下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【データ徒然】対戦1巡目は『投手陣は相変わらず弱く、打撃陣は得点圏で勝負弱く、塁を盗めぬ』ライオンズでしたね。変えていこう!


日ハムとはまだ3連戦ですが、
先週で一通り各球団と対戦が済みました。


ここでは、先週までの簡単にデータをチェックしてみましょう。


なお、参考としたデータの主な出典は次のとおりです。



まずはチーム成績についてです。


相変わらず、
1試合平均失点は断トツの最下位ですね。
鷲と比して、約1.5点差もありますね。


もちろん、防御率も断トツの最下位ですね。
投手成績は何でもかんでも下位ですね。


その中で四球率(BB/9)
高いのはいつものことです。


ただ、昨年も同様、
ソフバンも四球率(BB/9)が高いですね。
しかし、ソフバンの場合、
被打率、被HR/9などが低いです。
すなわち、鷹は四球を多く出しても、
打たれず、失点許さず
の傾向ですね。


奪三振率(K/9)
鷹は高いですね。

しかし、獅子は低すぎますね。


獅子と鷹を比較すると、
その差が
同じように四球を出しても
違う結果
を導いており、昨年と同様ですね。


一方、攻撃面については、
1試合平均の得点は、
一応、リーグ2位につけています。
でも、鷲と比すると、
1.2点差も離されていますね。


そして、当然ながら、
失点が得点を上回っていますね。


で、攻撃面で問題なのは、
得点圏打率がリーグ5位
(先日までは最下位)
盗塁成功率が最下位という点でしょうか。


そこで問題なのは、
得点圏打率が低すぎるという点ですね。


確かに得点をリーグ2位として稼いでいますが、
チャンスで打つことができていないことを示しますね。


今年の場合、
打線がつながらず、断絶され
残塁祭も目立っていましたね。
得点圏打率の低さは、
その傾向を示した数字と思います。


すなわち、今の獅子威し打線は、
勝負弱い(勝負強くない)とも言えますね。


やはり、
投手陣は相変わらず脆弱であり、
打撃陣はチャンスで打てぬ勝負弱さ


昨年は、打撃陣が稼ぎまくりましたから、
今年は、そんな状況下なら、
今の順位も妥当な位置にいると言っても過言ではありませんね。


ところで、
獅子は機動力が長けているチームでした。


その機動力野球は、盗塁だけではありませんので、
例えば、一塁や二塁走者の生還率などにも
着目していく必要がありますが、
(それらデータは未把握ですが)
盗塁成功率が低すぎる点
は看過できませんね。
いくら盗塁の警戒が厳しくなったとはいえ、
リーグ最下位56%は低すぎです。


確かに、今年は、
普通に盗塁失敗もありますが、
逆をつかれて飛び出したり、
三本間で挟まれたりなど、
走塁ミスも目立っていますね。


一般的に、盗塁については、
成功すれば大きい得を得ますが、
失敗のリスクもあるので、
盗塁成功率次第では、
盗塁をして得をする、損をする
に区分されますね。


要は、盗塁成功率が高い者だったら
盗塁をしても得する可能性が高く、
盗塁しても良いけれども、
成功率が低い者だったら、
盗塁をしても損なので盗塁しない方が良い
というものですね。


もちろん、その盗塁の損益分岐点は
そのときのイニング、走者状況、アウト状況、
その他、諸々の関係が絡むので、
それら次第で変わってきますが、
成功率56%という数字は、
盗塁をしない方がマシ(盗塁をする方が損)

のレベルにあるくらい、低すぎる値ですね。


盗塁を仕掛ける以上は、
もっと成功率を高めないとなりませんね。


また失敗リスクが高ければ、
ブラフでとどめるなど、考えなければなりませんね。


当然、走塁ミスは撲滅されたいですね。


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個人成績についても見ていきましょう。
ただし、全部は見ていきません。
気になったところを中心に見ていきましょう。


投手陣から見てみましょう。


まず先発投手について、
QS率が低すぎますね。
ニールが60%、與座が50%ですが、
松本が40%、光成&今井が25%ですからね。


基本的に先発陣が役目を果たし切れてませんね。


各球団における
全体の防御率、先発防御率、救援(中継ぎ)防御率を見ると、


楽 天:全体:3.50、先発4.52、中継ぎ:1.85
ソフト:全体:3.83、先発4.52、中継ぎ:2.87
ロッテ:全体:4.57、先発4.79、中継ぎ:4.18
西 武:全体:4.85、先発5.41、中継ぎ:3.90
日ハム:全体:4.22、先発3.97、中継ぎ:4.60
オ リ:全体:4.13、先発3.44、中継ぎ:5.21


西武は中継ぎ陣が3点台でギリギリ踏ん張っていますが、
楽天やソフバンは1~2点も下回っていますね。
ただし、先発陣は、楽天やソフバンはともに4.52高く、
オリや日ハムの方が低いですね。


しかし、西武の先発陣は5.41と高すぎましたね。


次は先発陣のイニング別失点です。


今井は立ち上がりも失点していますが、
光成とともに『魔の6回』でやられてますね。
どちらも、ネックになっているのは
急変して暴落する癖ですよね。


松本は初回に一発攻勢で打ち込まれた分、
初回で失点が嵩んでいますが、
2~4回も満遍なく失点していますね。


確かに最近は第二先発などの運用もありますが、
試合に勝つには、
先発が試合を築くことが基本
ですね。


昨年、優勝を決める直前の9月は、
先発陣が踏ん張って、優勝直前まで2点台をキープし、
最後は3.046でフィニッシュしましたね。
3点台をキープが理想ですが、
少なくともまずは4点台前半に持ち込みたいですね。


とにかく、
光成&今井、松本のドラ1三銃士が
揃って防御率6点台は厳しい
ですね。
WHIPは、
光成が1.54、今井が1.86、松本が1.58と高いですね。
また被OPS(被出塁率+被長打率)は
光成が0.847、今井が0.855、松本が0.880と高いですね。


特に、今井や松本の投球は、
ピンかパーであり、パーの頻度が多い

という感じですね。
安定した好投を続けないと厳しいです。



ニールの場合、
防御率4.15は、昨年より高いけど、
ドラ1三銃士ほどではなく、
WHIPは1.09、被OPSは0.582とまずまずです。


ところで、光成の場合
前々から左打者に弱い傾向
があり、
今年もその傾向は変わってませんね。
今年の左右別被打率を見ると、
右打者が0.250に対し、
左打者が0.349と1割も多く打たれてますね。
(昨年は、右0.252、左0.354)


ただ、今井も、昨年より
左打者へさらに悪くしてますね

まあ右打者の方は昨年より抑えてますが。


※左右別被打率(今井)
 2019年:右0.230、左0.272
 2020年:右0.209左0.310


また、松本の場合、
昨年は左右でそう大差ありませんでしたが、
今年は左打者に打ち込まれてますね。
※左右別被打率(松本)
 2019年:右0.269、左0.266
 2020年:右0.224、左0.306


でも、本田の場合
昨年も、今年も右打者に弱いですね。
※左右別被打率(本田)
 2019年:右0.293、左0.225
 2020年:右0.316、左0.235


ニールの場合左右差はそう大きくないですね。


まあ、與座は、アンダースローだから
左>右(右0.268、左0.311)はやむを得ないですね。


今井については、
かなり自滅しながらやられていますから、
WHIPが1.86与四球率BB/9が7.77
減棒されてもおかしくない酷すぎる結果ですね。
(どうしたらこうなるのか、と思うほど)
本塁打率HR/9も1.64と昨年(1.04)より高いですね。


一方、光成については、
与四球率BB/9が3.47と昨年(3.42)とあまり変わってません。
しかし、
奪三振率K/9が8.49と昨年(6.55)よりアップしてますね。


松本については、光成と同様に
与四球率BB/9が4.97と昨年(4.85)とあまり変わってません。
しかし、光成と違って
奪三振率K/9が5.33と昨年(6.86)より下がってます。


当然、ドラ1三銃士の全員が
与四球率の改善が必須であるとともに、
今井と松本奪三振率もアップせねばなりませんね。


ちなみに、
次に初球ストライク率を示します。
(パ・リーグ、20イニング以上登板対象)


まあ、オリ・山本や楽天・則本らも
初球ストライク率が低いわけですが、
ワースト10に獅子が3人も入っている、、、
しかも、期待のドラ1三銃士が
揃って入っていることは、情けないですね。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、中継ぎ陣についてです。


抑えの増田については、
失点を防いで防御率が0.90と低いですが、
奪三振率K/9が5.40と低すぎますね。
(昨年の9.56の半分+α)
最近、ファウルで粘られて、
その相手の粘りを振り切れないこと
が目立ってますからね。


確かに、
今年はストレート一辺倒の傾向が強まっています。
(ストレートの投球頻度:昨年7割、今年8割)
その分、読みやすいので、
相手もヤマを張れる面はあります。
一方、球速に関しては、平均速度ですが、
昨年が148.8km/hに対して、
今年が147.4km/hと下がってますね。


もちろん、
球速だけが絡んでくるわけではないですね。
(揚力(ホップ力)なら、球速が遅い方が優位)
2016年の平均球速も147.2km/hで
三振率は今よりありましたね。
ただし、球速以外も含めて、
ストレートの質が低下していること
は考えられますね。


一方、ギャレット平良は、勢いに乗ってますね。
奪三振率K/9は、
平良が12.19、ギャレットが10.95と力を発揮していますね。


まあ、平良の場合
与四球率BB/9が6.10と高いですね。
K/BBで見ると約1.8と低いです(3.5は欲しい)。
与四球で自滅しないよう注意は必要ですね。


ギャレットは、米国時代を考えると、
今はいい意味でギャップ差がありますね。
(単純に比較はできませんけど)


【2018年AAA成績】16試合19回
防御率2.84 WHIP1.63 被打率0.309
四球率2.84 三振率7.11 GO/AO1.47


【2019年AAA成績】34試合40回1/3
防御率4.91 WHIP1.66 被打率0.300
四球率4.24 三振率8.93 GO/AO0.81


【2020年NPB成績】12試合12回1/3
防御率0.73 WHIP0.97 被打率0.163
四球率3.65 三振率10.95 GO/AO0.91


ストレートは、速くて重くて
さらにコース一杯を突く制球力もある
ストレートで空振りを奪ったり、
ストレートをコース一杯に決め、

それが大きな武器になってますね。


奪三振については、
空三振:見三振=7:8
ほぼ同程度(やや見三振が多い)ですね。
見三振については、
相手に手を出させない、

コース一杯を突くストレートが効いておりますね。


で、問題は、快投乱麻の ジョーカー平井さんですね。
防御率4.76 WHIP1.32 被打率0.225
三振率7.15、四球率4.76
先週は散々でしたね。 


一般論になりますが、
また、理由は様々あるでしょうが、
酷使された翌年は
成績を悪くするケース
目立ってますからね。


あと昨年と違う点は、
昨年は左右で大差がありませんでしたが、
今年は左打者に打ち込まれていますね。


※左右別被打率(平井)
 2019年:右0.247、左0.252
 2020年:右0.182、左0.278


ところで、獅子也については、
中日時代から、左打者が右打者より弱い傾向ですね。
今年は左打者からの被打率は0.364ですね。
(右打者はノーヒット)


ルーキー宮川については、
奪三振率K/9が7.45ともう少し欲しく、
与四球率BB/9が9.31と高いですね。
1イニング平均球数が22.6球と多いですね。


経験の浅さからなのか、性格的な問題によるのか、
そこはわかりませんが、
余計な力みが入ることが散見されており、
一度、その力みが入ってしまうと、
修正が難しくなりますね。

そのため、
与四球を2つ出してしまうとかが散見されています。


その力みやすいことが
もし経験の浅さからなら、経験を積めばクリアできますが、
もし性格的な問題によるものだと、厄介ですね。
前者であると助かるのですが。。。



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次に野手陣の個人打撃面についてです。

レジェンド栗山が勢いに乗ってますね。
打率が0.342、出塁率が0.453、OPSが0.972であり、
それらはリーグのベスト5以内に入ってますね。


栗山の場合左投手に弱い傾向があり、
今年も、左投手は右投手より打ててませんが、
それでも左打者に対して打率3割をキープしてますね。
(打率:右0.357、左0.304)


また「スイング率(Swing%)」のところで後述しますが、
今のところ選球眼もアップしています。


一方、もう一人のレジェンド・中村に関しては、
開幕前までの練習試合等で不振でしたが、
公式戦になって形にしてきましたね。


ホームラン
1本打つのに必要な打数(AB/HR)で見ると、
2018年が12.7打数/本、2019年が16.5打数/本に対し、
今年は現時点で23.7打数/本と増やしており、
ホームランが減る傾向ですね。


打率、出塁率、長打率、OPSは、
昨年が良かったこともあり、
今年が現時点で、
昨年よりスケールが小さくなってますけど、
打率0.268、出塁率0.354、長打率0.479、
OPS0.833のスタートならまずまず及第点ですね。



山川については、
ホームラン1本打つのに必要な打数(AB/HR)を見ると、
2018年が11.5打数/本、2019年が12.2打数/本に対し、
今年は現時点で9.0打数/本増えてますね。


また出塁率が0.445、長打率が0.617であり、
その合計のOPSが1.063と1超ですね。


ところで、前述したとおり、
獅子威し打線全体の得点圏打率は低いですが、
チーム内ベスト3は、
山川(0.400)、栗山(0.320)、

中村(0.333)ですね。


逆に、外崎
打率、出塁率、長打率、OPSの面で、
(外崎の出塁率は昨年と同程度だが、成長が欲しい)
源田も打率、出塁率の面で、
昨年より『物足りなさ』がありますね。


また、森、外崎、源田による
得点圏打率の低さですね。
確かに、森は0.286ですが、昨年は0.411でしたね。
外崎は0.227、源田は2割未満ですからね。


その点は、
チームの得点圏打率の低さに
左右している可能性はありますね。


なお、について、
今年は、右投手に抑え込まれていますね。

一昨年は、右腕の方で左腕より打っており、
昨年は、左右で大差がありませんでしたが。


※左右別被打率(森)
 2019年:右0.286、左0.227
 2019年:右0.329、左0.331
 2020年:右0.194左0.370


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あと、レギュラー争いに加わる
将平、川越、山野辺、呉について、
また新助っ人・スパンジーについて。


彼らを見るときには、
ボール球のスイング率(O-Swing%)も含めて見ていきましょう。


スイング率(Swing%)については、
ボール球のスイング率(O-Swing%)を見てみましょう。
ボール球の見極率は、
100%からO-Swing%を差し引けばいいです。


だいたい一軍の選手であれば、
O-Swing%は3割以下、見極率は7割以上が欲しいです。
それをクリアできないと
なかなか一軍では安定した成績が厳しいです。
成功するには、そのクリアが必須ですね。


山川や外崎なども二軍から一軍に上がりたての年は、
O-Swing%は3割超、見極率は7割未満でしたが、
翌年にはO-Swing%は3割以下、見極率は7割以上
になっていましたね。


確かに積極的に打っていくことが大事であり、
あまり見過ぎると、バットが出なくなっていきます。


とはいえ、
何でもかんでも闇雲に、盲目的に
バットを振り回していては、

一軍では成功しません。


要は、一軍で安定した成績を残すには、
積極的に打っていく中での
選球眼が必須ということです。


昨年まで、若獅子らのその数字は酷かったです。
O-Swing%は3割超、見極率は7割未満ですね。
愛斗あたりは見極率が6割未満でしたね。


二軍戦の場合、甘い球を投げてくれますから、
ぶんぶん振り回しても、率を残せますが、
一軍戦の場合、そう簡単に甘い球は投げませんから、
選球眼が求められてきます。


昨年まで若獅子らが一軍で大成しなかった一因に、
ボール球の見極率の低さが挙げられますね。


まあ、一軍で活躍している獅子の諸先輩方を見ると
一軍でのブレイクする直前の二軍成績は、
打率なら3割以上(4割以上もあり)など
尋常ではない成績を残す傾向にありますね。
木村でも打率は3割目前、岡田も4割以上とか残していましたね。
そのくらい成績をマークすれば、
「もう二軍では無敵」と言っていいですが、
今の若獅子はそこまでありませんね。


その選球眼の低さが
二軍戦でそこまで至らぬ一因にもなっていると思います。


話は脱線しましたが、
今年のボール球のスイング率(O-Swing%)を見ると、
(ボール球の見極率は100%からそれを差し引く)


将平ギリギリ3割未満(29.6%)でしたね。
でも、1番打者を担うのであれば、
もっとボール球を見極めていかねばなりません。


打率は0.321と上々の数字を出していますが、
また出塁率も、
他の1番打者候補(金子、源田、スパ、外崎)より高いですが、
それでも0.351しかなく、
IsoD(=出塁率ー打率)は0.030と低いですね。
四球を選べていませんね。



源田もそうボール球の見極率は高くありません。
(O-Swing%が高い)
でも、源田の場合、
コンタクト率(Contact%)が9割に達していますね。
ボール球でもカットしていきますからね。



川越はぶんぶん振り回しそうですが、
O-Swing%が2割程度、ボール球の見極率が8割と
しっかりボール球を見極めている方ですね。
しかし、ストライクゾーンでの
スイング率(Z-Swing%)も63%と低いですね。
そのため、
スイング率(Swing%)全体も低いです。
すなわち、
躊躇している一面が懸念されますね。
あと、
コンタクト率(Contact%)が6割未満と低いですね。


すなわち、川越は、ボール球を見極めますが、
全体的にスイングが少なく、
それでコンタクトもしにくいいう状況ですね。


川越自身、今以上の成績を残すには、
ストライクゾーンをもっとスイングし、
そこでコンタクト(空振りしない)されたい
ですね。


それだけに、川越の場合、
IsoD(=出塁率ー打率)は0.219と過度に高く、
それはボール球を見極めた面もありますが、
スイング率(Swing%)全体が低いから、とも言えますね。


また、川越は、打率が低いのも、
スイング率(Swing%)全体が低いか
らが
要因の一つであることは考えられます。



山野辺に関しては、ぶんぶん振り回していますね。
O-Swing%が高く、ボール球の見極率は低いですね。
まあZ-Swing%も含め、スイング率(Swing%)全体も高く、
コンタクト率(Contact%)も8割以上と高いわけですが。


それだけに、打率は3割をキープするものの、
出塁率は打率より低く3割未満ですね。


また長打率が0.385でありますが、
二軍戦でもアピールしていたように、
長打率をもう少し上げたいですね。



で、問題は、若獅子ではありませんが、
スパンジーですね。。。
O-Swing%が38%と高く
ボール球の見極率は62%と低く、
ボール球でも「ブンブン丸」状態ですね。
だいたい見ていれば、その特性はわかりますが、
そのレベルは、
昨年の愛斗に毛を僅かに生やした程度です。


だいたいメヒアでも
見極率は68~69%くらいですね。
米国時代の3A成績を見たとき、
メヒアより三振率が高かったのも納得ですね。


コンタクト率(Contact%)も7割未満と低いですね。
ホームラン打者のおかわり君と同じですが、
スパンジーは本塁打王タイプではないですからね。
(そこはメヒアに求める資質です)


四球BB/三振Kの比
0.08と極めて低い傾向ですからね。
(四球を2つ選ぶのに、三振が25個ということですね)


積極的に振っていく中での
選球眼を高めるしかないわけですが、
とにかく、ボール球を我慢せよ!
しか言いようがありませんね。



は、まだ無安打状態ですが、
もともと「選球眼」が良いタイプであり、
1打席での粘りが渋太いですね。


しかし、ボール球のスイング率(O-Swing%)
40%は高すぎボール球の見極率6割は低すぎ)
ですね。


選球眼が売りの選手なのに、
ボール球を見極られていない点
今の無安打にも左右しているんでしょうね。



ところで、栗山について、
過去も含めてボール球のスイング率(O-Swing%)を見ると、
昨年は、高くなってしまっており、
過去よりもボール球に手を出している傾向にありましたね。


しかし、今年はボール球の見極め率を10%も改善しており、
見極率は85%以上(=100%-14.7%)です。


普通なら、年齢とともに衰えていくわけですが、
それだけ好調の証でしょうね。
もちろん、まだ1ヶ月程度の話ではありますが。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
盗塁成功率に関しては、
前述のようにチーム全体で低いわけですけど、
個人別で高くても源田が66%くらいであり、
盗塁する損益分岐点で
全員が「損」の部類に入る低レベルになっています。
昨年は全体で73.2%
金子が80%に達し、外崎や源田も77~79%と
「得」の部類に入るレベルでしたが・・・


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野手陣の個人守備面に関しては、単純にUZRを見ていきましょう。
(50イニング以上で見ていきます)
ただし、UZRは守備ポジションごとではじき出されるので、
ポジションが違う者同士の比較はできません。
外崎が7.3、源田が5.4だから、
外崎が上という評価はできません。


そのため、
ここでは大きくプラスなのか、マイナスなのかだけを見て、
それに該当する者をピックアップしましょう。


プラス組
外崎、源田が入るのはいつもの如くですね。
この二遊間は鉄壁です。
センターで76イニングを消化している
将平もプラス表示ですね。


マイナス組は、
ライトの木村(-4.5)、レフトのスパンジー(-3.4)、
一塁手の山川(-5.0)ですね。


一塁手・山川に関しては、まあこんなものでしょう。
ポカをしないことを願ってます。
(失策Errは-0.8と多い)


ライト・木村に関しては、昨年の結果と同様に、
守備範囲RngRが低いです。
送球ARMに関しては、強肩から昨年も高かったですが、
今年はマイナス値(-1.1)ですね。
その強肩ぶりはまだアピールできていません。


レフト・スパンジーに関しては、
180イニングをこなしており、
送球ARM、守備範囲RngRともマイナスであり、
全体のUZRもマイナス
ですね。


サードとかも、マイナス値(-1.5)ですが、
まだ20イニングなので何とも言えません。


ただ、スパンジーの場合、
捕手以外なら全ポジションをこなせますが、
(メジャーでは敗戦処理投手の経験もあり)
そういう器用さを有するものの、
決して「守備が上手い」というわけではありません。


イメージを例えるならば、
唐揚げ定食でも、刺身定食でも、
回鍋肉定食でも、ハンバーグ定食でも
蕎麦でも、ラーメンでも、と
何でも食べさせてくれる庶民の定食屋
というイメージなんですよね。


しかも、本職は二塁手ですから、
三塁手としても微妙であり、
外野手もとってつけた面はあります。
外野手では、
ぎこちないフライ捕球とかも見られますね。


まあ、あちこちこなしてくれますが、
高望みはしても期待薄ですね。
ただ、ポカだけは勘弁してほしい
というところですね。


ちなみに、メジャー時代の成績はこちらです。
まともなのは二塁手でありますが、
どれも守備範囲RngRがマイナス(狭い)傾向ですね。


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とりあえず、
対戦1巡目までのデータを掻い摘んで述べました。


対戦1巡目は
『投手陣は相変わらず弱く、
 打撃陣は得点圏で勝負弱く、
 塁を盗めぬ』ライオンズでしたね。