下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【5/16ソフバン9回戦(ヤフオク)】投手戦の展開も下手投げ高橋礼を陥落できず、獅子戦で張り切る甲斐の一発に泣き、榎田も最後は力尽きて『まけほ~』ただ高橋礼には3連敗中で天敵化しており、来週も対戦が濃厚。何とかしないと今後が厳しい。でも鷹相手には『先手必勝』傾向変わらず。3回終了時にリードができていないと、獅子が鷹に勝つ確率は0.162と「愛斗の打率0.167」より低し。


敵地で鷹に連勝中の獅子軍団。


もともと開幕カードから
鷹には多くの借金をこしらえているだけに、
そりゃ、その勢いに乗って
あわよくば三連勝し借金返上を促したいですが。。。


今日のスタメンは、、、


とにかく、
連敗中で打てぬ下手投げの高橋礼
相手にしなければなりません。


高橋礼は、長身で下から投げ込んできます。
リリースポイントが打者側に近く、
また、手首を立て投げてくるので
その球に力があって、
それが下から吹き上がるので、
球威、球速が実測よりも体感で
もの凄くある
ように感じます。


1球1球投げる間隔が短く
テンポが良すぎるので、
打者は考える暇が与えられず
高橋礼が主導権を握って
リズム良く投げ込んで来ます。


またゴロアウトに仕留められやすいですね。
アウト構成比(ゴロ:フライ)については、
今年は、ゴロ12.6:フライ5.4
(今日を含まず)
昨年は、ゴロ13.3:フライ6.8でした。


ただし、球に力を込めるので、
逆に制球力が乱れやすく、
ボール球も多い
です。
与四球率は4.5と高めですね。


ブンブン振り回しては
当然、高橋礼の餌食です。
四球は選んでいきたいです。


また、高橋礼の低めの球は、
浮き上がった処で球の頭を叩き、
ゴロアウトの餌食になりやすいです。
低めを打つなら、

上手くタイミングを合わせながら、
すくうように流したいところです。


高めの球は、
低いところから力強く浮き上がってくるので、
始動がおそくなりやすく
差し込まれやすいです。
高めを打つなら
始動を早く思い切り
引っ張って行きたいところです。

外角高めなら流すのもありでしょう。
ただし、振り急ぐとファウルになってしまいます。
ときには、球威で押されるなら
高めを捨ててもいいでしょう。


やはり狙って行きたいのは、
腰高、ベルト高さの球
ですね。
それならタイミングや内外に合わせて
状況に応じながら
流しても良し、引っ張っても良しです。


とにかく、高橋礼を攻略するには、
その「球威&球速を感じるストレート」をどうするか?
どうタイミングが合わていくか?
がカギになってきますね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかし、今日の結果については、、、


今日は、投手戦の展開でテンポ良く進みますが、
獅子威し打線は、
下手投げ高橋礼を陥落できず、
榎田も、獅子戦で良く打つ甲斐の一発に泣き、
最後は力尽きて『まけほ~』
となりました。


まず獅子威し打線高橋礼については、


とにかく、
獅子威し打線は、高橋礼に対して
高橋礼を得意とするおかわり君の一発以外は、
タイミング合わず、
ゴロアウトの山を築き、
完全に抑えられましたね。


今日の高橋礼は、特に序盤の3回まで
丁寧に旅重ねて低めに投げ切っているので、
獅子たちは、浮き上がる球の頭を叩いてしまい、
ゴロアウトの餌食になりましたね。


また高橋礼攻めの象徴的な打席が、
金子侑の1打席目2打席目の違いです。


初回表の1打席目は、
積極的に行ったと言えば聞こえはいいですが、
結局、闇雲に盲目的に振った初球拙攻でしたね。


高橋礼は、
そもそも打つタイミングが難しいとともに、
制球が乱れやすい傾向があります。
そして、低めの球はゴロアウト
になりやすいことも過去の対戦からわかります。


そんな相手・高橋礼に対して、
相手が不安を抱える立ち上がりの先頭で、
闇雲に行った盲目的な初球拙攻はお粗末です。
まだ、試合前からタイミングを把握しつつ、
難しくない初球だったら
積極的に「狙い打ち」というならまだしも、
結局、打った球は
泳がされてゴロアウトになりやすい
外角低めの難しい球でした。
しかも、外角球を強引に引っ張りに行く形です。
当然ながらゴロアウトで料理されました。


しかし、4回表の2打席目は一変しましたね。
低めのボール球を見送り、
4~6球目の低めはカットしながら粘り続け、
狙える球を誘い出しましたね。
結局、外角のベルト高さの球を
上手く合わせて当てに行って、

レフト前に落とすポテンヒットになりましたね。


とにかく、
高橋礼だって、どんな良い投手だって
立ち上がりの最初は1アウトを奪うまで
少なからず何らかの不安を抱えています。
それ故に、
相手投手の不安を助長するために
そこで必ず先頭に回ってくる
1番打者の役割はもの凄く大事になってきます。


それを鑑みれば、初回の1打席目に
2打席目のような攻め方をして欲しかったですね。
それでもし凡退したとしても、
高橋礼の厄介な球筋をいくつも見ることができ、
後続の源田らにその特徴を
伝えることができるわけですから。


ところで、
おかわり君は、開幕カードから
唯一、高橋礼に合っていますね。
今日の成績も含めて
今年はヤフオクで本塁打2本
昨年&今年の高橋礼との対戦成績は、
13打席11打数4安打2本塁打2四球で
打率0.364、出塁率0.462ですね。


あと、
昨年&今年の高橋礼との対戦成績でそこそこなのが、
今日もヒットを打った木村メヒアであり、
ともに8打数3安打で打率0.375ですね。
それ故に、メヒアがスタメンだったのでしょう。


まあ彼らおかわり君、木村、メヒアといい、
フォーク等で大きく落ちる球が大の苦手です。
高橋礼の場合、
浮き上がる球はありますけども、
まあシンカーはありますけれども、
フォーク等で大きく落ちる球は無いので、
それに悩まされないから?


ただし、今日のメヒアは、
打ち気満々でタイミングが全く合ってませんでしたね。
さすがにタイミングが狂っていたら打てません。


木村は、タイミングを合わせるのが
そこまで上手いという気もしませんが、
タイミングが難しい
オリのアルバースとかも比較的、打っていましたね。


で、今日のおかわり君の同点弾については、
先制を許した直後でしたから、
価値の高い一発になりました。
始動を速くして
やや高めのストレートを振り抜きり、
理想的な角度で打ち込みましたね。


150km/hとかの速球はついて行けないけど、
このくらいの球速なら、捕らえられますしね。


開幕カードのときのもそう思いましたが、
最初は「外野フライ?」と思いましたが、
スタンドに放り込みましたね。


でも、今日は榎田が孤軍奮闘しましたが、
投手陣に不安を抱える獅子にとって、
ソロ弾1発では勝てませんね。

やはり5得点以上稼がないと厳しいです。


そもそも今までの18勝のうち、
13勝の72%が5点以上でしたからね。


※5/15終了時の各チーム防御率

先発陣が5.43ですね。。。


でも、これで高橋礼には3戦全敗です。
ちなみに、鷲の福井にも3戦全敗でしたね。
相変わらず天敵多しの獅子威し打線です。


また来週の那覇での鷹戦で
高橋礼との対戦が十分あり得るんですよね。。。
(中5日を敢行してくれば)


まあ今日、最長イニング投球でしたから
疲れていれば、
前回のように間隔を開けるでしょうが。。。


まあ、中5日ならその影響で
調子を崩すかもしれません
が。。。


高橋礼が登板する日を毎回負けていたら、
鷹への借金は返すことができず、
CS短期決戦だって1敗確実
アドバンテージ献上
になってしまいます。
しかも、高橋礼以外は勝てるならまだしも、
他投手にだって勝てる確率も低いわけですから。


そりゃ、高橋礼が調子悪いときなら勝てるでしょうが、
そんな他力本願頼みで、
自力で勝つことができなければ、
鷹を上回ることはできません。


もちろん、鷲の福井にもです。
鷲だって、福井以外に
岸、辛島、塩見と苦手系が多くいますからね。


しっかり自力で、彼ら天敵を
陥落できるようにしておきたいですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、榎田については、


今日の審判のストライクゾーンが広め傾向
ということもあり、それを活かしましたが、
今日の榎田は、制球力に優れ、
内角へきっちり投げ切って
(右打者にはクロスファイヤーで)
エグく打者を攻め、それでいて
巧みに内外を投げ分けて
相手を翻弄させましたね。


またコース一杯に決めて
打ち獲ったり、三振を奪ったり
見事に仕留める処も見られました。
相手が手の出ない見三振も多かったですね。


あと、3回表、
牧原のバント打球を好判断で処理し、
二塁走者・甲斐の三塁進塁を阻止しました。
榎田のフィールディング技術はさすがです。


しかし、4回裏のデスパ7回裏の甲斐には、
外角狙いが甘く中へ入ってしまい、
悔やまれる一発を被弾してしまいましたね。


甲斐に関しては、打撃力が高く無いですけど、
相変わらず、獅子戦になると打ちますね。
今年の4本塁打のうち2本は獅子から打っています。
(メラドも含め)
昨年は打率など獅子戦が一番良かったですね。
一昨年は、打率こそ低いですが、
本塁打5本のうち3本は獅子から打っていますね。


そして、榎田については、
味方の援護射撃が乏しい中、
孤軍奮闘して投げ粘ってHQSを達成しましたが、
90球を超えた8回裏から
疲れが見られるようになって
制球もあやしくなりましたね。
また、1点ビハインドの8回裏でしたから、
もう何が何でも失点は
1つも許すことできない、
力みも見られて
制球を苦しくしていた側面
もありましたね。


結局、8回裏で力尽き、
一死一塁から与四球、与死球、連打で
致命的な3点を失いましたね。


確かに榎田は、
うちの中でトップクラスの安定した主力投手であり、
出塁を許しても、
失点はなかなか許さずという粘り強いタイプです。
とは、言っても
決して、完封やゼロ封を
期待するタイプではなく、
6~7回を2~3失点でHQSやQSを達して
先発として試合を着実に築くタイプです。
それ故に、1点だけの援護射撃では厳しいです。


また榎田もスタミナが豊富というタイプでもなく、
80~100球くらいから陰りが見えてくるタイプです。
昨年、ロッテ戦で球数嵩んだ頃に
連続与死球とかもありましたね。


しかし、榎田は、負傷さえしなければ、
次回以降も
安定する投球が期待できます
ね。


ところで、8回裏
二死一三塁になって榎田が降板しました。
まあ、やむを得なく、適切な降板です。
ただし、
このとき4点差ビハインドになった局面です。
もちろん、ピンチが続いており、
これ以上の失点は禁物ではありましたが、
こちらの攻撃も最終回の1イニングしかないだけに、
さすがに既にここで失った3点は
致命傷になっていましたね。


その展開にも関わらず、
2番手として出てきたのは平井?!でした。
もしかして、二死でしたから、
「ちょこちょこと投げて帰ってきて」
と言われて送り込まれたんでしょうか?


結果としては、1球だけ投げて、
一塁走者の二盗を阻止しようと森が二塁へ送球し、
三塁走者がそれを見て、
本塁狙いのディレードスチールを敢行。
結局、外崎が好反応でホームへ返し、
本盗を阻止してこのイニングは終了しました。


結果論として1球で済みましたが、
明日以降、オリ三連戦が控えており、
帰京せずにそのまま来週が那覇入りで鷹二連戦です。
その中で、
嫌でも平井が登板しなければならぬ局面
絶対に平井じゃなければダメな局面

必ず訪れます。
その前に出さなくても良い局面で
無駄遣いをしていたら、
その「いざという時」
その無駄使いの影響が出やすくなったり、
下手をしたら、負傷離脱もあり得ます。
それらリスクを踏まえれば、
無駄使いは厳禁であり、
計画的な中継ぎマネージメントをされたいです。
正直、小川だっていいし、
泰雄、南川だっていいわけですから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで、
鷹戦では『先手必勝』が大事になります。


今日は3回まで双方得点できず、
イーブンで3回を終えましたね。


一昨年から今日の試合まで、
CSも含めれば64戦しておりますけど、
3回終了時に
獅子がリードを奪えていないと、
鷹の勝率は0.838(31勝6敗)と高く、
獅子の勝率は0.162(6勝31敗)
愛斗の打率(0.167)より低く、
獅子が勝つのは
相当難しい低確率にある傾向です。


確かに獅子が3回終了時にリードしているからと言って
『試合に勝てる』とは限りませんが、
3回終了時のリード勝つための十分条件にはならぬ
獅子が勝つためには、少なくとも、
3回終了時にリードすることが
必要条件になります。



早速、来週は那覇で2戦あります。
先手必勝で打ち勝って行きましょう。