下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン練習試合(宮崎)】宿敵の鷹相手にいきなり敗北!あれれ?

本日は宿敵ソフバンとの練習試合でした、
先発を要望している平良が先発して登坂し、
ある意味、彼の要望に向けた二度目の試験に。


ところで、キャンプから張り切りすぎ

若獅子の中で、川越と競い合うように
一番手に名乗りを挙げそうだった龍世

B班へ脱落!?
絶好調だったのに。


もしかして負傷???


山野辺が途中から
サードをやっていましたね。。。
それはそれで疑問ですけど。。。

龍世もやっぱり張り切りすぎたか?
アピールが必死な立場の場合、
オーバーヒートして負傷や不調に陥る
ある意味『若手あるある』ですね。


ただし、大成するためには、
その負傷リスクもクリアして
前進せねばなりません。


負傷して潰れていく、
パフォーマンスを高められず
消えていく若手も多い世界ですから。


まあ負傷でないことを願います。


さて、本日のソフバンとの練習試合結果について
スポーツナビの情報を以下に掲載し、
簡単に考察したいと思います。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まず投手陣から。


先発した平良については、
初回から今宮に打たれ、直後に連続与四球
一応、二死満塁のピンチを凌ぎましたが、
状態も良くなく、変化球も今一つで、
おまけに1イニング目からその先を考えているので、
持ち前の全力投球もできずと、
半端な状況での立ち上がりでした。


そして2イニング目には失点し、
3イニング目は先頭から制球乱れて連続与四球
しかし、二死に持ち込んからも2被安打2与四球
もうバテバテでしたね。


3イニングで5失点もそうですが、
6与四球とノーコン時代の1年目のような状態でしたね。
※1年目はニ軍戦で与四球率BB/9は9.2
 その年の中塚は5.0と中塚よりノーコン状態でしたね。


平良については、
全力投球でこそ、
持ち前のストレートが威力を増し、
逆に変化球は今一つのレベルであり、
短いイニングでこそ、
そのストレートと組み合わさって
緩急を活かせるタイプです。


逆に長いイニングでは、
途中からストレートも鈍るし、
相手が打順を重ねることで慣れることにより
今一つの変化球も通じなく、
荒れて見やすくなってきますから、
本来は向きませんね。


今までは、
コーチらも野放し状態で好きにやらせており
本人は先発挑戦の一人旅をしていましたが、
今日の結果をもって、監督が引導を渡し、
その平良の自由な一人旅は終止符が打たれました。


ただし、今回、平良自身が
「先発をやりたい」という強い気持ちを自ら持って
ここまで取り組んできたことに関しては、
監督も「人が変わったように成長した」
と褒めてましたね。
開幕までの準備時間を消費してしまいましたが、
今回の挑戦は、挫折(悔しさ)も含めて
平良にとっては、今後の良い糧になるかもしれませんね。


この一人旅も「初めてのおつかい」みたいな感じ・・・


まあ、今のギリギリまで
思うようにチャレンジしたのだから、
今年は先発熱ももう諦めもつくでしょう。
ここからは切り替えて
適材適所の「後ろ」で大暴れしてください



試合後、辻監督は「(先発は)終わり。(起用法は)後ろ。変化球でストライクを取れないと先発は難しい。でも、彼が自主トレ、キャンプと頑張って取り組んできたと感じた。後ろになったからとマイナスにはならない。大きなプラスになると思う。人が変わったように成長した。後ろでも大事なところで投げてもらう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで、鷹の周東が平良から
2打席連続でタイムリーを放ちましたね。


周東というと
「走」のイメージが強すぎますが、
今年は「打って」「走れる」タイプ
目指しているそうです。
そのために、
力強いスイングを心がけているとか。。。


鷹の方も昨年から
1番打者が定まらない問題を抱えています。
周東が打てるようになれば、
当然、1番打者昇格ですし、
本人もそれを狙っていますね。



こちらで言えば「金子」ですね。
もちろん、金子と周東は、
目指すところが同じ打撃向上であっても、
そのやり方は違っても良いのですが、
周東は、力強いスイングを身につけることにより
打ち負けぬよう励み、
長打(二・三塁打)も視野に入れています。


金子の場合、足があるから
どんな形でも出塁する!と頑張っています。
確かに、1番打者には
出塁率を高めることは必須です。


金子の場合、打率や出塁率について、
全体の値と得点圏での値がほぼ同じですから、
全体の打率、出塁率を高めれば
得点圏での打率、出塁率も自ずと上がるでしょう。


※過去三年間の金子の成績
 17年 全体:打率0.272、出塁率0.333
   得点圏:打率0.264、出塁率0.337
 18年 全体:打率0.223、出塁率0.303
   得点圏:打率0.219、出塁率0.304
 19年 全体:打率0.251、出塁率0.324
   得点圏:打率0.252、出塁率0.326


ただし、獅子の1番打者には、
出塁率のみならず、長打力も欲しいですね。
つまり、
二塁打以上の長打の脅威も相手に与えたいです。
得点圏で得点を奪いたいし、
100%確実とは言えぬ盗塁抜きでも
得点圏のチャンスを築きたいです。
※出塁したら100%、
 必ず自動的に二塁に進めるわけではありません。
 金子の盗塁成功率は80.4%です。


しかし、金子の場合、
ホームランを打てぬのはやむを得なくとも

二塁打、三塁打は稼ぎたいわけですが、
それが極端に少ないですね。


昨年の長打数
     二塁打 三塁打 本塁打
 金子   8   1   3 
 源田  23   6   2
 外崎  27   6  26
 秋山  31   4  20
 スパン 28   5  14
 (スパンは3A成績)


金子が1番打者を担うならば、
やはり、
出塁率を0.370超まで上げたく
そして、本塁打は無理だけど、
二~三塁打数を増やし、
得点圏への出塁率
も上げたいです。
(二塁打数が30個、三塁打数が数個)



今日、金子は出場せず、
1番スパンジーの選択肢を試していましたが。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2番手は田村が登板して1イニング投球。
先頭の川瀬の三安打は、
外角のボールゾーンへ逃げがシュート
バットの先で当てるだけのボテボテでしたが、
浅いゴロでスパンジーも焦って送球が逸れて不運でした。
でも次の三森も同じような球を当てるだけ
打球はイレギュラーに弾みましたが、
今度はスパンジーも逆シングルで適切に処理しました。
ただ川瀬にも、三森にも
カットされやすい状況でしたね。


次の甲斐には、カットボールも駆使しながら
バットを振らせず、僅か2球で追い込みましたが、
3球目の低めにハズレた直球は問題無いけど、
最後の4球目が
二ゴロ併殺打狙いの外角要求だったのに
シュートして中へ甘く入ってしまい、
二ゴロ併殺打狙いの源田も逆を突かれて
三遊間を割られる左中安打を打たれましたね
詰めの甘さがもったいなかったです。


その後、釜元、リチャードと
外角球をバットの先で打たせて
ともに左飛で処理しました。
田村もボール先行とかにはならなかったですが、
この先、相手打者のレベルが上がってくれば、
甲斐への詰めの甘さも含めて、不安は残りますね


ところで、このリチャードはなんなんだ?
1打席目は平良も全球ストレート勝負で、
空振りを奪ったり、
インハイを打たせてバットを折りましたが、
最後はストレートに慣れてきて
外角高めを流されて一二塁間を抜ける右安打でした。
田村は左飛に仕留めましたけど、
バットの先で深めの左飛となり、
身体はデケぇーし、スイングは速いし、
軽い球だったら一発浴びそうですね。


ただし、オリックスの杉本のようなイメージですね。
当たったら飛ぶけど、ストレートが大好きそうだけど、
変化球を交えながら緩急で料理しやすいかもしれません。
現に、與座にはタイミング合わず三振していましたね。


でもこんな奴が育成に居る
というのが鷹の脅威ですね。
くわばら。くわばら。


ーーーーーーーーーーーーーーー
3番手は與座が登板し4イニング投球。
4回1失点、2被安打、3奪三振。
しかも、最初の3イニングはパーフェクト
なお、ストレートは120km/h台前半でしたね。


ただ、4イニング目で
疲れが見えてきた可能性もありますが、
(あまり4イニング以上も投げてないから)
相手も二巡目で慣れてきて
4イニング目は打たれた?
という心配は残りますけど。。。


1イニング目の先頭の高田には、
苦手な左打者を意識したのか?
結果としては
内角球で一ゴロに仕留めましたが、
逆球でしたね。しかも、この打席では、
外角要求の逆球が連発しましたね。
緩急やコース、投げるペースなどで
タイミングを外すのが真骨頂ですけど、
やはり制球力は高めたく、
その逆球オンパレードは課題になります。


もちろん、
シュート変化して抜けるのも課題ですね。
(次の柳町の打席で見せます)


次の柳町には120km/h台前半のストレートと
106km/hのカーブにより、
緩急で空三振を奪いました


次の好調である周東からも空振りを奪い、
最後は低めをバットの先で打たせて二ゴロに。


2イニング目は、
栗原をインハイで詰まらせ、
川瀬もインハイのボール球を詰まらせ、
(ただし外角要求の逆球
三森もタイミングが全く合わず、
外角低めストレートを
バットの先で打ち上げさせ三凡でした。


3イニング目は、
捕手が森から齊藤誠に交代したものの、
九鬼には悪くないタイミングで振られましたが、
外角一杯に決めて
バットの先で打ち上げさせて左飛に。


釜元(左)には、
外角低めストレートで遊ゴロに。
ただし、2球目が外角要求でしたが、
中に甘く入って、危なかったです。
釜元が振り急いでくれて、
レフト線を切れましたが。
打球もバットの根元で詰まり、
釜元の打ち損じでしたね。
(この2球目は上記の課題と同種であり、
 反省材料)



次のリチャードは全くタイミング合わず、
立て続けの外角攻めで空三振を奪いました。


この3イニング連続三凡のパーフェクトは、
相手打線のレベルが高くなく、
制球(逆球連発や中へ甘く)の課題
残しましたけど、
9人中7人もいたアンダースローが
苦手とする左打者
を相手に
タイミングを狂わせながら
成し遂げたことは価値がありますね。
今後への期待感が持てます。


問題は4イニング目ですね。
確かに、與座の場合、プロにおいて、

あまり4イニング以上は経験が少ないです。

それだけにスタミナへの懸念は残ります。
(3イニングまで35球)


でも、
昨年、二軍戦で登板した2試合でも、

(どちらもDeNA二軍相手)
どちらも一巡目は抑えています。
しかし、2試合目は
二巡目になって一気に崩れましたね。


アンダースローの強みは、
相手をリズムに乗せないことが大きく、

もし慣れられて、打ちやすくなってきたら

ヤバくなりますね。


4イニング目の8回裏、
先頭の高田には、捕手の要求通り投げ、
空三振を奪います。


しかし、柳町には、B2S2からの5球目
外角要求も逆球になり、

完璧に捕らえられ鋭い左安打を打たれましたね。

上記の課題・制球の甘さがネックになり、
タイミングも合わせられました。


次の周東には、少し粘られますが、
内角球で詰まらせて右飛で料理し、
二死まで追い込みましたが、
次の栗原には
逆球で初球を見逃させて、
高め釣り球を要求した2球目は、
インハイへ抜けて打者が倒れ避ける形でB1S1に。
そして3球目、外角低め要求だったのが、
インハイへ逆球となり、
絶好なタイミングで引っ張られて
ライト線に鋭い適時二塁打を痛打されます。
引きつけながらきっちり振り抜かれましたね。


與座自身、栗原には
全く意図するコースへ制球できていなく、
バテてきていたのも一因にありうそうですね。
おまけに、
相手も二巡目で慣れてきているので厳しいですね。



與座に関しては、
十分、楽しみな存在ですけど、
意図したところへ
安定して投げることができるように

制球力の向上が重要な課題の一つであり、
(逆球、シュート方向への抜け球を減らす)
 ※今日は前者が目立ってましたが
その制球力の甘さ、
相手も慣れてきた二巡目になると
タイミングを合わせられて
いっそうに餌食になりやすいですね。


與座の場合、現時点において、
「勝ちパ」という印象はあまりありません。

とは言っても、

先発で登板しても、
スタミナがまだ不足しているし、

二巡目で慣れてこられると不安を残します。



現時点では、
ロング可能の中継ぎが適任でしょうが、
(最長3イニングまで)
ショートスタータの1番手でも面白いです。
(最長3イニングまで、打者一巡目まで)


打者一巡目をアンダースローの與座に任せ
二巡目からは別のタイプの投手を投入して、
(例えば、左腕とかを二番手に)
相手打線を翻弄させる、ということに期待を持てます。


そのようなショートスターターの使い方により
與座のアンダースローという良さ
大いに活かすことがデキ、
與座の効能をもの凄く発揮させることができる
可能性を秘めていると思います。


先発6番手が怪しいなど、
ローテの谷間などで
與座と誰かをセットで使いたいですね。


今年の日程は、
まあコロナでどうなるか?わかりませんが、
現時点の予定では、五輪の影響により、
ゴールデンウィーク9連戦の後は、
交流戦を挟んで、
6連戦の週が5~6月で安定して続きます
また、五輪が終わってからは、
6連戦が8月下旬の2週間連続で、
9月も2週見られています。


すなわち、今年はGW以降、
先発を6人で確実に回さないと
苦しくなってきますから、
先発6番手が重要になってきます。


一応、ニール、光成、今井、
松本、本田、十亀と6人は揃いそうですが、
彼ら全員が、一年間、
安定しているとは考えにくく
先発5番手、6番手に隙が生まれます。
そこを埋めてくれる選択肢として、
與座のショートスタータ活用
有効となる可能性を秘めています。


もちろん、逆に先発が崩れた場合、
二番手として最大3イニングを
継投してくれてもいいですが。


與座の使い方としては、
ショートスタータか、ロングリリーフ
最大3イニングというところを望みます。


もちろん、6イニング以上、
安定して投げることができるように
なってくれることがベストですけど。


いずれにしても、
再負傷とかは、絶対に避けられたいです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次ぎに野手陣(打撃)についてです。


まあ、ロッテ戦やオリ戦と違って
今日は鷹相手に抑えられましたね。


相手投手は、石川3回~松本3回~
松田遼1回~泉1回~高橋純1回でしたね。


今日の獅子威し打線について、
興味深いのは、鷹を相手にしたときの
「新外国人スパンジー」と「若獅子たち」ですね。
それらの点をとりまとめていきます。


まずスパンジーについて、
今日は1番打者を試しました。正直、
1番打者の適性は、金子より高い気はします。
(ハズレ外国人でないことを前提にしていますが)


今日のスパンジーは2打席目の3回表二死で
石川から初ホームランを放ちましたね


初球はストレートが逆球になって
内角を際どくハズレ、
スパンジーも見極めて見送っていきます。
2球目は外角のストレートを
大振りして空振りします。
球より下部で空を切りました。
3球目は外角高めにストレートが
ハズレてB2S1に。
さすがにこれには手を出しません。
そして、4球目、
絶好のタイミングで振り抜いて鋭く打ち込み、
ライトスタンドへ運びましたね。


次ぎの3打席目(6回表一死)では、
松本と対決しました。
前の打席で気分良く打った次ぎだから
気になるのは「大振り」にならないかな?
だったんですけど、
静かに三球見三振に終わりました。


初球は外角高め一杯のストレートを
躊躇してしまってハーフスイングで空振り。
2球目は外角要求のところが、
中へ甘くは行って絶好球でしたが、
スパンジーも意表を突かれて手が出ず。
この2球目は
手を出しても良かった気がしますが、
慎重になりすぎてました。
そして最後の3球目も、
外角要求が2球目と同様に
中へ入り(ただし低め)、
手が出ず、結局、三球見三振に。。。


ベンチから一発打った後だからといって
大振りにならないようにと突っ込まれて
慎重になりすぎたか?


最近、本人も
大振りが課題であることを意識しているのか?
ブルペンで投手の球を注視する努力をしたり、
最初の紅白戦から比べて、
手を出さぬ面も見られていましたね。


もちろん、アベレージを残して欲しいので
何でもブンブン振ってしまうと困りますが、
あまり慎重になりすぎると、
バットが出なくなってきますから、
それも困ります。
そのあたりはトレードオフの関係ですからね。


少なくとも
打率、出塁率が高めることが必須ですけど、
長打もあるので、獅子の1番打者としては、
金子より適性がある気はします。
ただし、米国時代の成績から
「苦手?」と懸念される
フォークやチェンジアップの落ちる球が
まだあまり試されていないので、
まだまだ見ていきたいですね。


一方、若獅子らについては、
川越、将平、愛斗、
途中から山野辺が打席に入り、
山野辺は与死球で、
あとは愛斗だけが1安打出ました。



ただし、愛斗は1~2打席目は
全然タイミングが合ってなく空三振。
ヒットが出た3打席目も
その前に振り遅れの空振りをしており、
どうもバットに振り回されている
最悪な状況にあります。
ヒットを打ったのも、振り回したら、
バットの先に外角球が引っかかって当たり、
遊撃手の頭上を上手く越えた、という打撃で、
復調しそうな雰囲気は感じません。
まあ、焦りから空回りしている面はあるので、
今日のヒット1本で頭を冷やせば
少しは改善するかもしれませんが。


一方、好調の川越については、
注目処でしたが、今日は3タコでした。


1打席目(2回表)では石川を相手に
初球がインハイ一杯に決められて見逃し、
2球目が大きく縦に曲がる緩いカーブを空振り、
最後の3球目は、
高め釣り球に引っかかり、
打ち上げてしまう中飛


2打席目(5回表)では松本を相手に
初球がインハイをかすめられて避けながら見送り、
2球目でインハイを詰まらせて三邪飛


3打席目(7回表)では、松田遼を相手に
木村がタイムリーを放った後の
二死二塁のチャンスでしたが、
初球が中に甘く入るものの、
差し込まれて打ち損じました。
これはモノにしたいところでした。


確かに今日は獅子威し打線が
全体的に湿っていましたが、
川越ら若獅子らは、
アピールしなければならぬ立場ですし、
いくら今が好調でも、
その実力が本物であるか?
本格化してきたのか?
を示すには
これから相手投手のレベルが上がってくる中、
一軍のそれなりの投手を相手に
結果を残し続けて行かねばなりませんね。



さあ、その試練を乗り越えて
本格化してレギュラーの座を!