下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【広島1回戦(三次)】真っ赤に染まる敵地で『れおほ~』連敗止める。ファビオも久々の勝ち星。ただ負けてもパみんなで負ければ怖くない交流戦。今日のパは鷲以外がみんな勝ったので上位5チームは現状維持。そこが交流戦の厄介なところ。明日の先発は十亀と岡田(うちの先発バッテリーも十亀と岡田?)。岡田が相手なので、明日が広島三連戦の最大の山場になりそう。

今日から交流戦が開始です。
過去の優勝回数は、
5回;ソフトバンク
2回;ロッテ、巨人
1回;日本ハム、オリックス
で、西武は交流戦優勝経験はありません。


またパ・リーグ勝敗数は、
累積で981勝872敗55分と
大いに勝ち越しています。

しかも、過去13年で
パ・リーグは12年を
セに勝ち越しています。
そのため、セ・リーグでは
首位以外の勝率がみな5割未満
というような珍現象が生じたりします。


とにかく、この交流戦で厄介なのは、
負けても、パみんなで負ければ怖くないこと、
勝っても、パみんなで勝てばば現状維持ということです。


ちなみに、今日は
西武は広島に勝って『れおほ~』となりましたが、
鷲以外のパ球団がみんなで勝って
『おりほ~』『はむほ~』『たかほ~』『マリほ~』
の雄たけびが各地で。。。
このため、鷲以外のパは現状維持です。


しかも、ソフバンの場合、
復帰予定の千賀がマメで復帰できず、
スクランブルで岡本健を先発させながらも、
6人リレーしながらゼロで耐えつつ、
双方とも8回までゼロが並ぶ投手戦の展開の中、
ソフバン最後の最後(最終回)に
阪神のミス(空三振&暴投~振り逃げ)を
しっかり活かして1点獲って勝つとは。。。

現在、不調だろうけど、
ソフバンの勝負強さは侮れません。


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さて、西武における今日の広島1回戦について。
今年は広島のホーム開催であり、
三次球場ですが、
球場全体は真っ赤に染まる敵地。
西武の応援はほとんど聴こえない
ほぼ赤一色のやりにくい雰囲気で戦います。


今日のスタメンです。


広島の中村裕太については、
5試合3勝2敗(QS3)
防御率4.60、WHIP1.47です。
正直、勝っておきたい相手です。
広島戦では、相手先発投手に
その後、岡田、薮田が出てくるので、
最大の山場は岡田の2戦目でしょうかね。


で、今日の試合については、
初回表秋山がヒットで出て
山川が先制タイムリー左安打を放ちます。
ただし、2回裏にファビオが
鈴木誠也が先頭でヒットを打たれて出られ
曾澤には初球にど真ん中へ投げる失投
しっかりととえられて逆転2ランを被弾
しかも、3回表は、
先頭の相手投手へまさかまさかの与四球。
しかも、B2S2で追い込みながらも、
中村裕はバットを一度も振らずにお散歩で
自動的にアウトになる投手の打席なのに。。。
その後、菊池、松山の連打により
さらに1点を失います。


こんな展開敵地の赤一色ムードですから、
西武にとっては、序盤の流れをつかみ損ね
嫌な雰囲気になっていきます。


しかし、4回表には、
先頭の山川外角低めストレートを流して右安打。
次の栗山粘って粘って与四球を誘います。
この栗山の働きは、
相手へ重圧をかけて嫌な印象も与えるので
ものすごくいい仕事をしたと思います。

その後、外崎が倒れるものの、
次の森ラッキーなポテンヒット。
その結果、一死満塁の大チャンスを築きます。
ただし、次の金子侑司もし倒れたら、
二死になってファビオの打席なので、
残塁大祭になるおそれが懸念されました。
しかし、次の金子侑は、
詰まらせられそうな内角ストレートを
上手く打って右三塁打で
走者一掃3点の貴重な逆転タイムリー
を決めました。


さらには、5回表では、
山川の久々となるソロ弾が出ます。
しかも、赤一色に染まる球場の中で
わずかに見えるレオファン・エリアへ着弾しました。
これはレフトスタンドもうれしかったでしょう。
確かにこれはソロ弾でしたが、
この一発はかなり内容価値の高いHRでした。
とにかく、この打席の山川は
球を見極め、厳しい球はカットで逃げ
自分の意図通りに粘るに粘っての一発でした。
ただの相手の失投などの甘い球での一発なら
復調しているか否かは何とも言えませんが、
ここまで球を見極めながら
自分の意図通り粘りつつ打った一発
ですから、
この一発は復調している証と言えます。


6回裏以降は、
野田~武隈~平井~ワグナー~松本~増田とリレーし、
松本が唯一被安打となり、
与四死球数が松本、ワグナーで各1つありますが、
日曜日のハム戦とは違って
鯉打線を最後まで無失点で抑えました。
中継ぎ陣もしんどいゲームが続きます。


6回裏は、野田が制球荒れており、
二死一二塁のピンチを築いて平井へスイッチ。
そこでの平井vs新井の対決では、
平井がど真ん中のスライダーを投げてしまい、
新井の打球が左スタンドへはいるか?
と思うほど冷やっとしましたが、
新井も球の下をこすったようで、
フェンスぎりぎりの左飛で凌ぎました。
このイニングは結果オーライで助かりましたね。


また、今日が週6戦の緒戦なだけに
最終回は、回マタギ連投をした増田を
休ましたかった
ですが、結局、
松本がピンチを築いてしまい、
お疲れなところですが、
増田大明神へお頼みすることに。。。
結局、連続奪空三振で凌ぎました。


その間に7回表は、
外角ストレートを流す浅村の右二塁打を皮切りに、
山川もお散歩で出て、外崎のタイムリー、
さらには森もお散歩で出て、
金子侑が今日の打点4点目となる
左安打タイムリーを放って、
2点の追加点を挙げております。


結局、
山賊打線は12安打5お散歩で7得点
投手陣はファビオが3点を失うけど、
ファビオも4~5回を三凡で締め、
あとは中継ぎ陣がその後を無失点に抑え、
ファビオが久々の勝ち投手になりました。


ところで、
今日の先発のファビオについては、
2~3回裏にバタバタしましたね。
まず2回表は、
鈴木誠也に二遊間抜けそうなヒットを打たれ、
(浅村が何とか止めて二安打に)
次の野間は外の高めチェンジアップで投ゴロで抑えて
その間に鈴木誠也に二塁へ進められます。
そして、次の曾澤に逆転2ラン弾を浴びますが、
あまりにも無警戒に投げた真ん中失投を
一発で仕留められましたね。
この1球は当然、今後の反省材料です。


でも最後の安部なんかは
真正面の二ゴロに仕留めて粘り勝ちますが、
だいぶカットされながら粘られましたね。
制球力が危ういファビオにとって、
こういう攻められ方が一番、嫌ですね。
これはファビオ攻略方法の典型例の一つです。
そう簡単に粘られぬよう振り切ること
考えていかないと辛いです。


で、3回裏では、
絶対にやってはいけない
自動アウトチャンスを返上しちゃうこと
投手の打席での与四球です。
しかも、B2S2とせっかく追い込みながら
相手は全くバットを振らずにお散歩というのは。


まさか相手投手を走者で出して
相手投手を疲れさせるとか、
相手投手のリズムを崩すとか、
というわけではないですから。
実際、ホームを踏まれて
失点につながっていますからね。


その後、田中を奪見三振で処理するものの、
菊池が外角低めに外れるスライダー流され右安打
松山に初球の内角ストレートで右安打タイムリー
追加点を許しました。


まあ2~3回とも
出塁を許した後のセットからの投球で
ファビオがもともとから抱える課題が露呈されて
(リリースがさらに早くさらに雑になるという課題)
1発やタイムリー等を痛打された面もあるでしょう。


一応、逆転してもらった4回、次の5回は、
ストレートのほかに、
スライダー、チェンジアップを上手く活かし、
2シームも織り混ぜながら、三凡祭りで処理。
5回裏は球数も嵩んでいましたが、
ボール球も少なかったでしたね(11球中2球)。
もちろん、
逆転してもらって気を引き締めた面もあるでしょうが、
走者を出さなかった点も相乗したと思います。


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さて明日の先発十亀岡田です。
相手の岡田は好調ですから、
今回の広島三連戦では
明日が最大の山場になりそうです。


もちろん、普段のように
カードを勝ち越して
貯金を築くことが大事ですが、
交流戦は、パの他球団の動向が
大きく左右してきます。

いくら勝っても、みんな勝ったら現状維持。
負けたとしても、みんな負けたら怖くなく、
自分だけ負けることが一番ダメ
厄介です。
そこが勝ち越しを狙いに行く普段と違う点です。


ある意味、交流戦は勝ち続けることが
一番無難な状況にできるので、
そんなことはそう簡単ではないのですが、
できる限り、その努力が必要です。


しっかり、
明日も勝ちに行きましょう!