【6/12巨人2回戦(MLD)】一週前のデジャブ。同じパターンの負け方繰り返す。信じる者は救われぬ『まけほ~』 小川は得意の右という獲物を前に降板し、その次の森脇炎上『左対左神話』崇拝一辺倒の采配に泣く。/十亀は7回を投げ切ったのは良かったが、、、内容は要所を押さえられず。銀にお土産持たせてしまう。/山川は派手にゴロン!ゴロン!水曜日の源田はまさに無双の活躍。これが愛の力か?/まあ平井・ヒース・増田の温存、鷹の敗戦が不幸中の幸い。
昨日は兎軍団をシャットアウトで仕留めましたが、
中継ぎ陣が駒不足で火の車。
連戦が続くだけに日に日に厳しくなり、
このままでは酷使街道から地獄への一本道です。
ただでさえ、
平井らの中継ぎ陣の酷使問題があります。
さて、話を戻しまして、
とにかく、この問題の改善に向けては、
『2軍から投手を増員させること』が第一歩です。
(できればロング可能なタイプを)
この策をやらずに前へ進むことはありません。
(質の前に物理的に数量が足りなくなっているのですから)
とはいっても、
それは問題解決の必要条件ですが、
決して、十分条件ではありません。
他にも改善せねばならぬことが山積しています。
一応、今日、高木渉と粟津を入れ替えて
余っている野手を減らして、
『2軍から投手を増員』しました。
まずは『第一歩』を踏み込みましたね。
ただ、何故、粟津なんでしょうか?
野田や武隈も復調気配にあり、
もうそろそろ1軍に上げてもいい状況です。
一応、武隈は1軍で中継ぎ起用のようですが。
負傷していましたから、
間隔を開けながら2~3回のロングの方が良いかもしれませんが。
野田は、今日の2軍ハム戦で投げており、
前回に続いて、危なげなく三者凡退に抑えています。
田村も比較的、好調のようです。
まあ、今回の粟津の人選については、
駒が不足していますから、
「ロングができること」
が優先されたと考えられ、
粟津は2軍でも3回とか投げていましたから、
それで適合したのか、と思います。
考え方はそれで良いと思います。
ただし、回跨ぎ可能なタイプと言えば、
2軍成績を見ると、
誠、高木勇、小石なども候補に挙げられます。
小石に関しては、
ここ2試合で4回、5回を無失点に抑えています。
今日、2軍ハム戦に先発した伊藤も
候補で挙げられるでしょう。
逆にニールは2軍戦でも炎上しており、
南川は2軍で良くても、
1軍ではストライクが入らない病があるので、
ちょっと厳しいですね。
少なくとも、
ルーキーの粟津よりは
もっと1軍で
使っていきたい候補が揃っています。
(新入社員より先輩らが働け!ですね)
逆に、粟津は大卒1年目ですから、
今は持ち前のシンカーの質を上げ
礎を築いて欲しい面はありますが。。。
まあ、今回の采配に関しては、
最低限の「赤点」をクリアしたという印象であり、
本音は、もう少し人選は考えたいところと思いました。
ただし、問題解決に向けて
増員対策は解決に向けての第一歩
(そこが無ければ何も進まない)であり、
必要条件ですからまずは良かったですけど、
これは十分条件ではなく、
他にも改善しないとならぬ
喫緊な課題が山積しています。
前置きが長くなりすぎて申し訳ありません。
本題である今日の試合を振り返りましょう。
今日のスタメンと結果です。
原監督、ちょっとキモいです。。。
今日の試合について、
先発・十亀へのミッションは、
①先発として試合を築くこと
②中継ぎが疲弊しているので
中継ぎの負担を少しでも減らせるよう
少しでもできる限り長く投げること
の2つでした。
一応、今日は
7回まで投げ切ってくれたので
ミッション②は何とかクリアしましたね。
できれば、8回、完投と行ければベストですが、
今年は最長で6回途中までですから、
ミッション②は最低限クリアしたと評価しています。
で、十亀が投げていた7回までは
試合は小差のままで展開したので、
一応、試合は作った、と言えば言えます。。。
ただし、そこは十亀に
どのレベルを求めるか?で違ってくるんですよね。
これが誠とか泰雄とかなら、上々の結果です。
でも、安定してローテ柱を守る身、
投手陣を引っ張るべきベテランの存在、
ということを考えれば、
最低限QS達成がノルマであるから、
内容は物足りなさを否めないのが本音です。
まあ、獅子の場合、
投手陣の防御率が約5点ですから、
打線が5点以上奪うことが
勝つためのノルマとも言えますから、
4得点では
打線も物足りなさを否めません。
今日の十亀について、
制球難タイプですから、
与四球1、与死球1というのは上々でした。
奪三振7も上々でした。
また、球数が嵩んできましたが、
途中からギアが入ったのか、
兎がバテてきたのか、いずれにしても
5~7回を三凡祭で締めました。
でも4回までの序盤が
ピリっとしませんでしたね。
特に逆転してもらって
まあ「兎と亀」のお話では、
亀がスロースターなんですが、
逆転するんですけどね。。。
まあ兎は高木京とかの投入で
油断しませんでしたから
先頭打者の亀井(こっちも亀かよ)には
真ん中付近のストレートをライトスタンドに運ばれ
先頭打者本塁打被弾から始まりました。
その後、二死を奪いましたが、
岡本に四球を与えた直後に
大城に与死球。。。
内角を攻めての与死球なんで
攻めた結果とも言えますが、
走者を置いて
苦しくなっての力みが出ましたね。
そのあたりが下手をすると
不調時に見られる
「自滅」に繋がる要因になりますから注意ですね。
一死一二塁で阿部を迎えますが、
3球目が抜けたカーブで危なかったでしたね。
振り急いでくれてありがとうという感じですかね。
まあ、内角に入り込んではいたから、
阿部だったので、詰まり気味ではありましたが。
とりあえず、危なかったけど
内角を攻め続けて意識させていたので、
最後は外角高めで泳がせてピンチを切り抜け、
先頭打者HRの最小失点で凌ぎました。
(球数が22球と嵩みましたが)
2回表は、十亀も落ち着きますが、
3回表は、腰高に甘く入った球を
坂本、岡本に打ち込まれてもう1点失います。
おまけに、おかわり君の失策もあって・・・
一応、それでも
阿部にフォークを打たせて最小失点で凌ぎます。
点は失うんですけれども、
次の第二次攻撃は要所を押さえて凌ぐと、
要所は押さえて投げているのですが、
そこは2点目以降に被害を拡大させない
というところなんですよね。
まあそれはそれでいいのですが、
せっかく3回裏に逆転してもらったのに
その直後4回表に
それをすぐに丸々失いました。
それでは流れをつかみ切ることができず、
主導権はずっと相手に渡したままになりますから、
この3失点はダメです。
勝負事の「流れ」は、
獲られた直後に獲り返すとつかみやすく、
獲った直後に獲られ返されるのは失いやすいのは
基本中の基本です。
心理的に
追う者が追い越せばやる気が高まります。
また、追われていた者が追いつかれても
二の脚を効かせて再び突き放せば、やる気が高まりますし、
逆に突き放された者は、
どこまで追わないとならないのかと、萎えてきます。
特に、一瞬、喜ぶので、逆に落胆も大きくなります。
そういう心理的作用から
流れをつかみやすい、失いやすいの差が出やすくなります。
獅子は、先制されて、
さらに追加点を失ったわけですが、
その直後、一気に逆転したわけですから、
獅子は「行けるぞ!」と勢いに乗りますし、
兎は、喜びもつかの間で
「獅子怖ぇ~な」と萎えてきますから、
その逆転劇は、
獅子が流れをつかむ最大のチャンスになります。
しかし、その直後、兎が僅か2球で電撃して
無死二三塁のチャンスを築きます。
ゲレーロや若林の初球打ちは
投げ急ぎすぎた分、投げミスになりましたね。
昨日から早打ちをしていた兎打線でしたから、
その甘くなった初球を積極的に捕えてきました。
ゲレーロには、森が内に構えてましたが、
次の若林には、森が外に構えていましたが、
どちらも真ん中付近に甘く入ってしまい、
積極的な兎打線ですから、
その甘くなった初球を
見逃してくれませんでした。
そして迎えるのは、昨年までいた銀です。
当然、銀はやる気に燃えてます。
外角高めで緩急を活かして、
ストライク先行して簡単に追い込みましたが、
勝負球が真ん中に入ってしまって、
振り切られてセンター前に落ちる2点タイムリーに。
銀に勝ち越しを決められましたね。
森は内角を構えていましたが、
それが真ん中に入りましたね。
投げ急いだ分、投げミスになりました。
少し差し込んだ分だけ、ポテン気味であり、
差し込まなければ、
打球が飛びすぎて秋山の守備範囲に入り、
中犠飛で終わっていた気もしますが。
おまけに、
秋山からの送球が悪送球になって
というか、秋山がホームへ送球した後に、
森が二塁へ行く銀を見て前へ出てしまったので、
捕球位置から離れた形で後逸になり、
銀は一気に三塁を奪取してしまいます。
その後、亀井&坂本と抑えますが、
結局、丸には、内角を抉るカットを投げ込んで
詰まらせましたが、打球は
ライト線ぎりぎりに落ちる適時右安打に。
この「ぎりぎりフェア内に落ちる」ということが
逃げ切れない獅子に流れ無し、を物語っています。
十亀に関しては、
流れを左右させる逆転してもらった直後の4回表、
銀への勝負球など、
本当に大事なところでの要所を
押さえることができなかった
ですね。
特に逆転してもらってからの4回表は
投げ急いだ分、甘く入ってしまいました。
油断とは言いませんが、
亀が油断したら兎には勝てません。
それでも、5~7回は
相手も高木京が銀の構えるところにしっかり投げて
獅子威し打線を全く寄せ付けない好投をする中、
十亀もギアが上がって三凡祭りで
試合を壊さぬよう修正し、
その高木京と投げ合って
三凡合戦になりました。
でも、高木京は、
銀が構えるところに
しっかり投げ込まれては、
弱点を握られていますから
手が出ないのもやむを得ない面はあります。
試合の流れは、
この高木京の寄せ付けない好投により
兎ががっちし掌握していましたね。
高木京は、問題を起こしましたが、
投手としては、やはり本当にいい投手ですね。
打てる気が全くしませんでした。
制球力も良く、銀の構えたところに
ズバリ!ズバリ!決めてきます。
緩急も活かしますし、カットがまた光ります。
最後に出てきた中川も良い投手でしたね。。。
うらやましい限りです。
で、十亀が7回まで投げ、
8回から二番手を継投させるわけですが、
昨日と同じ残りが2イニングであり、
ビハインドと言っても1点差ですから、
まさか、まさか、
平井が連投しないよね、、、と心配していましたが、
さすがにそれは無かったでした。
8回からは小川が登板します。
ここで平井ロケットの発射ボタンが押されず
まず安堵しました。
とにかく、平井&増田は今日使うと連投です。
しかも、ビハインドの展開です。
ヒース、平井、増田はここで使えません。
となると、ビハインドと言っても
敗戦処理班の粟津、松本直は早すぎますから、
ここで残るは小川と森脇しかいません。
小川の場合、左右の相性差はありますが、
実力・実績では小川>森脇の順列ですから、
ここは良いカードから
切っていくことが大事なので
小川のチョイスで良いと考えます。
そして、獅子は中継ぎ不足問題を抱えてますから、
小川には、(野田も同様)
イニング消費が少なく
もったいない使い方になる
左専用ではなく
1回を投げ切る中継ぎに
なってもらいたい思いがあります。
今日は本当に駒が不足していますから、
なおさら8回表を投げ切って欲しいわけでした。
ただ、、、8回表の打順は、
左の大城、左の阿部、、、
その次は、右のゲレーロと左左右?!
これはまさか・・・
心配が頭をよぎります。。。
そこで、Twitterでこんなつぶやきを、、、
まず左の大城を三飛で仕留めます。
次の左の阿部には、
初球で中安打を打ち込まれます。
まあ小川の左右別被打率は、
左には2度に1度は打たれます。
大城アウト、阿部ヒット、打率通りです。
でも、右にはノーヒットです。
次は得意の右ゲレーロです。
ゲレーロ自身、やや左の方が打ってますが、
左右別はそう大差ありません(右2割、左2割3分)。
まあその次の若林は苦手な左打者ですが、
若林は、右投手に4割2分、左投手に3割3分、
どちらも高いですが、右投手の方が得意のようです。
このまま小川で行けば、
右のゲレーロは抑えてくれて、
若林も2度に1度の打たない方に転ぶ可能性も見込まれ、
もし若林を獲り逃したとしても、
次は右の銀は抑えそうな気が、、、
ちなみに、
小川の左X右〇の傾向は、
今年に始まったわけではなく、
過年度のデータからも伺え、
2016年から昨日までの通算で見ると、
左打者が157打数40安打で被打率0.250に対し、
右打者が 77打数13安打で被打率0.169であり、
明らかに左苦手、右得意の傾向です。
ところが、
いつものお約束通り、
『左対左神話』崇拝一辺倒の
采配(小川→森脇)が下されます。
小川は、
右打者という獲物を目前にして
マウンドを降りることになり、
結局、駒の台所事情が苦しいのに、
1イニングに2人を消耗するという
もったいない贅沢な無駄遣いをします。
しかも、森脇にとっては、
回途中からとしんどい登板になります。
十亀→小川→森脇で
炎上して、、、って
このパターンは
ちょうど1週間前にありましたよね。
1週前のほぼデジャブですか。。。
1週前は、十亀がピンチを築いて
小川が抑えられず、
森脇が被害を拡大させましたが。。。
ちょっと違うけど、
似たようなデジャブを感じました。
後の大将ドッカン!は無かったですが。
まあ、もし森脇が球数嵩んで
無失点または最少失点で抑えていたら、
最終回は1~2点ビハインドで
平井が投入されていたおそれはありますが。。。
ヒース、平井、増田を
温存できたことは、不幸中の幸いです。
また今日は、鷲が勝ったのがシャクに触りますが、
鷹が負けたことは不幸中の幸いです。
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一方、獅子威し打線の方は、、、
5点以上の得点がノルマです。
もったいなかったのが
4回裏、1点しか返せなかったことですね。
もちろん、逆転した直後に全て返されて
その直後と大変な仕事になりましたが、
獲られたら獲り返す!
再び獲られたらもう一度獲り返す!
「流れ」を考えたら、重要なことであり、
相手を心理的に萎えさせること、
「やはり獅子打線は怖い」の意識を植え付けること
が大事です。
打強投弱の獅子が勝つには、
打って!打って!打ちまくる!
すなわち、
相手に打ち勝つことが必須です。
だから、しんどい展開ですが、
流れを失っている展開ですが、
相手が打ってくるなら、
それを上回って打ちまくる!
乱打戦を制する!
ことが欲しいです。
もちろん、打率で言えば、
7割がアウトとなるのが打撃ですから、
いつもいつも打線が好調
というのはあり得ませんが、
それでも、
獅子が勝つには
打ちまくること!が大事です。
打強投弱なんだからしょうがありません。
とにかく、
試合の流れが左右される4回裏は
追いつく、できれば再逆転をして、
試合の流れを奪還しておきたかったです。
ゴロン!ゴロン!と
転がっている場合ではありません。
ところで、今日は水曜日であり、
源田が5打数4安打の猛打賞でした。
プロ野球ニュース調べによると、
水曜日の源田は最強らしいです。
これが愛の力か?
ただ、翌日の木曜日は、
張り切った水曜日の反動ですかね。。。
日曜日も弱いですね。。。
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さて、明日は
郭俊麟と桜井の先発予定です。
郭俊麟は、気持ちの問題なので
その時になってみないと、、、
というのがありますね。
展開次第では、
中継ぎ陣のフル稼働もあり得ます。
とにかく、郭俊麟は、
気持ちが落ち着くことが大事です。
それが全て、と言っても過言ではありません。
それ故に、結果(炎上)を恐れず、
バックにいる強い味方の仲間たちを信じ、
(骨は仲間らが拾ってくれる)
前だけを向いて
行けるところまで突き進め!
とにかく苦しくなったら、
前を向いて笑え!です。
ちなみに、2軍戦ですが、
昨夏、自信につながった
巨人戦での
準パーフェクトを
思い出して投げ込もう!
あのときは、
2軍が相手でもゲレーロを抑えていました。
また、このときは、復調途上で
ようやくマウンドで投げることができて
そこそこ結果が出始めたころであったから、
まだ内角が怖くて投げ込めないときで
(今は内角も投げ込めますが)
それを外角だけで抑えているんだから
自信を持って兎狩りをしよう!