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【6/19開幕濃厚?】でも120試合消化はケツカッチンの過酷な超タイト日程に。コロナで「密」は避けるけど、日程は「密!密!密!」/平井さん、大丈夫かな???

今日25日、首都圏&北海道も緊急事態が解かれます。
これによりオールジャパンで緊急事態の解除になります。


北海道や神奈川県はまだ目安を上回っていますが、
一応、状況は低減傾向ですから、
政府ももう耐えられないところですね。


まあ、「解除」と言っても、
全面的に万歳三唱というわけにもいかず、
「コロナへの注意をしながら経済再開」になるでしょうし、
この後「第二波」
どの程度来るのか?いつ来るのか?はありますが、
今までの接触しない策とは異なるので、
基本的に「新感染者数は増えて当然」であり、
それをどこまで
許容できる状態で抑えているか?
がカギになりそうですね。


米国も、増えてはいますね。
というか、
もともとNY州は減少していたけど、
他州合計では増加傾向の中での再開でしたから、
下記状況も当然の結果なんですけどね。


カギになるのは、
それを許容できる範囲なのか?否か?
ですね。


まあ、米国のコロナ状況の話は置いておいて、
本題のプロ野球界も、このまま低調状態が続けば、
6月19日開幕案も濃厚でしょう。


ただし、開幕までには、
感染抑制&感染時の対応、選手らの状態仕上げなど
「安全面」などへの入念な準備を整えることが必須。
そして開幕したら
その安全面への配慮を徹底すること、


その2点は最低限のノルマであり、
6/19開幕にしても、7月末の有観客にしても、
それは抜かりあってはなりません。


「それらができている」のであるのなら
次のステップへ進むのはありですが、
でもそれをできる準備は時間を要しても必要であり、
それが乏しい状況で焦りばかりで進めるのであれば、
リスクが高すぎます。


それが「開幕から普通に観客を集めて試合ができる」
というのであれば、
経営への影響という観点から「1日でも早く」もわかりますが、
(行うメリットが「経営面」にある)
やればやるほど経費が嵩み「赤字」の無観客では
リスクばかりが高くてメリットが薄いですね。


たとえ、放映権料は入っても、
巨人以外なら、1試合当たり「百万円単位」ですから、
アウェーの移動費、宿泊費等や
ホームでも、球場を保有していぬ球団なら、
球場の借用量も嵩みますから、
経費で、その少収入は吹き飛びます。


まあ、巨人なら放映権料は他球団より高価でしょうが、
広島だったら球場使用料で年間使用料5億7900万円の支払いです。
通常の72試合で割って
1試合平均800万円ですから、放映権料は吹っ飛び
足し引きしてマイナスですね。


札幌ドームも1試合800万円(入場者2万人以下の場合)ですね。


ヤクルトも神宮には、年間使用料が約10億円、
巨人だって、
東京ドームに年間30億円以上の球場使用料を払ってますから、
1試合当たりにすれば千万単位ですね。



球団経営的には
「有観客試合」をどれだけ数をやれるか?』が肝心ですから。


もちろん、「有観客」と言っても
「経営的」観点から考えれば、
千人単位では、なかなかペイできません。
万人単位の有観客は必須です。
観客1万人入っても稼働率は3割ちょっとですからね。


少なくとも、最低限、
「しっかりした準備を整えてから開幕すべき」であり、
「それが不足するようでは、開幕は早計」と思います。


先日、「首都圏でプロ野球観戦」さんが
ご指摘いただいていることに、私も賛同しています。


なお、先日、こちらの記事を挙げて下さり、
誠にありがとうございました。


でも、「準備万全で開幕」したとしても、
まだまだ課題は山積しています。


例えば、試合日程ですね。


日程に関しては、
緊急事態が解除されたら公表されるそうですが、
セ・リーグはCSを中止し、
パ・リーグはCSを変則で行うとか。


セ・リーグの場合、野外球場が多いから、
雨天順延、後日に代替試合も出やすいので、
その差異はやむを得ないかもしれません。
また、昔ほど威力は無くても
一応「巨人戦」というカードもありますからね。



ただし、
問題は120試合消化したい」ということですね。


野球協約は公式戦の本拠地試合について
最低60試合と定めており、
120試合の消化がかなえば、
協約を見直すことなくシーズンが成立するため、
その「120試合」の
デットラインXデーが6月19日ということですね。


しかも「ほとんど10月以内に終わらしたい」
(遅くとも11月までに公式戦120試合を実施したい)
ということもあるようですね。


まあ、プロ野球選手の契約期間は
2月1日~11月30日までと決められていますからね。


最終的に選手会と合意を得て、
12月以降も「可」としたとしても、
外国人らは困りますし、
(来年も契約継続するなら別ですけど)
11月終われば帰国する者もいるでしょう。


本当にそれで行くならば、
日程はカッチンカッチン、
ケツカッチンの超タイト状態になって当然ですね。


パ・リーグなら、開幕カードのみ3連戦、
2カード目からは同じ相手、球場での6連戦で準備
ということらしいですね。


日程の発表は近日中にあるでしょうが、
単純にカレンダーに当てはめてみると、
中止・順延なく全て順調に進んだとしても
毎週、週6連戦はマストになり、
それでも最短で120試合消化するのは、
11月5日なんですよね。


この日程は、正直、
無謀と言えば無謀であり、
Wヘッダーも生じる
でしょうね。


この120試合消化について、立浪氏のコラムを紹介します。

毎週6連戦の体力勝負か…
プロ野球120試合で変わること 立浪さん
「順位にチーム力反映されない可能性も」
2020年5月24日 (中日スポーツ)

 今季の日程が、早ければ週の前半にも示されるようだ。ドラゴンズもチームとして集まり、より実戦的な練習へとどんどん進んでいくだろう。
 ここから心配なのはまずケガだ。自主練習期間にしっかりと、怠ることなく準備をしているとは思うが、
早く早くと気持ちが焦って、ケガをするのが一番怖い。選手には気を付けてもらいたい。
 私たちが現役だった時代も体調管理、体調管理と口酸っぱく言われた。
今年は特に体調管理に神経を使わなければならない。風邪の症状でもコロナかと疑われる。本当にコロナに感染したら、球界全体にまで影響を与えかねない。

 ペナントレースも体調管理、そして体力維持が大きなウエートを占める戦いになると思う。
6月後半から120試合を行うなら日程がタイトになるのは避けられない。6連戦が続くだろうし、まして梅雨の時期からのスタート。中止になって後回しになった試合は、場合によってはダブルヘッダーでの消化もあるかもしれない。

 最後の実戦から約2カ月。思うように練習できずストレスがたまっているとしても、体自体に疲れはたまっていないと思う。この状況からでも、
基本毎週6連戦の密な日程で戦っていけば、体力がものをいう場面がきっと増える。
 6連戦では特に、先発投手には少しでも長いイニングを投げ、リリーフの負担を減らす踏ん張りが求められる。6連戦で毎日スタンバイするリリーフ陣にとっては、例年以上に過酷なシーズンになる。全体の試合数が少なくても、体力勝負の色合いが濃くなると思っている。
 ペナントレースの流れも例年とは随分違ったものになるのではないか。140数試合戦えば、力の差というのは何だかんだで結果として出てくるもの。それが当初より23試合少ない120試合になれば、チーム力が必ずしも反映されない順位になる可能性が増す。
 シーズンの期間が短くなるだけに、早く勢いに乗った方がより有利になる。開幕ダッシュは例年以上に重要なカギだ。前例のない戦い。どのチームにも勝てるチャンスがあると見ている。


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やはり、
最大のネックは「120試合」縛りですね。


とは言っても、開催しているうちに
コロナの第二波、三波と来れば、
感染球団は検査のために足止めや、リーグ戦一時中断など
途中で茶々が入るでしょうから、
各球団の公平性リーグ戦の継続性が損なわれるので、
リーグ戦としての意義がよくわからなくなる
という問題が生じます。


しかも、
過酷に密!密!密!の超タイト日程で
無理に、強引に
120試合消化する意味があるのでしょうか?
(おまけに、無観客試合を含めて)



まあ、この人は、「神様、仏様、平井様」
密!密!密!の超タイト日程でも頑張っちゃうでしょうが。


それを鑑みると、やはり今年は
既に「例外的なシーズン」になっている
とも言えるのだから、
規定通りの『最低試合数120試合確保』に
こだわる必要があるのか?
という疑問が湧きます。


途中でコロナの茶々が入るリスクを考えるのであれば、
今年は例外的措置として、
1つの決着をする試合数を少なくして、
1つの決着をするシーズンの期間を短くして
前期50試合、後期50試合の2シーズン制にしてもいいですね。
その後で、前期優勝者vs後期優勝者のプレーオフをしても。


まあ、前期45試合、後期45試合でも、
前期30試合、中期30試合、後期30試合でもいいですが。



この「120試合」は、
所詮、NPB内の決め事(法律とかとは違う)なのだから
NPB内の覚悟と決意次第で変えることができる話です。


これがまだ「120試合を例年通り観客を入れてやる」
と言うのなら、経営的な影響を鑑みて、
「やりたいという気持ち」は理解できますが、
実際は、最初1ヶ月程度は赤字が膨らむ「無観客」であり、
「有観客」になっても、経営を助ける規模
「万人単位」まで回復するのはまだ先でしょう。


経営的な観点から言えば
『「有観客試合」を

 どれだけ数をやれるか?』が肝心ですから。
(「万人単位」の有観客試合)


「120試合」縛りは無視して別に
また、無観客のスタートは決まっていますが、
それはNPB内で決めたことだから状況に応じて変えても良いし、
「開幕を7月末にして最初から有観客でやる」
があってもいいわけですね。


まあ、実際に7月末では、
まだ万人単位の有観客は難しいでしょうが。
(今年、そこまで回復できるのか?もありますし)


6/19開幕としても、少なくとも、
「120試合確保」縛りのこだわりは捨てて
選手らへの負担等も鑑み、
日程をもう少し緩和すべきではないでしょうか?


また、今年は、球団経営への影響を鑑みれば、
年棒削減策を行う可能性も高いわけですが、
試合数が減れば、
その削減程度も大きくできる可能性もあります。


逆に無観客でやって無理に試合数ばかりを消化しても、
120試合を超タイトの日程で仕事をしたにも関わらず、
給料は90試合分に削減したいんだけど、

と言っても、選手らも納得しにくいですよね。


もちろん、
その年棒削減策は必要になるでしょうから、
「開幕する前」に基本路線は決めておくべきです。


なお、年棒削減案に関しては、
普段、twitterでやりとりをさせていただいている
tthgさんがご提案されていますので、
こちらをご参照ください。



MLBの場合、早々に年棒削減策の話は出ており、
年俸は実施した試合数に比例させると、
MLBと選手会で早々に合意しています。


NPBの場合、球団の総収入に対して
総年棒がその1/5程度とか、1/6程度とかですが、
MLBの場合、
総年棒が球団の総収入の半分以上を占めていたりしますからね。


MLBの球団側にとって、
年棒削減は大きな「救世主」になります。


ただし、選手会の方が
「無観客試合」はその試合数にカウントする方向で捉え、
「無観客試合」に関しては、
まだ合意を得られていません。
(無観客でも「働いている」という感覚です)


そこからさらに


NPBの場合、削減の話すら出ていませんし、
当然、MLBのように「無観客」の扱いで揉めますね。


それだけに、年棒削減策は、
早々に「開幕前」から決めておいた方が良く、
「無観客」の経済的メリットはやはり低い
ということが現実ですね。


ただ、NPBで年棒削減を行うとした場合、
事前にそういう協議をせず、
シーズン終了(試合数も確定)してから
「後清算」みたいにやる、
しかも各球団のさじ加減に任せる、

という可能性が十分考えられますね。


そうなれば、
反感を買う者も出てくるでしょうし
(仕事をやってから、後になって給料減なんて言わないでよ、の心理)、
各球団バラバラでやったらそれこそ格差が生じ
(選手と球団間の信頼感への影響も含め)、
後々のFAにも響く懸念は大きいです。


個々の多少の差異はあっても、
この有事ですから、
MLBのように全球団共通の基本路線はしっかり定めておき、
球団格差にならぬよう、選手らも納得しながら仕事ができるよう
「やる前から」決めておくべきですね。



MLBと選手会で解釈隔たり 無観客なら年俸削減か
2020.4.17 16:26(共同)
 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れている米大リーグが今季無観客で実施された場合、選手の年俸が削減される可能性があると16日、スポーツ専門サイト「アスレチック」が報じた。
 
レギュラーシーズンの全162試合を行えない場合、年俸は実施した試合数に比例させると、大リーグ機構(MLB)と選手会で合意している。だが、選手会の関係者が無観客でもその合意が適用されると話したのに対し、リーグ側は「合意は観客のいる球場で行われることを前提としている」と説明し、解釈が食い違っている。(共同)




無観客開催での年俸削減にMLB選手会は不満 
「その話し合いはもう終わっている」
4/21(火) 10:00配信 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期となっているメジャーリーグ。複数の米メディアは
これまで無観客で試合を行った場合、選手会と合意した条件からさらに年俸を削減する可能性を指摘している。そんな中、選手会側からは不満の声が出ていることをAP通信が伝えている。

 3月末にMLB機構と選手会の間で行われた取り決めでは、試合が短縮された場合は162試合からの割合で年俸を支払うことで合意
している。だが、無観客、中立地での試合開催が実現した場合はそこからさらに年俸が削減される可能性が出ている。


 これに異を唱えているのがMLB選手会だ。トニー・クラーク選手会専務理事は「試合が再開される際の経済的条件をまとめた取り決めに、選手たちはMLBと共に合意した。それには大幅な年俸の調整だったり、その他多くの譲歩を伴うものだった。その話し合いはもう終わっている」と指摘。


 新型コロナウイルスの感染拡大により危機的状況が続く中、クラーク氏は「我々が今専念しているのは、選手達や家族、コーチ、審判、チームスタッフ、そしてファンの健康を優先にするという条件の下で野球を再開する方法を協議することだ」と、まずは選手やファンの安全を第一に考えることが最優先であることを口にしている。


 一度、合意した条件からさらに年俸が削減される可能性についてカージナルスのアンドリュー・ミラー投手も「僕の理解では、野球が再開する際の2020年シーズンの給与に関する取り決めは、既に合意に達している。それに、無観客試合や中立地での試合開催のアイデアが提案されている一方で、採用されるには(現在)程遠い状態だ」と苦言を呈している。
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