下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【2020プロ野球プレシーズンマッチ:ロッテ2回戦(春野)】若獅子の躍進が目立った二連戦!今後も驀進し続け、覚醒・台頭せよ!


今日は高知の春野でロッテとの練習試合2回戦が行われました。


手洗い、うがい、マスク、今では必須ですね。

今日もヒットを12本と打ちましたね。


今日のスタメンです。

投手陣は、
松本(3回)~増田(1回)~ギャレット(1回)
~浜屋(1回)~森脇(1回)~野田(1回)~泰雄(1回)
と継投しました。


まずは投手陣から整理しましょう。


◆先発の松本
まず1~2回の2イニングは、
ストレートばかり投げ込んで
ストレートの試しをしていましたね。


まあストレート一本槍だけでは、打ち獲れないですから、
2回表、井上にはカーブ、福田光にはスライダーで
最後を仕留めましたが。


でも、相手ももうストレートしか投げてこない
ストレートが来る、と読んでいるのですが、
外野フライになっても、
結果的に松本が力でねじ伏せましたね。


2回表、菅野に四球を与えましたが、
ストレート一本槍なので、
コースを突き過ぎて外し続けたものでしたから、
この与四球は問題無いと思います。


むしろ「松本のストレートはさすがだな」
という再認識をさせられるとともに、
今の松本のストレートは走っている(不調でない)
という確認ができましたね。


ただし、松本の場合、昨年でも見られたように
課題は「変化球に有り」ですね。


でも、その変化球は、緩急等が大事になるので
ストレートが高い機能を発揮させてこそ活かされる
(ストレートがダメだと変化球も危うい)
ある意味、ストレートと変化球は表裏一体ですね。


3回表の3イニング目に入ると、
松本は変化球を増やす投球に切り替え、変化球を試します。


2イニングまでの投球が
ストレートの意識を植え付けていたので
(相手も直球と変化球で迷いが生じ)
それが変化球の効果をしっかり促しました。


先頭の安田には、
3球目のカーブを見逃させて追い込み、
4球目も「もう一度」カーブを投げ込み、
コースは低めでしたけど、
全くタイミング合わず、
左膝を着かせて空を切らせました。

(この球は手を出さぬが正解)


今日の松本に関しては、順調に来ていると思います。
このまま負傷せず、仕上げながら、
開幕へ突入してもらいたい
です。


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◆2番手・増田
今日は、失策もあって3失点となりました。


しかし、今日の増田は、変化球を試していて
その分、カウントも悪くしたりして中村を歩かせ、
ストレートも乱れ、福田光や井上に打たれましたね。


中継に入ってマウンド付近まで出ていた森が
ホームへ悪送球し、打った井上までが一周してきましたけど。


しかし、気を引き締め直して目を覚ました増田は、
持ち前の球威あるストレート
菅野を詰まらせ右飛、田村を計算通りの二ゴロ併殺に料理し、
そのイニングを終えました。


今日の増田については、
変化球の精度に課題を残しましたが、
(フォークが決まらず、スライダーが抜け)
開幕を照準にすれば
全体的には大きな問題はなさそうと思います。


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◆3番手・ギャレット
ギャレットが他球団に向けてベールを脱ぎました。


ギャレットに関しては、
①速い重いストレート
②空振りを奪う縦スライダー
この2種が大きな武器であり、その投球頻度が多いです。


その①②の双方が組み合わさってこそ
ギャレットの真価を発揮されます。


結果としては、
1イニング無死点、与四球1、奪三振1、被安打0
と上々でしたが、、、、
最も気になったのは、
縦スライダーの制球精度です。


そして、もう一つは
ストレートに角度が無いことです。


藤岡には、外角一杯に決めた縦スラで空三振に仕留め、
中村には、初球、ど真ん中に投げた縦スラが
中村も意表を突かれて手が出ず、見逃しを奪いました。


しかし、安田の打席や中村の5~6球目で懸念も見せていました。


安田に対しては、
ストレートで僅か2球で追い込みました。
安田もそのストレートにタイミングが合ってませんでした。
ところが、3~4球目もストレートを投げ続けますが、
角度も無いため、腰高以上の高めに入りやすいため、
ファウルで粘られ、空振りが奪えません。

しかも、3球目では、
振るタイミングは合って後ろに逸らすファウルに。


そこで、5球目に縦スラを投げ込みますが、
外へハズレていたから、簡単に見極められ手を出されず、
6球目は、力んでストレートが外角高めに大きくハズレ、
7球目に縦スラで空振りを狙いますけど、
今度は低すぎましたから、簡単に見極められ手を出されず、
カウントを悪くして、最後は歩かしてしまいました。


中村は結果として、龍世の好反応で三ゴロに仕留めますが、
5~6球目に縦スラで空振りを狙いますけど、
2球連続で低すぎましたから、簡単に見極められ手を出されず、
カウントを悪くしました。


現時点で、ギャレットについては、
ストレートの角度を増すには時間を要しますが、
(角度を出すには、フォームの改善が必要になるので)
最低限、縦スラの制球精度は向上させたいですね。


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◆4番手・浜屋
浜屋も他球団を相手にする実戦デビューを果たしました。


初陣としてはかなり上々の好投を魅せ、
将来に向けて大いな期待を膨らませる投球でした。

先頭の福田には、二ゴロコースに打ち獲るけど、
外崎の失策で出塁を許し、二盗もされました。
しかし、浜屋にとって、
こういう走者有り、ピンチの場面は、
試すのに良い機会になりました。


普通に投げて抑えたとしても、
やはり真価を問われるのは
ピンチ時にどういう投球ができるか?
ですから。


今日の浜屋は、初陣だったにも関わらず、
ピンチになっても、制球を乱さず、
威風堂々と投げ切ったことは
頼もしいところです。


今日の浜屋の投球です。

制球を乱さず、コース一杯にクロスファイヤを決め、
内外をきっちり投げわけていました。


福田光には、
外角低めに大きく逃げるスライダーで空三振を奪いました。
かなりキレがあり、大きく曲げましたね。


ストレートも球速や球威があるわけではないのですが、
今日のような制球の良さを魅せてくれれば、かなり頼もしいです。


昨年10月、社会人時代に
DeNA2軍との練習試合で戦ったときは、
打ち込まれてから、急に制球を乱し、
四球を4つも出して崩れましたね。


そのときと比べたら成長していますね。
ただし、当然、まだまだ厳しい場面は出てきます。


これから一歩一歩、実績を積み重ね、
礎を築いて欲しいです。


あと、今日は福田の盗塁を簡単に許しました。
今日は、初陣ということもあって
打者ばかりに集中していました。
福田光の初球前に牽制を1つ入れましたが、
井上のときも牽制を入れて釘を打つ余裕をいずれ欲しいです。


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◆5番手・森脇
森越の失策で出塁を許しましたが、
ほかは抑えて無失点で切り抜けました。


森越に関しては、
紅白戦のときもそうでしたが、失策しました。
守備が売りなんですから、
失策してはダメですね。

安定して守ってくれなければ、
森越の存在意義が失われます。


一方、森脇については、結果として上々でした。
ただ、危なさも見受けられましたね。


基本的に、力強い剛速球があるわけでもなく
ストレートフォークを組み合わせて惑わせるタイプです。
それだけに、制球が甘く入ると、
(長打も含め)打ち込まれる懸念が大いにあるので、
森脇にとって「甘さは厳禁」ですね。


そのあたり、甘さを見せぬ投球
安定してできるようにされたいです。
特に、中継ぎで
失点を許さないようにするならばなおさらです。


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◆6番手・野田
福田は左投手が大の苦手であり、
中村は初球を拙攻してしまい、
相手に恵まれた面は否めませんが、
とりあえず、無事に三者凡退に抑えました。


まあ、それなりに悪くは無かったという野田なのだ、でした。


ただ、欲張るのであれば、
井上あたりに、(のけぞらせるくらい)
思い切り内角をもっと狙って
クロスファイヤで攻めても良かった気はします。
一応、練習試合なんですから。


まあ、野田の場合、
急に制球を乱すところが課題ですね。
(急性制球乱投症)
前触れなく、急に乱れますね。
さっきまでの君は何処へ?みたいな。


その急性制球乱投症の発生頻度を如何に減らすか?
安定して崩れぬ投球を如何にできるか?
とは言っても、
制球乱を気にしすぎて、
腕が縮み、球威(思い切りの良さ)が減じてもダメですね。


とにかく、
思い切った投球を安定してどれだけできるか?
そこが野田の課題です。


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◆7番手・泰雄
今日の泰雄は、
菅野や佐藤に対して、
外角攻めで外角を意識させてから
内角を攻めて仕留める

というように
内外を上手く投げ分けて攻めていましたね。


ただし、先頭の福田光には、
外角攻めをしていましたが、
最後は、外角要求だったものの、
それが中に甘く入って打ち込まれましたね。


泰雄の場合、
制球の雑さにより痛打されたりするところが課題です。


そのあたりは改善され、
昨年以上の成績を残されたいです。


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一方、野手陣については、、、
やはり注目の的は
現在好調の若獅子・川越&龍世ですね。


川越は、今日、1安打で終わりましたが、
龍世は、3安打の猛打賞でした。



とにかく、彼らには、
その打撃レベルを安定して長続きさせたい
ですね。


彼ら若獅子らにとっては、
基本的にオープン戦(練習試合含む)では
アピールが必要だから結果を残さねばならないけど、
公式戦とは違い、所詮は練習試合ですから
相手投手も調整中だったり、試行中です。
場合によっては、
得意コース、苦手コース等の手探りで試行するなど、
相手打者のデータも採取することもあります。


しかし公式戦の実戦となったら相手も目の色変えてきます。


それ故に、オープン戦までの戦いと公式戦での戦いでは、
結果が変わることも多々あります。


実際に一昨年の木村や田代、昨年の金子がそうでしたが、
オープン戦で大活躍しても、
開幕してから実戦に突入してメッキが剥がれましたね。
逆に、山川はオープン戦まで全く打てず、
本番の公式戦になって大暴れするという逆ケースもありますけど。


それだけにオープン戦で成績を残しても
まだその評価は「仮免」状態であり、
その「仮免合格」は
あくまで開幕時のチャンスをもらうための結果です。


そして、レギュラーとしてやっていけそうか?の判断は、
「本試験」の公式戦で結果を残せるようになって
初めて評価されるところでもあります。


それ故、
『長続き』すること、『安定』することが欲しいです。


川越&龍世は、
現在、好調であり、比較的、先行しています。
このまま突っ走り、
まずは開幕時のチャンスへの切符となる「仮免合格」を得て、
そして、公式戦の実戦になっても、
その勢いを止めず驀進し続けて本格化して欲しいです。


ところで、川越について、
5回裏、西野から
手玉を獲られるような空三振を奪われました。

相手の攻め方は、
一軍戦の場合
投げてくるその球そのもの、そのコース、
配球の組み合わせなど、二軍戦ほど楽ではありません。


一軍戦で着実に活躍し続けていくのであれば、
今日の西野からやられた空三振は、
今後の糧にされたいですね。


逆に、愛斗は『仮免合格』が遠のいていますね。
焦りもあるんでしょうが、
やっぱり昨年までネックになっている
『選球』の課題が問題ですね。


積極的に行くのは良いことでもあるわけですが、
(一般論でも初球など早い段階の方が打率も高いですから)
昨年の一軍戦では、ボール球の選球率が6割を下回っており、
(一軍戦で通用するには最低7割以上が欲しい)
要は、考え無しにブンブン振り回しているだけ
なんですよね。


もちろん、見極めるのはボール球ばかりではありません。
初球から行くにしても、
コース一杯など難しい球は見送った方が賢明です。


愛斗の場合、それができず、
強引に行って凡退を繰り返しています。
それを繰り返している限り、
愛斗に明るい未来はありません。


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1番打者に挑んでいる金子については、
今日は休み状況で打てませんでした。


まあ打てぬ日もあって当然ですが、
西野から奪われた三球空三振は反省ですね。


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新外国人スパンジーに関しては、
内野安打でしたが、来日初ヒットが出ましたね。


とにかく、全力疾走して
その後の得点を奪う良き先駆けになりました。500


また、今日は簡単に空振りせず、粘りを見せましたね


一応、本人も先日の紅白戦の後日、
投手の球に慣れるために、
投手の球を注視し続けるということをやっていましたね。


本人も米国時代からの課題であろう、
『大振り空振り』『ブンブン丸による空振り』
自分の弱点として捉えているからこそ、
そのような練習(注視続ける)をやるんでしょうね。


その意識があれば、改善も期待でき、
とてもありがたいですね。
ここ2戦においても、
闇雲にブンブン振り回さず、
球筋を見極めようとしています。


もちろん、
慎重になりしすぎて臆して消極的になられても
それはそれで、思い切りの良さを減じ、
バットが出なくなるので困ります
ね。


積極的に攻めることと、見極めて行くこと
これらはトレードオフの関係もあって難しいことであるのですが、
スパンジーには、開幕までにきっちり仕上げて、
率の高い安定した打撃をしてくれることを願っています


なお、今日はレフトに入りましたね。


一応、米国時代は、外野手をやる場合、
レフトを中心にやっていました。
ただし、UZRの観点からは、
ものすごく優れていたか?というと微妙です。


それだけに、
外野手における実力がどの程度なのか?
もっと試されたく、もっと見てみたいですね。


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ところで、メヒアが打ちましたね。山川も打ちました。


外国人の一軍起用に関しては、
投手陣を何人揃えるか?によりますが、
もしニール、ノリン、ギャレットと
3人の外国人投手を一軍へ挙げるなら、
残る野手1人枠をかけて、
メヒアとスパンジーの争いになります。
スパンジーが打てるのであるなら、
守備ポジションの差でスパンジーが優位ですが。


まあ、中継ぎが不足しているので、
ギャレットは必須であり、
先発の中心としてニールの存在も重要です。
ただ、先発の左腕もいないので、
ノリンも成功してもらわねばなりません。


実際には、ニールが疲労したときに
ノリンが代わりに出てくる形で、
投手陣2名、野手陣2名の外国人布陣かもしれませんが。