下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【5/17オリックス7回戦(京セラ)】5位&6位の時期早い逆天王山カード、頭は何とか獲った。多和田も本来なら相手の早打ちに乗じて完投できるはずが、相変わらず詰め甘く混戦に持ち込まれ、中継ぎを休ませることできず消耗させてしまう。多和田は本田らと違って高みを目指してエース級に育つべき存在。今日は野手陣&中継ぎ陣に感謝し、明日から切り替えて次は高レベルの好投を魅せよ!

今月の遠征も、
札幌→福岡→大阪巡業が続きます。
来週は那覇まで行かないとなりませんし。。。


で、今日からオリとの三連戦のカードです。
まあ、5位&6位の最下位争い
ある意味、時期早い逆天王山ですね。。。


オリもパッとしていませんから、
またこちらはドラ1三銃士を並べるので、
このカードは、本音を言えば、
白星を荒稼ぎしたいところです。


で、今日のスタメンです。


秋山が1番で、復調した外崎が2番、
源田が3番に入り、金子侑は9番と
打線を組み替えてきましたね。


上記の打順を見ると、
1~3番は秋山→源田→外崎
いい気がします
が、
まあ外崎が調子をもっとアップすれば
いずれ3番・外崎もあり得ますね。


今後、1番秋山構想に戻す選択肢
得るため布石となる打順となりました。


結果については、延長戦の末、、、


まず、獅子威し打線については、
6~9回、チャンスがありながらも、
フラフラの山岡を沈めることができず
攻撃の手が緩みましたが、


序盤にどすこい弾適時打犠飛打
得点をきっちり重ね、
最後の最後で
源田がヒットで出塁して
足でチャンスを拡大させると、
森が最低限の仕事・犠飛打を果たして勝ち越し、
おかわり君がダメ押しのソロ弾
牛打線に打ち勝ちましたね。


相手先発・山岡は、
フォーク、チェンジアップ、縦スラと
縦に落ちる球を武器にしておりますが、
今日は、その変化球が落ちきれず、
抜け球ありと、今一つの状態でしたね。


3点差を追いついた後などに
その変化球の落ち方が
一時的に大きく決まったりして、
外崎から空三振を奪うなどを魅せていましたが、
既に球数も嵩んでいましたから、
それも長続きせず、
落ちきれぬチェンジアップ
山川に『どすこい弾』を
仕留められたりしていましたね。

最終回になった10回表、
守護神の増井回をまたぐ残業は無し
5イニング無失点中の小林(誰?)が登板します。
長身から角度のあるストレートと
フォークが売りのようで、
山川は空三振にやられますが、
先頭の3番・源田
落ちきれぬ内角フォークを
引っ張って右二塁打で出ると、
次の山川の打席で、
ワンバンしたフォーク球を
捕手が一瞬、見失っている隙を突き、
一気に三塁を陥れます。

で、は、
小林のフォークに手こずりますが、
好反応でその球について行きながら、
最後は落ちるフォークを
しっかり拾って片手打ち!
右犠飛で勝ち越しました。

Jsportsの解説者の方は、
「捕手ですし、フォークを読み切って
 上手く打ちましたね」と解説。


でも、お立ち台では、
打った球は何でしたか?の問いに
『何を打ったかわかりません!』
の回答。
その解説者は、沈黙になって困惑してましたね。


捕手なら、一般的に、
打席で何が来るのか?
配球を考えながら打つわけですが、
森は打撃の天才児ですから、
配球なんて考えずに
本能で打つのが森なんですよね。
逆に考えたら、打てなくなるタイプです。
本人も言っていたように
『無』になること
それが彼の打撃の秘訣です。


だから、
本来は、プロ捕手として
リード面等で向かないんですよね。
捕手は
直感でリードするわけには行かないので。


まあ、現在、捕手のときは、
頭を振る回転させて頑張ってますけどね。


また、森はお立ち台で
『前の打席で山川さんが三振していましたから、
 自分が三振したら「山川さんのせい」
 だと思って打ちました』と。



で、話を試合に戻すと、
次のおかわり君が
外角低めの球を仕留めて、
貴重な追加点になる
右ソロ弾を放ちましたね。


正直、軽くバットに当てており、
ややバットの先でもありましたから、
右飛で終了かな?と思ったのですが、
打球は大きく伸びて
堂々の右本塁打を決めましたね。


10回裏を迎える際に、
1点差2点差では大きく違うので、
このダメ押しソロ弾は
もの凄く助かりましたね。

結果として、
7得点打ち勝っていますから、
山賊としては上々の攻撃になりました。


1番に戻った秋山は、
5打席3安打1四球猛打賞でしたね。


もう少ししたら、外崎を3番にして
1番秋山、2番源田、3番外崎
でいいのでは、と思います。
正直、金子侑は9番の方が合っております。


やはり、秋山が1番なら、
相手も不安な立ち上がりで
もの凄く重圧を仕掛けられます。


もちろん、
来年、秋山がいなくなるとすると、
そのときに備えて
秋山以外で1番を育てる
という課題が残ります。


しかし、現在の獅子威し打線について、
秋山流出後のことを考えている余裕が無い
というのが実態です。
そのため、
現在はベストの布陣(1番秋山)
で挑みたいです。


例えば、秋山流出後に
金子侑を後任の1番打者として育てるならば
1番打者で大事なのは出塁率ですから、
今年1年間は、
金子は何番を打とうが、
出塁率をとにかく高めること
徹底的に目指し、
高い出塁率を
実際に誇るようになってから
1番打者を務めることとし、
当然、その将来の1番候補者は、
金子侑に限らず、外崎、源田、
さらには若手も含めて
足があるタイプで
間口を広くしておいて、
シーズン終盤で
出塁率が高かった者を選べばいいと思います。


すなわち、1番打者になりたければ、
今年は何番を打とうとも、打順に関係なく、
出塁率アップをとことん目指し、
結果を出して『1番打者』を勝ち獲れ!
と思います。


年末に書かさせて頂いた記事です。


まあ今日の一ゴロ間の先制点は、
三塁走者の森も出遅れたけど、
それ以上に
マレーロが握り治して送球が遅れたのが
助かりましたね。


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で、投手陣については、
先にリリーフ陣の話をすると、


8回裏
多和田ももう続投が厳しく
同点の局面であり、
流れはオリにありましたから、
 ※オリは7回裏に一撃で追いつき、
  その直後の8回表は
  澤田獅子中軸を
  完璧に三者凡退で仕留めました
から、
  この局面は、地の利も活かして
  オリの押せ押せ状態になりかける流れ
  でしたね。 
そのオリへの流れを止め、
こちらに流れを取り戻すためには、
ここは平井の登板で適切だったと考えます。


ただし、昨日の登板で連投になり、
また昨日のような無駄使いがあるから、
今日のような
平井でなければダメという局面で
苦しい投球を避けられぬ処でした。


先週から疲労に伴う影響が
投球に見られています
から、
正直、打ち込まれて崩れても
平井を責めることはできませんね。


先頭の左打者・福田に
右安打で出塁を許しましたね。
ところで、
今年の平井は左打者を徹底的に抑えており、
それには、内角へ落とすフォークが効いています。
しかし、福田には
1球もフォークを使いませんでしたね。


で、次の大城にバントを成功され、
一塁も空いたので、次の吉田正を申告敬遠。
そこまでは良いのですが、
次のロメロへの
ストライク入らずの与四球は余計で、
自らを苦しくしてしまいましたね。


一死満塁で、次の後藤は、
外角へボールに外す球を
泳ぎながら手を出してくれて
遊ゴロで失点を阻止しました。


そして、次のマレーロは、
前の打席で同点弾を放っていたことと、
初球で失投気味の高め抜けフォークを
見逃したので、
もう打つ気満々になって
燃えちゃっていましたね。
2球目は振り急いでファウルになり、
さらに熱くなってしまいます。
そうなれば交わすだけです。
3球目は
外角へ大きく逃げるスライダー
簡単に空振りを奪い、
このピンチを凌ぎましたね。


で、9回表に勝ち越すことができず、
延長戦を見据えたイーブンでの9回裏でしたから、
平井はいつものように
今日も回マタぐ残業かな、、、
と思っておりましたが、
今日の平井は、
ノー残業デー
お仕事終了となりましたね。


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9回裏には、
守護神・増田が登板します。


まだイーブンの展開
勝ち越していませんから、
増田以外の登板も考えられますが、
9回表オリ守護神・増井から
チャンスを築きながらも、
そのチャンスを活かせなかったので、
流れはまだオリにありましたから、
登板過多ですが、
この局面は一番力がある増田で
やむを得ぬところ
でした。


ただし、普段からの無駄使いがあるから、
今日のような
増田でなければダメ
という局面で
苦しい投球を避けられぬ処でした。


一死から打撃が得意の中川
中安打で出塁を許し、
バントでピンチを拡大されます。


もちろん、二死二塁ですから、
ワンヒットでサヨナラ負けの危機でしたが、
また打席に吉田正とかを迎えていたら
こちらが心理的にも不利でヤバかったですが、
二塁のピンチでも、
そのバントでアウトを稼ぐことができ、
「あと一人」の二死になりましたから、
あとは、打者に集中して
次の打者・福田を仕留めれば

良いですから、
正直、この一死からの
バントはありがたかったです。
無死からバントは嫌ですが)


で、10回表の勝ち越しの有無にかかわらず、
延長戦を見据え、
増田はいつものように
今日も回マタぐ残業かな、、、
と思っておりましたが、
今日の増田は、
ノー残業デー
お仕事終了
となりましたね。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
10回裏には、
ヒースが登板します。


今日は京セラですから、
大宮や北九州の地方球場のように
マウンドが合わない
ということは無いです。


まあロメロに
与四球&暴投に伴う進塁を許しましたが、
全般的に高め球も散見しましたが、
オリ打戦を
しっかり抑え込みました。



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以上のように、
今日の中継ぎ陣については、
展開を考えると、
平井、増田、ヒースの登板は
避けられることはできず、、、
また『回マタぎの残業』も無く、
三人できっちりつなぐ好投を魅せました。


平井&増田には
本当に頭が下がります。
お疲れさまです。


ただし、それ以前に、
今日は、先発の好投により中継ぎを休めるはずが、
先発が踏ん張りきれなかったから、
勝ちパの中継ぎを
使わざるを得ない展開
にしてしまったことが大きな問題でした。


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問題は先発・多和田ですね。


今日の多和田は、簡単に述べれば、
オリの早打ち作戦に乗じて
球数を節約しながら
完投ペースで好投もしていましたが、
集中力が持続しないというか、
細かい注意力が不足しているというか、
要所を抑えることができず、
詰め甘く踏ん張ることができず、

一発被弾を繰り返して
勝ちを逃しましたね。


初回裏の立ち上がりは、
相手も早打ち拙攻となり
僅か4球で凌ぎました。
3回まで
ストレートでねじ伏せる好投でした。


4回裏は、球が荒れながらも
先頭の西野を抑えましたが、
福田、大城による
初球打ちの連打の電光石火1点を失い、
次の吉田正には、2球目でしたが、
内角高めに抜けたカーブ
絶好なタイミングでライトスタンドへ運ばれ、
3点差リードを
一気に帳消しにされます。


オリ打戦も、
今日は追い込まれたくないから、
早打ち作戦を続けており、
二巡目でタイミングも
合いつつありました。


一巡目の初球拙攻により、
「球数節約できてラッキー」
思ったかもしれませんが、
相手は引き続き早打ち作戦を
講じているのですから、
福田や大城の打席などで
初球への警戒心が薄すぎでしたね。


当然、相手も二巡目で
タイミングを合わしてくるわけですから、
簡単に投げ込むことなく、
投げるタイミングを少し狂わせたり、
変化球から投げ始めたり、
投球術に
もう少し工夫が欲しい処でした。

もちろん、反省は多和田と森でワンセットですけど。


例えば、好調の大城に関しては、
1打席目は、
ストレートを真ん中の低めに投げて
三ゴロに打ち獲りました。
2打席目は、
1打席目と同じようなストレートを投げて、
ただ1打席目よりやや高く真ん中寄りで
甘く入りましたから、
簡単に引っ張られて
タイムリーを打ち込まれましたね。


また吉田正による一発被弾
彼の大好きなインハイで打ち込まれましたね。
吉田正のインハイにおける対右投手への打率は
 2016年が10打数 7安打で0.700
 2017年が15打数 6安打で0.400
 2018年が23打数14安打で0.609であり、
3ヶ年で48打数27安打で0.563です。
(プロ野球カラー写真名鑑より)
あとは緩いカーブへのタイミングだけです。


大得意コースへ
当たれば飛ぶカーブを投げ込んでおり、
ある意味で、失投と言ってもいいでしょう。


その後、5~6回を三者凡退で凌ぎますけど、
7回裏、先頭の吉田正を与死球で歩かせますが、
ロメロ、後藤を料理して二死まで持ち込みます。
走者を気にせず、
あと一人と打者に集中すればいい局面でしたが
最初の2球を外してボール先行のカウントになり、
ストライクを獲りに行った3球目ストレートが
外目の甘い腰高に入り、
思い切り流し込まれて
同点弾を浴びましたね。


二死まで至っておきながらも
詰めが甘くなりました。
確かに制球が乱れがちになってきていましたが、
バテるほどの球数は嵩んでいませんでしたからね。


↓↓↓被弾後の多和田


今年の獅子先発陣の防御率
5.45と極めて高い状態にあり(今日は含めず)
今日の多和田の投球は、
そのチーム防御率の高さを
象徴するような投球になりましたね。


本来なら、完投ペースで投げていたので
中継ぎを休ませることもできたでしょうが、
結局、状況が苦しい中継ぎ陣を
消耗させる投球になってしまいました。


これが本田や誠らだったら
そこまで問題視しませんが、
多和田は、昨年、最多勝を獲得して
獅子投手陣の中心に
ならなければならぬ存在です。


今井や光成と併せて、いずれは
獅子ドラ1三銃士から
獅子エース級三銃士になるべき存在

です。


それ故、多和田に求めるところは、
ただ試合に勝つだけではなく、
エース級の投球をすることにあり、
もっと高みを目指して欲しいです。


まあ多和田、今井、光成に関しては、
まだまだ成長途上の段階にありますから、
正直、不安定な投球はもうしばらく続き、
安定したエース級の投球を
続けるレベルに達するのは、
早くて今シーズン後半、
遅くとも来年開幕には間に合えば、

というところだと思います。


願うところは
一日も早く
安定してエース級の投球を

続けられるよう育って欲しいです。


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明日は、今井が先発しますね。
(相手はK鈴木)


当然、今井にも求めるものは、
エース級の投球をすることです。


お立ち台で森が言っていたように
このカード、三連勝して
白星を稼ぎきって欲しいですね。