今日、トライアウトが行われましたね。
４３名の戦力外選手らが最後の望みを賭けて戦います。

清原氏も監督の大役を任され、頑張られています。
（個人的には良かったと思います）

ただ、戦力外から拾ってもらえる確率は低く、
拾ってもらっても、来年、再び戦力外通告を受けることも。

トライアウトの結果も、戦力外同士の戦いですから、
拾う参考にするのは、結果よりも
崖っぷちでどういうプレーができるか？
投げっぷり、打ちっぷりを最終確認する程度で、
普段の状況を重視ですね。

さて、トライアウト受験選手の中で
お宝は眠っているのか？

見ることができる範囲でちょっと見てみましょう。

今、新幹線の中で書いているので、
今日は投手陣でとどめます。

【投手＝26人】
高木勇人（30＝西武）
　力はあると思いますが、メンタル面ですね。すぐ腐りやすい面、投げやりになりやすい面がネックです。負けないぞ！と意気込みますが、今回の戦力外も二軍で調子が良いときに呼ばれなかったとか、一年目、開幕時期が週5日の週が続く日程もあり、二軍スタートとなり、どうせ僕は二軍ですから、とすねてしまう場面も見られました。その性格が投げ急いで自滅してしまうのがネックでした。また焦ってしまうと投げ急いで雑になります。今日のトライアウトで一人目に対し、フルカウントになってしまい、終いには捕手が内角を要求しますが、逆球で与四球。。。とにかく投げ急がず、雑にならず、集中力を持続して丁寧に投げることが課題です。

小石博孝（32＝西武）
　正直、まだまだやれると思う存在です。身体が丈夫で、肩の仕上がり早く、ロングも行けて、連投酷似も可能であり、使い勝手の良い便利屋です。ただし、小石には勝ち星やホールド、セーブポイントを稼ぐとか、絶対に無失点で切り抜けてとか高望みを求めてはいけません。
　彼は便利屋ですから、敗戦処理を含めて長くイニングを消化してとか、アクシデントで他は間に合わないから、その間を埋めてとか、困ったときに使えます。確かに先発が崩れて早期降板のピンチに投入でき、第二先発として抑えて試合を立て直すこともありますが、そう上手く行かず追加失点を重ねることも目立ちますが、それでもイニングを稼げるので、他投手を温存できます。おまけに希少な左腕です。
　適切な使い方をすれば、まだまだ一軍でやることができ、拾う価値はありますね。

松本直晃（28＝西武）
　異色の経歴でプロになっただけでも凄いですが。一応、一軍の敗戦処理には使えます。つだし、松本自身、決め手がないから、結局、基本を覚えるのが精一杯だったですから、一軍打者にはバッティング投手にもなり得ます。敗戦処理でも止まらなくなる危険もあり、なかなか厳しいです。

岡本健（26＝ソフトバンク）
　一時、一軍で活躍していましたが、右肘をやってます。分析力のあるソフバンが判断したとなると厳しいです。まだ使えるならキープするか、山田大樹のように無償トレードでセ球団へ出しています。

宮川将（29＝元楽天）
　15年に右肘をやってます。昨年、戦力外になり、今年は武蔵ヒートベアーズでやってました。速球派でフォークを使います。ただ独立リーグで与四死球率が3.34と微妙。17年に戦力外で育成に。翌年、戦力外になり、プロの目にかからず。厳しいかな？

横山貴明（28＝元楽天）
　何度か戦力外になり、昨年もプロや独立リーグからオファーがなく、カナダ、アメリカ、メキシコと渡り歩いています。そして6月に福島の独立リーグへ入団。そのチャレンジ精神は立派ですが、プロレベルとして微妙ですね。福島で与四死球率が4点台半ば。宮川の方がマシです。

西宮悠介（28＝楽天）
　一軍で見かけており、今年も一軍で投げてますが、とにかくノーコンです。与四球率が一軍で昨年8.7、今年9.4、二軍戦で昨年2.7も、今年4.9であり、一昨年が5.2でした。厳しいです。

中村勝（28＝日本ハム）
　一時は活躍しましたが、こちらもノーコンです。ここ5年の与四球率が二軍戦で4.4～11.7、一軍戦で4.4～18。厳しいです。

田中豊樹（25＝日本ハム）
　一軍戦で2017年に最多19試合を中継ぎで出ましたが、WHIPが1.42。今年は一軍出番なく、二軍戦で中継ぎなのに奪三振率が5.7しかなく、WHIPが1.60でした。
　以前、ソフバンの育成・笠原投手、巨人のアダメス投手、広島の飯田投手と併せて、ハムの田中投手も候補に挙げましたが、立投げ気味なのがやはり気になりますし、田村らを育てた方が良いですね。

立田将太（23＝日本ハム）
　ノーコンです。二軍戦で与四球率が過去3年で7.7、5.2、5.2です。厳しいです。

青山大紀（24＝オリックス）
　金子二世と呼ばれ、2016年にU23にも選出されてます。でも一軍戦では活躍できずでした。二軍戦では先発もやっており、2018年が防御率2.89、WHIP1.23で最高。逆に今年は防御率5.55、WHIP1.60と最低でした。二軍戦で奪三振率が過去3年ど6.2、8.2、7.6であり、それと反して与四球率が昨年2.2、3.1、3.0であり、K/BBが2.5～2.9である。二軍戦ですが、数字としては見放しにくい半端な状態です。
　トラックマンデータで見ると、球の軌道は、オリ吉田一と比べ、ストレートやフォークの落差が似ているらしいです。ほかにカットボールを投げるとか。

2018.9.13 オリックスバファローズ 青山大紀投手 【145km/h 1回無失点ピッチング】

岩本輝（26＝オリックス）
　2016年に阪神を戦力外になり、福井の独立リーグを経て昨年途中でオリックスへ。今年9/5に西武戦でフルボッコにしました。そのイメージはあるし、与四球率が高いですから、厳しいです。

森福允彦（33＝巨人）
　結局、多摩川の星、ファームの優勝請負人？ですね。二軍戦では、今年、39回1/3を投げ、防御率1.60、与四球率0.69、奪三振率11.67、WHIP0.74と優秀であり、昨年が防御率を高くしましたが、それ以外はそんな感じで良好です。でも一軍戦では打たれます。与四球は出さないけど。スーパー二軍大将ですね。
　拾うにしても、今の年俸が8400万円ですから、最大でその1/3以下ですね。ただ来年34歳であり、一軍戦で通じるか？ですね。試すなら一年限定ですが。まあ、ちょっと会話が噛み合わぬタイプ(理解力が不安)ですが。

坂本工宜（25＝巨人）
　今年、支配下に昇格して、二軍戦で防御率が3.28ですが、71回1/3を投げて与四球率が2.52、奪三振率が8.83、WHIPが0.98であり、先発可能な3年目です。成績だけなら、獅子の若手と引けをとりません。二段モーションの投手ですね。

【巨人】元巨人 坂本工宜 投球まとめ

長谷川潤（28＝巨人）
　昨年もトライアウトを受けていたような。一昨年、第二で見かけましたが、可もなく不可もなくのイメージでした。石川の独立リーグでも可もなく不可もなくの成績です。

寺田光輝（27＝DeNA）
　まだ二年目でしたが、右肩に不安ありです。ファームをサイドやアンダーと試していますが、雇っても育成で一年限定ですね。厳しいかな？

歳内宏明（26＝阪神）
　来年から中国の球団と期間限定のスポット契約をしているとか。期待度は高かったですが、右肩をやってます。厳しいです。

横山弘樹（27＝広島）
　二軍戦でも7回2/3と、途中離脱して、あまり投げてませんでした。負傷持ち？

長井良太（20＝広島）
　与四球率を見ると、ノーコンタイプのようですね。フォームも安定していないようです。まあ今度、来る青木コーチでダメなら、獅子には厳しいでしょう。

辻空（25＝元広島）
　昨年に戦力外になってます。しかも昨年は二軍戦でも投げてませんでした。負傷持ち？

若松駿太（24＝元中日）
　右肩をやっており、昨年、戦力外になりました。今年は栃木の独立リーグでやってますが、ストレートが最速134km/hです。厳しいですね。

村中恭兵（31＝ヤクルト）
　期待度が高かった選手ですが、イメージはコントロールが良くない速球派の印象でした。球団から引退勧告がありましたが、本人が現役続行を望んでのトライアウトです。厳しいです。

屋宜照悟（30＝ヤクルト）
　日ハムから杉浦とのトレードでヤクルトへ。二軍戦で一昨年＆昨年に与四球率が2前後であり、WIHPが1.18～1.19であり、昨年の奪三振率が7.74でしたが、今年は与四球率3.79、奪三振率5.45、WJIP1.74と悪化し、防御率も4.74でした。年齢的にも下降線です。

沼田拓巳（25＝ヤクルト）
　ドジャースのマイナー→独立リーグ→ヤクルトの経歴です。でも、ノーコンです。二軍戦で与四球率が昨年4.50、今年8.59です。厳しいです。

菊沢竜佑（31＝元ヤクルト）
　右肘をやっており、31歳では厳しいです。昨年、戦力外を受けて、一旦、現役引退を表明しています。諦めきれなかったのでしょう。それも人生です。

山川晃司（23＝ヤクルト）
　捕手と投手の二刀流！？トライアウトも二刀流で受験らしいです。野手としては、二軍戦で今年は打席にほとんど入ってませんが、2016～2018年の３年で打率１割５分、出塁率１割７分５厘を下回っており、OPSは３割前半と、打力はプロレベルにありません。
　投手としては、9月11日に対巨人戦で初登板。北村に与死球、湯浅に与四球、山本を遊飛、村上を遊ゴ、高山を空三振で１イニング無失点でした。
　まだ投手として見込みがあるなら、戦力外になりませんね。少なくとも育成契約していると思います。厳しいかな？

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まとめると、
正直、小石を便利屋として、
一番、戻したいくらいです。

でも、それは無いですね。
まだやれますから、他球団で頑張って下さい。

他球団で試してみたいのは、
巨人の坂本工宜（25）、
オリックスの青山大紀（24）ですね。

山本は見放しにくい半端なレベルですが。。。
トライアウトでは、ダメダメでしたけど。。。
　八百坂（楽） 四球、亀澤（中）適時三塁打
　塚田（ソ）二塁打 
誠に似てチキンか？？？

坂本工はあんな投げ方でアップアップのように見えて
大丈夫か？とも見えますが、試してもいいかもしれません。

育成枠でも良いですから、どうでしょうか？
（育成枠だと他球団に獲られるかもしれませんが）

あと、巨人の森福は。。。
２軍成績はスーパー級成績です。
若獅子らを余裕で上回っています。
FAして巨人ファームの優勝請負人として大活躍でした。
ただ、頭脳が弱そうで、協調性に欠けそうで、、、
肝心の一軍戦でどうか？？？ですね。
一軍で一年限りで試す価値はあるかもしれません。
もちろん、年棒は大幅ダウンでしょうけど。
ソフバン以外の他球団は狙うかもしれませんね。

優先度としては、
坂本工（巨）＞森福（巨）＞＞山本（オ）
ですね。

小石もどってこないかなぁ・・・