下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【7/18ロッテ17回戦(MLD)】鴎打線のゲッツ~祭&残塁祭に助けられ、獅子威し打線の猛攻も相手ルーキーが勝ちを意識した隙を突いただけであり、課題は多々残す内容ですが、とにかく勝ち越し決めて連敗した鷹との差を縮めたのは大きい。鴎キラー本田も2戦連続HQS、3戦連続QS達成は立派。でももっと高みを目指したいなら、これで満足してはダメ。一方、獅子威し打線はまだ『タケちゃんマン打線』から脱却できてません。

今日は勝ち越しを賭けるロッテ戦カードの第三ラウンド。

今日は出張から直帰し、
試合に間に合いましたので
急遽、メラドへ応援に行きました。


今日はここから応援しました。


ただし、一旦、家に立ち寄って
荷物を置いてから、自転車で行ったので
試合開始には間に合わず、
着いたときは2回表のレアードの打席から。。。

で、フルカウントになって、
外角高めのストレートを弾き返され中安打(´・ω・`)

さらに、中村に高め変化球を左安打、
井上に高めストレートを右安打
あれよあれよと、甘い高めの球を打ち込まれて
三連打でいきなり無死満塁の大ピンチに!


ただ、次の藤岡は高めストレートを引っかけ、
本田真正面の投ゴロに!これは1→2→3併殺に!
と思ったら、本田が打球処理に手間取り、
ホームを刺すのがやっとで森は一塁へ送球できず
併殺ならず、、、もったいない。。。
まあ失点を許さず、一死を稼ぎましたから、
それで良しとするしかないですが、
本田も焦りましたね。
しかし、次の田村も外角球で泳がしながら、
田村のバットの先っちょで引っかけるボテボテ。
再び本田真正面の投ゴロ!?
デジャブか?録画VTRか?
もったいなかった場面の
すぐ直後に同じような打ち損じ
めちゃめちゃラッキーでした。
今度は本田も直前の学習体験が活かされ、
焦らず1→2→3併殺に処理し、
無死満塁の大ピンチが無失点!?


一応、本田もこの大ピンチを無失点に抑えたのは
そう容易いことではないですから、
また焦っても一死は奪って、
乱調になって自滅とかはしませんでしたから
本田に関しては上々と言えます。


ただし、本田自身の投球内容は、
この2回表は連打も凡打も合わせて
全般的に腰高以上の高めで甘い球が散見されており、
ピンチ時に鴎打戦が下位打線にさしかかっていたこと、
鴎打戦が拙攻したことに大きく助けられました。


もしこれが逆の立場で、
獅子の攻撃でもしこうなっていたら、
(`ε´)(`ε´)(`ε´)(`ε´)ですね。


さて、話が少し先行しましたが、
今日のスタメンです。


で、今日の結果については、
秋山&本田のお立ち台!



「しげる降臨!」


今日は久々のカード勝ち越し。
鷹が公に負けてくれたので
鷹との差がまた1つ縮まり5.5ゲーム差に。
公との差は縮まりませんが、
三タテで大逃げする鷹の足を止めてくれたのは
誠にありがたかった
です。
公とはまだそこまで差は開いてなく、
鷹の独走が一番ネックでしたから、助かりました。


も新守護神のルーキー甲斐野に疲れが見えてきて、
モイネロ&グラシアルが一時帰国しますから、
そこの戦力ダウンは助かります。
ただし「鷹を侮るなかれ!」です。
田浦とかわけのわからぬ若手など
次から次へと新手が湧き出てくる層の厚さ、
また甲斐野にしても、
ハム戦での自滅を糧にスケールアップするでしょうから、
侮ってはダメというか、
過去に度々、鷹の勝負強さに伴う痛みがありますからね。
それだけに、鷹に勝つには、優勝するには、
常に鷹の動向を見据えつつ、
獅子自身は勝ち越し続けていくことがノルマです。


結果として、
今日はとにかく勝って良かったです。
ただし、相手に助けてもらいながら、結果往来でしたが、
昨日と同様、課題は多々残しましたね。


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まず投手陣から見て行きましょう。


先発の本田については、
7回1失点で凌ぎ、5勝目です。
3試合連続QS達成
2試合連続HQS達成
です。


上々の結果であり、
獅子投手陣の中でも大活躍の部類です。
また鴎大好き状態ですね。
昨年までの本田と比べても大成長です。


ただし、もっと高みを目指すのであれば、
課題は残しますね。
前述の2回表球そのものは甘かったです。


3回表、高打率でも非力の荻野に
真ん中付近のストレートを
ジャストミートで思い切り引っぱられて
レフトスタンドに運ばれました
(ぎりぎりですが)


荻野の球はそこまで高くなかったですが、
そのイニングで凡打にした相手には
高めばかり目立ちましたね。打ち損じてもらえましたが。
それでも、鈴木に、内角攻めを徹底し、
内角を投げ切って詰まらせたあたりは良かったですけど。
でも、角中には2球目ボール球が逆球だったりしてました。
しかも、角中にはインハイなら良いですが、
外角高めは危ないです(強引に引っ張り打ち損じましたが)。


ただし、4回表は悪くなく
レアードをインハイで詰まらせ、
中村、井上には変化球でタイミングを狂わせて
ゴロアウトに仕留めました。


でも、5回表は、藤岡を相手に
ストライク入らず、抜けた逆球もあって
先頭打者へもったいない四球を与えました。
これがレアードや井上ならわかりますが、
藤岡にはもったいなかったです。
それでも、田村のバント成功で一死二塁の中、
岡に粘り強く三振を奪い、

荻野を低めカーブで詰まらせて左飛に打ち取って
失点を許さなかったのは良かったでした。
荻野にはさっきの一発被弾と同じレフト方向でしたが、
球が低すぎた分、詰まらせて凡フライで料理しましたね。


6回表は、先頭の鈴木に
初球が内角に構えるも、中に入って低めで外します。
それでも高めストレートでしたが、詰まらせて左飛で処理。
ただ、次の角中に対しては、慎重になりすぎたのか、
コースを外し、最後は逆球で与四球となりました。
次のレアードには、
外角の腰高以上の甘いスライダー
1球目&4球目と重ねて危なかったです。
ただし、レアードが
インハイで思い切り空振りした3球目

これが効きましたね。

このインハイを意識させたため、
4球目のスライダーは腰高と甘く危なかったですが、
タイミングを狂わし体勢崩したファウルになります。
そして、5球目スライダーがアウトローに決まり
泳がせてバットの先で引っ掛けるだけとなり、
本田自身も好反応のフィールディング
投ゴロ併殺打(1→4→3)に仕留めました。


7回表は、球数が嵩んで疲労が見られます。
先頭の中村には、外角低めスライダーを
バットの先で上手く片手ですくい上げられ中前安打に。
これは中村が上手く打ちました。
次の井上には、インハイを攻め続けますが、
最後の4球目は高め変化球で甘かく冷やっとしました。
しかし、井上が引っ掛けてくれて遊併殺打になり、
もの凄く助かりました。

でも、そこで試練を乗り越えたと思ったら、
藤岡に簡単に打ち込まれましたね。
マウンドにコーチが来ますけど、
次の田村には
いきなり初球すっぽ抜けインハイボール球。
ストライク先行でB1S2からの5球目、
(ちょうど100球を超えてから)
危険球気味の抜け球で田村への頭にニアミスを。
田村が上手くよけてくれて良かったですが。
本田もフラフラでしたね。
しかし、その超インハイ5球目が効いていたのか、
最後は大きく外にハズれるスライダーで
空を切らせて空三振で凌ぎましたね。


本田については、
危なっかしい面も、甘い球も散見していましたから、
さらなる高みを目指すなら、今日の結果で満足せず、
そこの部分の改善は今後も必要と思います。
それでも、抑えたのは評価でき、
今やローテの柱として大きく貢献してくれていますね。


また今日1つ良かった点は、
ゴロアウトを増やしたことですね。
それにより3併殺打にもつながりました。
まあ、鴎の引っ掛け打ち損じもありますが。


本田の場合、
ゴロアウト/フライアウト比が約0.7
フライボールピッチャーの傾向があります。
本人にとって、一発被弾が大きな課題でしたから、
できればゴロアウトを重ねるようにしたいです。


で、今日のアウト構成は
三振2、ゴロアウト8(犠打除く)、
フライアウト6でしたね。
まだフライアウトも散見しておりますが、
ゴロアウトの方が増えたのは良かったです。



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そして本田は7回で降板し、
点差は3点差でしたから
二番手として8回表に平井が登板します。
ちなみに、
9回表は1点差でしたから、
守護神・増田が登板します。


鷹戦では平井は3連投、増田は回跨ぎと無理をし、
球宴も働き、昨日からの連投となりますから、
疲労度という面からは、
休暇してリフレッシュしている
森脇や奏雄あたりを投入し、
接戦での終いを経験させることにより、
彼らを育てる一環となれば理想です。
その分、戦力層も厚くなるよう努められ、
今後、戦力層が厚くなれば、
平井&増田ばかりに負担を集中させなくて済みますから。


しかし、今日の試合展開を考えれば、
点差が広がってませんから、
うちのセットアッパー役&守護神の
カードを切らねばならぬ状況です


現在のそれらの役目は平井&増田ですから、
平井&増田でないとダメな展開にあります。


すなわち、鴎打線が相手の中、
昨日の点差がある展開で
平井&増田以外で賄える状況なのに

平井&増田を無駄遣いしてしまい、
結局、平井&増田ではダメな展開の時に
「連投」という形で
平井&増田のパフォーマンスを

低下させる要因を残したこと
そこが先々を読む采配になっていない
火の車の自転車操業の采配になっている点です。


平井&増田に信頼を重く置くのであれば、
シーズンを戦っていく中、
平井&増田でないとダメな展開が
彼らに無理をしてもらわねばならぬ展開が
必ず生じます。

そのときに、
最高のパフォーマンスをしてもらえるよう、
平井&増田以外で賄えるときは
彼ら以外で賄うこと

平井&増田の無駄遣いを避けること)
それは徹底してもらいたいです。
これから疲労感が増す終盤になればなるほど、
その観点は大事です。
重要な終盤に「疲れてますから打たれました」
では通じませんから。


点差として8回なら4点差以内、
9回なら3点差以内に限り
平井&増田の投入をされたいです。


もっと点差があった場合、
それが手強い鷹戦だったり、
最近は勢いが沈静化していますが、
逆転に強い鷲戦だったら、
平井&増田の投入で凌ぐこともあるでしょう。


とにかく、
点差の状況相手関係を踏まえつつ、
◇平井&増田でないと
 本当にダメな状況なのか?
◇平井&増田以外で賄える状況なのか?

それを見極めながら、
適切に采配されたいです。
数少ない肝心の戦力が
最大限に実力を発揮できるように。


で、今日の平井は散々でした。
さすがに平井を責める気にはなりませんね。


7/5、6に鴎戦で連投し、
中1日を挟んで鷹戦で三連投です。
そして、中2日置いて球宴。
その後、中2日置いて昨日登板し、
今日は連投です。


試合が無い日は移動日もありましたから、
完全休養は交流戦終了後のリーグ戦再開から
今日まで無い状況ですね。


球宴前から、勤続疲労の影響と思われるように
投球が苦しくなっている状況が続いておりました。
昨日も怪しかったですね。
それが「連投」となれば
パフォーマンスを昨日より低下させて当然です。
疲労が増してくると、
身体が開きやすくなってリリースが早くなったりします。
そうなれば制球も怪しくなり、抜け球もあるし、
自慢のスライダーもキレが鈍くなってきます。
先頭・香月を中飛に抑えましたが、
森が構えた処に投げられず中に入りました


次の荻野の当たりは、詰まらせるものの、
浅すぎるゴロでやむを得ないですが、
次の鈴木には、外角要求が中に甘く入って右安打。
次の角中には、
リリースが早い分、抜け気味の球が続き、
最後は内角要求も中に甘く入って適時中安打。
次のレアードは三振で仕留めますが、
次の中村には、ストレート勝負に出ますが、
初球は逆球で内にハズし、2球目もハズしてボール先行。
結局、B2S1からの4球目、
外角要求が中の高めに甘く入って適時左安打。


一応、井上をインハイで攻めつつ意識させて、
アウトローに投げたスライダーで泳がせ遊ゴロで料理し、
何とか命からがら同点、逆転は許さず凌ぎましたね。


やはり疲労蓄積に伴う影響(身体の開き等)
十二分に懸念されますね。


最終回1点差で増田が登板します。
きっちり三者凡退で締めました。
まあ最後は左前安打になりそうなところを
金子侑が突っ込んで好守捕球で締めました。
これが抜けていたら危なかったですけど。


増田は、比較的、炎上せず踏ん張っています。
ただし、1点気になるのは、
球数が最近増えていることです。
すなわち、
ファウル等で
粘られやすくなっていること
目立っております。

昨日や今日を含まず月別の球数を見ると
4~6月は
1イニング当たり15.6~17.6球、
打者1人当たり4~4.3球でしたが、

7月は
1イニング当たり19.5球、
打者1人当たり5.2球と増しています。
球宴でも23球、昨日が21球を投げました。
今日は金子侑の好守で13球で済みましたが、
田村に7球粘られましたね。


平井&増田とも
これから灼熱地獄が待っている
梅雨明け、夏場が心配ですね。


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一方、獅子威し打線については、、、


今日の相手・小島(「おじま」だよ)
4月4日に対戦し2回7失点と炎上させました。
まあ、ルーキーの初登板でしたからね。
その初登板の隙を突いて猛攻しました。
ただし、この日は、ある意味で、
ルーキー小島の一人負けとも言え、
二番手になっていた3回以降が
ゼロ行進という課題を残しましたね。

(強きを助け 弱きを憎む『タケちゃんマン打線』)


しかし、今日はその小島に
4回までぐうの音も出ぬ勢いで
抑えられました。。。


とにかく
ストレートが軸になってズバっとキレのある球を決められ
序盤はカットボールストレートで攻められ、
3回以降はチェンジアップも混ぜてきて
絞りきれませんでしたね。
しかもチェンジアップを使うようになったら
三振も増えてしまいました。


ストレートを打とうとしても変化球で料理され、
逆に変化球を意識させられている中、
ストレートでズバっと決められて手が出ないとか。


2回裏は
無死満塁のピンチを無失点で凌いだ直後だったので
おかわり君がインハイをコンパクトに打って
レフト線上の二塁打を放ったとき、
チャンス!と思いましたが、
栗山はまさに読み違いで、待ち違いで
ストレートで意表を突かれ見三振。
金子侑はインハイのストレートで詰まらされて三飛
チャンスを活かせませんでした。


勝ち投手の権利がかかる5回裏、
獅子ナインは円陣を組んでおりましたから
何か策を講じようとしていましたね。
ただし、先頭の栗山は2~3球目の
外角ストレートに振り遅れて空振りしており、
小島も勝ち星を意識したのか、それで投げ急いだのか、
4球目も同じような外角ストレートを投げ込み、
さすがに栗山もそれを逃さず弾き返し、
中安打を放って出塁します。


次の金子侑は、引っかけた打球になりますが、
三遊間を抜けそうな打球に。
遊撃手はそれを止めますが、送球できず遊安打に。


次の木村はバント作戦に出ます。
強行策に出たいですけど、
打者が木村ですから、
一死献上でもバント作戦もやむを得ず
というところでしょうか。
ただし、無死一二塁から一死二三塁になり、
一塁が空くから、秋山は歩かされる可能性はあります。
ところが、三塁線上に転がり、
田村と小島がお見合いをして打球処理できず。
結局、ラッキーな内野安打となって、
無死満塁で秋山を迎えました。


ただ、3球目のファウルとか
タイミングがあってませんが、
小島もボール球を続けて
フルカウントになります。
正直、5球目は際どく外角にハズレましたが、
秋山も選球したというより手が出なかった?
という雰囲気であり、調子の悪さを物語ります。
でも、満塁でフルカウントであり、
1点差でもありますので、
小島も押し出しは嫌ですから、
6球目以降はストライクを欲しがりましたね。

6球目、高めストレートを引っ張ろうとしましたが、
まだ秋山も振り遅れてファウルにします。
しかし、7球目は内角攻めが
中へ甘く真ん中にストレートが入り、
それを思い切り引っ張り
右安打2点タイムリーを放ちました。


これで無死一二塁のチャンスです。
でも新人の小島について、
おそらく4月4日の悪夢が脳裏に浮かんだでしょう。
そもそも木村のバント打球処理で
慌てていたことからも伺えます。


それなら、ここは一気に畳み込みたいわけですが、
源田はバント作戦!?


結果として、
外崎が走者一掃の三塁打を放ちましたから
結果往来でしたけど、
これが木村などならバント作戦もわかりますが、
一応、打席には、
最近、好調の源田ですからね。
おまけに、水曜日は打率4割ですからね。


正直、源田で一死を献上するのは痛いですし、
せっかく相手が動揺し始め得て畳み込む勝機でした。
もったいないですね。
動揺している相手は
一死献上は助け船になりますね。
一死献上は確率を下げるだけに、
その勝機を潰してしまい、
2点止まりになったら相手は助かった!

と思いますので、
流れを、主導権を握る
チャンスも失います。


結果として、外崎三塁打で4点を奪取し、
これが試合の決め手になりましたけど。


しかし、二番手の東條、苦手な酒居、
チェン、再び苦手な石川(何故ここで出る?)と
後続投手陣からは
再び沈静化させられましたね。


昨日の十亀と同様、
本田が踏ん張ってくれましたから、
結果的に良かったですが、
本来なら6回以降も
追加点が欲しい処でした。
そもそも、獅子投手陣の防御率を鑑みれば、
獅子は1試合で5得点以上奪取
最低限のノルマです。
今日はそのノルマも達成できていません。


結局、今日の打線は
新人が勝ち投手の権利を
意識した隙を突いただけ
それ以外は閑古鳥だった、と言える結果でした。


結局、強きを助け 弱きを憎む
『タケちゃんマン打線』
から

脱却できてません。


秋山も1本出たことは大きいですが、
7回裏の次の打席では、
チェンのボール球(ストライク無し)で
強振大振りの空三振に終わっており、
バットを振り回すだけのフルスイング)
秋山らしくないこの結果は気になる不安材料になりました。


山川に至っては、良いところが全く無かったでした。



今日は勝つには勝って大きな1勝でしたが、
課題を多く残す内容となり、
打線もまだスランプを抜けておりませんね。