下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

10/2楽天24回戦(inMLD)詰め甘い攻めによりあと1点を奪えずの敗戦。まだ2位争いは優位でも、これがCS本番だったら「王手」された状態。2勝した者勝ちのCS1を見据え、明日は「CSで王手されたこと」をイメージしながら鷲軍団を着実に叩き潰せ!

さて、今日と明日は楽天と肝心な直接対決。
2位を決する重要なカードですが、
CS前哨戦でもある重要な対決
CSで優位に戦うためには、
ソフバンがヤフオクでうちを叩き潰してきたように、
うちは楽天を徹底的に叩きつぶしておき
嫌なイメージを植え付けたままにしたいです。
そのためには、この直接対決で連勝して
このカードで2位の座奪取を決したいのですが、、、


しかし、結果は
西1-2楽と惜敗。
では則本相手に手が出なかったのか?
というと、
もう1点は奪えるチャンスはありました。


まず先発の十亀については、
序盤から出塁を許しながらも、
何とか要所を締めて無失点で抑えていました。
まあ被打率4割超えと苦手の銀次には
打たれていましたが、、、
まあ被打率7割超えの松田よりマシですが、、、


しかし、6回表に入って
持病の制球難に伴って
急に投壊してしまいました。
まあ、こういうところが
「やっぱり十亀は十亀だった」
というところ
なんですが。。。


6回表は先頭のペゲーロを与四球で出塁許し、
次のウイラーには
甘く高めに入った初球で
痛い逆転2ランを被弾。

四球を与えてしまって、
ファーストストライク欲しく
典型的な注意不足の失投パターンでした。


その被弾のショックから切り替えられず
苦手な銀次を迎えてあっさり打たれ、
その後、バントで送られて
得点圏に走者を置かれると、
投げ急いで外すことできず、
岡島に被安打されてピンチを広げられます。
次の聖沢が功を焦って初球打ち損じくれて
二死まで持ち込みますが、
嶋が相手なのに、
「絶対にもう失点できない」モードに入り、
外角低めの際どい処を狙いすぎて、
結局、与四球で歩かせてしまい
大好きな
自滅型満塁を完成させてしまいます。
ここで降板してしまいました。


嶋ごときを相手に力んでしまいました。
嶋に対しては、
その前の打席で見三振を奪ったときのように
多少甘くても良いから、
思い切り投げれば良かったのに。。。


↓↓↓5回表で嶋から見三振奪った配球


↓↓↓6回表で嶋から見三振奪った配球


しかし、十亀は5回までは試合を作っており
先発としての最低限の仕事は果たし、
後続の野田、トモミ、増田が
無失点に抑えました。

特にトモミは昨日以上に
鷲をきっちり三凡祭りに仕立て、
CSに向けて大きな助けになります。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで、
今日の相手の先発は則本でした。
確かに則本に対しては
今までの結果は相性がいいですが、
やはり則本は球界を代表できる大物ですから、
ナメたらやられる危険性を有しています。


とはいえ、
こちらの先発が雄星だったら、
ゼロ行進で1対0の展開でも
耐えられる公算はありますが、
十亀の場合は、
いくら楽天に相性が良いとはいえ、
2~3失点は覚悟すべきであり、
打線は最低でも
3点以上を奪わないと
勝ち星は遠ざかります。

これは、先発が雄星以外なら
全員に通ずる話
です。
確かに、
野上は2試合連続で
無失点で抑え続けましたが、
これはデキすぎな話です。


しかし、今日の西武打線は
結果的に僅か1点しか入らず、
1点及ばず敗戦しました。


では、西武打線が1点しか得点できないほど、
今日の則本が凄かったのか?
というと、
少なくとも「もう1点」
奪取できていたのではないでしょうか?
少なくとも3度は
そのポイントになった
と思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇1回裏
則本の攻略方法の一つとしては、
則本はリズムに乗ってくると
その勢いで手がつけられなくなるので、
そのリズムに乗る前に叩きつぶす!
序盤に出鼻をくじく!
ことです。
それ故に、
立ち上がりの攻撃は重要です。


今日の初回裏は、
2番源田が上手く打って右二塁打で出ます。
しかし、次の浅村においては、
則本がせっかく
先制点を奪われたくないばかりに
力んで制球がバラバラになり、
待っていれば与四球でしたが、
浅村は我慢できず
インハイ
に外した直球で空三振。


でも、則本の制球難は続き、
山川に与死球、森に与四球
自滅型満塁を献上してくれます。
普通なら
ここは二死でも得点チャンスであり、
ここで得点できれば、
則本を一気に崩すきっかけになります。


ところが、次の栗山は、
バットを振れず2球で簡単に追い込まれ、
最後は投ゴロに終わります。


まあここは二死からの満塁だったので
しょうがないかもしれませんが、
このチャンスについては、
ただ得点を入れるということだけではなく、
則本に圧力をかけながら試合を有利に運ぶために
活かせなかったのがもったいです。
ここはCSに向けて
課題材料だと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇5回裏
一死から秋山が三塁打を放ち、
大チャンスを作ります。
一死三塁で源田の打席です。


確かにここまでの源田は、
初回に二塁打を打っています。
当然、安打ならベスト、
外野フライでも1点です。


しかし5回までの雰囲気から
試合は1点勝負の展開であり、
腐っても相手は
ピンチになってタフになる
一流のクラッチピッチャーの則本です。


確かに警戒もされていますが、
サードはウイラーですから、
ここはスクイズ敢行で
1点奪取しても良かったのでは?


この打席が金子とかだったら躊躇しますが、
打席にはいぶし銀・職人の源田です。
迷わずスクイズして良かったと思います。
もし初球で仕留められなくとも、
今度は相手が警戒しながら
投げざるを得なくなります
から、
重圧をかけることができ、
上手く行けば、集中力も分散します。


そういえば、源田は最初の頃、
こういう相手が嫌がる奇襲の小技を
良く魅せていましたが、
最近は、あまりしなくなり、
普通の攻めが目立つようになった
気がしています。
奇抜さを魅せることも
#源田たまらんの魅力なんですけどね。。。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇6回裏
二死から栗山が打って、
おかわり君、外崎が与四球でお散歩。


二死からのチャンスですが、
今日、2度目の自滅型満塁
献上してもらいます。

しかも、ここは初回裏と違って、
1点ビハインドの状態ですから、
何が何でも
1点欲しい大チャンスです。
一方、則本の方は、
球数130球とかに嵩んできて
だいぶ抜けたり甘くなったり
疲れが出てきて叩きどころでした。


で、二死満塁の場面で、
岡田がそのまま打席に!
確かに、昨日の岡田は
打撃でも大活躍でしたから、
期待したんでしょうが、
今日の則本と昨日のハム若手では、
相手が実力も格も違います。


結果的にダメだったかもしれませんが、
ここは坂田やメヒアを
代打で使うべきだった
と思います。


則本らだって、
気楽に対峙できる岡田を相手にするより
一発が怖いメヒアや坂田を相手にする方が嫌であり、
力んでミスをしてくれる期待もありますからね。


ここで代打を送らなかったことは
則本に気持ちを楽にして
投げさせてしまいました。


まあ岡田が意外にも想像以上に粘ったから、
則本は焦りがありましたが、嶋は冷静でした。
最後は直球勝負に出たくなるものの、
その裏をかくスライダーは見事なリードでした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これら3つのポイントのうち、
5回裏と6回裏は
今まで則本を打ち込んでいたこともあり、
則本を少しナメて油断していた
また2位争いで優位であることから、
楽天を少しナメて油断していた
隙により得点できずという印象です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日の敗戦は、2位争い云々もありますが、
CSに向けて、楽天に対して
嫌なイメージを植え付けたまま

にすることができませんでした。


楽天側から見れば、
西武に対する嫌なイメージを
少し払拭した一戦になった
かもしれません。
(特に『則本の先発』と『十亀攻略』に関して)


ただし、今日の敗戦は、西武側から見れば
CSに向けて気を引き締める
貴重な課題材料になったのでは
ないでしょうか?


またCS本番は2勝した者が勝ちです。
確かに後半戦、西武は楽天に連勝し続けました
とはいえ、CSで西武が優位か?というと
その答えはノーだと思います。
楽天が調子よかった前半戦は
苦汁をなめさせられましたし、
僅か2勝で決まる超短期決戦ですから、
そのときの勢いと流れ次第で、
どちらに転ぶかは
やってみないとわかりません。


こちらの先発は
初戦に雄星、2戦目に十亀で挑むでしょうが、
相手の先発は、則本、岸が想定されます。
(美馬は明日の結果次第でしょうが)


双方の先発陣2枚看板の力差を考えると、
こちらの方が分が良くないです。
こちらの雄星は別格ですが、
あちらの則本と岸も別格です。


どちらが開幕戦かはわかりませんが、
もし雄星vs岸となった場合、
前回は雄星が勝ちましたけど、
次回の勝算は五分五分と思います。
(打線が完封されることもありますから)
もちろん雄星vs則本であっても、
勝てる保証はありません。


まあ明日は雄星vs美馬ですから、
こちらが優位という期待が持てますが、
明日は、本番を見据えて
CSで王手を仕掛けられた
こと
をイメージして挑み、
着実に勝ち星を得てください。


どのみち、美馬が
CS3戦目で出てくるとすれば、
3戦目は1勝1敗の状態であるから、
どちらに転ぶかわからぬ
瀬戸際の戦い
になります。
それをイメージしながら、
美馬を陥落して欲しい
です。


勝つことは前提であり、
CS本番に向けて、できる限り
攻撃面が充実した勝利が欲しいです。


もちろん、
明日と本番は雰囲気から全てが違いますが、
少なくとも明日の予行演習を無駄にせず
本番の糧になるよう戦ってほしいです。