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西武、浅村に残留要請へ 3年総額『12億円』? こんな舐めている条件で、ケチ根性丸出しの『駆け引き』込みでは流出を止めることはできません。そもそもFA宣言した時点で流出確定です。FA宣言者獲得のためのマネーゲームをしなくて構いませんが、FA宣言者の流出阻止のためのマネーゲームをすべきです。事前交渉サボってきた今、球団がやれる交渉は、初っぱなから最大限の金額提示をして当たって砕けよ!です。7億円×5ヶ年の『35億』で勝負してくれ!

今年2018年は悔しい形で終焉を迎えました。
まだその衝撃から時間が経過していませんが、
寒いストーブリーグはもう到来しているのが現実です。


今年は雄星、浅村、銀の流出懸念。。。
浅村に関しては、こんな記事が出ておりました。


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西武、浅村に残留要請へ 3年総額『12億円』リーグV導いた主将引き留める
10/22(月) 7:00配信


 5月に国内フリーエージェント(FA)権を取得した浅村栄斗内野手(27)に対し、最大級の評価を与えて慰留に動くことが判明。既に最低ラインとして3年総額12億円を提示しており、他球団の動向次第で条件を見直す方針であることが分かった。
 悲願の日本シリーズ進出を逃し、浅村の目から涙があふれた。
  「優勝してソフトバンクに勝ち越した。同じ相手にクライマックスで負けるっていうのが辛い。このチームで日本一になりたかった」
  昨季から主将を務める浅村は今季球団新記録の127打点を挙げ、自身2度目の打点王に輝いた。得点圏打率はリーグ2位の・369。無類の勝負強さで「獅子おどし打線」を牽引(けんいん)し、10年ぶりのリーグ優勝に導いた。
  この日も六回に追撃のソロを放つなど2打点をマーク。ファイナルステージ全5試合で安打を放ち、計6打点を挙げた。悔しさを感じながらも「個人として、やり残したものはない。満足いく成績で、多少はチームを引っ張って来られたと思う」とうなずいた。
  球団にとって、主将の引き留めは今オフの最重要課題だ。浅村は試合後、FA権の行使について「終わったばかりなので、今どうこうではないですけど、自分の今後の野球人生もある。まずはライオンズの球団の方と話して、そこからゆっくり考えたい」と揺れる胸中を明かした。
  関係者の話を総合すると、レギュラーシーズン終了後に話し合いの場が持たれ、球団側は最低ラインとして3年総額12億円を提示したもよう。今後、本格的な交渉に入るが、ソフトバンク、楽天などが水面下で獲得調査に動いており、条件を大幅に見直す可能性もある。2013年オフに中村と結んだ球団最高額となる4年総額20億円規模の大型契約も視野に入る。
 悲願達成には不動の3番打者の存在が欠かせない。球団は全力で浅村の引き留めを図る。


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西武球団側は下記の条件で引き留めを図るとか。
①既に最低ラインとして
 3年総額12億円を提示済み
②他球団の動向次第で条件を見直す方針


まずこの条件では、
来年、背番号3を背負った

キャプテンの姿はないでしょう。


まず②です。
『他球団の動向次第で条件を見直す方針』
ということは、FA宣言することを念頭において
その相場を踏まえて、条件を見直すということを
考えていると思われます。


まあFA宣言する前に、
他球団の浅村への接触状況を勘案する
というのなら、FA宣言の是非はまだわからないでしょうが、
FA宣言前の他球団の接触状況なんて、
すなわち『密約』なんですから
西武球団の知らぬところで話は進められ、
西武球団が把握することはできません。


知ることができるとしたら、
浅村は「○○球団は△▽億円らしんですよね」と
醸し出して交渉の駆け引きをしてくる場合ですが、
『密約』なんですから、
浅村が西武球団に話をするわけはありません。


ということは、②の見直しは
浅村がFA宣言を行い、他球団との交渉状況を把握して
西武側の条件を見直して、浅村と再交渉する

ということです。


そんな後手後手では、確実に流出します。


浅村の場合、
獲得球団がゼロ、条件合わずがゼロというだけの
価値がある存在ですから、
FA宣言する時点で、
既に西武球団の条件は見限っており、
流出は確定と考えるべきです。


すなわち、西武球団の条件を見限ったから、
西武球団の条件で満足できないから、
FA宣言をするわけ
なので、
FA宣言する時点で
西武球団の出る幕はもう皆無であり
好条件で提示する他球団が必ずあるので
流出は確定、
となります。


そもそも、
西武球団の交渉術で
最大の過ちを犯しているのが、
『最低ライン』を提示しつつ、
『他球団の動向次第』という
最初から少しでも

金を節約したいケチ根性丸出しで
駆け引きをしようという

考え方をしていることにあります。


もちろん交渉においては、駆け引きもありますが、
まずシーズン途中に事前交渉をしているか否か
で大きく変わってきます。


例えば後半戦に入った頃のシーズン途中で
事前の予備交渉を行っている場合、
その事前交渉では、
『最終的な条件はシーズンが終わってから決めよう
 ただね、前半戦で首位独走はキャプテンの
 おかげだから、少なくとも今の年俸の倍以上は
 (2億1千万円×2倍=4億2千万円)
 約束しておこう。
 あとは、このまま逃げ切って優勝したり、
 個人タイトルを獲ったり、色々活躍したら
 球団はもっと奮発してたくさんご祝儀をあげよう』
という話をしておけば、


シーズンが終わった今は、
今年は日本一こそ逃したけど、
MVP級の働きで、リーグ優勝を果たした今、
『今年一年間お疲れ様。来年にその悔しさを
 バネに頑張って欲しい。
 で、今年はもの凄く活躍してくれたから、
 球団からはたくさんご祝儀をあげよう』
ということになります。


問題はそのご祝儀の値段です。


例えば、最低金額が4億円とし、
最終金額が5億円だったとし、
本人もその5億円くらいで妥当と考えている
と仮定しましょう。


ただし、シーズン途中の事前交渉で、
最低ラインを4億円で提示しておいて
あとは成功報酬のような形で
シーズン終了した時点で
そこからプラスαのご祝儀を1億円渡す場合と、
事前に交渉はなく、
終盤になって最低ライン4億円を提示し、
あとは他球団次第でプラスαの1億円を渡す場合、
どちらも支払う金額は同じなのですが、
どちらの方が好印象で
「わかりました。サインしましょう」となるか?


明らかに前者ですね。
なぜか?というと、
まあお金そのものも欲しいでしょうが、
浅村が最も気になるのは
今年の活躍を含めて浅村というプロ選手が
どれだけの価値があるのか?であり、
その価値はお金でしか計れません。


すなわち、浅村がプロとして
4億円の男なのか、5億円の男なのか、
その5億円の男と快く評価してくれるところに
当然、好感を持つわけです。


前述したように事前交渉を行った場合、
今年一年の評価は、
事前段階では4億円の評価だったけど、
最終的に5億円の評価を受けたこと
になります。
そしてそのご祝儀を快く球団が支払ってくれた
という好印象も持てます。


しかし、後者のような形では、
今年一年の評価は、
そもそも4億円の評価しかなく、
あとの1億円は、他球団との兼ね合いで
西武球団が渋々追加したという
悪印象を植え付けます。


そのような悪印象では
球団側に疑念も沸いてきますから、

例え5億円を支払ったとしても
受け取る方は、何か不満をもってしまい、
さらには、5億円って安くない?
もっと高価な評価しても良いんじゃない?
と感じてしまいます。


でも、事前に交渉しつつ、
その事前の段階からアップしたとなると、

それは「活躍できて良かった」と満足感に変わるので、
5億円でもそのまま快く満足します。


それが人の心理です。


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しかし、西武球団は
シーズン途中の事前交渉は

やらずに来ました。
「そこは他選手と平等に、、、」とか
わけのわからぬことを言ってサボりました。


今となっては、
もうその失敗をとやかく言っても始まりません。


とにかく、その失敗をした前提で
これからどう交渉していく方がいいのか?

が最大の問題です。


今からこの後手になった交渉で逆転するには、
絶対にやってはダメなのが、
前述した球団の方針①②、

すなわち、
ケチ根性が見え見えの駆け引きです。


もう事前交渉という機会を逃しており、
既に後手後手に回っているのですから、
そこで『駆け引き』なんてしてはダメです。


もちろん交渉での成果は
『浅村がFA宣言しないこと』です。

それが得られなければ交渉は失敗です。


球団側は
もう二度目の交渉は無いと覚悟を決め、
一発ツモする意気込みで、
最大限の金額を提示するしかなく、
出せる限界まで見せるべきで、
あとは当たって砕けよ!しかありません。


『今年一年間お疲れ様。来年にその悔しさを
 バネに頑張って欲しい。
 で、今年はもの凄く活躍してくれたから、
 球団としては、最大限の評価をしており、
 出せる限界まで出したいと思っている。
 その金額は○○だけど。』


それなら球団の誠意は感じることが出来るので
少なくとも、球団への悪印象は薄く、
もしかしたら、浪花節
『しょうがない。球団もそこまで言ってくれるなら、
 No1評価をしてくれているのだから、
 その金額で手を打とう』

という気持ちが生まれるかもしれません。


事前交渉をサボってきた西武球団においては
もう全身全霊で当たってあとは
浪花節を待つしかありません。


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で、問題の条件金額についてですが、


①既に最低ラインとして
 3年総額12億円を提示済み


アホか!という金額です。
もしかしたら、
4億円×3年=12億
プラス『辻監督の涙』
で勝負するつもりなのか???


今年MVPを獲得できるかもしれない男ですよ。
それが今年の年棒
2億1千万円の倍以下なんて
あり得ません。

完全に浅村を舐めています。


契約年数が3年か、4年かはありますが、
おかわり君やメヒアと契約した
1年当たり最低5億円は超えないとダメです。


まあ5億5千万円~6億円の4ヶ年又は3ヶ年が
最低限の相場でしょう。


確かに西武球団は
マネーゲームをしない主義ですが、
FA宣言者獲得のための
マネーゲームをしなくて構いません
が、
FA宣言者の流出阻止のための
マネーゲームをすべきです。


このチームはFA流出が
当たり前のようになっており、
若手を含めて選手全体で
それが当たり前という雰囲気になっています。


活躍したら、もっと評価してくれる
金満球団にステップアップするぞ!
という具合に。。。


多少のFA流出はやむを得ないですが、
ここまでひどいから
育成速度はその流出速度に追いつくことなく、
優勝するのに10年もかったわけです。


10年に1度優勝すればいい
という球団でいいのか?
ということです。


最近はサービスも多様化しておりますが、
やはり強ければ客はついてくるんですよね。
やはり強ければ球団は儲かるんですよね。


それを考えたとき、
球団のFA流出体質は改善すべきで、
FA宣言者の流出阻止のための
マネーゲームをすべきです。


また「マネーゲームをする気はない」
という球団の考え方は、
今、西武に在籍している選手を
適切に評価していない、
ということを示しており、
それでは、選手はついてきません。


先日、東スポから出ていた記事があります。
まあ信憑性は薄そうで、
西武球団がそこまで出す実現性は低そうです。


ただし、もし7億円×5ヶ年で勝負をすれば、
一発ツモで『浅村がFA宣言しないこと』

勝ち取れる可能性が高まるでしょう。


正直、そこまでマネーゲームで攻めて欲しいです。


7億円×5ヶ年の
『35億』で勝負してくれ!