下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【鴎7回戦(MLD)】勝負弱い「猫」打線、光成を救えず敗戦。打てない、決定打不足で打線がつながらず。明日は與座の初勝利に向けて、有言実行のレジェンド栗山が與座を援護しまくるか?

今日の鴎7回戦は、2013年の甲子園優勝投手の対決に。
ただ、甲子園優勝投手もプロに入って
プロで一流投手の域に向けては、まだまだ足踏み状態ですね。


今日は出張から直帰しましたので、
試合を頭から観ることができました。


結果については、
双方の甲子園優勝投手が投手戦のロースコア展開を演じ、
結局、鹿威し打線が小島を打ち崩せず、
1点差届かず、獅子が敗戦しましたね。


今日の敗戦は、
確かに光成も暴投し、井上に一発打ち込まれましたが、
打線が光成を救えなかったのが大きいですね。



まず獅子威し打線からです。


とにかく、今日小島を攻め落とせず、
好投した光成を救えず、敗戦しました。


今年、小島の過去の成績と今日の成績です。


楽天やハムは、小島に5回まで持たせませんでした。
ソフバンは、5回をクリアされましたけど、自責点4です。


一方、獅子は前回が6回2失点でQSを達成させ、
今日が6回2/3 1失点でHQS達成目前まで持ち込まれ、
2試合合わせて獅子に対する防御率は1.46に抑えられてますね。


確かに、良い投球をされると、なかなか打てず、
良い投手からは打つのは楽ではありません。
その観点から、
投手に応じて、打撃の結果が変わるのは、
一般的にも言える話です。


でも、獅子の場合、
他球団が打っているにも関わらず、
獅子は打てない、ということは散見されますね。


獅子威し打線は、猛烈に相手を攻めますが、
苦手とする「天敵」も多々目立ちます。


獅子威し打線の苦手なキーワードというと、
『初モノ』『左腕』『技巧派』などが挙げられ、
楽天の塩見や辛島は『左腕』で苦手ですね。


今日のロッテ小島に関しては、
『左腕』が該当しており、
この2戦のように抑え込まれると、
獅子の『天敵コレクション』への
新たな仲間入りしそうな嫌な雰囲気ですね。


しかし、初回の立ち上がりでは、
小島自身もまだリズムに乗ってなく、
「打たれまい」と力んで制球も乱していましたね。


しかも、将平が二塁打で出て、
源田がバントを成功
せましたね。
これが無死一塁だと、バントは疑問ばかりですが、
まあ、無死二塁打からのバントは、
一死三塁になって、
1点は獲る確率は多少上がるので、
選択肢の一つとしては残ります


もちろん、ヒッティングで強行し、
タイムリーによって1点を奪うなどを図り、
チャンスをさらに展開して2点、3点と奪う手もあります。


どちらの選択をすべきか?の是非はありますが、
相手への立ち上がりの不安を煽るなら、
また、今日は光成が好投しましたが、
いつもの防御率通りの状況になることを見据えれば、
初回ですし、打たせていきたい
というのが個人的な本音です。


これが木村の打席で、
次が将平ならバントも視野に入れますが。


一般論(2004~2013年NPB対象)になりますが、
無死二塁からの得点する確率は58.9%に対し、
一死三塁からの得点する確率は62.9%にアップしますが
どちらも6割前後であり、
得点するチャンスを大きく増やすわけではない
ですから。
(一死を献上するということが大きなマイナスですから)


もちろん、源田が倒れて、走者を動かせなければ、
一死二塁になって、得点する確率は4割まで下げますけど、
もし単打を打てば、
無死一三塁で確率は8割以上になりますね。
もし四球でお散歩ならば、
無死一二塁で確率は6割のままでも、
得点期待値は1.4倍に高くなりますね。


まあ、とりあえず、
ここではバントを選択したのですから、
それを前提に話をすれば、
バント作戦の勝負を敢行したのであれば、
一死を献上しているのですから、
ここは確実に1点は稼がねばならない
ということが肝心ですね。


とにかく、相手は、
一死は欲しい不安を抱える立ち上がりです。
その中で一死を献上してまで、
勝負に出ているわけですから。


勝負に出る場合、
その勝負に勝てれば、流れに乗りやすくなりますが、
その勝負に負けるとなると、流れを失いやすくなる
それが勝負です。


だから、勝負に、賭けに出た以上は、
その勝負に、賭けに勝たないと厳しいですね。


しかも、外崎の打席では3球目のボール球に対し、
外崎がバットを止めてボール判定にしてもらえました。
結局、それもあって、相手バッテリーはボール先行で苦しみ、
四球で外崎はお散歩しますが、
この3球目において、
実は、外崎のバットは、出ちゃっていましたね。

要は、獅子にとって、
ラッキー判定でツキがあったということですね。


勝負事において、
こういうツキがあるときには、
そのツキをフル活用して
勢いに、流れに乗らなければならず、
逆にそういう好運を無駄にするようでは、
勢いに乗り損ね、

流れを失いやすくなりますね。


すなわち、初回の攻撃については、
自ら勝負に出て、好運もあったのだから、
その攻撃を成功させ、
得点を稼がねばならないわけですが、
今日の結果「得点を稼げませんでした」は
後の試合の流れなどの観点から
ものすごく痛々しい失敗だったということですね。


また、ここで先制点を挙げていれば、
さらに、得点も稼いでいれば、
相手の小島も、立ち上がり不安のままリズムを崩して、
勢いに乗れず、その後の投球に影響があった可能性
はありますね。


結果として、流れに関しては、
光成がその直後2回表、相手の早打ちもあってですけど、
僅か4球で三者凡退になったこと
相手も拙攻に伴って流れを掴み取りにくくなってますね。


でも、獅子威し打線は、その後も小島を攻め落とせず、
3~5回の3イニングは1本のヒットすら打てずと
閑古鳥状態でしたね。


一応、6回裏は、相手に追加点を奪われた直後なのに、
外崎の二塁打、山川の死球でチャンスを得ますが、
森が二ゴロ併殺打でそのチャンスを一気に潰しましたね。
当然、これでは流れは相手ががっちり掴んでいますね。


7回裏は、中村が合わせながら打ち込んで突破口を開き、
スパンジーが三振しまいと、泥臭く1点を返しましたが、
それまででしたね。。。


確かに今日の小島には、
低めに集められて打たされているほか、
スライダー、チェンジアップ等を駆使されながら、
タイミングを狂わされていましたね。
内角球で詰まらされるのも散見されました。


ところで、に関しては、
昨年インハイを打ってましたが、
今年はインハイ&アウトローが
からっきしダメですね。


【森コース別打率(上段:2019年、下段:2020年)】
※データで楽しむプロ野球さんのWebより


森は、もともと直感で打ち
その方が打てる天才タイプですね。
打撃の天才児ですからね。


でも最近は捕手をやって板についてきましたが、
逆に、その分、
打つときに配球を読んでしまって、
その影響から反応も鈍っているかな?

という気がします。


ただ、今年の森に関して、左右別で見ると、
右投手:打率 0.212、出塁率0.303、
    長打率0.242、OPS0.545
左投手:打率0.370、出塁率0.414、
    長打率0.667、OPS1.080
右投手からはかなり打てていなかった反面、
左投手からは結構、打っていましたね。
昨年は左右で同程度打っていましたね。)


しかし、今日は左投手を相手に不振でしたから、
森自身、よほど調子が良くないですね。


もともと、
本人は打撃で「無」になりたがり、
それで結果を出してきた打撃の天才児です。
 ※本当に「無」になるのは無理であり、
  実際は「直観」でしょうが。
逆に、捕手の面から見れば、
「無」(直観)だけでは厳しい
わけですが。


とにかく、打撃に関しては、
下手に考えずに、考えすぎず
森の野生の勘(直観)を信じて
思う存分、大胆に攻めて欲しい
ですね。


話が脱線しましたが、
基本的に、
小島を攻め落とせなかった
打撃陣の勝負弱さが
今日の大きな敗因になりましたね。


今年の獅子威し打線
「得点圏での勝負弱さ」が響いてますね。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、投手陣については、


今日の先発・光成については、
いつもとは違って、
初球ストライクの傾向が目立ちましたね。


与死球は2つありましたが、与四球も1つでした。
8被安打打ち込まれていますが、
1イニング平均の球数は15球/回と多くならず、
序盤1~2回に球数を節約できたからですが、
ボール3のカウントも全打者の1/4程度で済まし、
ボール球による無駄球がいつもより少なかったですね。


また、序盤の1~2回では、出塁を許しますが、
外角球を引っかけさせて
狙い通りの併殺打で処理しましたね。


3回表、満塁のピンチになりましたが、
そういう三振が欲しいところで
安田を三振に仕留めて凌ぎましたね。


5回表も、暴投で1点を失い、
再び三塁まで踏まれますが、
そこは菅野を見事に空三振で仕留めました。
そのときのストレートは、
力が無駄がなく球にこめられ、
走っており、見事に空を切らせましたね。

(今日最速150km/h)



7回表は、球数も嵩んできて、
だいぶ疲労が露呈され、ピンチを背負いましたが、
一死一三塁において、マーティンに対して、
ストレート(150km/h)を
外一杯、森が構えたところにズバリと決めて

手を出させず、見三振に仕留めましたね。


その次の菅野を歩かせますが、
二死満塁で、安田に対しては、
ストレートでねじ伏せましたね。


光成自身次期エース候補生として、
首脳陣も7回を投げ切らせるよう続投させ、
光成はその期待に応え、
HQSも達成しましたね。


確かに、失点は暴投被本塁打によるものなので、
光成自身の責任と言えるわけですが、
今日の光成は、
全体的に好投しましたと言えますね。


逆に、打線の援護は無く
ニールと違って、勝負運が無かったですね。


次回は苦手な敵地・福岡での鷹戦であり、
そこで真価がまた試されますね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
光成が7回まで投げ切ってくれたおかげで
後続が二人(2イニング)で済みましたね。


8回表、二番手に平井が登板しました。


まあ、結果は三者凡退の無失点で凌ぎましたが、
スライダーのキレが不足していた分、
空振りを奪えず、当てられ、粘られ、
内要求が中へ入るなど制球が怪しかったり、
抜け気味の球も見られていましたね。


井上の2球目は、甘かったでしたが、
打ち損じてファウルになり助かりました。
レアードの初球も手を出されなくて助かりました。


どうも、平井自身、本調子にあらずですね。



で、1点差ビハインドの展開で迎えた最終回9回表
いつもであると、平良あたりが出てきそうでしたが、
(ブルペンで準備もしていましたから)
ここは伊藤翔を投入してきましたね。


1点差なら、まだわからないわけですが、
もちろん、ここで1点でも追加点を奪われると、
もうそれがダメ押しになり、敗戦濃厚です。


実際、力不足により
一死満塁のピンチに陥りましたね。


結果としては、菅野が打ち損じてくれたこと、
そして、既に安田が引っ込んで、
守備固めとして
下降線の鳥谷が代わりに出ていたことが大きかったですが。



ただし、1点差に追い上げてはいましたが、
獅子の場合、
本来なら7回に少なくとも同点に追いつかねばならぬのに、
あと一歩届かず追いつくことができてなく
本来なら中軸を迎えて先頭打者が出た8回には
少なくとも同点に追いつかねば、
できれば、逆転していなければならぬのに、
栗山が粘るものの、
最後はハーマンに見事なストレートを決められ
相手にねじ伏せられながら、
あと一歩届かず追いつくことができてなく、

勝機を失いつつある流れでしたね。


それを考えれば、
ビハインドで勝ちパを投入せず、
勝ちパは明日以降に備えるという選択肢もあり、
そこの選択は、当事者である
首脳陣の勝負勘が問われる決断
になりますね。


もちろん、
この緊張感のある中で登板経験を積むことは
伊藤翔に大きな糧にもなりますね。


まあ、最終回9回裏は、
リクエストに負けましたし、
最後の将平の良い打球も
二塁手・中村のグラブに吸い込まれ、

流れは、勝機は既に失っていましたね。


結果として、
伊藤が無失点で凌ぎ、
平良らは明日へ温存することができ、
首脳陣の賭けは当たりました。


光成勝てませんでしたが、
中継ぎ陣を温存する投球はデキましたね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただし、これでこのカードは1勝1敗です。


カード勝ち越しを決めるためには、
明日は全力を挙げて勝ちに行き、

(平良、ギャレット、増田の投入)
相手に白星数でリードを許さないことですね。


まあ、明日こそ、
與座に初勝利をもたらしたいですね。


ただ、相手はオリ、楽天、ハム戦で目下3連勝中ですね。
ただし、投げるのは5回程度まで
80球以上になると限界も見えてきます。


また、岩下の場合、昨年も、今年も
序盤(1~2回)に失点する傾向にありますから、
叩くのは序盤の立ち上がり
岩下攻略の鉄則です。


でも、前回、雨天でノーゲームとなり助かったわけですが、
岩下の新ショウガには、
フォークで手玉にとられまくり
でしたね。


今日のように序盤からチンタラすると、
與座の援護が薄くなりますから、
明日は初回から
岩下を着実に潰す意気込み
攻めてほしいですね。


一応、前回の與座登板時は、
レジェンド栗山が與座に
『先に点を獲って、中押しもする!』約束し、
その有言実行ぶりを示しましたね。


レジェンドはお立ち台で『次も援護する』とのこと。
次こそ、與座も『初勝利』を手中におさめたいですね。