下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【5/31ロッテ9回戦(ZOZO)】交流戦直前のカード。いつものような『打ち勝つ』というよりは『投げ勝つ』獅子たち。光成、大胆かつ繊細な投球(?)たまにクイックでタイミング狂わせる頭脳的な投球(?)平井さん&増田さんには、本当に頭が下がります。毎試合毎試合が彼らへの勤労感謝の日です。

交流戦直前のカードはZOZOで鴎三連戦です。
今日は『投げ勝つ』傾向の「投手戦」に。
獅子戦では珍しい展開でもあります。


さて、今日のスタメンについては、

で、今日の試合結果については、


今日の試合については、簡単にまとめると、
戸川の初ホームランなどで得点しましたが、
苦手系の二木を完全に陥落できず
7回まで投げ切られました。
しかし、こちらも、光成は、
初回に戸川失策などで2点先制を許しましたが、
その後は、7被安打4与四球で
3~7回に毎回出塁を許しますけど、
10三振を奪いながら
失点を許さず6回2/3を投げ、
試合は『投手戦』の展開に。


終盤は、お約束である
「平井の回跨ぎ残業」「増田の仕上げお勤め」
1点のリードを死守して
逃げ切りました。


今日は「打ち勝った」というより
『投げ勝った』という印象の試合に。


まず獅子威し打線については、
二木に抑えられてはいませんけど、
攻め落とすことまではできませんでした。


二木については、
基本的に獅子の天敵タイプです。
特に、二木を苦手とするところは、
二木が針の穴を通すような制球力
コース一杯を突いてくるストレート
落差のあるフォークを有し、
その双方で迷走させられやすいこと


その点は同じ鴎の酒居や
フォークではなく
カーブやチェンジUですが、鷲の岸など
にも通じる特性です。


おまけに、タイミングが掴みにくい
二段モーション風の投球フォームも厄介です。


今日の二木については、
初回から
ズバっとコース一杯に決めるストレート
落ちるフォークが健在でしたから、
獅子威し打線は迷いに迷わされ、
まあ審判のストライク判定範囲が広い傾向もありましたが、
コース一杯のストレートに手が全く出ない見三振
落ちるフォークで空を切らされてしまう空三振と散見しました。


バットに当たっても、
泳がされたり、引っ掛けさせられたりで
ゴロアウト等の凡打の山を築きました。


一応、森は二木に合っており、
初回に先制された直後の2回表
1点返上に貢献しており、
今年は二木との相性がいいみたいですね。


ただし、5回表の攻撃になって
二木の投球がガラリと変わりました。
先頭の栗山や戸川へ
逆球が立て続けにみられるようになりました。
抜け球も目立つようになりました。


まだ5回突入時球数が50球超くらいでしたが、
4回まで神経を尖らしながら全力で投げていたから
投球に疲れが見られるようになっていましたね。
その5回表は、2得点を挙げて逆転しましたが、
二木の精密な制球力が微妙にズレかけていただけに、
正直、ここは一気に畳み込みたいところでした。


一応、二死でしたが、
少なくとも次の6回表では、
一気に猛攻仕掛けてKOしたかったです。
ただ、
逆に6回表は淡泊しすぎましたが。。。


まあ二木に対しては、
序盤から全力でつかみにくい投球をしており、
いた
序盤は打てなくてもやむを得ないですが、
中盤は制球力の乱れが見られており、
投球内容も劣化していましたから、
そこは猛攻を仕掛けたかったです。


それにより
相手・二木の獅子への得意意識、
獅子の二木への苦手意識
薄まりやすくなりますから。
すなわち、
天敵問題の低減効果につなげたいですから。


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一方、こちらの投手陣については、
試合途中のコーチ談話で
『慎重になりすぎている面がみられる。
 今日は大胆さが足りない。
 「大胆かつ繊細な投球」をして欲しい』と。


まあ「大胆かつ繊細な投球」ってどっちやねん?
繊細になり過ぎたら大胆さも減りやすいし、
大胆おおざっぱに投げていれば繊細さも薄くなります。


解説者の里崎氏は、
ようわからん指示と失笑していましたが、
今日の光成は『大胆かつ繊細な投球』を
しているんじゃないですか、と話してましたね。


今日は奪三振が10個あり、
例えば、そのとき、大胆にフォークを落とし、
それは雑ではなく
振ってもらえるように
丁寧に投げてましたからね。


また小手先かもしれませんが、
走者無しのとき、
いきなりクイックで投げたりして、
相手のタイミングを
狂わせていましたね。
里崎氏は「頭脳的」という言葉まで
おまけしてくれていました。


ただし、コースギリギリを狙いすぎて
逆に制球を乱したりしていましたが。。。


でも今日の光成は、
初回は味方の失策で足を引っ張られ、
その後も援護射撃が乏しかったですが、
それで『抑えなきゃ』と気負いすることなく、
出塁は許しても、失点は許さず
集中力を保ちつつ、
粘り強い投球をしていましたね。


光成は、多和田、今井、松本航らとともに
獅子ドラ1四銃士から獅子エース級四銃士
なってもらいたい存在ですから、
今日のどんな状況下でも
『失点は許さず』の粘り強い投球
できたことはもの凄く大きな進歩となりました。


ただし7回表は二死まで行ったのに
荻野の出塁を許してからは、
塁上の荻野を気にしすぎて制球を乱しましたね。
その後、二者連続与四球となり、
満塁ピンチをもたらしましたね。


正直、この場面は、1点差ではありますけど、
二死まで至っていますので、
あと1人打ち獲ればこのイニングは終わるのですから、
走者を多少は気にしても、
打者に集中して
打ち獲ることに専念されたかったですね。


まあこれで5勝目を挙げており、
全般的には次回以降も楽しみな存在ですね。


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最後はお約束通り、平井が
ピンチの7回表を締めて
次の8回表も
案の定、回跨ぎの残業をし、
最終回は増田で締めました。


平井については、
二死満塁のピンチで井上を相手に
粘られまくっていましたが、
一応、抑えてそのピンチを切り抜けました。
ただし、抜け球甘い球も目立っており、
逆にファウルでなかったら、
安打になっていた処もあり、
井上に対しては、
危ない投球が続いたことは否めません。
結果的に抑えましたが、
井上の打ち損じに助けられていました。


中1日開けたとはいえ、
今までの勤続疲労が投球に見られていますね。


回跨ぎした8回表が、
レアード早打ち拙攻もあったように
危なげなく三者凡退で切り抜けました。


また増田に関しては、
ストレートに山を張られていても、
三者凡退に終わっていても
相手に粘られつつあり、
相手の粘りを振り切れません。
その分、球数も嵩みますね。
それだけ万全な状態ではないということです。


まあ、それでも
平井&増田については、
本当に頭が下がります。
もし打たれても、今の状況を鑑みると、
本人らを責めることはできませんね。


ところで、今日、平井とかではなく、
少なくとも
7回の光成の後は、別の投手を出して、
どうしても、平井を使いたいならば
せめて8回表の頭から投げさせて
回跨ぎは回避して欲しいです。
やはり7回表に緊張感を持って投げ、
それがクリアされて、一旦ホッとします。
でも、回跨ぎするなら、
再び闘志を燃やさねばならないから、
精神的の疲労が大きく蓄積しやすいですね。


正直、ヒースら間隔を開けていましたから、
平井ではなく、ヒースを投入したかったです。
もしヒースが使えないなら、次の投手を。。。
まあKマートでは、西部劇『荒野のマーティン』となり、
荒れて1点差の貯金が簡単に吹っ飛びそうですけど。。。


ところで、ヒースは何処へ?ですね。


まあ、平井酷使問題については、
既にチーム内で、
もう方針が「回跨ぎOK、登板過多OK」で
決まっている気がします。
結局、
「潰れるまでは、欲しがりません。潰れるまでは」と。
すなわち、「潰れて初めて気づく」
下手したら「潰れてもスルーして次へ次へ」
という気もしてます。


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さて、明日の先発は
榎田vsボルシンガーのようですね。


榎田そのものは心配しておりません。
(状態悪ければ厳しいですけど)
まあ通算成績が
17打数7安打3本塁打井上は気を付けてね
という処でしょうか。。。


問題はボルシンガーの方ですね。
今年は昨年ほどの勢いが無いようです。


とは言っても、
3・4月は20回1/3を投げて
防御率5.34、被打率0.280、WHIP1.52で
得意のゴロアウト率は8.9でした。


しかし、5月になると、
自身に勝ち星は無いですが、
23回1/3を投げて防御率2.70、
被打率0.230、WHIP1.37と改善しており、
得意のゴロアウト率は13.1と増やしてました。
QSも4試合中3試合で達成しています。


※ボルシンガー2019年5月成績
(プロ野球データノート2019年さんのHPより)


とりあえず、
ボルシンガーが好調であると、
打ち崩すのは簡単ではありません。
各個ではなく、チームとして
策を講じておきたいですね。