下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

今日は雨天中止。試合の話も無くなったので、今日は今年の『イニング別得点&失点』を整理してみました。最近の傾向が露呈されています。それで明日以降、日曜日の一戦で弾みをつけられるか?則本より先に勢いに乗れるか?則本のエンジンが掛かる前に序盤からロケットスタートを決めて勢いに乗って畳み込め!

今日は楽天との試合が雨天中止になりました。
これが吉と出るのか?凶と出るのか?


こちらは何とも言えない状況下の中、
相手は調子が上がってきていますから、
後に棚上げしても、、、、と言っても
今度は肝心の時期に日程が詰まってくる懸念もあり、
正直、代替日がいつになるか、
そのときの状況がどうなのか、
それらわかるまでは何とも言えませんね。


一方、今日はが苦手な鴎相手に完勝しました。
知り合いの鴎党からは
「期待しないで下さいね」と言われてましたが、
まあ今まで数試合分、
鷹の足を止めていてくれたから、そこは感謝です。


これで鷹との差は5ゲーム差になりました。
ただし、こちらは消化試合が鷹より3ゲーム少ないです。
すなわち
その3ゲームは全勝すれば
1.5ゲーム差は縮まりますね。

(全勝が前提条件)


ただし、獅子が上に行くには、
5ゲーム差分を上乗せして
鷹よりも良い成績をおさめなければなりません。


少なくとも81~85勝を目指すなら、
残りの55試合2勝1敗ペース以上
勝率7割前後で突き進まねばなりません。
 ※残りを2勝1敗ペースなら81~82勝
 ※残りを勝率7割ペースなら84勝


それでいて、
その戦いの中で、若手にもどれだけ
経験させて来年の糧にすることができるか?
も肝要です。


最近は、木村とかも
当たっているから下げにくいですし、
勝つことを優先すれば、そう容易くありませんが、
例えば先日の栗山代走に熊代を出しましたが、
そこを熊代ではなく、鈴木とかを使い、
少しでも、若手が使えそうな機会あらば、
積極的に若手を突っ込みたいですね。


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なお、「首都圏でプロ野球観戦」さんには、
平良の件で、こちらの記事を挙げていただき、
大変、ありがとうございました。
また、高校時代の記事の情報もありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。


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さて、今日は試合もなくなったことですし、別の話題です。


まず本題に入る前に、前座ですけど、
先日、次のような面白い記事がありました。


「投手は本当に立ち上がりを苦手にしているのか?」
という記事でした。詳細は上記HPをご覧下さい。


簡単にまとめると、
実際に初回は投手が打たれている傾向があります。
ただし、初回に回ってくる上位打線は強力だから
初回に打たれている可能性が考えられる。


本記事ではwOBAで評価しており、
実際のイニング別wOBAと
それぞれの打者のシーズンwOBA(打者)を
見比べて検討しています。


例えば、wOBAが0.3(①)の打者に対して、
実際にはwOBA(②)が0.2しかなければ、
抑えている方と考えられますね。
②/①=0.666<1ですね。
逆に実際のwOBA(②)が0.4もあれば
②/①=1.333>1であり、
打たれている方と考えられますね。


そんな考え方で行くと、
3~5回は②/①が1(=100%)を超えているけど、
1~2回は1(=100%)を超えていない傾向のようです。
すなわち、
3~5回は打たれている傾向にあるが、
1~2回は抑えている傾向と考えられるということです。
そう考えると、
立ち上がりが悪くなるとは言い切れないのでは、と。
3~5回には、
打順も二巡目に入るので打たれやすいのでは、と。


またストレートの球速逆球率などからも
整理されています。


なお、その記事では、
掲載したデータを踏まえつつ、
最近、ハムとかが流行らしている
『オープナー戦術の有効性』にも触れています。


また『オープナー戦術の有効性』に関して、
過去の記事でしたが、それも紹介します。



こちらも詳細は上記記事をご覧下さい。


簡単に述べると、
『オープナー戦術』のメリットには次の2つと。
(1)その後長いイニングを投げなければならない投手に
   失点の確率の高い初回を回避させることと
  (後先を考えずに全力で対峙できる)
(2)先発投手が打たれるリスクの高まる
   3巡目を迎えるタイミングを先送りすること
  (慣れる頃に違うタイプが登場する)


(1)に関しては、
初回は必ず1番から打順が始まるから、
すなわち、
得点確率や得点期待値が高い打者が
必ず相手になるのが初回であると、


(2)に関しては、
3巡目で成績を落としている投手は少なくないと、


データを使って整理されています。


よろしかったら、
双方の記事をご覧下さい。


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さて、本題です。
立ち上がりの話オープナーの話をしてきましたが、
本題はちょっと違う話になります。


先ほどの記事では、
イニング別のデータを扱っていました。
そこで、
今年のイニング別の得失点はどうなっているのか?と、
ふと思い、データを調べて整理してみました。
前座の話と全く関係なく、スミマセン(_ _)


今年のパ・リーグにおける
イニング別得・失点の傾向について
簡単に見てみましょう。


下図は、7月22日現在における
パ球団のイニング別得点・失点です。
最後に、上位4球団のイニング別得失点差を示します。
また、一番下には、
獅子とパ平均の比較グラフを別途挙げます。


(※1)出典:下記のHPがデータ基です。


これを見て、獅子に関して、まず目が行くのが、
獅子の得点は5~7回に高いこと
獅子の失点は4~5回に顕著であること
ですね。


一方、鷹の得点に関しては、
比較的、横這い傾向であり、
ある意味、
どこからでも
得点できるという嫌な傾向です。
ただし、初回4回が最も高いです。


前述した「立ち上がり云々」の記事にもありました
強い打者が必ず回る初回、
二巡目に入る4回で得点している傾向と類似してますね。


鷹の失点については、
初回に失点が少ない、
初回を抑えている傾向にあります。
それ以降、中盤まで失点が増加傾向にあります。
ただし、獅子のように
急激に高くなったりはしてません。
6回以降は、リリーフが出てくるので
失点数が低下しますね。


初回を除くと、
ハムと鷹は似たような傾向です。
ハムの失点は初回が高いですね。
その後、打順が二巡目、三巡目と入る中で
中盤に向けて増加しているので、
ハムの「オープナー効果」はまだ発現が薄い印象ですね。


ハムの得点の傾向は、
どちらかというと、獅子に似ています。
ただし、獅子は5回に高くなるに対して、
ハムは4回に高くなっており、
獅子同様に6回に低下しますが、
5回も下がり、獅子より低くなってます。


まず攻撃面の得点にいては、


鷲の得点については、
初回が低いですね。
その後、3回まで上昇しつつ、
3回以降は最後まで
概ね横這いで推移しています。
すなわち、
3回以降は、どこからでも
得点できるという嫌な傾向です。


鷲の失点については、
波が激しいですが、
初回、4回、8回が高いですね。
とにかく、
相手の立ち上がりは
徹底的に攻めたいです。
そして、二巡目に入っている4回も攻め時です。


なお、今年は則本の成績がほぼ反映されてませんが、
則本は、獅子は得意としているカモですけど、
とにかく
序盤を徹底的に叩き潰すことが必須です。
序盤は、比較的、攻め込みやすいですが、
序盤をクリアされてしまうと、
則本自身、エンジンが掛かってしまい、
勢いに乗ってしまうと
もう手がつけられなくなります。


24日(水)に先発して今井と対決しますね。
則本攻略法は『序盤に叩け!』です。


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さて、獅子の方に話を戻すと、
まず得点については、
5~7回の得点力が高いです。
ちょうど先発が疲れてくる処を攻略
という印象ですね。


問題は
前半(序盤)の得点力が高くないことです。
パ平均と似たような推移ですね。


失点の方を見れば、
4回に失点が急増しており、
5回も高いです。


この双方を見る限り、
序盤から自分らの先発に援護射撃ができない中、
(得点できても点数が僅かで援護が薄い)
先発投手が二巡目に突入して耐えきれず、
失点を嵩んでしまう、
という印象です。


ちなみに、昨年との比較が下図です。


5回の得点力は、昨年より高いですが、
昨年は1~3回から得点を稼いでおり、
先発投手の援護射撃ができています。
そして、相手先発が着かれた頃の6回に
再び得点力を上げておりますね。


一方、昨年の失点に関して、これだけでは
その援護射撃の有無との関わりまでは明瞭でないですが、
今年と比べると、立ち上がりに失点が多いですけど、
その後は、今年のような急上昇は見られず、
概ね横這いで推移していますね。


今年の終盤は、昨年と似た推移ですね。
(得点は7回以降、失点は6回以降)
ただし、最終回の失点は、
増田が最後で確立したためか、
今年の方が昨年より低くなっています。
(昨年は前半にカスティとかで荒れましたから)


では、今年の結果について、月別で見てみましょう。


まず得点について、
初回はほとんど変わりがありませんでした。


2回3・4月に高くなっています。
山川&森の効果があったと思われます。
しかし、5月以降は低下して凹みます。


中盤に関しては、
通年と同様に5回で一気に稼いでいます。


問題は最近の7月ですね。
山川の不調も左右しているでしょうが、
2回が急落していますね。
それ以降、5回まで上昇傾向にありますが、
他月と比べて低いです。


で、ようやく爆発的に上がるのが7回になります。
数値に大きく響いているのは、7月15試合のうち、
7/4ハム戦5点、7/8鷹戦4点、7/10鷹戦3点、
7/16鴎戦3点の4試合ですね。
あとは他の3試合で1点を奪ってます。


7回の得点力は良いのですが、
問題は、それまで、
先発投手をなかなか援護できず

こちらの脆弱な投手陣に
過酷な失点許さずの展開を強いている状況ですね。


投手力があるならば、
それで問題は小さいですけど、
打強投弱の獅子ですから
苦しい戦いになりますね。


実際、オリ戦カードでも
オリ中継ぎ陣の不安定さを突きましたが、
3戦ともオリ先発を打ち崩していませんね。


どうも、最近の獅子威し打線は、
始動が遅すぎますね。


明日、則本が相手先発で対峙してきます。
則本は序盤をクリアしてしまうと、
勢いに乗って調子に乗ってきやすくなり、
そうなってしまうと
もう手がつけられなくなります。
逆にエンジンが掛かるまでの序盤は
攻め込むチャンスです。
それ故に、前述した通り、
その勝機を逃さず、
序盤から徹底的に叩くことが必須
です。


でも、上図のように
序盤からの得点力が低いと
則本にエンジンを掛けさせてしまい、
調子に乗らしてしまい、ヤバくなります。


しかも、鷲打線は、3回以降、
中盤&終盤にどこからでも仕掛けて
得点を奪ってくる懸念がありますから。


それだけに3回までに
主導権を、流れを掌握したいです。


秋山山川がカギを握りますね。
日曜日の一戦を弾みにして
一気に復調して序盤から暴れないと。。。


一方、月別失点については、
5~6月は4回に失点が最も嵩んでいます。
3・4月は4回に嵩み、
次の5回はもっと失点をしています。
二巡目、三巡目になって
打ち込まれている、
という処ですね。


また、立ち上がりの初回は、
最近の6月&7月が最も失点
しています。


ただし、最近の7月においては、
2回も失点を嵩んでいます。
しかし、それ以降は、
6回から緩やかに上昇していますけど、
他月と比べて耐え凌いでしますね。
本田やニールの安定などが効いているかもしれません。


なお、月別の防御率を見ると、   
 3・4月:全体4.51、先発4.94、中継3.73
 5  月:全体4.52、先発5.43、中継3.45
 6  月:全体4.16、先発4.03、中継4.54
 7  月:全体3.61、先発3.92、中継3.04
今月7月は全般的に最善の結果ですね。
先発も6月以降、良化しています。


リーグで見ると、
6月は全&先が4位、中が6位でしたが、
7月は全が3位、先&中が4位でした。
全体の防御率は、連敗が響いた鷹や
鴎と似たような数字でした。
しかし、7月は打撃面が冷え込んでいますから、
勝敗も7勝8敗とパッとせずの一進一退です。


獅子自身、昨年もそうですが、
勢いに乗ってなんぼのチームでもあります。
 ※本来は投手力を強靱にして
  安定したチーム作りが必要ですけど。
  それはそれで中長期的に対応すべき。
  とりあえず、当面の話として。
日曜日に山川&秋山に一撃が出ております。
則本のエンジンが掛かる前に
日曜日の猛攻を弾みにして
先に勢いに乗って鷲を畳み込みたい
ですね。


逆に、序盤から仕掛けられず、
則本のエンジンが先に掛けられてしまったら、
則本の勢いを前に封じられます。
そうなったら、
こちら勢いの火も消化させら、
明後日以降にも響く懸念があります。


『先手必勝!』で
序盤から勢いに乗りたいです。