下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

★★★★ロッテ20回戦(MLD)★★★★内容は課題を残すが、鷹が負けて獅子が勝つという優勝争いの展開は上々の結果オーライ『れおほ~!』「梃子でも動かぬ」精神で最後まで首位を譲らず逃げ切りたい。明日も『歩いて!走って!打ちまくれ!』

今日から本拠地メラドでのロッテ3連戦です。
ハムの方は移動できず、
楽天戦が延期になったようですが、
今日移動ができて
土曜日からは試合が開催できるようで、
まずは良かったかと思います。
ただし、ハムの意気込みは高まりましたので、
それと対峙する獅子もそれを呑み込む勢いで
挑まなければなりません。


とにかく、
「梃子でも動かぬ」精神
最後まで首位を譲らず

逃げ切りたいです。


さて、今日のスタメンについては、

二木今年打ち込んでいますが、
昨年後半は、フォーク&ストレート
そしてあの変則二段モーションで
抑え込まれ、
苦手意識を露呈しました。


今日の結果については、


内容としては、正直、
「不可」ではないけどぎりぎり「可」の評価で展開し、
今後の致命的になりそうな懸念材料も残しましたが、
結果としては、
鷹が負けた中で勝つことができ、
いい形の結果オーライとなりました。


今日の試合については、
雄星がいつ大炎上してもおかしくない状況下
決して調子がいいわけでない二木に対して
獅子威し打線は、拙攻を重ね得るばかりであり、
試合の流れもカモメに奪われた状態
何か空気を変える事象が得られぬ限り、
獅子に勝ち目がない展開でした。


その流れの転換期については、
誰の目から見てもわかるように、
当然、6回裏にあり、
メヒアの同点打が最大の潮目になりましたが、
◇源田が先頭で出塁して
 盗塁を成功させたこと
 (リクエスト防衛のおまけ付き)
◇不振中の山川が
 タイムリーを放ったこと
二木は限界だったので
 ロッテから見て
 投手交代は問題ないですが、
 2番手に唐川を選んでくれたこと
  (正直、唐川選定が最大の勝因?という気も
が大きく響きました。


まず獅子威し打線について、
振り返りましょう。


今日の二木については、
カーブでコース一杯に決めて
カウントを稼ぐ面は見られましたが、
終始、持ち味のフォークの制球がバラバラで
甘い高さに抜ける球も散見していました。
本来だったら、
いつでも打ち崩せそうな状況でしたが、
獅子威し打線の方が
苦手意識勝利への焦りを露呈して
(特に前者)
ストレートとフォークで翻弄され、
二木の荒れ球を絞り込めず、
拙攻を重ねて攻め切れませんでした。


一方、雄星の方は、後述しますが、
6回表こそ、変化球で誤魔化し続けるものの、
カモメ打線の打ち損じに助けられますが、
2~5回の4イニング連続では
先頭打者を出してアップアップの状況でした。


このため、流れは序盤から
カモメが握る展開でした。


しかも、栗山弾で追いついた直後の3回表
雄星がすぐさま再び勝ち越しを許したこと
3回裏には、
岡の好走球で本塁を狙う金子が刺されたこと
特に二木の調子が悪い中、
球数も嵩む中盤の4~5回に見られた、
苦しむ二木を助ける三凡祭りは、
流れをカモメ軍団側へ
さらに傾けます。


3回裏は、源田の中安打により、
金子が強行して一気に本塁を狙いますが、
岡の好走球により
金子は本塁で刺されてチャンスを潰しました。

まあ打球がやや浅いゴロであったことに
岡の強肩&制球力による高等な送球術を考えると、
三塁コーチが止めたかった面がありますが、
走者が金子でしたから、
突っ込ませたくなる気持ちは
やむを得ない
面はありました。


とにかく
獅子にとってはジリ貧状態の流れ
このままで行けばズルズル持っていかれ、
その流れを転じるには、
何か空気を変える事象

得ることが必須の展開でした。


そんな嫌な空気が漂う中、
6回裏源田は、
低めカーブを上手く打って右安打となり
先頭打者として出塁するとともに
間一髪で盗塁を決めて
流れを転じるお膳立てを築きます。


この盗塁については、
本当に紙一重も紙一重でしたね。
ロッテ側のリクエストにより
リプレー検証が行われましたが、
中村のタッチが先か?
源田のベースへ突っ込む足が先か?
横からの映像では、3方向も角度を見ても
なかなかわかりにくい紙一重でしたね。
多分、もう少し上から俯瞰した視野が
その中村のグラブと源田の足の位置関係が
わかりやすく、審判の立ち位置を踏まえると、
審判の目線が最も見やすい角度だった
と思います。


でも、判定は紙一重であり、運否天賦でしたが、
この盗塁成功は
チャンスを拡大するだけではなく、
相手へのプレッシャーを仕掛けるほか、
リクエスト失敗により
相手にとっては嫌な空気を漂わせるとともに
マイナスの心理作用を及ぼした
と思います。
もし失敗していたら、
当然、こっちは
敗走濃厚のムードの
リスクが高くなり、
もし走ることができなければ、
ジリ貧状態を打開できぬ
リスクが高かった
でしょう。
結果論ですが、
次の浅村凡退で源田が二塁に進塁しても、
次の不振中の山川
タイムリー以上を放たなければ点にならず、
とにかく出塁必須という条件に縛られます。
今の山川不調の最大要因は
「打たなきゃ!」と功を焦る気持ちですから、
一死二塁の状況で「出塁必須」というより
一死三塁の状況で「犠牲フライでもOK」という方が
精神的にもかなりゆとりが出てきます。


当然、源田の盗塁だけでは、
流れを転じるには事象が不足
しています。
その後が続かなければ、
残塁祭りの流れになります。


二木も限界に達していますが、
浅村に対しては、
フォークを低めに決め続けて

仕留めてきました。


しかし、二木も走者が三塁へ進んだこと
次の山川が不調とはいえ、
1~3球目を外してB3S0と
カウントを悪くしてくれたのが大きかった
です。
とはいえ、まだ山川も煮え切らぬ状態で、
半端なスイングで追い込まれましたが、
最後は抜けた高めフォークを
しっかり打ってタイムリーで打点を決めました。
不振中だった主役級男に、
タイムリーが出たわけですから、
こっちには良い空気が流れ込んできます。


ついでに、おかわり君も
沈まぬフォークを打って出塁し
ついに二木をベンチへ下げさせます。


ロッテ側から見れば、
この投手交代判断はおかしくなく、
むしろ、二木の終始状況を踏まえると、
遅かったかな、という気もしました。


ただし、ロッテが2番手に
選定したのが唐川であり、
その選定は、こちらにとって
大いに期待感が高まる交代
になりました。
唐川については
一昨年に1試合のみ登板で抑えられましたが、
ここ何年も
お得意様にしている
投手でしたから、
ありがたかったです。


それでも、栗山の鋭い当たりを
三塁手・鈴木がジャンピングキャッチの好守
でアウトにしたあたり、
まだカモメ軍団が引き戻しても
おかしくない状況でしたが。。。


まあ6回裏
勝負処であることは確かであり、
唐川の登板により
ここで攻めなければ、
いつ攻めるの?
という絶好な場面に転じました。

逆に、もしこの6回裏が
1点止まりとか半端な攻めになれば、
当然、流れはカモメ軍団へ再び引き戻されます。


結局、銀の代打で送られた
メヒアが同点打を打ち込んで
獅子へ流れを一気に呼び込みました。

正直、メヒアが代打で送られたとき、
この勝負所で、メヒアが
いつものように凡退で
満塁残塁祭りの状態になる?

一瞬、頭の中をよぎりましたが。。。
メヒア自身も、この打席では、
甘い球を振り急いで仕留められず、
ファウル(5球目)になっただっただけに、
振りたい衝動に駆られていますので、
また、二木から見て
カウント(B2S2)が1つ余裕のある
から、
6球目に
外角へのフォークを試されていたら、
そのまま空三振を奪われていたかもしれません。


獅子威し打線は、同点打以降、
山賊化して得点を多々奪って行きます。


今日の打撃面については、
栗山の貴重な一発は有りましたが、
今年の前半と同様に、
ソロ弾などの一発攻勢ではなく、
つないでタイムリーで猛攻したことに
価値があった
と思います。


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一方、獅子投手陣についてです。



やはり雄星についての話でほぼ尽きます。
まあ先に中継ぎ陣のことを言及すると、
対左専用・野田
 &対右専用・平井による
 1イニングリレー

 もったいなさ
増田はまだまだ経過観察要



左:野田~右:平井の
1イニング内の継投は

延長戦に入ると駒不足になる一因になりますし、
野田、平井と2名分の
負担も増えるし、
一発病を有する平井にとって、
次のパワー型の井上は状況不利ですが。


正直、今日の野田なら
右打者も抑えると思いますし、
この8回表は
最後まで投げさせたかったです。
(野田&平井のどっちかは「休ませる」)


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ところで、先発の雄星については、
150km/h超のストレートでも、
球威が有りませんでした。
(正確には球威のある球を続けられない
甘いコースへ投げ込んだとはいえ、
147km/hだったとはいえ、
実際に非力な平沢に
2ランを被弾するくらい
球威も有りませんでした。


そこで、今日も
スライダー等の変化球で
誤魔化そうとするわけですが、
変化球のキレ&制球力不足か?
カモメ軍団自身の作戦が
低めスライダーに手を出さない作戦
だった可能性?

という印象があり、
雄星自身、誤魔化すにしても
限界に達していました。


まあ最後の7回表は、
その前の6回裏で
同点に追いつきましたから、
雄星自身、
エースとしての意地を魅せつつ、
渾身の一球を投げ込んで

6回までの雄星と
一変していました。
ただし、気力で大胆に攻めていましたが、
今年の雄星はそれが中続きできません
から、
面倒な状態にあると思われます。


メジャースカウトのコメントの一例ですが、
投球フォームが1試合ごとに違う。
◇もともとディープカウント

 (フルカウント)が多く、
 コントロールが(メジャー)

 平均より劣る。
◇環境が変わって突然、

 ストライク先行になる
 とは想像しづらい。
◇左肩の機能低下から復帰して、
 
どこかセーブして
 投げている。
 それが投球自体を
 おかしくしている



これらコメントは納得させられる内容で、
セーブしているから、
7回表のようなストレート攻めは、
渾身の投球でないと厳しいから、
他の回でもできず
(何イニングもできず)
変化球で誤魔化して
いかざるを得なく、
投球フォームもバラつきがあるから、
制球力やキレも
おかしくなってしまう
というのが今年の雄星であり、
今日もそれが露呈されていた
というところと思います。


また今日も前回と同様に
脇腹に違和感があって
一時降板しました。
当然、その違和感に伴う負傷が懸念されますが、
フォームを変えてみたり、
スピードボールも出さなきゃ、
と考えて投げことにより、
変なところに
力が入り込んでいるので
脇腹を痛めているという

ということが想定されます。


正直、今日も含めて、雄星については、
エース投手というよりは、
ただのローテ投手普通の投手
という印象は否めませんでした。


このまま来週の登板
金曜日のまま鷲戦で使うのか?
1日間隔を開けて
土曜日に中7日で鷹戦で使うのか?
思案の為所です。


本来なら、
当然、鷹戦で使うべきです。
しかも、本拠地開催ですからね。
ただし、2試合連続で生じた脇腹の違和感や
今日も含めた投球内容を鑑みると、
問題は鷹相手に
フルボッコされないように
というところですね。。。。



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さて、明日は十亀vsボルシンガーであり、
こっちはマイナス印象相手はプラス印象
漂っています。


獅子の明日はどっちだ???
とにかかく、
こちらの投手陣に関わらず、
相手のボルシンガーを
叩き込みたいですね。


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参考資料