下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【育成問題】若手の覚醒はもう待った無し!FA獲得戦線の戦況が怪しくなっており、外国人を補充するのは当然だけど、一軍登録の人数制限があるのだから、今年と同様に、いや今年以上に『若手の覚醒「一の矢」』だけが頼り。「一の矢」が発揮できなければ、『獅子の外野手陣営に明日はない』の悲劇が。

今朝、背番号3を山川に、7を金子
という報道がありましたね。


まあ今まで西武にいなかったSB福田などへ
口説くのに「背番号」をネタに使っても、
前々から西武ファンだったなどでないと、
または全国的に価値のある番号(巨人の1や3等)でないと
そのネタはあまり有効的な価値を生みません。


でも、前々から西武ファンとかでなくても、
西武に在籍していた者であれば、
その「背番号」の重みを分かっているので、
そういう者へ交渉のネタに使うのは、
有効的な価値を生む可能性がありますね。


今回、金子に関しては、
来年にFA権取得予定ですから、
来年のFA流出危機を回避するための
『複数年契約』を締結したいわけですから、
効果は大なり・小なりありますけど、
金子に稼頭央の『7番』を提示することは、
福田に提示するよりも
効果の価値を生みやすいですね。


まあ、浅村の3番のように効果が無かったとしても、
どのみち無料です(お金がかかりません)から、
ダメ元でも
その価値を上乗せしておいても損はありませんね。


むしろ金子は背番号を2番→8番と変えたばかり。
今回、7番に変えれば、人気者の金子ですから、
ユニフォームが必ず多量に売れます。


中日の松坂グッズも
ユニは高額だから、それで稼げた面もあります。


すなわち、金子を7番に変更することで
ユニ、タオル等のグッズ等の経済効果を
十分期待できるメリット
もあります。


それは山川も同様ですね。
まさか古い33番のユニで
3を1つ削る人はいないでしょう。


さて、山川の3番、金子の7番は良いのですが、
問題は、FA宣言しているSB福田
『背番号2、3、7番の好きなのを選んで良い』を
条件
に含めていたような気がするのですが。。。


福田が既に『ボク2番が良いです』と選んでいるなら、
西武に来る可能性は高まりますが、


普通に考えられることは、
『福田はもう西武に来ない』(断られた)
 FA獲得戦線は敗北と悟った
こと
②最初から背番号の条件は出していない
 (報道がガセだったこと)
ですね。


まあ②の場合、「1桁背番号をあげる」が
報道でそれが2,3,7に変わったか?
(報道としては、その方が盛り上がって売れるから)
はありえます。


でも、①獲得戦線敗北(獲得できず)の可能性
考えた方が自然かもしれません。


福田自身、3や7番に興味がなくても、
選択肢をくれていることに、悪い気はないはずであり、
(それが報道を通じででも)
しかし、その選択まで含めて検討中である中、
他の者にあげてしまった!となれば、
福田の心情としては、決していい気分はせず、
気持ちが変わらないか、
若しくは、悪くするかのどちらかです。


さすがにその低レベルの話は、
フロントはわかっていない、ということは絶対ないです。
(わかってなかったら、アホすぎます)


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で、最も問題になるのが、
来年の外野手の布陣ですね。


今年は
左:金子、中:秋山、右:木村の布陣でした。


しかし、来年、秋山が流出することが濃厚であり、
木村の箇所(野手9番手)は底上げしたいですね。
その2点が来年の外野手陣営の喫緊な課題です。


もちろん、若手が本格化していれば、
補強もそこまで多量にはいりません。


でも、今年のように
『若手の覚醒待ち』の「一の矢」しかないと、
今年のように「若手が台頭できず」となれば
獅子の外野手陣は崩壊します。


それ故に、要望することは
『若手の覚醒待ち』パラレル
『十分な補強』を果たして
「二の矢」「三の矢」も併せて用意しておきたい
が本音です。


まずスタメン外野手3人の布陣(案)としては、
【案1:金子、外人①、外人②】が想定されます。
外国人には、ハズレも多いですし、
人間だから好調・不調の波もあり得るので、
外野手の新外国人はスペア含めて最低2人は欲しいです。


とはいえ、一軍登録できる外国人は最大4名まで。
西武にとっては、
先発陣に1人(ニール)、中継ぎ陣に2人と
脆弱な投手陣の合計で最低3名
一軍登録をしておきたいです。


となれば、自動的に野手の登録は1名に限られ、
その1名は、
秋山の代替となる外野手・新外国人が対象
ですね。
 ※秋山の穴を埋め切るのは難しいですが、
  少しでも埋めるには、外国人が手早い


よほど投手陣が外国人不要なくらい
日本人投手で充実しない限り、
【案1:金子、外人①、外人②】
現実的に難儀です。


すなわち、外野手の布陣は
【金子、外人①又は②、Who?はという構成になり、
3番手をどうする?が焦点になりますね。


FA市場に目を向ければ、第一希望としては、
ロッテ鈴木を獲得して、鈴木を二塁手にしつつ、
【案2:金子、外人①又は②、外崎でしたね。
これが一番、安定した働きを期待できるわけで、
高価でも(FAお買い物はそもそも高値は当たり前)
秋山へ提示した額を補償金込みでフル活用してでも
この布陣を築くことで安定してものすごく楽になるので、
本ブログでも「第一希望」(プランA)で主張してきましたが、
残念ながら、
西武が鈴木に交渉することは全く無く
この【案2】はあっさりと消えました。


結果として、西武はSB福田獲りに打って出たわけで、
外野手の布陣は、
【案3:金子、外人①又は②、福田】が想定されますね。


ただし、
相手の先発が右投手なら、【案3】でいいですが、
左投手を先発に投入されたら、
福田は左投手が全くダメなので
【案4:金子、外人①又は②、木村】
【案5:金子、外人①又は②、栗山】
【案6:金子、外人①又は②、若手】

で対応せざるを得ませんね。


まだプランBの福田&川島W獲得ならまだしも、
川島がFA宣言しませんでしたからね。


とりあえず、福田獲りの攻め
半分だけでも補強できれば、
という意味合いで価値がありますが。
右投手には打ちますから。


まず【案4】の木村については、
今年が対右で打率0.233、出塁率0.287に対し、
対左で打率0.184、出塁率0.236と左投手はダメですね。


でも、福田は左投手に対して
打率0.135、出塁率0.179ともっとダメであり、
左投手からの打率が2割を超えたことがありません。


目糞鼻糞笑う状態で、
消去法で【案3】より【案4】がベターというところですね。


ただし、木村昨年&一昨年の成績を見ると
昨年が
 対右:打率0.232、出塁率0.338
 対左:打率0.292、出塁率0.320
一昨年が
 対右:打率0.180、出塁率0.241
 対左:打率0.294、出塁率0.333
対左の打数が少ないことはありますけど、
左投手の方が良く、その数字ならまだマシです。


栗山に関しては、
「左投手が苦手」という印象がありますが、
今年は、
 対右:打率0.249、出塁率0.338
 対左:打率0.260、出塁率0.324
左投手の方が右投手より打っております
また出塁率は左右であまり変わらず、
その数字ならまだマシ
です。


ただし、昨年は
 対右:打率0.263、出塁率0.378
 対左:打率0.205、出塁率0.311
左投手の方が右投手より打てておりません。
でも、出塁率は左でも3割は超えております。


今年の状況なら、木村より栗山の方を、
昨年までの状況なら、
栗山より木村の方を優位に見ます。


とはいえ、いずれにしても
相手の先発が左投手だったら
【案3】はダメダメダメであり、
消去法でダメの【案4】又は【案5】がまだベター
というところですね。


やはり【案6】も選択肢として
挙げられないと苦しいですね。


しかし、右投手が先発なら
福田は打ちますので、
【案3】は有効になります。


ところが、SB福田の獲得が失敗となると、
その半分の補強すらできず、
相手の先発が右投手だろうと、
右投手ケースの方が試合数は多いけど)
もう【案4】~【案6】しか残りませんね。


そのうち、栗山が外野手スタメンで行けるなら
【案5】の選択肢も残りますが、
今年の状況を鑑みれば、
主な候補は【案4】又は【案6】
絞られてしまいす。


すなわち、
秋山が抜けて福田が来なければ、
その「二の矢」はなく、
外国人も投手に3名を使うから、
「三の矢」も不足(1名のみ)ですので、
来年は、若手の本格化「一の矢」だけが頼りです。


若手の本格化は、
もう200%待った無しの状態にあり、
その「一の矢」が効かねば、
獅子外野手陣は餓死する懸念が考えられます。
(しかも来年は金子FA流出の危機ですし)


結局、FA獲得の失敗は、
新外国人の獲得はするものの、
もう若手に託すしかない、という面もあり、
もし若手がそれに応えられなければ、
待ち構えるは『俺たちに明日はない』の悲劇のみです。


それを考えると、
今年のように
若手の本格化「一の矢」が無ければ、
「木村頼み」しかないことを避けるには、
【案】の選択肢を多くするため、
二の矢を用意する)
適正価格以上に高価でも
一軍レベルの日本人選手の補強をせねばならない
「背に腹は変えられない崖っぷち」というのが
今の獅子の外野手陣の現状なんですよね。


価格が高くても
闇市からでも飯を買わねば餓死します
という教訓ですね。


そのことをしっかり認識しているか?
その認識が甘いのか?
これからの命運を大きく分けますね。


【案6:金子、外人①又は②、若手】に関して、
「若手」の候補としては、
登録されている金子、木村&栗山以外の外野手として、
愛斗、将平、高木渉、川越、
戸川、熊代、岸(新人)
若しくは、山野辺が正二塁手になれば、
そのまま外崎を外野手として使えます。
また、西川を外野手で使うか、
あとは、水口が外野手を挑戦するとか。


まず岸(新人)はまだまだ厳しいです。


熊代はスタメンで使えません。
(ユーティリティ守備要員)


水口も代走で出てきた後に
どこでも守れる方が好都合なので
外野手を挑戦するという意図ですから、
スタメンでは考えにくいです。


ただし、水口が二軍の中で
打率や出塁率の上位に来るというのは
別の問題として無視できませんね。


戸川については、
打力に魅力がありますが、
守備がボロボロです。
守備力アップも必要ですが、それを待つならば、
期待度の高い打力を活かす方が手早いですね。
指名打者候補として、育てた方が早いですね。
となると、
外野手スタメン候補としては消えます


西川については、
打撃成績も二軍戦で今一つでしたが、
9月が好調で月間MVPを獲得しました。
ただし、4月も好調でしたが、
どうも好調が続かない、という課題を残します。
しかも、フェニックスLでは負傷して、
2019アジアウインターベースボールリーグ
へ行けませんでしたね。
そして、今年の二軍戦で守備は
一塁、三塁、外野手とやりましたが、
どれも守備力はボロボロです。
一塁手でも失策が多いです。
戸川と同様に指名打者候補ですね。


山野辺については、
現在、二塁手、三塁手、遊撃手と
あちこちやらされていますが、
捕球位置が怪しい状態であり、
こちらも守備力は良くないですね。
そんな中であちこちやらせても、
「三兎追うもの一兎も得ず」ですから、
本職の二塁手だけをやらせて、
まずは二塁手として
普通レベルの守備力を身に付けること

優先させてほしいです。
外野手へのコンバート案も考えられますが、
山野辺の守備力を考えると、
今まで本職でやってきた二塁手
実力アップする方が早い気はします。


それで普通レベルの二塁手になれば、
外崎を外野手に回すことができますね。
もちろん、
一軍レベルの投手を打てることが必須ですが。


となると、残り候補は、
登録されている外野手
愛斗、将平、高木渉、川越の4名しかいません。


山野辺も含めて5名の二軍打撃成績は次のとおりです。
規定打席数を超えているのは山野辺と川越です。
なお、愛斗、将平、高木渉は昨年の結果も( )で示します。



山野辺 打率0.271、出塁率0.347、OPS0.812
川 越 打率0.214、出塁率0.255、OPS0.593
愛 斗 打率0.302、出塁率0.350、OPS0.850
   (打率0.250、出塁率0.282、OPS0.681)
将 平 打率0.305、出塁率0.354、OPS0.731
   (打率0.224、出塁率0.285、OPS0.564)
高 木 打率0.256、出塁率0.302、OPS0.755
   (打率0.278、出塁率0.348、OPS0.796)


そこで、月別の打率、出塁率、OPSを並べます。
参考までに打席数も併記します。


山野辺については、
5~7月に成績を下げていますが、
8~9月に成績がアップしました。
打率は3割をキープし、OPSは0.9前後でした。
8~9月の好調は打席数も多いので
それなりに信頼できる数字と評価できます。
ただし、これはさらなる高望みですけど、
四球をもう少し選びたく、
出塁率は0.370を超えたいところです。
(IsoD=出塁率-打率で0.07を超えたい)


川越は、8月に大きく低迷しており、
打席数も減らしていますね。
規定打席数を超えましたが、
正直、今の成績のままでは一軍は遠いです。


愛斗は、5月に成績が高かったですが、
打席数が少ないため、その成績は過信できません。
しかし、7月や9月は打席数も多く、
打率3割をキープし、9月にはOPSで1を超えました。
二軍成績では昨年より成長が伺えます。
ただし、IsoD(=出塁率-打率)は、
9月が0.079でしたが、
7月が0.013、8月が0.036と低いです。
すなわち、四球を選べていない傾向にあります。
これは、後述しますが、
一軍で活躍できない一因でもあります。


将平は、7月が成績を大きくアップしますが、
打席数も少なかったので
一過性(7月はデキすぎ)の懸念が残りました。
でも、8~9月を含めて打率3割をキープしており、
7~9月の好調振りが昨年よりアップしています。
愛斗同様、二軍成績では昨年より成長が伺えます。
ただし、IsoD(=出塁率-打率)は、
9月が0.119でしたが、
7月が0.024、8月が0.032と低いです。
すなわち、愛斗と同様に
四球を選べていない傾向にあります。


高木は、6月に低迷し、7月が負傷で出場できず、
8月に復帰しましたけどまだエンジンかからずと
6~8月の低迷が昨年より成績を下げてしまいました。
しかし、9月に入ると、打席数も稼ぎながら、
打率0.344、出塁率0.394と4割弱、OPSも0.900と
成績を回復させています。
これが来年も続けば良いわけですが。
IsoDは8月が0.064、9月が0.050であり、
愛斗や将平よりは心配が小さいですが、
山野辺と同様に、もう少し四球を選びたいですね。


一応、若手の外野手候補としては、
愛斗、将平、高木の3名、
また山野辺が覚醒して、外崎を外野手で使うか。
(ただし、山野辺は守備力もクリアすべき対象


そのあたりが
若手覚醒【案6】の骨子になりそうです。

少なくとも、彼ら若手らは、木村らと争って、
野手8番手、9番手を勝ち取らねば、
『獅子たちに明日はない』となります。


ただし、若獅子らは
ボール球の見極め率が低すぎます。

一軍レベルで通用するには、
一軍戦で最低70%は超えてないと厳しいです。
木村で72.7%、恭平で71.7%あり、
彼らは毎年70%は超えています。


一方、若獅子で見ると、
戸川が73.6%、山野辺が73.7%ですが、
将平は66.0%、愛斗に至っては54.7%です。
愛斗は昨年が一軍打席が無かったですけど、
一昨年と比べて大きく悪化しており、
50%台は論外のレベルです。
(ボール球に半分近く手を出している状況)


前述したように、愛斗将平は、
二軍戦で打率をアップしてきていますが、
二軍戦でも四球を選べていない傾向
ここに大きく関わってきており、
それが一軍で安定して打つこと
できていない一因になっています。


また他の若獅子も同様に70%を下回っています。
山田は69.6%であり、昨年も低かったです。
龍世は最初のころ74%とかあったにも関わらず、
終盤は見極められず68.0%まで低下し、
打率も下がってしまいましたね。


二軍戦では相手の投手レベルが低いので
二軍成績では打ち込むことができても、
一軍の投手は、レベルが高くなりますし、
相手も打たせないよう臭いところに投げ込んできます。


戸川は、ロッテ石川とかを相手に
全く歯が立つことができず、
一軍の高き壁に跳ね返されましたね。


その上、ボール球を見極められず、
ブンブン振っている
ようでは、
当然、相手の一軍投手の餌食です。


この問題は今年に始まったものではなく、
昨年までも見られている問題であり、
結局、手の覚醒が見られぬ、
一軍&二軍で格差を広げている一因
になっています。


積極的にバットを振って行くことが良いですが、
それはバットを闇雲に振り回すこととは違います。
球筋をしっかり見極めて行かないと
バットは振り回すのではなく、
振り抜いていかないと、
二軍戦で高打率を残していても
いつまで経っても一軍戦では
安定した良績を残せません。

木村を超えることはできません。


来年の外野手の主流布陣は、
【案4:金子、外人①又は②、木村】
【案6:金子、外人①又は②、若手】
が想定され、
木村が覚醒するか?
若手が覚醒するか?


選択肢の幅を広げられていないため、
今年以上に
『若手の覚醒「一の矢」』だけが頼り。

「一の矢」が発揮できなければ、
『獅子の外野手陣営に明日はない』の悲劇が。。。


あとは福田が「ボクは2番でいいです」と
返信をしてくれていること
を祈りたいですが。。。
それなら、まだ右投手先発時
補強対応ができることにつながります。