下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【5/26日ハム12回戦(MLD)】守乱の怖さが教訓になった一戦。ただ失策を3つもした相手に負けというのもどうか?でもこちらも決定的な失策をし、今までの酷使のしわ寄せが響いたことが大きい(平井は責められない)/今週は4勝1敗で終えたのは上々の結果。反撃態勢への弾みをつける布石になる。ただし昨年と同様に中継ぎ陣崩壊の危機は迫る。

今日はハム12回戦であり、
正直、守乱合戦ともいえるゲームになり、
今までの酷使のしわ寄せが響きましたね。


スタメンは、次の通りです。


結果は、次の通りです。

獅子威し打線
相手の守乱に伴って一気に主導権を奪ってリードし、
先発したドラ1松本航は、
球数が嵩んでしまって6回を投げ切れませんでしたが、
5回2/3を2失点でまとめて
リードを死守して勝ち投手の権利を残し、
総評としては
ルーキーの2戦目なら上々の結果に。
相手は3つも失策しているだけに、
本来なら、獅子が勝てる流れの試合でした。
もし獅子が3つも失策していたら、ほぼ勝てないです。


しかし、7回表に登板した平井が炎上して追いつかれ、
8回表におかわり君の悪送球守乱を皮切りに逆転され、
8回裏に巻き返すチャンスが生じましたが、
おかわり君が併殺に終わってチャンスを潰し
(1点は返上したけど届かず焼け石の水)
勝つ流れの試合を落としました。


まあ、4/19ソフバン4回戦(MLD)でも
3つも失策していた鷹に負けましたね。
このときは、千賀を打てなかったことが敗因でしたが。
今日は踏ん張り切れなかったことが敗因でした。


結果として、今週は4勝1敗で終え
しかも、先週から5連勝も挙げることができ、
シーズンでの反撃への狼煙を上げる形になりました。
ただし、今日の試合を見てもわかるように、
昨年と同様、中継ぎ陣崩壊の危機が迫ってます。


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今日の先発・松本航に関しては、
やはり球数が嵩んだことが大きかったです。
1イニング別に見ると、
25球/回、21球/回、17球/回、
25球/回、25球/回、8球/回の123球


その要因の一つには、
無駄なボール球が多かったですね。
前回のオリ戦では80球を投げて
ボール球が29球と全体の約36%でした。
しかし、今回は121球を投げて
ボール球が52球と全体の約43%でした。
その要因については、
コースギリギリを意識しすぎた印象はあります。


また3回表は近藤に上手く打たれましたが、
腰高以上の高めに浮いていたり、
内外を投げ切れず、中に甘く入った球もあり、
そこを打ち込まれたりしていました。


まあ6回表はスタミナが切れていて
このイニングは、球が浮いてきていましたね。


それでも、良い処も見られていました。
毎回、得点圏に走者を置きながらも、
中田に被弾させられるまでは、
要所を締めて失点を許しませんでした。


2回表のピンチを凌いだ中島からの奪三振は、
外に構えるが、中へ甘く入り、
相手が振り遅れてくれて助けられましたが、
1回表のピンチを凌いだ王からの奪三振は、
スプリットを見事に決めて空を切らせましたね。


中田に対しては、与四球2つに、
最後はバックスクリーンに打ち込まれました。
しかし、この一発被弾は、
勝負に行ったので、今後のことを鑑みれば、
与四球よりは良かった気はします。

隅一杯に決める球を立て続けに投げて追い込みましたが、
4~5球目に慎重に行きすぎてカウントを悪くし、
そのまま3つ目の四球を献上しそうでしたが、
6球目、力でねじ伏せようとして
森が構えたインハイに投げ込み、
7球目は甘く入ってしまいましたが、
果敢に攻めておりました。
まだ初失点でもありましたから、
今後の糧になる勝負になったと思います。


でも、6回表は前述するように
スタミナも切れてきて球が浮く苦しい状況でしたが、
清宮に初球を思い切り
引っ張られて適時打を放たれました。
これは、松本航の問題というより、
バッテリーの問題として挙げられますね。


今日の清宮は、結果はファウルでしたが、
1打席目、2打席目とも
初球から積極的に思い切り引っ張っており、
ライト線に向かって
鋭い打球を放っていましたね。


それを考えれば、
今日の清宮は積極的にくる傾向でしたから、
初球の警戒心が薄かった、
安易に投げ急いだことは否めませんね。


また、同じように7回表も
清宮に初球を叩き込まれましたね
(こちらはマウンドにいたのは平井でしたが)
このときは、森が外に構えたところが、
中へ入ってきたところはありますが、
外し方も足りなかったかな、という気はしました。


いずれにしても、今日の松本航は、
欲を出せば、QS達成など、
もっとやれるだけに物足りなさはありますが、
ルーキー2戦目であることを考えれば、
大崩れしているわけでもなく、
それなりに試合を作っていますから、
総合的に見れば、上々の結果だったと思います。
昨日の多和田の投球と比べたら、かなりOKです。


新人ですから、本人にとっても
シーズンを通してのペースが未知なので
無理させてリズムを崩させることは禁物ですが、
獅子ドラ1勢(多和田、今井、光成)と
同等以上の活躍さらなる成長が期待できます
一戦毎に成長しつつ、
結果もアップさせていきたく、
それが実現できる器ですから楽しみです。


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問題は、3番手で登板した平井ですね。


過酷なペースで登板しているだけに、
正直、平井自身を
責めることはできません。
むしろ、本人に対しては、
この登板過多を黙々にこなしていることに
感謝しなければならぬほどです。


確かに24日(金)は好投をしましたが、
今のハードペースの酷使により
蓄積する疲労に伴う投球への影響

今日の投球に露呈しましたね。


GWが過ぎた頃から、抑えていても
怪しい投球、苦しい投球が
見られるようになっていました。
(特にカード3戦目とか、週末になって)


それでも回跨ぎや連投と
登板ペースは改善されず、
先日22日の鷹戦では、
投げる球がシュート回転
ばかりして炎上し、
今日のハム戦では、
高めに浮く傾向にあって
連打で炎上し、
もう歯止めが
効かなくなってましたね。


確かに完璧な選手でもないので、
「たまにはこういうこともある」
ということで片づけられるかもしれませんが、
このように状態になっているのは、
疲労蓄積が響いていることが明瞭なだけに
「たまにはこういうことも」
というレベルの話ではない
んですよね。


昨年もそうでしたが、
今年は昨年以上の過多ペースで登板しており、
暑さも見られている状況です。
疲労に伴って調子を崩しても当然であり、
先日の鷹戦や今日の投球を見てもわかるように
現在、臨界点を越えている
ようになっていることを否めません。


昨年もそうでしたが、
平井は疲労が蓄積してくると
腕の振りが鈍ってくるとともに、
身体の開きも早くなりやすいので、
リリースポイントもばらついてきます。
そうなれば、
セールスポイントの
スライダーもキレが鈍ってきて
制球も思ったところに投げられなくなり、
今年覚えたフォークも、落ち方が足りなくなるので、
空振りが奪えなくなってきます。


すなわち、
「たまに」という突発的な問題ではなく、
まさに昨年の二の舞であり、
誰もが推定することができる
必然的に生じる問題なんですよね。
(時間の問題でした)
逆に、昨年のリーグトップのペースを
はるかに上回るこの過剰ペースで
(年間換算80回以上1500球以上)
「破綻しない」「大丈夫だよ」
という説明を論理的にする方が難しいです。


当然、苦しいですが、
交流戦を乗り切るためには、
一年間の戦いを見据えるには、
交流戦前の来週1週間は
休ましたいくらいですね。


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またもう一つ問題がありましたね。
それは森脇の三連投問題です。
確かに、今日の森脇は
好投して三者凡退してくれたこと
今後の目処、期待感、光明にもなりますが、
三連投させたことは、
よほどの理由が無ければ、
重視すべき見逃せぬ大問題です。


まあ勝ち越していたら、
増田が三連投していたでしょうが、
少なくとも、
増田の三連投森脇の三連投
全く別問題であり、
明らかに森脇の方は、
不要の三連投でしたね。


そもそも、他球団も含めて見てみると、
連投は、みなさんそれなりにありますけど、
よほどのことがなければ
「三連投」は基本的にしていません。


もし勝ち越していれば、
「どうしても勝ちたい」と思うのも人心ですから、
百歩譲って、
ここは増田でなければならぬ場面であり、
どうしてもここは勝ちたいから、
「増田よ、ゴメン。三連投行ってくれ」
ということはあり得るでしょう。
(特に優勝争いなど重要なときは)
まあ、こういうケースは、
「よほどのこと」に該当します。


しかし、今の森脇に関して、
ここは森脇でなければならぬ場面
なんて、ありません。

(後々、本格化して柱になるほど成長すれば別ですが)


今日の森脇が登板した9回表、
本当に森脇でなければならぬ場面
だったのでしょうか?
三連投まで無理をさせて
登板させなければ
ならぬ場面

だったのでしょうか?
泰雄は昨日、回を跨いで投げてますが、
正直、今日1軍に上がってきた大将でも、
ブルペンに入っている伊藤でも良かった場面です。


もし明日は休みだし、
三連投できるか否かも試してみたかった
という考え方もあるかもしれませんが、
そんなことを試すこと自体ナンセンスです。


今の新人・森脇にとって、
大事なのは、普通に使って
安定して1軍で通用することが
できるようになること
すなわち、
安定して1軍に生き残れること
です。


1軍で通用する片鱗を見せつつありますが、
まだ1軍投手と呼ぶには
早計なレベル・状態ですから、
三連投できるか否かを試す
とかはあり得ません。


まあ1軍投手と呼ばれるレベルになっても
あり得ませんが。
もし、ドラ1松本航に
君は1軍レベルにあるから、
シーズンまだ1/3のじきだけど、
中4日で3戦連続先発してくれ!
ってあり得ますか?
という話と同じです。


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あと、Kマートが打ち込まれましたね。


まあ、おかわり君の悪送球がリズムを崩しました。
ハムもそうでしたが、
「守乱が怖い」という教訓を
再認識させられましたね。


ただし、守乱したハム近藤は
打撃でミスを返上し、
慣れているレフトに戻ったら
ファウルフライを突っ込んで捕球し、
自分のミスを帳消しどころか
お釣りがくる活躍を見せましたね。
しかし、おかわり君の方は、
汚名挽回のチャンス
すぐ直後の8回裏に訪れましたが、
併殺でチャンスを潰しましたね。
確かにゴロアウトの間に1点返し、
点差を1点差まで詰めましたが、
だから「それでいいじゃないか」
という考え方もあるかもしれませんけど、
点差の問題ではなく、
「試合の流れ」という
重要な観点で
致命傷の併殺打でしたね。

まだ三振の方が良かったです。


相手が一番恐れるのは、
獅子の猛攻で逆転されることです。
(最低限、追いつかれることです)
走者を塁上に溜めていますから
相手の手元が狂う可能性もあるわけです。
もし相手が手元を狂わせれば、
失った流れも取り戻せる可能性があり、
それに成功すれば
押せ押せムードで逆転が見込めます。


流れを失ったばかりの獅子にとって、
8回裏は流れを取り戻したい局面でした。
そのためには、
何としても2点差を最低限追いつく、
できれば逆転に持ち込むことが必須でした。


8回裏に1点だけ詰めても、
流れまでは取り戻すことができず、
最終回1イニングだけで
流れのある相手の守護神を相手に
獲り返さねばならない窮地に陥っています。


しかし、この8回裏は、
併殺によりアウトカウントが
2つ一気に増えたとともに、
塁上に走者無しという形になりました。
その可能性の芽を潰してしまったことは
相手にとってもの凄く助かった話
です。


相手から見れば、無死一三塁のとき
「1点はやむを得ない。
 まだ1点失ってもリードはキープ」
最小失点で凌ぐことを考えます。
それ故に、相手から見て
この併殺打は奪三振よりGood Job!
ということになります。


当然、相手も気が楽になってますから、
手元が崩れる確率が減ります。
しかも、流れはハムにあるのですから、
1点差とはいえ、ハムに大きく有利です。


確かに最終回に1点差で
金子がチャンスメイクをして
秋山に回ってきましたが、
既に一死の状態で崖っぷち手前であり、
流れがハムにありますから、
こちらの方が追いつめられている分、
力みやすいので、
いくら秋山でも
そう簡単ではないのが現実です。
それを考えれば、「流れ」を鑑みれば、
8回裏の併殺は勝負の分け目となり、
8回裏の併殺打で
ほぼチェックメイトされていた

と言っても過言ではありませんでした。


とはいっても、
打たれたのは、Kマートでもありますし、
西部劇『荒野のマーティン』
になってしまったことは痛かったですね。


ただし、今日のKマートについては、
Kマートが売りにしている
ストレートは走っており、
サークルチェンジも十分落ちていました。
大田から空三振を奪ったのはその証でした。


Kマートについては、昨年もそうでしたが、
そもそもセールスポイントが
◆角度のある重いストレート
◆落差のあるサークルチェンジ

にあります。


昨年の投球を見てもわかりますが、
ストレートは角度があって重いので
相手打者は力負けしますし、
サークルチェンジは、
落ちるときに大きく落下して
シュート変化もするので
相手打者は翻弄されて空を切らされます。


しかし、それに対して
スライダーやカーブは
キレもそこまで無く、
制球も良くなく

お世辞にも
精度が高いとは言い難いレベルです。


それ故に、Kマートについては、
スライダーやカーブは
緩めの見せ球として活用するものであり、
自慢のストレートと
サークルチェンジを
勝負球にして相手を攻めたいタイプ
です。


しかし、今日のKマートは、
打たれた中島、近藤、中田に対して、
上記の逆、
勝負球にスライダーやカーブを選び
打ち込まれていましたね。


もちろん、ストレートや
サークルチェンジを意識させて
スライダーやカーブで意表を突いて
タイミングを狂わし、打ち損じさせる
ということも考えられますが、
今年の状態が好調ならまだしも、
今の状態はそこまで良くないですから、
スライダーやカーブは見やすく
今日のように簡単に打ち込まれますね。


Kマートは
ただでさえ制球難で崩れやすいです。
その上、今年の状態は昨年ほどありません。
それ故に、配球の組み立て方は
Kマートの投球特性に合った組み立て方
見据えて再考していただければ幸いです。


ただ今後に向けて1つ気になることが。。。
おそらく、今日の投球を含めて
首脳陣のKマートへの信頼度は低下します。
となると、
Kマートの登板頻度が減る可能性があり、
そうなると、
平井らへ負担が
さらに嵩みそうな気が。。。
心配です。


ところで、Kマート、
いつの間に坊主頭にしたの?

という感じでした。
反省?気合?昭和式?

ところで、髪型で思い出しましたが、
彼はどうなんでしょうかね?
復帰できるのか???


<↓↓↓昨年の記事です>

25日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発するカスティーヨがモヒカンヘアに変身した。22日にメヒアらの手を借りて刈り上げ、23日の西武第二球場での投手練習に参加。「辻監督にも『一緒の髪形にしよう』と言ったら断られたよ」と笑顔を振りまいた。


ただし、武隈が2軍で登板したようですね。
投球は見ていないですが、先発して3回無失点とか。
先発は気になりますが、復帰してくれたら朗報ですね。


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一方、獅子威し打線は、相手の守乱以外で
上沢を打ち崩すことはできませんでした。


まあ前回までの2戦は打っていますけど、
上沢自身の状態が良好でなかったですからね。
前回の獅子戦の後に、鷹戦で登板しており、
そこで復調気配の好投をしていました
ので、
上沢の状態が上昇しつつありますから、
今日のように抑えれられても
おかしくはありませんね。


おまけに、上沢は、
昨年、蒸し暑い那覇で鷹相手に完投しているように
スタミナは豊富ですから、
今日くらいの暑さは問題でありません。


いずれにしても、
上沢攻略対策は必要ですね。


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さて、来週からは再び遠征週に入り、
弘前&岩手で鷲と対峙し、千葉で鴎と戦います


開幕から今まで
勝率5割を最低限ラインにして
我慢の時期になっていましたが、
最終目標のリーグ連覇&日本一の実現を見据えるなら、
交流戦が始まる頃には、勝率5割の我慢の時期も終いにして、
そろそろ反撃態勢を整えていきたいところです


とは言っても、
交流戦途中前にダメダメで
いきなり交流戦で連勝街道というのも
好都合な話も現実的ではなく、
その交流戦での反撃態勢を整えるために、
交流戦前の来週は
今週と同様に勢いをつけて、

交流戦での反撃へ向けて
弾みをつけていきたいです。


しかも、週前半は
借金を3つもしている鷲が相手です。
2連戦を連勝してもまだ借金は残ります。


中継ぎ問題を抱えてはいますが、
一応、今週は鷹に連勝し、ハムに勝ち越し
弾みをつける布石を打つことができました。
今週と同様に、来週は
鷲には連勝、
鴎には最低限、勝ち越し
マストとして乗り切りたいですね。


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(追伸)ダービー
前回の記事で日本ダービーに関する記事を
書かさせていただきました。


おかげさまで、
狙った12番人気の馬がダービーを制し、
1着に本命馬◎、2着に対抗馬〇が来て
馬連を獲ることができました。


とにかくラッキーでしたね。
まあこれでツキも潜行するでしょうが。。。