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【前科と野球】清原和博氏が「殿堂入りしていないのは驚き」元NPB助っ人コンビが徹底討論

今日はこの記事を中心に投稿します。



清原和博氏が「殿堂入りしていないのは驚き」
元NPB助っ人コンビが徹底討論
5/4(月) 11:21配信(Full-Count編集部)


元鷹ニコースキー氏、元西武スピリー氏がYouTubeチャンネルで疑問を呈した

 なぜ、清原和博氏は野球殿堂入りしてないの? 元ソフトバンク投手のCJ・ニコースキー氏、元西武のライアン・スピルボーグス氏(スピリー)が両選手のYouTubeチャンネル「スピリー&CJ」で通算525本塁打を誇るスラッガーが殿堂入りしていないことに疑問を呈した。

 スピリーは13年に西武でプレー。08年に現役引退した清原氏と同じグラウンドで戦うことはなかったが、「野球のボールを集める愛好家で野球の歴史も大好き」という助っ人にとっては憧れの選手だったようだ。動画チャンネルで清原氏との思い出のボールを披露した。
 スピリー氏「元西武で、なおかつ500本塁打以上を記録してNPBの歴代本塁打数でトップ8に入る打者であるカズヒロ・キヨハラさんからもらったボールがこれさ。ボールにサインをしてくれないかと、キヨハラさんにお願いしたんだ。キヨハラさんの名前がこうして漢字で載っているよ。『525本塁打、スピルへ』とこのボールに書かれていてね。日本の野球をわかっている人が見れば、これが最高のボールだということは分かるよね」

 清原氏は高卒1年目の86年に31本塁打をマーク。不動の4番として西武の黄金期を牽引し、97年から巨人、06年からオリックスでプレーし、通算525本塁打は歴代5位だ。スピリーが「サダハル・オウの868本塁打は世界記録となっているよね」と水を向けると、清原氏の現役晩年だった07、08年にソフトバンクでプレーしたニコースキー氏は主張した。

 ニコースキー氏「ヤバい数だね。(NPBの歴代本塁打数で)2位はノムラ。君も聞き覚えのある名前だと思う。彼の本塁打は657本。つまりサダハル・オウは2位より200本以上多くの本塁打を打ってることになるね。君が大好きなキヨハラは歴代本塁打数でトップ9に入る打者で、唯一殿堂入りしていない。これはある意味驚きだよ


スピリー氏「引退して時間が経っていないからじゃないかな…」
 通算本塁打では11位の田淵幸一氏まで殿堂入りしているが、清原氏は殿堂入りしていない。これが不思議だったようだ。スピリー氏、ニコースキー氏は議論を続ける。

スピリー氏
「たぶん彼が引退して時間がそこまで経っていないからじゃないかな。良くわからないけど。素晴らしい選手だったけどね」


ニコースキー氏
「対戦したことはないけど、殿堂入りしていないのは驚きだね。単純にもう少し時間がかかるっていうことなのかもしれないけど。(殿堂入りの)プロセスについては詳しくはないからね」


スピリー氏
「キヨハラのニックネームは“無冠の帝王”となっているのさ」

ニコースキー氏
「500本以上も本塁打を打っている。(MLBより)シーズンが短いのは分かるんだけど、彼がシーズン40本塁打以上打ったことが一度もない。信じがたいことだよ。彼は何年も素晴らしいシーズンを送り、殿堂入りする可能性が高い選手にも関わらずにね。興味深いことだよ」

 清原氏は16年2月に覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕されて有罪判決を受けた。14年からプレーヤー部門で候補者入りしていたが、有害判決が確定したことを受けて表彰対象から除外されている。復帰への道は険しいとされる殿堂入りへの道。現役時代と同じように“大逆転アーチ”はあるのだろうか。


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確かに清原氏の殿堂入り、野球界復帰に関して、
反対意見、賛成意見、ご意見は様々あるでしょう。


もちろんこの手の犯罪(薬物)に関しては、
薬物依存から抜け出すことがなかなか難しいので、
一般論として再犯の可能性が高いことも否めません。


その再犯リスクを鑑みたとき、
「そのときにどうするのか?、影響大ではないか?」
ということも「生じない」とは言い難いです。


例えば、コーチとして復職していた時に、
「再犯」が露呈されたらそのときの影響は大きすぎることになるので、
それであれば「そのリスクを避けて、彼には関わらない」
と考えるのも無理はなく、それも一手ではあります。


もしかしたら、プロ野球は
子供らに夢を与え、神聖たる世界であるから、
前科者が関わることはダメだ!
芸能界のように甘いのはダメだ!
というご意見も出てくるでしょう。


かつて伝説の投手になった江夏氏も薬で捕まり、
NPBに絡んだのも阪神の春キャンプ時の臨時コーチのみです。
まあ江夏氏の場合、曲者でもありましたから、
引退した1985年から逮捕される前年の1992年までも
NPBには関わることはなく、解説者しかやっていないので
NPB現場に携わっていなかった理由は、
その犯罪だけとは言い難い面もありますけど。


ただ前科者と言えば、
巨人OBの柴田勲氏がトランプ賭博で、
その後は、巨人OB会会長や名球会の社長などに携わりました。


西武OBの土井正博氏もマージャン賭博で捕まりましたね。
しかし、そのときはコーチ職を辞しましたが、
その後にコーチとして復帰しています。


東尾氏の場合は、逮捕にならず、
現場での処分で済みましたが。
引退危機には陥りましたけど。


もちろん、薬物と賭博では犯罪の重さが違います。
また「その人の能力があれば再雇用もある」という面も否めません。
土井氏の場合、打撃を教え込む指導力には定評がありましたから。
江夏氏の場合、犯罪以外に、曲者の性格も引退後の指導者への道を
邪魔した面もありましたから。


ただ、前科者に風当たりが厳しいのはやむを得ないところです。


昔、1987年、メジャーリーガーだった投手
スティーブ・ハウ氏が西武の春季キャンプに参加しており、
当然、彼は西武が獲得する予定でしたが、
何年か前に麻薬(コカイン)使用歴のあり、
出場停止処分もありました。
そのため、NPBコミッショナーから西武に対し、
「更生更生の努力は認めるが、
 NPBは前科歴のある選手入団は絶対にダメ」との指摘されて、
西武球団も入団を泣く泣く諦めたことがありましたね。


もの凄く打っていて、
与死球で東尾氏をボコボコにしたで
有名な近鉄のリチャード・デービスが
翌年、大麻取締法違反で逮捕されて、
解雇と日本球界からの永久追放をされましたね。


またもちろん、
前科者への風当たりの強さは
引退者と現役の違いは大きく、
「薬物」に関する場合、成績にも左右するので
現役に対してはかなり厳しくなりますね。


というか「薬物」に関しては、
かなり風当たりは厳しいのが現実ですね。


まあ、このスティーブ・ハウ氏は、
その後、MLBへ復帰してヤンキースで中継ぎ投手として活躍しました。
不運にも交通事故により若くして亡くなられたそうですが。


前述したように、
清原氏に対する復帰等の反対意見、賛成意見、
ご意見は様々あるでしょう。


個人的な意見を述べると、
贔屓目の考えであることは否めません)
「殿堂入りが無理」なのはやむを得ないけれども、
清原和博という男に、できることなら
いつか野球に関わる日が訪れてほしいし、
可能であるならば、
ユニフォームに袖を通せる日が訪れてほしい
とは思っています。


できれば、裏方でも、関連する組織にでもいいから
西武球団が社会復帰の手助けをしてくれたら良いとも思います。


もちろん、適材適所があるから、
何がなんでもコーチ職、監督職とかは言いません。
西武球団も「彼の社会復帰」に
手を携わってあげることができれば、
というところです。


もしかしたらその復帰が野球界でないかもしれません。
グループ会社関連を活かして他業界もあるかもしれません。


やはり適材適所はありますので、
それが他業界でも、
それが合っているなら彼の第三の人生ですから、
それはそれでも良いと思います。


すなわち、
彼が社会復帰できて
幸せに過ごすことができること、
そこはかなり重要であり、
西武球団もそれを手助けしてあげることができれば、
という気がしています。


ただ少なくとも、西武の歴史を語るとき、
「彼抜き」では語ることはできません。
1ページ抜けるどころか、
1章丸々抜けることになります。


現在、西武は
あまり「触れたがらない」という様相は見られますが。


場合によっては、現役時代から
薬物をやっていたという噂もあるから、
その成績にも「いわくつき」になり得るわけですが。
(特に巨人移籍以降)


確かに、球団の看板に泥を塗ったのだから当たり前だ!
というご意見もあるでしょうが、
これは個人的な「私情」として述べれば、
個人的な感情論になりますが、
侘しさをどうしても感じてしまいますね。


いずれにしても、彼にとって、いつか野球に関わる日が、
ユニフォームに袖を通せる日を実現させるためには、
彼が社会復帰し、幸せに過ごすことを実現させるためには、
本人が再犯しないためにも薬物根絶するのはもちろん、
ストレスから暴力沙汰を起こすなど厳禁であり、
本人が絶対に更生し再犯を犯さないよう
かなりの努力とその結果を態度で示すこと
最優先・再先決ではあり、
また薬物依存の後遺症として、
「人前が怖い」ということを発症しているので
その克服をすること、
それら無くしては「その実現」があり得ない話ですから、
その本人が数々の高いハードルを
乗り越えて欲しいところですね。


焦らずゆっくり少しずつでいいですから。