今年のレギュラーシーズン最終戦は今年のルーキー・ドラ1大将の先発で締める。CSに向けて鷹を相手とするトライアル前哨戦。大将よ、果敢に挑め!「大将の投球フォーム」連続写真に見るプロのテクニック(「週ベ」より)→『上半身はムダなひねりと頭の倒しが△』の評価。
遂に明日のヤフオク・鷹戦で
今年のレギュラーシーズン最終戦となります。
そのラストを飾る先発には、
今年のルーキー・ドラ1大将が選ばれました。
CSで対戦する可能性の高い鷹を相手に
CSに向けてのトライアル前哨戦になります。
相手もCSに向けて主力を温存し、
消化試合として若手を使うでしょうが、
大将が経験を積むのに、試すのに
不足のない相手であり、
タイミングとしてちょうどいい試合です。
昨日は同期入団の伊藤が
初先発で勝利投手になりました。
大将にとって、
先発登板は3ヶ月振りであるから
当然、スタミナ面を含めて課題を残しますが、
伊藤の活躍に奮起し、
切磋琢磨して成長して欲しいです。
ちなみに、
大将の先発登板は、1軍戦では無いですが、
2軍戦で4度(4~7月で毎月1回)あります。
そのときの成績を簡単に整理すると、
4/14巨人戦(97球)
7回3失点、被安打8、被本塁打2
与四球1、奪三振4
5/13巨人戦(79球)
5回1失点、被安打3、被本塁打0
与四球2、与死球1、奪三振2
6/26ロッテ戦(96球)
5回5失点、被安打6、被本塁打1
与四球5、奪三振6
7/17DeNA戦(92球)
6回1失点、被安打4、被本塁打0
与四球4、奪三振2
球数の上限は100球未満ですね。
ところで、
週間ベースボール2018.10.15版では、
「大将の投球フォーム」が
連続写真で掲載されており、
元阪神&メジャーの藪氏が解説していました。
<藪氏の解説>
『下半身の使い方がうまくパワーの伝達も十分。
ただし、上半身はムダなひねりと頭の倒しが△』
写真④~⑧ではステップしていく過程
(併進運動の過程)で、
頭(上体)が一塁側方向に倒れているのが
気になります。
サイドスローやアンダースローの
投手特有の入り方で
実際に大将はサイドに近いスリークォータなので、
このように体の使い方になるのは
わからなくもないですが、
最終的に写真⑨や⑩くらいまで
上体を起こして投げていくのですから、
やや大げさに倒れすぎではないか、
と思っています。
このとき、最も問題になるのが、
頭のブレです。大切な投球前に
これだけ頭が大きく上下するのは、
制球面に問題が生じるのではないでしょうか。
極力ムダな動ぎはカットし、
シンプルなフォームを作ることを
考えた方が、様々な面で良いのは確か。
写真⑥くらいの倒れ具合で
踏み出して行くので良いのではないでしょうか。
同じく写真④~⑧では、
右腕でいわゆる壁を作り、
体の開きを抑えようという意識と感じられます。
その使い方は良いのですが、
この間、上体をひねり過ぎでしょう。
この連戦で何度か取り上げられていますが、
ひねるということは
結局、元に戻さなければならず、
そのタイミングが遅れれば
左腕の振り遅れにつながり、
制球どころではなくなります。
逆に、せっかく右腕で開きを抑えているのに、
抑える力を上回って早く開いてしまう場合も
出てくるでしょう。
またひねり過ぎて写真⑧では
左半身がこちらから見えぬほど。
ボールをブラインドするという観点から見ても、
好ましくありません。
これでは、バッターボックスから見ると、
背中側からボールの握りが丸見えでしょうからね。
これらの頭の傾きと、ひねりなどは
そもそも左腕で、ワンポイントないし
ショートイニングを任せられるスペシャリスト
であるのならば、まだわからなくもないですが、
先発を含めて別の可能性を模索しているのならば、
改善ポイントです。
また、写真⑦の手首の角度も好ましくありません。
このままでは、いくらでも背中側にヒジが入って
しまいますし、前述した写真⑧の状態は、
上半身のひねりとともに、
この手首の角度が原因の一つ。
写真⑨では左腕が十分な高さまで
上がってきてはいますが、肩の故障が心配ですね。
一方で、ステップ幅も広いですし、
下半身の使い方は上手いと思います。
写真⑨~⑪は上半身にコイル状にパワーが
送られているのが見えるようですね。
写真⑫~⑮でヒザがベタっと
地面に着いてしまうのは気になりますが、
十分でしょう。
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このまま中継ぎを担うならまだしも、
先発していくなら、
頭の傾きと、ひねりなどは改善が必要と
指摘されています。
いずれにしても、
今の獅子投手陣の戦力状況を鑑みれば、
好投していけば、すぐに台頭できます。
様々な経験を積みながら
成長して欲しいです。
この消化試合を上手く活かして
オン・ザ・ジョブ・トレーニング ですね。
大将よ、果敢に挑め!




