下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【日ハム8回戦(札幌)】首脳陣の焦りによるパワプロ采配で勝ち展開ゲームを落とす。『GO TO 札幌キャンペーン』も、大惨劇の獅子血祭劇場と化しつつある様相に。。。

『GO TO 札幌キャンペーン』も、
Bクラス首位決戦どころが、
大惨劇の獅子血祭劇場と化しつつあります。


というか、今日は打線もつながりを見せながら、
『勝ち展開』の様相でしたが、
負けが込んで焦りばかりで何も見えていない
首脳陣の愚かな『パワプロ采配』により
勝ち星を逃しましたね。


これで、
『GO TO 福岡&札幌キャンペーン』のここ二週間の遠は、
現時点で2勝8敗と大惨事になっています。


今日のスタメン結果です。

有原自身、ここ2戦、打ち込まれています。
まあ、松本の方が酷いですけど。。。

結果です。



まず獅子投手陣から整理しましょう。


先発の松本については、
序盤から自慢のストレートは走っていましたね。


ただし、初回裏、近藤には、
高めに入った分、外角球を近藤の狙い通り
外角高めストレートをきれいに流されて
出塁を許したりはしていました。


2回裏、直球を得意とする渡邉には、
真ん中に甘く入り完璧に捉えらえられて弾き返され、
手痛い逆転2ラン弾を食らいましたね。
この渡邉へは、
安易に投げ急ぎましたね。
失投と言ってもいいでしょう。


また、相変わらずの課題である
無駄なボール球も散見し、
球数が嵩んでいましたね。


5回を2失点で踏ん張りましたが、
まだ5回は100球も行っていませんでしたけど、
5回裏の投球は、
抜け球、逆球を含む
乱球のオンパレードであり、
もう限界になっていましたね。


まあ近藤も打ち損じ、中田も詰まらせて、
このピンチの5回裏を、
よく無失点で切り抜けましたが。。。


でも、松本の場合
ストレートが武器になっているわけですが、
もう一つは、
カーブ等の緩い球を駆使して
緩急を活かしながら

相手を惑わせることも武器ですね。


ストレートカーブを組み合わせることで、
ストレートの威力をさら増やしますし、
緩い球もさらに活かされますね。


しかし、今日は、カーブや縦スラといった
110km/h台の緩い球の投球頻度は、
少なかったですね。
逆にストレート
全体の75%と多すぎました。


ストレート一本調子になり、
相手もタイミングが

合わせやすくなりましたね。


もっと楽に投げたいのなら、
持っている球種を駆使するなど、
相手をもっと惑わせるように
工夫をされたいですね。


どんな打者でも、
理論なのか、経験なのか、直感なのかなど
やり方は人ぞれぞれ出すけど、
投げた球が来るまでに
どんな球が来るかを必ず読みます。


でも、その読みの不確実性が大きければ打てません。
どんな強打者でも読みが狂うと、
タイミングが合わないと打てませんからね。


それだけに、
打者はその不確実性を小さくしようと、
バッテリーはその不確実性を大きくしよう
努力しますね。


ストレート一本調子では、
その不確実性は大きくなりません。


あとでも後述しますけど、
160km/h以上のストレートを連発した
ギャレットでさえ、
全球ストレートでは打たれますね。
一応、相手もプロですからね。


相手打者の読みの不確実性を大きくするよう
バッテリーでもっと考え、
もっと工夫しながら、投げて欲しい
ですね。


ところで、松本には、
本来ならもう少し長く投げて欲しかったですが、
5回の投球を見れば、
もう限界であったことは明瞭であり、
(5回を凌いだことは結果往来)
6回から交代することは
やむを得ませんでした。


6回以降で4点差リードの展開であれば、
平井、平良、ギャレット、増田の
勝ちパを使えますから、
こちらはかなり優位に戦えます。


ある意味で、今の勝ちパの状況を鑑みると、
相手から見れば、
こちらの勝ちパが登板する直前が
事実上の最終回ともなり得ますね。


ただし、平良、ギャレット、増田なら鉄壁とも言えますが、
今年の平井は、
昨年の酷使の影響が出ているか?わかりませんが、
制球の怪しさが露呈されやすく、
それが投球の不安定さを招いていますね。

それ故に、
勝ちパの中でネックになるのは、
平井のところ、と言っても過言ではありません。


それを考えると、できれば、平井ではなく、
宮川等を使うことも視野に入れたいですね。


しかし、「平井教信者」でもある
今の首脳陣にそれは無理な話であり、
勝ちパから平井を外すこと
今の首脳陣には、ななかなできないでしょう。


ただ、平井、平良、ギャレット、増田のカード
どうせ切るならば、
失点は、1点の重みは、
終盤になればなるほど重くなりますので、
ネックとなる平井については、
火事になることを見据えるなら、
取り返す時間が少なくなる
後の7回で出すより、

まだ取り返す時間がもう少しある
先の6回でカードを切った方が賢明
ですね。
火事が起きるなら、
取り返しがつきやすい先の方が良いということです。


でも、相手の打順の問題もありますね。
6回裏は、大田、横尾、渡邉と続きます。
7回裏は、鶴岡、石井、西川の順です。


大田、横尾、渡邉はストレートに強いので、
ストレートを売りにする平良より
スライダーを駆使する平井の方が向いていますが、
それは平井が万全だったら
が前提条件になります。


相手の実力レベルを考えれば、
大田、横尾、渡邉より、
鶴岡、石井、西川の方が一枚、二枚落ちますので、
こちらも
6回の方に強いカード(平良)
7回の方に弱いカード(平井)
切ることはおかしいくありませんね。


しかも、7回裏では4点差リードしていました。


それだけに、どうせ平井を投入するならば、
7回裏の平井投入までは看過します。


で、問題はその後です。


平井は、案の定、
今年、課題となっている
『制球の怪しさ』を露呈しまくります。

抜け球、逆球を含む
乱球のオンパレードでしたね。


二死であと1人というところで、
杉谷に1点返されて三塁まで陥れられたところで、
宮川に交代しましたね。


あと1人ですから、
平井にそのまま続投させてたいですが、
近藤、中田、大田と中軸を迎えます。
平井の状態を考えれば、
ここでの交代はやむを得ません。


ただ、宮川自身、準備不足でしたね。
近藤への最初の2球は、力も入りましたけど、
ストレートの制球がダメでしたね。


近藤にはカーブを打ち込まれましたが、
(これは近藤が上手く合わせて打ちました)
中田にも、外角へ投げ切れず、
見事に流し打ちされましたね。


次の大田四球で歩かしてしまい、
二死一二塁にピンチを広げたのは痛かったですね。


しかし、大田へ投げた4~5球目のストレート
確かに、外して、カウントを稼げませんでしたが、
外れ方も際どく、
球そのものは走っていましたね。


準備不足で登板してきましたが、
それで失点も許しましたが、
何球か投げることで
その不足を埋め、肩を慣らしましたね。


とにかく、あと1人です。
肩慣らしも済み、
ストレートも走って来れば、
ここは二死一二塁のピンチでも、
宮川続投
横尾との勝負に徹するべきでした。


しかし、首脳陣は、
負けが込んでいる焦りから、
宮川を信じ切ることができず、
8回登板予定のギャレットの
前倒し起用を講じましたね。


でも、ギャレット自身、8回登板予定であり、
7回での前倒しは、そう想定してませんから、
案の定、
ギャレット自身も準備不足でしたね。


横尾に対して、ストレートの抜け球を含めて、
ボール先行になってしまいます。
抜けているあたり、明らかに準備不足でした。


そもそも、いつもなら
平井でそのまま投げ続けさせるけど、
首脳陣はとにかく焦っていますから、
平井を見限って、交代させます。
この平井の緊急降板
宮川の方も準備ができていないけど、
そのまま宮川をマウンドに上げてしまい、
失点しつつも、
宮川の肩も慣れてきたにも関わらず、
宮川を信頼しきれず、焦りから
再び準部不足の駒(ギャレット)を投入します。


平井が制球怪しく不振だけど、
平井を使ったことは看過しましよう。
準備不足の宮川への交代も看過しましよう。


しかし、再び準備不足の駒を
前倒し投入すること
『超愚策』としか言いようがなく、
さすがに看過できない問題ですね。


パワプロ采配じゃねぇんだから!


パワプロと同じような采配としか言いようがありません。
ピッとボタンで選ぶのと
わけが違いますからね。


首脳陣は、もう負けが込んでいて、
焦りから完全に盲目状態です。


そして、ベンチ(監督&西口C)
ブルペン(豊田C)の間に、
連携が図られていないことを露呈しましたね。


それでも、ギャレット
渡邉に何度もストレートを投げ込むことにより
ストレートも走ってくるようになり、
札幌Dのマウンドは、メジャーのように角度があるから、
ギャレットのようなタイプに向くことも功を奏して、
最速162km/hを含み、
160km/h以上の速球を連発しましたね。


ただ、ストレートに強い渡邉(直球破壊王子)に対し、
全球ストレート勝負、ストレート一本槍は、
さすがに苦しいですよね。


満塁だからフルカウントにしたくないですが、
6球目までボールカウントは2個以下でした。
相手もストレートを得意としているだけに、
フルカウント(ボールカウント3)になる前までに
『変化球』を1球混ぜたかったですね。


森の方にも、変化球を選ぶ
余裕も、勇気も、ありませんでしたね。


いずれにしても、
勝ち展開ゲームを落としたのも、
首脳陣の焦りによる

パワプロ采配が最大の敗因だったと思います。


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ところで、2回表、石井を右飛に仕留めましたが、
このとき、木村が将平と交錯しましたね。
木村は、捕球後に将平と接触・激突しながらも、
球をこぼさなかったのは立派でした。


どうやら、大事には至らなかった様相でしたが、
こういう連係ミス大けがにつながるだけに、
極力、低減していかなければなりません。

8回裏、近藤も左飛で終わりましたが、
打球は、レフト熊代の左飛コースでしたが、
将平が突っ込んできて、
交錯しそうになっていましたね。


確かに、将平も張り切っているわけですが、
こういう交錯は、阪神の西岡などのように
大けがにつながりやすい危険プレーです。


また、こういう連係ミスは、
お見合いからの守乱にもつながりやすい
ですね。


レフトのスパンジーも守乱が多いですが、
センター寄りショート寄りのミスが目立ちます。
もともと、フライ捕球がたどたどしいように、
レフトとしての守備技術の低さが問題でもありますが、
将平や源田との
間合いの詰め方が合ってませんね。


当然、どの範囲までは誰の守備範囲、
こういうときは、誰が対応するなど、
事前に様々なケースを想定して、
しっかり決めておくことは必須
です。


あともう一つは、秋山流出に伴って、
外野手の司令塔が不在になっている
という大きな問題ですね。


秋山も、渡米前に
外野手の司令塔として慣れるのに
 しばらく時間(複数年)を要した。

〇(自分がいなくなった後)
 金子らは自分の守備はなんとかできても、
 外野手の司令塔として機能するには時間がかかり、
 そこが西武外野手陣の最大の課題

というようなことを言っていましたね。


秋山自身、守備範囲が広く突っ込みやすい左翼の金子には
上手く譲る術を知って息も合っていました。
レフトスタンドから見てもわかるように、
左右翼も、常にリードしていましたね。


今、将平自分のことで精一杯ですが、
(それは金子らにも同様の話)
何でもかんでも『自分が!』では困るわけで、
左右翼を上手くリードしながら、
外野手の司令塔として
的確に機能できるように
ならなければなりません。



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一方、獅子威し打線については、、、


初回先頭のスパンジーが機能しました。
チェンジアップが落ちきれず、
バットの先で引っかけましたが、
二塁手が届かず、二遊間を抜けましたね。


源田も落ちきれぬチェンジアップを
上手く片手打ちで拾い打ち、続きました。


有原自身、チェンジアップが落ちきれなかったり、
状態の悪さを引きずっていましたね。
それだけに、今日、打たれるときは
連打といういう場面が繰り返されましたね。
有原自身、走者を置くと投球が苦しくなっていましたね。


次の外崎は、最低限の仕事になりましたけど、
犠牲フライを打ち込み、
1~3番で先制点を奪いましたね。


で、その次の山川も四球で散歩となり、
有原の不安定な立ち上がりを
攻めまくります。


そのような状況下でしたから、
ここは一気に得点を稼ぎまくって、
一斉射撃で有原を沈めたい場面でしたね。


しかし、栗山、中村が続かず、
1得点で終わってしまいました。
先制点をあげたのはいいですが、
この大チャンスを、
しかも有原が不安を抱える立ち上がりを、
たった1点では、、、
こちらとしては物足りなさを感じますし、
あちらとしては最少失点で凌ぎ
ホッとしましたね。


稼げるときには徹底的に稼ぐ
叩けるときには徹底的に叩く
弱っている相手は徹底的に潰す
それは、
勝負に勝つための鉄則でもありますね。
そういう絶好な勝機を逃せば、
流れを失い、逆に巻き返される懸念が残りますね。


2回表は、三者凡退で終わってしまい、
その直後の2回裏
一撃2ラン被弾で逆転されましたね。


しかし、3回表一死源田が空三振となりますが、
捕手がワンバンで捕球できず、
ファウルエリアも広いので、
振り逃げした源田は、
一気に二塁を陥れましたね。


そして、次の外崎は、
綺麗に流して右適時打で同点に追いつき、
次の山川は、内角球に対して、
肘を畳みながら体を上手く回転させて
相手を引き離す
『どすこい』2ラン弾を放ちましたね。


最近、打線が途切れやすかっただけに、
打線が中軸でつながるという良い形で
逆転に成功しましたね。


4回表は、川越、将平と
若獅子による連打でチャンスを築き、
次のスパンジーは、
お約束の空三振に倒れたことが痛かったですが、
将平が二盗を狙って二塁へ送球される間に、
三塁走者の川越がホームを狙う重盗を仕掛けましたね。


セーフ判定でも、結果としては、
リプレー検証となり、判定が覆って、
三振ゲッツーで無得点
なったのは痛かったです。


リプレーで覆るというおまけ付きで、
相手はホッとし、
ピンチを凌いだ直後にチャンスが生じやすいので、
このゲッツーは、
流れが変わる潮目になりやすい
ですからね。


ただし、結果は失敗しましたけど、
たぶん、サインによる指示でしょうが、
若獅子らにより
一三塁の場面から
『重盗』という奇襲を
積極的に仕掛けたことは評価します。
これが単なる「二盗」だったら価値は減りますが。


その理由は、
若獅子らが積極的にプレーをしたこと、
『重盗』の奇襲をすることにより、
 相手(ハム)に走攻の意識を根付かせやすいこと、
 (相手も次以降に集中が散漫になりやすいですから)
などが挙げられます。


ただし、1点だけ反省材料もありますね。


確かに、二塁への送球が一塁側に逸れて
遊撃手が手前でタッチすることができた
ということはありましたが、
将平自身、到達が遅かったですね。

将平は、一昨年、二軍で盗塁王を獲っておりますが、
昨年、二軍で盗塁王を獲った山野辺と違って、
盗塁成功率が低すぎますからね。


二軍戦での盗塁成功率で見ると、
昨年、山野辺は約83%(35盗塁企画ー29盗塁)に対し、
将平は昨年が65%(20盗塁企画ー13盗塁)
盗塁王を獲った一昨年が約59%(44盗塁企画ー26盗塁)です。
(将平は2ヶ年で約61%(64盗塁企画ー39盗塁))


盗塁の損益成功率の区分は、
7割以上とか言われていますように、
6割程度の成功率では価値はありません。
(盗塁をしたら損のレベル)
ましてや二軍戦ですから。


結局、将平の盗塁は、
下手な鉄砲数打てば当たる形式であり、
盗塁技術の改善・向上は、
前々からの課題でしたからね。


しかし、次の5回表も、
打線がつながって
もう2点追加することに成功しましたね。
良い感じで
「勝ち展開」に持ち込めましたね。


ただし、二番手の福田以降において、
スパンジーが三塁打を打ったり、
森もしっかりしたヒットも打ちましたが、
有原以外で得点を奪えませんでしたね。


一般的に、
打線は相手投手に応じて結果がかわりやすいですが、
獅子威し打線については、前々から、
結果が『相手次第』という傾向が
比較的、顕著だったりしますね。


相手の先発に全く歯が立たず打てぬところから、
相手が変って、急に打ち込めたとか、
その逆もありますね。


今の打線の調子が
良くないことも響いたとも考えられます。


1点差ビハインドになっても、
8回表、一死満塁の大チャンスを得ましたが、
そのチャンスを
活かすことができませんでしたね。


ある意味、
有原が悪かったから打線がつながった
とも言えます。


それを考えると、
獅子威し打線の闇は
まだ吹っ切れていないかもしれません。
もうしばらく
観察要が続きますね。


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さて、明日は『GO TO 札幌キャンペーン』最終戦です。


先発は、


バーヘイゲンは、
前回のオリ戦で7イニングを4被安打で無失点でしたね。


GO/AOが1.41というように、
2シームを使うゴロアウト派ですね。
しかも、武器は、
150km/h級と速球2シームです。
高速で球が動くのが武器です。


7割近くが2シームとスライダーで占められ、
ストレート、カーブ、チェンジアップが各々約1割です。


スライダーも変化量が大きいです。


カーブも130km/h弱と、
高速で大きく曲がります。


与四球率BB/9は2.8と酷くはありません。


ただし、左右別で見ると、
右打者は抑えられていますが、
左打者は打っていますね。
ただ、昨年の米国時代は、左右差が小さいですけど。
(昨年:対左打率0.311、対右打率0.299)


獅子威し打線の場合、
『初物』『左腕』『技巧派』などに弱い傾向です。


そのうち『初物』に該当します。


また高速タイプでも、球が動いていおり、
「打たせて獲る」タイプということから、
ある意味、『技巧派』とも言えます。


「良い投球をされたので、
 打てませんでした」
といつもの言い訳をしている余裕はありません。


とにかく、『GO TO 札幌キャンペーン』
1勝5敗で終わるのと、2勝4敗で終わるのは、
借金4借金2大きく違ってきます。


1勝5敗ということは、昨年までで言えば、
3連戦スリープですからね。


とはいえ、負けが込んでいるからと言って
今日のように、
焦って冷静さを失い、盲目になっては
さらに泥沼から抜け出せませんね。


しっかり状況を的確に把握しながら、
冷静に最善の策を講じながら、