下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【6/21阪神1回戦(甲子園)】六甲おろしが鳴り響く『まけほ~』連敗中の虎と連勝中の獅子の戦いで、序盤の序盤に電光石火の攻撃で流れをつかみかけるが、三振ゲッツー&悪送球、ポロリの三重苦で自ら流れを失うのが痛手!光成も甲子園の空気に呑まれて焦り・力んでいたのが痛い。打線も後半はぐうの音も出ず。とにかく虎は守乱が多いが、勢いをつけると厄介。投手層の厚さでも虎に叶わない。勝つためには「打って!打って!打ちまくれ!」しかない。明日、左腕の岩田を陥落できるのか?一方、中継ぎ陣の駒不足問題は明日も続き、もっと深刻化するか。

交流戦最後のカードですが、
緒戦は六甲おろしが鳴り響きます


獅子は連勝中で挑み、
虎は連敗中で迎え撃ちます。


連勝、連敗の違いから
本来なら勢いは獅子の方にあります。


今日のスタメンです。


虎の先発・西には、
昨年までのオリ時代を鑑みると、
獅子はあまり苦手意識はありませんね。


確かに昨年の対戦成績は、2試合あって
9/2に6回2/3 1失点で抑えられてますが、
4/6は6回3失点で点は多くないけど負かしています。
また投げても6回ちょいまでです。
で、一昨年は1試合登板で5回6失点でKOしてます。
西の対獅子戦の過去3ヶ年の成績
28回で自責点19で防御率6.11です。


ここで1つ疑問が、、、
栗山はレフトを
守ることができないのか?
ですね。


木村は低打率・低出塁率ですが、
栗山の西との対戦成績は、過去3ヶ年で
11打数5安打で打率0.455です。
16年は5ー2で4割、
17年は3-1で3割3分
18年は3-2で6割6分ですから、
毎年、安定して打っています。


木村は2017年しか西と対決してませんが、
そのときは3打数ノーヒットです。


木村と栗山を考えた場合、対西成績もそうですが、
全般的に打撃力を踏まえれば、木村<栗山です。
それを考えると、
今日は木村ではなく、
栗山をスタメンにしたかったです。

ただ、栗山がレフトを守れない
というならしょうがないですが。。。


今日の控え投手です。


まず第二先発のようになって
2イニング投げたKマート
今日、登板できませんね。


ただ、Kマートは、回跨ぎをした場合、
米国時代の使われ方を考えると、
間隔が短いと「乱調Kマート」になりやすいので
中3日を開けたいところであり、
中3日を開けるとしたら、
この虎戦カードでは登板できず、
そのまま交流戦終了後の休みに突入
します。
どのみち間隔を開けなければならないなら、
昨日は3イニング行っても良かったですね。


また平井&増田は「連投中」ですから
今日は登板(三連投)を避けたいです。
「三連投」
優勝争い、CSや日本Sとかならまだしも、
普段は後々に響きますから、
極力、やりたくない施策です。
下手したら、
それを機に下降線を辿ること
もありますから。
他球団もなるべく避けていますね。


確かに交流戦が終了すると、
4日の休みがありますから、
「大丈夫だよ」という考えもあるかもしれません。
しかし、交流戦も大事ですけど、
7月に入ったら、
今シーズンを左右するおそれのある
敵地9連戦遠征が控えていますから、
しかも、その9連戦遠征は、
疲れている終盤に苦手ヤフオクで鷹と連戦です。
その9連戦遠征突入までは
如何に疲れを貯め込まないかが重要です。
その遠征期間中、
勤続疲労でヘロヘロです
なんて言ってられませんから。


それらを考えると、
今日、登板が可能なのは、
ヒース、小川、森脇、泰雄、松本直の5人
ただし、松本直は敗戦処理班専門です。
当然、2軍から補充していないことが痛いですね。


さて、結果については、


六甲おろしが鳴り響く『まけほ~』です。


今日のポイントを羅列します。


◇序盤の流れの転換
連勝中の獅子、連敗中の虎ということもあってか、
初回表、秋山&源田の連打で
早々に電光石火の如く先制点を挙げます。
外崎も打って三連打です。
このように、今日のゲームは
獅子が良い感じで
流れを掴めそうという雰囲気で始まりました。


その後、山川&森と連続三振で
西に踏ん張られます。
まあ、西に連続奪三振という形で
踏ん張られたのは、嫌な雰囲気でしたが、
一番、痛かったのは、
森の空三振&源田の盗塁死という
三振ゲッツーでした。
ただ、相手を助けた結果になっただけに、
痛いことは痛いですが、
まあここは攻めての失敗でもあるから、
やむを得ないところはあります。


問題はその裏ですね。
今日の先発・光成
先頭の近本を打ち獲り、
光成が打球を処理しますが、
バウンドが高かった分、
一塁間に合わず投安打になった
でしょうけど、
光成が焦って一塁へ悪送球をして、
近本へ二塁進塁を許してしまいます。
単打はしょうがないけど、
この悪送球で進塁を許すのは、
相手にかなり儲けさせましたからダメです。


結果、ゴロアウト2つの間に1点返されて
すぐ同点に追いつかれます。
こうなってしまえば、
1失点はやむを得ない状況に陥ります。
ただ、せっかく二死まで至っており、
ここで終わればよかったですが、
大山を普通の遊ゴロコースに打ち獲りますが、
(打ちそこなってくれますが)
土のグランドということもあって、
名手・源田のまさかのポロリ!
これはアカンです。
そのポロリそのものもそうですが、
一番アカンかったのは、
三振ゲッツー悪送球ポロリ
三重苦で度重なったことが
とても痛かったです。


こうなってしまうと、
虎も連敗で凹んでいただけに
「今日も勝てるだろうか?」
という不安があったでしょうが、
「今日は行けるぞ!」
自信に変わってしまいますから、
せっかくいい流れでスタートしましたが、
その流れが一転してしまい、
獅子は掴んだ流れを失い、
虎は失った流れを取り戻しやすく
なるんですよね。
しかも、戦場は虎一色になる敵地・甲子園ですから、
そのムードが虎を後押ししますね。
ちなみに、
今日からの獅子戦が週末ですから、
平日の鷲戦より観客は多くなり、
虎が負け込んでいる分、熱くなりますので
虎一色の空気はもっと濃くなります。
※観客数
 今日:約4万4千人
 昨日:約4万人、
 一昨日は約4万4千人で今日と同程度でしたが、
 その前の日は約3万人


結局、遊失後、二死一塁になって
打席に迎えたのは
今日バースデーのマルテでした。
で、光成も投げ急ぎましたね。
遊失のショックを隠せず、
よく知らない新外国人打者への警戒心薄く
逆に二死ということもあり、
早くアウトを獲って、
このイニングを終えたいという
焦りから投げ急ぎ、
ど真ん中へ投げ込み、
マルテに気分よく、
その甘い初球を打ち込まれ

左中間を割る勝ち越しタイムリー二塁打を決められます。


こうなってしまうと、
序盤の流れは虎が掴みましたね。


本来だったら、
こちらが連打で先制しただけに、
序盤から主導権を握って、
リードしながら
試合を優位に展開させたかったですが。。。


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◇今日の先発・光成
前回と比べれば、不調でしたね。。。
ただし、不調と言っても、
状態が下降線になったとかではないですね。


良い球も放っていました。
初回裏の立ち上がりでも、
一ゴロの糸原への攻めでは
ストレートは低めを突いていたし、
糸井を二ゴロで料理した
フォークは落ちていましたし、
中盤でも
梅野を遊ゴロ併殺打に打ち獲った
スライダーもSゾーンからBゾーンへ曲がり、
低めを突いていました。


ただ、前回の光成と今回の光成の違いは、
今日は甲子園のムードに呑まれて
焦り、力みが見られており、

昔の光成の姿が顔を出していましたね。


初回の先頭打者・近本のときの
悪送球も焦りがありましたね。
源田の失策後のマルテへの初球も
早くこのイニングを終えたいという
焦りから投げ急ぎ、痛打されましたね。


ちなみに、マルテに対しては、
その後、まともに投げられませんでしたね。
1打席目に長打を打ち込まれたことに加え、
2打席目、3打席目ともに
イニング先頭だったから、
余計に力んだのもありました。
2打席目は、
力んですっぽ抜けた与死球。
3打席目は、
狙いすぎて力んで
ストライク入らずの与四球。


2回裏においても、
二死三塁であとアウト1つですが、
糸原には力んで制球乱れて与四球となり、
糸井へ打席を回してしまい、
もうアップアップとなって
オールド光成が顔を出し、
落ちぬフォークを痛打されます。
次の大山にも
甘い落ちぬフォークがど真ん中に入り、
もの凄く危なかったでした。
大山がタイミング狂って
三ゴロに打ち損じてくれたのが助かりましたが。


また光成の中に昔からのある
左打者に弱いという課題も響きました。

今年の左右別被打率は、
右打者0.245、左打者0.346で右低左高です。
今年の被出塁率を見ると、
右打者0.299、左打者0.413で右低左高です。


ちなみに、過去の被打率は、
昨年は右0.217、左0.250
一昨年は右0.181、左0.344
3年前は右0.270、左0.315で
毎年、右低左高です。


そこで今日の虎打線は
1~3番、7~8番が左打者で連なり、
今日、光成が打ち込まれたヒット6本は、

右のマルテ、梅野の1本ずつありますが、
あとは左の近本1本、糸井2本、木浪1本でした。
2回裏の失点は、
左打者が連なる打線にやられましたね。


とにかく、今日は、
昨年までのオールド光成が露呈されてましたが、
次回以降は、
力まず実力をしっかり発揮されたいです。
というか、
エース級へ育つためには、
どんな状況下でも、動じること無く、
自分の力を安定して発揮できる投球
を身につけて欲しいですね。


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◇反撃の狼煙を挙げた4回表の攻撃
4回表、獅子威し打線が反撃の狼煙を挙げましたね。
西はスライダー、シュートで低めを突いてきますが、
先頭の山川、次の森、おかわり君の
三連打まず1点を返しました。
主力打者の三連打は
流れを引き込む勢いがあります。
当然、相手も「逆転されるかも」と不安を持ち、
嫌な雰囲気を感じるだけに、
流れを引き渡してしまう可能性が生じます。


ただし、ネックなのは、
おかわり君のタイムリー後、
無死一三塁のチャンスが続きますが、
後続が木村、金子侑、光成という
下位打線に入るということですね。
それを考えると、
木村の打席に栗山がスタメンで入ってくれていれば、、、
と考えてしまうわけですが、
既に2打席目に入ってますから、
そこで木村にまわるのも、
木村の1打席目があっての組み合わせですから
ここで栗山のことを考えても後の祭りです。


で、問題は、ベンチが木村に指示した
『バント作戦』が作戦上どうなの?
というところですね。


「結果論」としては、
金子侑がタイムリーを放って
同点に追いつくことができました。


ただし、この場面は、
木村、金子、光成という打順であり、
正直、光成は代打出ない限り
自動アウトと考えておくべきです。
となると、
木村がバントをすれば、
もう一死献上することになり、
二死が確定してしまうんですよね。
野球のルールでは
1イニングに与えられるアウトは3つです。
ということは、
木村がバントをしたとき、
このイニングに得点を挙げるには、
「金子がアウトならないことが絶対」
という条件が必須
ですね。
金子の出塁率は0.312ですから、
金子がアウトになる確率は7割弱ですね。


まあ木村も打率、出塁率が低いわけですが、、、
木村、金子、光成の3人で
少なくともアウトは2つで済まし、
とにかく、
秋山に打席を回すことが大事ですね。
(まあ秋山は実際にアウトでしたが)


光成が自動アウトと考えれば、
少なくとも、
木村又は金子のどちらかは
アウトにならず生き残れば、
秋山に打席が回るということですね。


出塁率は木村が0.268、金子が0.312(戦前の数字)。
アウト率は1ー出塁率で考えれば、
木村が0.732、金子が0.688です。
単純に考えれば、
木村アウト→金子出塁
木村出塁→金子アウト
木村出塁→金子出塁の組み合わせで
秋山に打席は回りますね。
逆に、秋山に打席が回らないのは、
木村アウト→金子アウトの組み合わせですね。
木村、金子ともアウトになる確率は、
0.732×0.688=0.504=50.4%です。
すなわち、
木村がバントせずにヒッティングに出れば、
秋山まで打席が回る確率は、
50%があるということです。


逆に木村がバントしたら、
アウトは残り1つですから、
金子が出塁しなければ秋山に回らず、
金子が出塁する確率
(秋山まで回る確率)は
金子の出塁率31%ですね。


単純に考えても、
作戦上、あのバントは
理屈では謎です。


確かに一三塁であり、
一塁走者がおかわり君ですから、
木村の併殺打を嫌ったからバント
という考えで首脳陣は動いたと考えられます。


しかし、木村の併殺打確率を簡単に見てみると、
木村の併殺打数が3つです。
一方、木村の「一塁走者があり」の打数は59です。
(一塁、一二塁、一三塁、満塁)
その59を分母にすれば、
併殺打確率は3/59=0.051と算定されます。


また木村の長打(二塁打以上)は11本あり、
打数175を分母にすると
長打する確率は11/175=0.063と算定されます。


これを見ると、併殺打になる確率は、
長打を打つ確率より低そうですね。
なら、併殺打を考えるならば、
長打も見据えることができ、
確率は低くとも、木村が長打を放てば、
この4回表は一気に獅子の押せ押せムードへ、
獅子の確変モードへ突入する可能性が出てきますね。


やはりそれを考えると、
ここの局面は、
木村=バント作戦ではなく、
木村=打ってこい!作戦
戦略上は適していた
気がします。。。


まあ、結果論として、
秋山が打てなかった以上、
2点以上を得るのは、
木村&金子連打しかなくなるので、
期待薄になりますけど。
連打の確率は2割×2割=0.04、、、


ただ、金子の適時打後、一三塁で
光成のバントブラフ(そっちに目をやって)で
金子盗塁を敢行する作戦
は良かったと思います。
相手は、光成のバントが気になって
金子が盗塁しやすくなりますからね。


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◇中継ぎ陣①(泰雄・ヒース)
光成は6回表に代打が出されたので
5回までの投球になりました。
ということは、
獅子が試合に勝つことを前提にすれば、
残るイニングは4イニング以上ですね。
その4イニング以上を
中継ぎ陣が頑張らなければなりません。


まず6回表に光成の代打を出す必要があったか?
ですね。しかも、二死でしたから、
代打にメヒアが送られますが、
球がバットに当たれば飛ぶので、
もう少しチャンスを築いてから、
と考えれば、19日の中日戦同様に、
もったいない代打でもありました。


ただし、光成も球数が嵩んでおり
5回終了時に90球ですから、
1イニング毎の球数が多い分、
疲労感が普段以上に大きいので
光成も限界に近づいていたことも確かです。


まあ二番手には泰雄が投入されました。
今日登板できる中継ぎの中で
ロングができるとなると、
泰雄しかいませんので
二番手の人選は適切だったと思います。


あとは、泰雄に1イニングでも長く
投げてもらうことが大事
であり、
泰雄も長く投げるならば、
もう交流戦での登板が難しいので
明日、泰雄は休暇目的の抹消をして、
2軍から別の投手を

挙げて入れ替えれば良いです。
(むしろ2軍と入れ替えて新鮮化を図りたいです)


ただし、泰雄は、
2イニング目の7回裏に捕まります。
糸原&糸井の連打を浴びて、
無死一二塁のピンチに陥ります。


問題はそこで、どう采配するか?
ですね。

実際は、泰雄からヒースへスイッチしました。
今日、登板可能な中継ぎ投手5名を考えると、
実力の高い順に並べれば、
ヒース>小川>泰雄・森脇>松本直
と考えられますから、
ここでヒースへの交代は
やむを得ない処があります。


ただし、無死一三塁の場面ですから、
このイニングはまだ長く続きそうなので
ヒースに回跨ぎはさせられません。
となると、獅子が勝つことを前提にしたら、
残り2イニング(8~9回)を
投げさせる投手
小川、森脇しかいなくなる
ということに陥りますね。


すなわち、中継ぎの駒不足問題を見据えると、
打たれようが、泰雄にその7回裏を
投げ切ってもらうことが重要になります。


それを考えると、昨日の中日戦で、
平井の連投を避けて、平井を温存しておけば、
7回裏のピンチで平井投入、
8回裏はヒースを、9回裏は小川らを投入
負担分散が期待できましたね。


もし昨日、Kマートを続投させ、
3イニングまで投げていれば、
今日は平井&ヒース双方とも使えましたね。


また7回裏のピンチを凌ぐ確率
平井の方が高まりますから、
平井を7回裏のピンチで
出せないのが歯がゆく、
昨日の連投となる登板が悔やまれます。


一応、3番手として7回裏のピンチ
ヒースが登板してきました。


ただ、ヒースの場合、
大宮、那覇、北九州とローカルは、
まあローカルというより、
土のグラウンドの球場の
マウンドが合ってません。


今日はローカル開催ではないのですが、
ヒースは甲子園のマウンドの低さに
合ってませんでしたね。
今オフにマウンドを堅くしたそうですが)
甲子園よりは、
まだナゴヤドームの方が合っていましたから、
昨日の方が合っていた可能性を感じます。


ローカル球場と同様に、
左足がしっかり踏み込めて
いませんでした
そのため、
球が抜けたように浮く傾向にありました。


大山を歩かしてしまって無死満塁のピンチに。
次のマルテには三球で三振を奪いますが、
次の梅野にはすっぽ抜けて
与死球による押し出し1失点となりました。
その後は、高山&木浪を連続奪三振
このイニングを最小失点で凌ぎました。


まあ、高山&木浪の打席では、
制球を気にして変化球中心で
誤魔化しながらの投球でしたね。


それを考えると、
中日戦でヒースを使い、
阪神戦で平井を使っていく方が
良かったかもしれません。


ただし、広島時代の成績を見ると、
ナゴヤは12回1/3で無失点
甲子園は2回で無失点ですけど。。。


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◇中継ぎ陣②(小川)
8回裏に4番手として小川が登板しました。


このイニングの虎の打席は、
スイッチヒッターの植田からでしたが、
それ以降、近本、糸原、糸井
左打者が続くから小川投入???


小川の左打者被打率は0.414
右打者被打率は0.130と
左X右〇タイプですが、
いつもの『左対左神話』崇高一辺倒が
まだ采配の根拠なんでしょうか???


ただ、今日登板できる中継ぎで
残っているのは
小川、森脇、松本直の3人だけです。
その中で阪神実績を鑑みれば、
一番強いカードは小川ですから、
※中日時代、1軍登板のある16~17年で
 対阪神戦は9試合7回無失点
1イニングを投げ切ること
前提にすれば、やむを得ないと考えます。


一方、森脇の左右別被打率は、
左0.231(26-6)
右0.279(43-12)ですから、
小川の対左打者を嫌って
森脇を投入ということも考えられます。


なお、防御率、WHIPを考えれば
小川の方が森脇より両項目とも良好です。
実力で見れば、小川>森脇です。
まあ左だけ見れば「逆」ですが。


少なくとも経験の差から
小川の方が動じないですね。
独特な甲子園の雰囲気を考えると、
ここは重要になります。


ここは、
「左打者」を重視すれば森脇
「阪神戦実績」
「甲子園の雰囲気」重視すれば小川と、
何を重視するかで選択肢が変わります。
それを踏まえると、
小川でも、森脇でも「絶対」はないと考えられ、
どちらを使っても責めることはできません。


ただし「左打者だから小川」の発想だったら
それは絶対的なNG、採点は0点です。
また、どの選択肢でも
1回を投げ切らせること
明日・明後日を見据えて大事
になってきます。


で、小川を登板させるのですが、
先頭の両打・植田は、
対左投手なので右打席を選んでくれます。
正直、この植田の右打席選択は、
小川にとってありがたい選択でした。


ところが、どっこい、
右打席の植田にボール先行して
フルカウントから右安打を打ち込まれました。
本来なら、ここは抑えないとならないのに。
この後、苦手な左打者が続きますから、
植田の右安打は痛すぎるヒットになりました。


ただし、虎の方は、
次の近本はバント作戦を敢行し、
糸原で勝負を仕掛けてきました。


正直、近本のバント作戦は
下記理由より、ありがたい作戦でした。


一死を献上してくれること
近本、糸原の左右別打率を考えると、
 近本は右0.264、左0.288で
 左投手にやや強い
のに対し、
 糸原は右0.282、左0.205で
 左投手に弱い傾向
がありますから、
 左投手に弱い糸原で勝負してくれる
 というのは助かる。


ところが、どっこい、
左投手に弱い糸原に粘られながら、
ダメ押しとなる1点を奪われるタイムリーを
痛打されてしまいます。。。


おまけに、次の糸井にも打たれます。
(糸井:右0.296、左0.272)
まあ、その次の右打者・大山で
小川を投げ続けさせたのは好材料ですけど。
森脇を温存できた


ただ、今の小川については、
左右に関係なく1イニング使うのは厳しく
右のワンポイントでしか使えないかもしれません。
対左投手の打率2割で左投手に弱い糸原
対左打者の被打率4割で左打者に弱い小川を比べたとき、
小川の方が負けるわけですから、
とはいえ、
今の中継ぎ陣の駒不足を鑑みると、
ワンポイントという
贅沢な使い方をしている余裕が無く、
とにかく、
1回を投げ切ることができるタイプが欲しいので、
今の小川を1軍で使用するのは
厳しいかもしれません。

まあ植田に右打席で打ち込まれること、
最近、右打者にも打たれ始めたことを踏まえると、
状態も下降線になっている可能性もあります。


それらを考えると、
小川を抹消し、2軍で対左打者対策を講じさせ、
武隈野田と入れ替えた方が良い
と思われます。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇守乱の虎が無失策
12球団のチーム失策数を見ると、ワースト5は
①阪神61個、②ヤクルト52個、③広島47個、
④西武43個、⑤巨人42個であり、
虎の失策数は他球団と比べて顕著です。


虎の場合、
前回の鷹戦では延長12回裏
先頭打者が深めの遊安打で出塁し、
その後、牽制悪送球暴投
一気に無死三塁のピンチを受けてました。


とにかく、虎を倒すには、
淡泊に攻めるのではなく、
揺さぶりながら
虎の守乱発生を促したいですね。


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◇明日は本田vs岩田
本田は、
前回ヤクルト戦で7回1/3を投げましたが、
すでにバテバテになっていました。
正直6回を投げ切ってくれたら御の字であり、
下手すると、
5回以内の早期降板もあり得ます。
本田自身、
メンタル面はそれほど強くありません。

それ故に、
独特かつ虎一色の甲子園ムードで耐えられるか?
かなり重要なカギになりますね。


甲子園で投げることにより、
いつも以上にスタミナ消耗が激しいかもしれません。
そうなると、
明日も中継ぎフル稼働の懸念を残しますね。
でも、泰雄は使えないし、
Kマートもしばらく使えません。
小川の状況も鑑みると、
急遽1軍2軍の入れ替えをやらないと
窮地に追い込まれるおそれがあります。
敗走一色の展開で、下手をしたら
平井らを投入するという失態のおそれもあります。


いつも余る野手を1名、
前述の理由から下で調整しなおしたい小川
合計2名を抹消し、
2軍からロング可能かつ、
新鮮な投手と入れ替えたい
です。


一方、虎の岩田
過去4ヶ年で未対戦ですが、
獅子が苦手とする『左腕』です。


投手層の厚さでは虎に叶わいません。
獅子が勝つためには
「打って!打って!

 打ちまくれ!」しかないです。
『左腕が苦手』と言っている暇はありません。


今日のパ上位球団は、
鷲、ハムが負けましたが、鷹は勝っており、
パ上位の中では『鷹の一人勝ち』になってます。
それを踏まえると、
明日&明後日は連勝して
このカードを勝ち越したいですね。