下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【5/15ソフバン8回戦(ヤフオク)】流れを奪われた状態で絶命寸前の崖っぷちだったが、超劇的なミラクル逆転アップルパンチの一撃で全てを吹き飛ばす『逆転れおほ~!』/森脇の好投も逆転の舞台を呼び込み、祝・初勝利/山川も祝砲『どすこい弾』連発!/ただ結果としても『鷹戦では序盤を制す者が試合を制す傾向』は今日も健在。明日は厄介な高橋礼を打ち崩して序盤リードを奪えるか?奪いたい。明日も打ちまくれ、山賊たち!

昨日、北九州で打ち勝って
鷹を下した山賊の獅子軍団。


今日は苦手のヤフオクでしたね。


でも、試合前には、山川にとって、
お子さんがご誕生
まさかの月間MVP受賞(3・4月)
お祝い事が重なりましたね。
おめでとうございます!!


さて、鷹戦の場合、
重要なのが『先手必勝』です。


確かに野球は先手を奪うと有利ですが、
鷹戦では特に重要になってきます。


下表は一昨年から今日までの
CS戦も含めた63戦の結果です。
先制点を挙げたのはどちらか、
3回までにリードしていたのはどちらか、
最終的に試合を制したのはどちらか、
を示します。


見てもらうとわかりますが、
3回終了時にリードしている方
最終的に、試合も制しやすい傾向

が伺えます。


当然、今日のように
途中で流れが右往左往している試合もあります。
それでも最終的にそうなってしまいやすい
です。


下表は、
獅子が3回終了時にリードしている場合の勝敗、
鷹が3回終了時にリードしている場合の勝敗、
3回終了時にイーブンの場合の双方の勝敗
3回終了時の点差毎で整理しています。


今日の試合も含めて
獅子が3回終了時にリードしていると
20勝7敗で勝率が0.741です。
鷹が3回終了時にリードしていると
22勝4敗で勝率が0.846です。


ただし、双方とも
3点終了時のリード差が少なければ、
当然ですが、勝率は低下しております。


獅子の場合、
昨日のようにリード差が4点以上ないと
「負け」が見られており、
今日のように1点差であると、
昨日までは5勝5敗の勝率5割、
今日を含めて6勝5敗の勝率0.545です。


ただし、鷹の方は、
リード差が3点以上あれば
勝率100%
1点差でも8勝3敗と勝率7割以上
ここが厄介な話になってきます。


ちなみに、3回終了時イーブンのときは
鷹は8勝2敗と勝率8割です。


そのため、
もし獅子が3回までにリードできないと、
鷹の勝敗は30勝6敗で勝率0.833

となり、
獅子はほぼ勝てなくなってきます。
(そのときの獅子の勝率は0.167


すなわち、
獅子が3回までにリードしていれば勝つ
というのは十分条件ではないですが、
獅子が勝つためには、
3回までにリードしていることが
必要条件になりやすいと
言えます。


その理由は、なぜでしょう?
科学的な検証をしていないから、
何とも言えない面がありますが、
推測してみると、
①勝ちパの中継ぎ陣が強靭
 そのため、逆転が困難
 最近、疲弊しており、
 今日のように逆転を許してますが
②先発が強靭で先制展開なら、
 長めに投げることができ、
 そのまま勝ちパに直結させてしまう
心理的優位性の問題
 鷹も先制していれば、
 気楽に力まず戦うことができる。
 一方、獅子は先制されていると、
 苦手意識があるから、
 どうしても焦って空回りしたり、
 弱気になって
 ネガティブ思考になりやすい
などが考えられます。


確かに一昨年2017年の鷹は、
不動の守護神サファテが健在でしたから、
3回まで云々なんてお構いなしに、
先制点を挙げたら
勝率9割で勝っていましたね。


とにかく
3回までにリードすること
大事な要素になると思います。


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さて、今日のスタメン&結果については、

本田大竹の先発で始まりましたね。


試合の方は、
山川の祝砲どすっこい弾で先制します。
パパになっての第1号です。
ゆりかご『どすこい!』でした。

3回終了時には、
薄氷を踏むような僅か1点差ですが、
とにかく、リードを奪って通過しました。


ただし、4回裏には、
デスパに同点ソロ弾を浴びます。
完全にど真ん中へのストレート失投でした。
当然、軽い本田の球は飛ばされます!


それでも、その直後の5回表には、
森の右安打、木村のバスター中安打、
そして外崎の左適時打と、
右、中、左への三連打で
獲り返して再び勝ち越します。


ところが、本田も勝利投手の権利が
懸かったその直後の5回裏
一死から釜元を歩かしてしまい、
二死まで持ち込みますが、
二死二塁で今宮に
甘い外角高めを弾き返され
同点タイムリーを浴びます。
さらには、
前の回に一発被弾しているデスパ
高めストレート、ダイスキ!とばかりに
痛恨の2ラン弾
を打ち込まれました。


一応、6回表
山川の二発目・祝砲『どすこい弾』
1点返しますが、
その後に、森が続きますけど、
その1点にとどまって追いつけずでした。


でも、あんな外角低めを
体勢崩れて泳がされながらも
打ち込んでしまうんですから、
どれだけパワーがあるのだろうか、
驚きの一発でしたね。


6回裏から8回裏までの3イニングは、
2番手・森脇が登板して、
ストレート落ちるフォーク
鷹打線を抑え込みながら
スコアボードに
ゼロを並べていきます。


それでも、獅子威し打線は、
7回表、チャンスを築きますが、得点できず。
8回表モイネロが凄すぎて
打てる気がしない三者凡退に終わり、
9回表の最終回
先頭の森が中安打で出塁しますけど、
次の木村がスリーバント失敗。

木村そこまでバントが下手ではなく、
5回表には、バスターと器用な芸当もしています。
ただ、いざ勝負処となると、
弱気になりやすく迷いやすいので
動きが萎縮して堅くなりやすいですよね。。。
そこが勝負弱いところですね。


ただ、金子侑は
相変わらずバントが下手ですね。
腕だけで当てに行っており、
膝を柔軟に動かしていないですよね。
だから、体軸が壁になってしまい、
作用・反作用の関係になって
球の勢いを殺せないですよね。
おまけに、
球の下にバットを当てているから
打ち上げてしまう結果に。
また、普段、
セーフティバントも決まりませんよね。
練習してください、
しか言いようがありません。

ただし、昨年は、
うちは投手陣が失いやすいので
1点獲ってもしょうがなく
大量点を狙いたい、と言って、
また、獅子威し打線の威力を信じて、
終盤で1点勝負で無い限り、
(今日の場合、最後の木村以外)
バント作戦は
あまりやってきませんでした。


でも、今年は多いですね。
打順を代えたときは、
初回からバント作戦を見越して
木村を2番に入れていました。


それだけ、
監督も弱気になって
焦っているのかもしれません。


さて、最終回に話を戻すと、
ここまで、獅子にとっては、
あと1点が遠い展開であり、
鷹が流れを握る崖っぷちの状況でした。


ところがどっこい!
次の外崎鷹の森の失投(ど真ん中カーブ)を
絶好なタイミングで
思い切りバットを振りぬき
全てを吹き飛ばす
起死回生の
ミラクル逆転2ラン弾を放ちました。

最後は、増田が登場し
釜元の遊安打を許しますが、
周東には粘られますが、
後続を許さずゼロに抑えて
劇的勝利を決めました。

結局、お立ち台には、
勝利に大きく貢献して
初勝利を得た森脇でしたね。

おめでとうございます。


獅子威し打線に関しては、
栗山、おかわり君の5~6番が
打線を切らせてしまいましたが、
全般的には、
昨日と同様に一発攻勢中心になりましたが、
失点した直後に点を返上したり、
土壇場で爆発力を発揮したり、
粘り強く勝負強く
打ち勝ちましたね。
でも、獅子が勝つには、
防御率が示しているように
相変わらず
最低5点以上が必要ですね。


ただし、鷹の方も
先週から甲斐野が打ち込まれて
逆転を許しているように、
登板過多に伴って疲弊し、
調子が下降線ですね。


その点は、獅子も
人の振り見て我が振り直せ

ですね。


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今日の先発・本田については、
初回裏の今宮やデスパ、
2回裏の松田、内川などに
ストライクゾーン一杯に決めて
料理していましたね。


2回裏 森が構えた外角低め一杯に決め、
内川から見三振を奪う↓↓↓

ただし、逆球気味に決まって
結果往来の処もありましたね。


2回裏、牧原に対して、
森が外に構えていたけど
中に甘く入ってたまたま見三振を奪う↓↓↓


そして、デスパイネに対しては、
4回裏は、
B2S0のボール先行のカウントから、
次はストライクを投げなければなぬ3球目
安易にデスパが大好きなストレートを
ど真ん中に投げ込んで被弾しましたね。


5回裏は、釜元に対して、
ストライク先行して追い込みながらも
歩かしてしまったことが一番痛かったですけど、
今宮に外角の甘い高めを打ち込まれ、
デスパにも球が浮いてしまって
痛打されました。


球質が軽いから、
当たれば飛びやすいだけあって、
低めやコース一杯に決めていればまだ良いのですが、
高めに浮いてきたりすれば、
打ち込まれやすくなりますね。


球数に関しては、
1回20球、2回16球、3回9球、
4回17球、5回24球と合計86球であり、
5回裏に入るときには、まだ62球でした。
4回で62球なら
少なくないけど多くもない数でしたが、
強敵の鷹打線を相手にしていましたから、
球数以上に消耗していた
と思います。
その分、5回裏も球が浮いてきている面がありました。
また勝利投手の権利もちらついたかもしれませんが。


まあ、5回を投げ切って結果は上々と思います。
早期KO降板も心配していましたから。。。


ただし、4/17の鷲戦でもそうでしたが、
5回で力尽きて
奴に痛恨の特大一発を被弾しましたね。
序盤にそれなりに形にしていても、
やはり2軍戦と違って
本人にとってレベルが戦いでもあるから、
普段以上に神経を使うことによる
スタミナ不足がネックです。


それを考えると、
本田や誠などには、
ショートスタータを適用して
他投手とスクラム組ませて
先発二人体制で挑ませた方が

もう少し短いイニングで
能力を最大限に発揮できるかな、

という期待が持てますね。


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2番手の森脇に関しては、
前回のハム戦で、
下位打線には通用しておりましたが、
強敵・近藤らには、
追い込むまでは
フォークで空振りを奪えるのですが、
その後は、
簡単に粘られて打ち込まれるというように、
あと1球が及ばない状況でした。


それを見ると、
なかなか強打者には通じにくいかな?
相手を選ぶ必要があるかな?
という懸念
がありました。


しかし、今日に関しては、
登板早々の6回裏
内川に追い込むときに
フォークで空振りを奪いますが、
制球乱れて与四球で歩かしてしまい、
次の牧原には、
甘く真ん中に入ったストレート
思い切り叩きつけられ、
源田が送球できぬ遊安打で出塁を許し、
鷹打線では荷が重いかな?
という心配がよぎっておりましたが、


2イニング目(7回裏)に入ったら、
フォークが見事に落ちており、
そこでストレートとのコンビネーションで
三森やデスパから空三振を奪い、
今宮にもタイミングを狂わせて中飛に打ち獲り、
(甘い球でしたが)
8回裏も、明石を歩かせましたが、
松田、内川、牧原を抑え込みましたね。

確かに鷹の方も『初物』で不慣れでしたが、
中軸を含む鷹打線相手に
あれだけ好投をしたのは
価値のある投球だった
と思います。


9回表に入るまで
流れは鷹に傾いていましたが、
森脇の好投が
鷹へ完全に傾くことを阻んでおり、

土壇場の逆転への布石を打ち続けていましたね。


今後の課題としては、
フォーク&ストレートが売りですから、
フォークがしっかり落ちること
ストレートがしっかり走ること
当然なんですけど、
相手も慣れてきてからも
相手を封じていけるか?

がカギですね。


最後の増田に関しては、
守護神として、
今日は当然の局面での登板でした。


ただし、普段の出さなくてもいい場面での
無駄使いに伴って疲労も蓄積していますから、
相手の粘りを振り切れぬ面はありました。
しかし、最後は守護神として
相手の追撃を封じてくれましたね。


まあ、増田については、平井同様に、
頭が下がる思いです_(._.)_
神様、仏様、増田様です。


とにかく、増田や平井に関しては、
信頼できるリリーフですから、
それだけに、今日のように
絶対に出なければならぬ場面が、
彼らではなければならぬ場面が、
必ず出てきます。


そのためにも、それ以外の場面で
無駄使いをすることは極力避けたい
ですね。
平井や増田でなくても良い局面では、
彼ら以外に我慢強く任せること、
(打ち込まれることもあるけど耐える)
長いシーズンを勝っていくためには、
もの凄く大事な戦略になります。


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今日はせっかく久々に勝った水曜日で、
(水曜日は〇XX〇XX〇と3勝4敗)
源田の好守がPlay of the Day!に輝いたのに。。。


あれれ???お休み・・・

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さて、明日は榎田vs高橋礼の先発ですね。


榎田は、前回が今一つの状況でしたが、
榎田自身に任せるしかありませんね。


問題は、前述したように、
鷹戦では先手必勝が大事ですから、
先発投手を打ち崩すことが必要です。


ただし、明日は下手投げの高橋礼であり、
今年は本格化してきているだけに、
直接やられている処もあるほか、
他球団も攻め落とせていないので、
明日も高橋礼・攻略に
手こずりそうなことが想像されます。


長身で下から投げ込むとき、
リリースポイントが
打者側に近くなっており、

また、手首を立て投げてくるので
その球に力があって、
それが下から吹き上がるので、
球威、球速が実測よりも体感で
もの凄くあるように感じます。

また牧田もそうですが、
1球1球投げる間隔が短く
テンポが良すぎるので、
打者は考える暇が与えられず
高橋礼が主導権を握って
リズム良く投げ込んで来ます。


球種の75%がストレートですが、
その球威、球速を実測以上に感じるストレート
差し込まれる形になり、打ち獲られて行きます。


ただし、力を入れることで
逆に制球は乱れやすく、
ボール球も多いです。
与四球率は4.5と高めですね。


まずは、ブンブン振り回しては
高橋礼の餌食
ですから、
四球はしっかり選んでいきたいです。


また「高め」に関しては、
下から浮き上がってきたところになるので
ミートポイントが遅れ、
タイミングを狂わされやすく、

ファウルや凡打が目立ちます。
絶対ではないですが、ときには
「高め」を捨てるのもありか、


逆に「低め」になると
球の頭を叩くことになり、
ゴロアウトが嵩んできます。


球筋を見極めつつ
タイミングを合わせながら
腰高くらい、ベルト高さは狙いたい
です。


詳細は、一昨日の記事をご参照ください。
後半部分に、高橋礼に関して記載しています。


とにかく、
明日も
打って!打って!打ちまくれ!
打ち勝て、ライオンズ!!