ0.267、ロ0.258、
オ0.246、日0.239、西0.225(ドベ)ですね。


まさに打線が線にならず、途切れるので、
得点圏での勝負強さが脆くなっていましたね。


しかし、今日は「連打」を重ね、
鷲を攻め落としましたね。


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今日は、個人的には、出張から直帰したので、
試合を頭からじっくり拝見することができました。


おかわり君風に言えば『勝てて良かったです』でしたね。


今日のスタメンと、結果です。


さて、まずは獅子投手陣から整理します。


まず、先発のニール神ですね。


郭泰源氏に並ぶ13連勝で、
球団外国人タイ記録になりました。
おめでとうございます。


まあ、ここ3試合あたりは、
周囲の助けもあって、負け投手にならず、
『強運』(ラッキー勝負運)がニール神を守ります。


まあ、今日も5回裏一死一三塁のピンチも、
ニール神が持っている
『強運』(ラッキー)が発揮されましたね。


まあ、そのラッキーな強運が
ニールの勝負運、勝ち癖とも言えますね。


勝負師にとって、
ツキは大事ですからね。
ツキの乏しい者は
大成できません。


まあ、そういうツキは、
本人の心理面(心構え・思考)が
左右しやすいことも大きいものですが。
例えば、苦しい戦いを強いられた時に、
前向きでなければ、ツキは離れていきますね。



このとき、鈴木には、
甘い絶好球で一塁線鋭い当たりを打ち込まれましたね。
もし、この打球が抜けていたら、
『連勝』どころではなく、もの凄く危なかったですね。
もうこのイニングは、
甘い球、抜け球も見られて

苦しくなってましたからね。


しかし、鈴木の打球は、
山川真正面へ飛んで、
山川もしっかり捕球し、
飛び出していた走者を横目にしながら、
冷静にベースタッチをして併殺に仕留めましたね。


鈴木も甘かった分、
ややタイミングも速かったかもしれませんね。
とにかく、ラッキーでした。


その5回裏で疲れが見えてきている中、
次の6回は

80球を超えて、中軸からの打順でしたね。
それらを考えると、
『魔の6回』という懸念が膨らんでいましたね。


でも、
もし5回裏で勝利投手の権利だけ入手して交代していたら、
もしこの6回裏をニールが投げなければ、
継投の駒が4つは必要になるので、
昨日、打ち込まれた平井も
連投で投入しなければならなくなります
ね。
まあ、平良は連投になりましたが、
勝ちパを1人でも休ましておきたいですからね。


それだけに、ニールには、
6回表も凌いでもらいたいわけですが、
不安も残る『魔の6回裏』でしたね。


先頭の茂木には、ボール先行の展開でしたが、
最後は、抜け気味でしたが、
高めに思い切り投げ込んだ分、
茂木も振り遅れながら手が出てしまいましたね。


次の浅村には、ゴロ打を打たせましたが、
二遊間抜けそうな打球コースでしたね。
そこを外崎が回り込んで止めた守備に助けられましたね。
確かに、送球は逸れましたが、
ちょうど、ベースより前で捕球する形となり、
山川が走ってくる浅村をタッチできたので助かりましたね。


島内には完璧に捉えられましたが、
次のブラッシュは、
今日、ニール(特に変化球)に全く合ってなかったので助かりました。
最後は、
森が内角に構えまるものの、中へ入ってしまいましたが、
チェンジアップで落としたので、空を切らせました。


とにかく、
結果として、
6回までは投げ切ることができたのは、
最低限、仕事をしました。


7回まで投げ切ってくれると、
ギャレット&増田の投入のみで済むので、
連投者(平井かつ平良)を出さずに済むので、
もっと助かったわけですが、
5回にはもう怪しくなっていただけに、
この状態なら、
6回はヤバいと思ってましたから、
6回を無失点で切り抜けたなら
結果的に御の字でした。


ところで、今日のニールいついて、
序盤(2回まで)は、
ストライクカウントをしっかり稼ぎ、
構えたところにズバリと決め、

投げるテンポも良く、
ゴロアウトも稼いでしましたね。


ブラッシュには初球で、
相手をのけぞらせるくらい
エグいインハイを狙って投げ切り、
内角を強く意識させましたね。


こういう見せ球は、
布石としてしっかり打ちたいので、
早い段階に越したことはありませんね。
1打席目の初球は、
そういう布石としてまさに相応しい場面ですね。
浅村にも同様に攻めていきたいですね。


でも、3回表は、
抜け球逆球気味(中へ入る球含め)が見られ、
四球も連続で与えてしまい、
茂木には、内角狙いがやや中に入って甘くなり、
詰まりながらも、浅めのポテン気味のヒットを打ち込まれ、
将平が突っ込みましたけど、捕球できず逸らし、
一気に2点タイムリーを食らってしまいましたね。


打順が一巡して
二巡目になっている点も影響要因の一つでしょうね。


それで、二死二三塁のピンチ
一発3ランで逆転の危機がある場面で
浅村を迎えましたね。


いつものパターンだと、
少なくとも、同点タイムリー
場合によっては、
3ラン逆転弾の一撃という不安が漂いましたが、
B1S0から
2球目外角一杯に決めて手を出させず、
3球目は、浅村もB1S1のカウントですから
一発狙いでフルスイングをするわけですが、
内角攻めを狙って、インハイを決めて
振り遅れの空振りを決めました。
このインハイで空振りを奪った3球目は、
この打席において、
内角を意識させるのに十分な布石になりましたね。
結局、この打席の最後は、
3球目のインハイが効き、
4球目は、外へ逃げながらボールゾーンで落とすチェンジアップで
空を切らせて空三振に仕留めましたね。
この浅村から奪った空三振は、
2~4球目で組み立てられて見事でした。


まあ、ここはニールの特性を考えると、
ゴロアウトでも良かったわけですが。


ところで、ニールは、
最近、2シームがあまり良くないからか、
チェンジアップを増やしていますね。
今日もチェンジアップは多かったでした。
ただし、2シームは全体の半分以上を占め、
2シーム:チェンジアップ=5:3くらいでしたが。


その2球種を良い感じで織り混ぜ
相手を狂わせながら、凌いでいましたね。


今日のニールについては、
13連勝を果たしましたが、
良かったのは、
ゴロアウトを稼げていた2回までで、
70球を超える5回以降から
限界の顔が見えてきていましたね


来週はメラドでロッテ戦です。
そこでも観察要ですが、
次に最も真価が問われるのが、
再来週の福岡でのソフバン戦
ですね。



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2番手には7回裏から
平良が登板しましたね。


2奪三振を含めて
危なげなく三者凡退で凌ぎましたね。


これで、開幕から10試合連続無安打
9イニング(2/3回)を無安打という、
変則ノーヒットノーラン!?を達成。。。
まあ、やりたかった先発で決めたわけではないですけどね。


一方、3番手には8回裏から
ギャレットが登板しましたね。


確かに、茂木に打ち込まれ、
浅村を四球で歩かせましたけど、
出塁を許しても失点許さず
という雰囲気でしたね。


とにかく、ギャレットについては、
ストレートは、速くて重くて
さらにコース一杯を突く制球力もある
ここ何試合も、
ストレートで空振りを奪ったり
ストレートをコース一杯に
決めたりすることは、大きな武器になってますね。


鈴木には、ストレートを
内一杯にズバリと決めて見三振を奪いました。
(これは打ってもファウルにしかならない)
茂木には打たれ、浅村には歩かせましたが、
コース一杯に決め、
手を出させぬ球(見逃し)も見せてましたね。


ところで、奪三振率に関しては、
平良&ギャレットが
12超で高い値をマークしていますね。
平良&ギャレットは、
頼もしさが十二分とも期待できる勝ちパの柱ですね。


で、最後は点差が開いて、
増田を自重して、宮川を投入しました。


制球に苦しむ場面もありましたが、
失点を許さず、凌ぎましたね。


ブラッシュや小深田に対しては、
ストレートのみならず、
変化球も混ぜながら
相手を戸惑わせて空三振を奪いましたね。



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一方、獅子威し打線については、


今日は則本が相手でしたね。


今年は好調のようで、
4試合すべてを最小失点で切り抜けてますね。


獅子の場合、
則本は岸や塩見らと比すると、
相性はいい方ですね。

(昨年、巻き返されていますが)


ただし、則本は、
勢いに乗ってくると
手が付けられなくなるタイプです。
調子に乗り始めてしまうと、
攻略が難しくなってきます。


則本は、リズムに乗ると、
能力を一気に最大限まで上げて
ギアが上がって確変してきますので、
そうなると、もう終了ます。


でも、立ち上がり(序盤)に失点が多いように、
勢いに乗る前に潰すことは可能であり、
序盤を叩いておくと、
気も短く、波も激しいから
(波が激しいので、逆にリズムに乗るとヤバい)
発揮できる能力も割引されやすいです。


典型的な例が、2017年のCSですね。
序盤を叩かれた則本は頭に血が上った状態で
もうボロボロになり陥落しましたね。



それだけに、
則本が勢いに乗る前に
調子に乗る前に叩き潰すこと!
序盤に叩き潰すこと!
則本攻略の鉄則です。


初回表は、ストレート中心で攻められ、
危なげなく
三者凡退で立ち上がられました。


もし、このまま2回表、3回表と抑えられたら、
則本も調子に乗ってきやすくなりますね。


しかし、2回表、
先頭の山川への与死球を皮切りに、
則本を一気に攻略しましたね。


山川への与死球は、
「当たったらごめんね」という感じで
内角を意識させたいから、
エグく内角を攻めた結果でししたね。


でも、次の森には、制球が乱れましたね。
そこから、島内の打球処理ミスがあったけど、
中村、栗山、スパンジー、木村と
4連打で3点を稼ぎましたね。


栗山は、際どく外す球を見極め続けたり、
カットして続けたりして、粘るあたりはさすがです。


ただ、大チャンスを築きながら、
4連打と派手に打って行ったのに、
3点で終了というのは半端でしたね。
この雰囲気、流れだったら、
一気に4~5点は欲しかったですね。


まあ、将平の打球は、島内の好守に阻まれましたが。


でも、相変わらず、
外崎は楽天を苦手にしていますね。


昨年における外崎の相手球団別打率を見ると、
対ロッテ:0.320、対日ハム:0.297、対オリ:0.293、
対ソフト:0.221、対楽 天:0.209ですね。


4回表、無死一塁の場面で、
バントを仕掛けてきました。


無死一塁の場合は、一般的に考えても、
走者を二塁へ進塁させることで
得点確率を高めます
が、
アウトカウントを一死にすることで
得点確率を下げ、

帳消しになってしまいます


それだけに、
打率が普通にある打者の場合、
バント作戦を講じるより、
普通に打った方が得点を稼ぎやすい
ところがあります。
(もちろん、試合がどの時期かにもよる)


それを考えると、
4回表の無死一塁からバントはもったいないわけです。


しかし、打席に入ったのは、
楽天戦で弱い外崎でしたから、
ここでのバントはやむを得ないと判断します。


まあ、それよりも、楽天に弱い外崎を
3番に入れている方が問題なんですよね。


ただし、バント作戦を敢行するのであれば、
①そのバントは絶対に成功させること
  今日の外崎のバントは怪しく、危なかったです。
勝負を仕掛けているわけだから、
 着実に得点を稼ぐこと
が大事ですね。


①は当たり前ですが、
②についても、
得点を稼げれば、
流れを一気にもってこれる反面、
稼げないと、
流れを引き渡すきっかけになる
可能性があるため
(相手から見れば、ピンチをしのいだ後にチャンスありのムード)。
ういう勝負(攻め)どきには
得点を着実に稼いでおきたいですね。
しかし、実際には残塁祭で終わりました。


結局、4~5回表で則本から
追加点を挙げたられませんたね。


鷲の二番手以降は、
酒居~辛島~池田と続きましたね。


そのうち、苦手な左腕の辛島について、
スパンジーはお約束の三振に終わっていましたが、
栗山、木村のヒットで
1点を稼ぎましたね。


木村に対しては、
チェンジアップが落ちきれませんでしたが、
木村は、変化球の軌道を追随しながら、
上手く打ちましたね。


ただし、木村は、
一塁から飛び出してしまい、
牽制により一二間で挟まれ、
牽制死しましたね。


獅子は機動力野球が売りですが、
今年は走塁ミスが
目立って散見されていますね。
(そこは減らして行かないとならない)


され、結局、今日は、
将平、スパンジー、木村が猛打賞
山川、中村、栗山がマルチ安打

源田、森が1本打っており
山川は死球&四球、森&中村が四球と、
山賊化して鷲を攻めまくりましたね。
外崎は打てませんでしたが、、、


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問題は、相手が変わっても、
今日のように暴れることができるか?
ですね。


明日は、松本塩見が先発予定です。


塩見については、
一昨年から抑えられがちであり、
苦手な『左腕』になっており、
『天敵』になっていますね。


獅子威し打線は、
ある相手だと、爆発的に暴れまくっていても
別のある相手になると、借りてきた猫になる
相手次第で結果が
大きく変わりやすいことが目立ちますね。


もちろん、良い投手は打てぬ面がありますが、
他球団が簡単に打ち込んでいる投手に
抑えられること
が散見されますね。
3勝を献上した楽天の福井あたりはいい例です。


とはいえ、鷲に負けている余裕は無いため、
『良い投手だったから』とか、
『苦手だから』とかを言っている暇はなく
着実に仕留めて沈めておきたいですね。



松本に関しては、今井などもそうですけど、
良い時と悪い時がピンキリですね。


前々回のような投球をしてくれることを願います。
やはり松本に関しては、
長く投げるために、
『無駄球』を如何に減らすか

がカギですね。