下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【オリックス11回戦(MLD)】森コーチに捧げる40勝目!「絶対に勝ちたかった」by森友哉。獲られたらすぐに獲り返す山賊打線がゾーンに入って取り憑かれたかの如く凶暴化!最後はワグナーも取り憑かれるほどゾーンに入るが。。。ただ最後は前日に回をまたいだ平井に負担をかかけさせたくなく、別の投手(ヒースなど)で対応したかったです。まだ連戦は続き、疲労から不振へ逆戻りになっては厳しいですから。

今日は6月28日森コーチの命日です。
どんな形だろうが、
絶対に勝ちたい特別な試合だったでしょう。
相手の福良監督はお誕生日だったようですが、
それだけは譲れぬ特別な試合です。
結果としては、
山賊打線の大暴れにより、
森コーチに40勝目を
捧げることができましたね。

辻監督は試合後に
「(森コーチの一周忌)絶対に勝ちたかった。
 ウイニングボールを貰ったので、
 (奥様のところへ)ちゃんと贈ってあげたい

とコメントしております。


さて、今日のスタメンは、
次のとおりでした。


山岡は、前回登板が
先週の金曜日のソフバン戦でした。
いわゆる週後半のローテです。
それだけに、このカードでは、
ディクソンや西が出てきて
山岡ではないだろう、と思っていました。
ところがどっこい、
昨日の先発予告で
山岡の名が発表されました。


山岡は今年の獅子戦で2戦2敗
獅子が打ち込んでいますが、
昨年は天敵モードに入りそうな存在でした。
その獅子への天敵適性を考慮しての
先発登板なのか?狙いがわかりませんが、
楽天も獅子に岸をぶつけてくるなど
獅子の山賊については、
序盤の異常な勢いの印象が強いだろうから、
パ5球団による獅子包囲網
敷かれても不思議ではありません。
ただ、オリも策を講じたかもしれませんが、
山岡は今年最短間隔となる
中5日の強行登板になります。
昨年も中6日以上の登板)
当然、その隙はあるはずで、
球数を多く放らせたいのが本音です。


なお、山岡の対西武打者別成績です。
(データで楽しむプロ野球さんのHPから)
◆2018年


◆2017年


メヒア2年間で16打数5安打であり、
最近、上がってきたらしいので、
久々のスタメンでしょうか。
おかわり君は、昨日の連発おかわり
により継続スタメンでしょうか。
課題金子以外で打つこと、
今後も安定して打っていくことです。
次回は1ヶ月後をお楽しみに!
それまでは静かにしております
では困ります。


一方、多和田週後半→週前半への
ローテ転換により中9日になりました。


今日の控え投手
ウルフの代わりワグナーが登録されました。
一応、1人追加しての8人体制です。


さて、まず多和田の立ち上がり初回表は、
先頭の大城ファウルで粘られて与死球
いきなり歩かせます。
粘られてリズムが狂ったところ
はあるでしょうが、
粘られたのも真ん中付近に
球が集まりやすかったことを否めません。
ボール球になった5球目は逆球
他の球も外へ構えても中へ入ったり
多和田の立ち上がりは、
今一つの球を制御できていませんでした。
その後、大城には盗塁を決められ、
ロメロには森が内角に構えますが、
内角に入りきれず中寄りに入る直球を
流されて右適打となり先制点を許します。
で、次の吉田正には
ストライクが入らず簡単に歩かせます。
最後は中島インハイで詰まらせて
三ゴロ併殺打を獲り、最少失点で凌ぎましたが、
球を操り切れてなく
思ったところに投げることがデキず、
球威も変化球のキレも微妙
立ち上がりになりました。
この回の多和田は24球を費やしました。


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一方、初回裏山岡の立ち上がりも今一つです。
秋山には直球と縦スラを駆使して、
秋山は縦スラをイメージしていたのか、
意表を突くど真ん中の直球で見三振を奪います。
しかし、源田には3球で追い込みますが、
チェンジアップが甘い高めに入り、
源田がそこを見逃さず弾き返し中安打で出ます。
で、源田が盗塁を決めて
浅村は、外角スライダーを体制崩されながらも
バットの先で上手く打って1点を獲り返す中適打
を放ちました。浅村も反応していましたが、
山岡のスライダーもキレ不足でしたね。
次の山川高め直球を打ち上げて倒れますが、
山賊たちは二死からでも止まりません。
次のは外角攻めをされ、
4球目も若月は外に構えてましたが、
逆球となり内角に落とす縦スラを
森が斬り込み、三塁線上ぎりぎりに落ち、
そのバウンドでスタンドに入り、
エンタイトル二塁打となります。
二死二三塁外崎は、
山岡自慢の縦スラを粘り、
ポールを切れる大ファウルを打ちますが、
最後は外角高めに入ったカットボール
流し打って一二塁を抜きライト方向へ
2点タイムリーに。
ホームへ送球される間に外崎も二塁へ。
その後は、おかわり君
外角高め直球をバットの先で打ち、
T岡田が背面ジャンプで捕球し左飛で終了。


結局、1回裏は、先制を許した直後に
山賊たちが獲られたらすぐ獲り返す
3倍返しであっさり逆転します。
山岡はこの回で27球を消費します。
山岡も自慢の縦スラの曲がりが少なく
森も捉えていましたね。


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多和田2回表を三者凡退で終えますが、
可も無く不可も無くの14球で累積38球に。


2回裏は、メヒアが四球でお散歩し
斉藤がバントで送ります。
無死二塁から秋山
2球目の内角に入るストレート
腕を畳みながら引きつけて
鋭く振り抜く技ありの巧打
ライトスタンドへ運び
2ラン弾を放ちます。
秋山、半端ないって巧みな2ラン弾!
これでリードを4点差にする5点目。
多和田への大きな援護となります。


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しかし、3回表、一死から
大城には1打席目同様に粘られます。
中寄りだった1打席目とは違って
先ほどの与死球もあったためか、
外角攻めに走りますが、
外角にしか来ないことはバレています。
結局、粘り負けして歩かせます。
大城は外角が弱いというタイプではなく、
むしろ内角の方が弱いタイプですから
1打席目の与死球を気にせず
内外に揺さぶりたかった
ですね。

(Baseball LAB より)


そして宗が倒れて二死に漕ぎ着けますが、
次のロメロにも粘り負けて歩かせます。
ストライクゾーンは高めで振り切れず、
低めに外れたスライダーやフォークも
明瞭なボール球で手を出してもらえません。


二死一二塁吉田正には
外角高めストレートを弾き返されて
中二塁打でタイムリーを決められます。
秋山が突っ込みますが、捕球できず抜けます。
多和田のストレートも球威が無く
鋭く飛ばされました。
さらに次の中島には、内角を狙いますが、
ストレートが高めの中寄りに甘く入り
軽く流されて右安打タイムリー
もう1点失います。
さらにさらに西野には、
内角に入るキレ不足のスライダー
鋭く引っ張られてもう1点を失います。


結局、四球を重ねて
甘い球を狙い打ちされた三連打により
1点差まで一挙に追い上げられ、
試合はまだわからぬ展開
になってきます。


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しかし、獲られたらすぐ獲り返せ!
山賊の脅威を再び発揮します。


まず先頭の山川
落ち不足の縦スライダー
真ん中に甘く入って
左安打で出塁します。

そして、次の
ストレートを見事にとらえて
ライトスタンドに2ラン弾を放ちます。
その後は、外崎、おかわり君が連続空三振も、
次のメヒア高めストレートを
レフトスタンドへ運びもう1点を得ます。
落とす縦スライダー明瞭なボール球
でしたから空振りしないでも済みました。


結局、3点を失った直後に3点を奪い返し、
相手のやる気にもダメージを与える
一発攻勢になりました。


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多和田も、山岡
4~5回は無失点に抑えます。
しかし、5回終了時点
多和田が104球、山岡が110球
と、双方とも限界寸前の状態です。
山岡は5回で降板しました。


多和田6回表も続投しますが、
一死からT岡田外角高めストレートで
右二塁打を打たれます。

ストレートの球威が鈍っており
力で持って行かれ打球が伸びます。
安達は遊ゴロで処理しますが、
伏見インハイのストレートを
弾きかえされて1点を返されます。


結局、今日の多和田は、
6回117球を投げて5失点。
7被安打、3与四球、1与死球
と、正直、不満が残る結果になりました。
もし山岡がアルバースや金子のような投球だったら
確実に敗戦していたでしょう。
一応、6回まで何とか投げきってくれたのは
最低限、助かりました。
5回で一杯一杯の懸念があっただけに)


辻監督も試合後コメントでは、
「中9日でいっているんだから
 責任を果たさないと。
 あの回(6回)で降りられるのは計算外だし、
 合格点はあげられない。
 踏ん張らないといけないところで
 コントロールミスをしたらダメ
厳しい発言でした。


気になるのは、
間隔も開きすぎたかな?
というところです。
制球が今一つで、
ストレートの球威や変化球のキレも
不足していましたね。
次回は修正してくることを期待します。


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山賊打線は1点返された直後の6回裏
獲られたらすぐ獲り返せ!の勢い
2番手以降の敗戦処理組を強襲猛攻し、
獲り返すどころか、
のしをつけた5倍返しを果たし、
ダブルスコアで一挙に突き放します。


先頭のメヒア与死球で出ると、
6回表に返された1点を
着実に奪い返すこと
を見据え、
斉藤がバントで送ります。
秋山相手・斉藤変則投球に
タイミング合わず二ゴロに倒れ、
二死に追い込まれますが、
源田がしっかり見極めて四球を奪い、
その後、浅村、山川、森、外崎
4連打で一挙5点を奪います。


で最後は8回裏にも
山川の久々の一発(ソロ弾)が出て
リードを9点差に広げる14点目
を得ました。


結局、山賊打線は、
18安打、4本塁打、

3四死球で14得点
ゾーンに入って
取り憑かれたかの如く凶暴化!

となりました。


とにかく、
今日の山賊打線については、
獲られたらすぐに獲り返す
パターンになったことが一番良かったです。
このようなパターンは
相手もやる気スイッチへ
ダメージを与えやすいですからね。
まだ最初に14点を奪われて
コツコツ追い上げる方が
心理的に楽ですからね。
でも、このパターンは
せっかく稼いでは失ってと
借金地獄のような辛さを与えます。
まさに期待させておいて落とす!
これはボディブローのように効いてきます。


ただその反面、
こちらではこちらの悩みがあり、
中継ぎ問題から
セーフティリードなんてなかなか無いことへの
不安がつきまとっています
が。。。



おかわり君斉藤以外の先発7人は、
マルチ以上の安打となるほど。
ただし、斉藤は2犠打を決めております。
おかわり君
昨日こそオリ金子に対し
一人火を吹いていました
が、
今日はいつものおかわり君に戻り
やはり昨日は
金子からは相性の良さで打ったけど、
その後の近藤らからは全く打てず、
ストレートもついて行けてませんでした。
そして、今日も、ストレートで
簡単に空振りをする素振りも含み4タコ。
相手も怖がっていないから与四球にもならず
です。
以前は、過去の幻影があったから
歩かしてもらえるケースはありましたが、
交流戦から復帰して以降、今日まで
32打数4安打(打率0.125)
与四球はわずか2つ出塁率0.176
とあるように、
あまり情報の入っていないセ球団でも
怖がっていないという事実
は認めざるを得ません。
すなわち、昨日はオリ金子の前だけでは
おかわり祭りを久々に見ることができましたが、
根本的なところが変わっていないから
2年以上も不振が続き、
それが経年的に悪化している状況
から
脱することがデキていません。
忘れた頃にたまぁ~に打って
また長い長いトンネルに入り、
また忘れた頃にたまぁ~に打って
またまた長い長いトンネルに入り、
を繰り返しており、
根本的なところは変わっていないから、
その繰り返しをするだけで、
しかも、年齢を重ねるに連れて
その「たまぁ~に」
到来するまでの時間が長くなっています。


本人のためを本気で思うなら、
根本的なところを
修正することが重要であり、
その調整に専念する時間を
与えること
です。
すなわち、
①2軍の連中たちと
 公平な競争で勝てるまでは、

安定してガンガンに
 打てるようになるまでは、

 ※格下の2軍戦で
  打率3割以上、
  HRは3試合に1本以上
しっかり2軍で
調整させたいです。


本人が一番打ちたいはずです。
それ故、打てるようになるには、
上記①②の条件をクリアするまで
調整に専念することが重要であり、
それが本人のためになります


---------------
一方、こちらの中継ぎ陣については、
7回以降に、小石~松本~ワグナー~平井
とつなぎました。


各投手の登板時リード点差は、
7回:小石  8点差
8回:松本  8点差
9回:ワグナー9点差
   平井  3点差
でした。


まず7回表に登板した小石は、
一死からロメロ
つま先に当てる与死球で歩かせます。
しかも、次の吉田正与四球。
一死一二塁の自滅型ピンチを招きます。

右打者の内角左打者の外角の方向で
ボール1~2個分、
ピントがずれておりました。
次の小島にも外角低めを突きますが、
微妙に外れて見送られ、
ちょっと中寄りで入れに行った
ストレートを流し打ちされて左安打に。

二死満塁にピンチを拡大します。
最後は西野には、
2球ともボールに外れ
B2S0とカウントを悪くしたので、
ど真ん中へストレートで
カウントを稼ぎに行ったわけですが、
西野も打ち損じて二併殺となり、
無失点に凌ぎました。


辻監督は試合後に、
結果オーライなだけであり、
 あれでは重要なところを
 任せられない」とコメント。
もちろん、
無失点に抑えた結果は
評価しますが、
監督のコメント通りの評価ですね。
ただし、小石だから、
正直、こんなもんでしょ、
という印象はあります。
そのような余計なピンチを
自滅から築いたことは反省点ですが、
今の投手事情で
便利屋として機能できるのは大きいです。


8回裏松本が登板しました。
結果は三者連続三振!
確かにクリーンアップとかでなかった
のは大きいと思います。
その相手強化時の対応力は今後の課題です。
しかし、
T岡田に空三振を決めた外角高め直球
安達に見三振を決めた内角一杯の直球は
見事な球威を感じさせるものでした。
また伏見に空三振を決めた外角低めカーブ
落差があってキレもありました。


今日の松本については、
球は荒れ気味だったけど、
躍動感が出ており、
体重が乗った

ストレートにも球威があり、
変化球もキレがありました。

1軍戦での経験が
成長につながっているんでしょうね。


問題は9回表に登板したワグナーです。
大城粘り負けしての与四球
武田外角高め直球を流され右安打、
後藤には今年初安打を献上し
真ん中のやや高めのフォークで
右安打+1点
でした。
さらに吉田正には
内角ストレートを弾き返されて
右安打+1点でした。
まだ続き、小島にも
インハイを引っ張られて右安打。。。
一応、西野には
ストレート攻めで追い込み、
フィークを落として空三振を奪いますが、
T岡田には、ストレートを弾き返されて
昨日と同様のバックスクリーンの1発被弾。
ただ昨日と違うのは
今日はグランドスラムを食らいました。


他の中継ぎ陣の負担を増やさぬよう、
正直、ワグナーで
試合を終えて欲しかった
ですが。


まあワグナーについては、
西野のような
ストレートとフォークを上手く混ぜることが
ワグナーの理想的な投球方法です。
しかし、今の不安定さから
良くて敗戦処理班で使用ですね。


ただし、3点差まで詰め寄られて
ワグナーから平井に交代しました。
平井もやる気スイッチが入っており、
集中力が高く、後続を抑えました。
しかし、平井昨日に回をまたがしており
負担度合いが大きくなっていました。
せっかく疲労も癒えて復調してきたのに、
また見境もなく乱用すると
再び不振へ逆戻り!が懸念されます。
平井の場合、疲労が増してくると
武器であるスライダーの
キレが不足する懸念が残ります。
今週の残り3戦(楽天戦)では、
平井の適用は自重する
必要があるでしょう。


今日のワグナーの後は、
今後の負担度合いの観点から
正直、ヒースあたりを
当てた方が良かった気がします。