下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【鷹7回戦(福岡)】『GO TO 福岡』キャンペーンの幕開けで、いきなり地獄の一丁目ツアーに。鷹が得意の先行逃げ切り展開を避けるも、今井の炎上が止まらず、そのまま鷹の勢いに飲み込まれて、 あとは鷹のやりたい放題で終了。。。あちらは14安打、こちらは16三振。

地獄のGO TO 福岡!キャンペーンの幕開けであり、
今日は地獄の一丁目体験ツアーとなりました。


今日のスタメン結果です。

序盤からのスパンジー適時打山川『どすこい』先制リードし、
鷹が得意とする『先行逃げ切り』の展開に持ち込まずでしたが、
今井の炎上が止まらず、
千賀や鷹打線に「これは行けるぞ!」と自信を持たせ、
そのまま鷹の勢いに飲み込まれて、
あとは鷹の好き放題、やりたい放題の大暴れで終了。。。


好調の中村にはいいようにやられまくり、
得点圏打率を6割までアップさせ、
乗せてはいけない熱苦しい男に猛打賞で勢いつかれ、
絶不調だったバレンティンも起こしてしまい
柳田には通算1000安打達成のおまけをつけてしまいましたね。


投手陣は14安打も打たれ、
打線は、16個の三振を奪われ、
中盤4回以降はノーヒットでしたね。


今日は千賀が相手であり、
千賀について、立ち上がりは、
将平へストレート勝負で空三振に料理され、
源田には内角一杯で見三振を決められ、あっさり二死。
森が内角球で中安打を打ったのは良かったですが、
山川は、外角高めのボール球に手を出し、
バットの先で高々打ち上げるだけで、抑えられます。


ちなみに、森については、
千賀も外角要求が逆球になったわけですが、
その内角に入った球に反応し、
窮屈そうな体勢からも、
引き付けながらバットを振り切り、
打ち返しましたね。
打球は、内角に入った分、詰まり気味になりましたが、
しっかりセンター前に落としましたね。
森も、そのまま打撃が
復調してくれるとありがたいです。


しかし、2回表一死から、
栗山、スパンジーの連打で先制点を奪いましたね。
次の木村のボテボテ遊ゴロの間にもう1点奪取し、
先制2点リードで今井を援護しました。


ただ、今井が昨年にも見られた課題
『得点を稼いだ直後に点を吐き出す』癖
を露呈しましたね。


それでも、3回表一死、
森の四球から山川『どすこい2ラン』
その前の失点の倍返し!を果たし、
リード差を広げます。


今日の千賀については、
相変わらずストレートは走っていましまたが、
持ち前のお化けフォークは、
落ちる球もありましたが、
落ち方が不足する球
抜け気味の球も散見していましたね。
まあ、抜け気味の球は、フォークに限らずでしたが。


スパンジーが打ったフォークは
落ち方不足でバットに届き、
(いつものように落ちていたら空振りだった)
中村が打ったフォークは抜け気味でしたね。


山川が2ランを打った球も、
高めに抜けたカットボールでしたね。


また、千賀のフォークは、本来なら
ストレートと同じ軌道を描きながら、
ストンと落ちる
わけですが、
今日は、落ちるというより、
縦スラのように曲がる?みたいな球の印象でした。
その分、軌道がストレートとやや違い
見やすくなっていますね。


例えば、
2回表の栗山への2球目や、3回表の将平の3球目は
フォークみたいですが、
ストンと落ちるというより、曲がりながら落ちる形で、
栗山や将平は、手を出しませんでしたね。


まあ将平は、もっと落とされた次の4球目で
空三振に終わりましたが。


2回表、スパンジーの初球も、
スパンジーだから手を出して空振りをしましたが、
縦スラ?と思わせるような
曲がりながら落ちる形で落としてましたね。


真骨頂であるはずのフォークそのものも
まだ本調子でないんでしょうね。


制球に関しては、
高めに集まりやすく、
バラつき(荒れ球)も散見してました。


今日の千賀の状態は、
基本的に良くありませんでしたね。


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一方、今井については、
初回の立ち上がりを三凡で抑えていますが、
『得点を稼いだ直後に点を吐き出す』癖を
繰り返しましたね。


もともと制球力が乏しいタイプであり、
ストレートもシュート回転しやすいですが、
特に走者を塁上に置くと、
ストレートのシュート回転
さらには抜け気味が目立ち
変化球の方も
抜けた球が散見しましたね。


そのため、例えば、左打者の場合
内角攻めを狙っても、
球が中央方向へ甘く入りやすいですね。


当然、今井の球は、
森が構えているところにも、
球が決まりにくくもなっています。


例えば、2回裏二死一塁、バレンティンには、
結果としては、
2~3球目のインハイ(3球目はのけ逸らす)が効いて、
内角を意識させ、
4球目の外角球踏み込ませず中飛に仕留めました。


バレンティン自身、
普段から内角攻めにより、最近、調子を落としていましたから、
今なら内角は意識しやすい方ではあります。


でも、2~3球目のインハイって、
スライダー、ストレート両方とも
森は外に構えた外角狙いでした
すっぽ抜けて逆球になった球なんですよね。
昨年にもよく見られた
外角狙いが与死球になるパターンと同種です。
それは、
連続ですっぽ抜けたことが
たまたま功を奏したという結果論でした。


また、2回裏に
タイムリーとなった松田の当たりについては、
内角球で詰まらせて、バットも折ったわけですが、
源田の頭上を越えるポテンヒットとなり、
ある意味、不運な当たりであり、
流れが鷹に傾きかけた適時打でしたね。


しかし、この松田へ投げた球も、
外角要求だったのが、
抜け気味で逆球になったものでした。
すなわち、
本来のストレートだったら、
球に力が集中してこめられ、
力のある球(生きている球)になるので、
詰まらせて遊飛で終わっていましたが、
実際には、
確かに、当たり所が悪くバットは折れましたけど。
余計な力みが入っているから
抜けて逆球になってしまい、
しかも、余計な力みが加わるために、
その球には、力が分散してしまって、
集中してこめられていないので、
力の乏しい球(死に球)になってしまっていますね。
だから、松田がバットを振り切っていますけど、
その球に力が乏しいから(死に球だから)、
そのまま押し込まれやすくなっていましたね。


結局、リリース時に
腕が下がってしまっていますよね。
特に、走者有りでクイックになると、
投げ急いでしまう分、
さらに下がりやすくなっていますね。


とにかく、今井に関しては、
相変わらずフォームが安定してないですからね。


たまーに、好投することがあるように、
今井の場合、
ピンか、パーか、という傾向にあり、
そのピンの投球も、
たまたまフォームがハマったときであり、
安定していない分、
そのピンの頻度は少なく、
パーが多いですね。


確かに前々から
フォームが安定するようあれこれ試していますが、
結局、モノになっていないんですよね。


ただ闇雲に、感覚だけであれこれ試しても
コロコロ変えていることも加わり、
結局、モノにならないんでしょうね。


本人にしっかりと適したフォームについて、
科学的な観点も含めて、きっちり解析しながら
そのフォームを定め、身に着けたい
、ですね。


とにかく、
そこの礎(フォーム)が
安定して定まらぬ以上、
こういう投球を繰り返しますね。


できることなら、
今すぐにでも、シアトルのトレーニング施設
「ドライブライン・ベースボール」などにでも行って
今井のフォームについて、
科学的観点などを含めて解析してもらい、
その目標像(目指すフォーム)プログラムを見出してもらい、
帰国してそこのプログラムに沿って
じっくり練習を徹底して、身に着けられたい
ですね。
まあ今、渡米することは無理なことですが。。。


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それでも、鷹の追撃をくらいつつも、
序盤戦(3回終了時)を
獅子の1点差リードで通過しましたね。


鷹以外が相手の場合なら、
序盤に先制されていても、逆転勝ちをすることが多々あり、
序盤戦(3回終了時)にリードをしていなくても、
勝てる確率は五分五分など、高めの傾向はありますが、
鷹が相手の場合は、
鷹が『先行逃げ切り』の展開を得意とし、
鷹自身もそれを狙ってくることもあり、
序盤戦(3回終了時)に
獅子がリードしていない
と、

その試合を勝つ確率は、0.236と
スパンジーの打率と同程度で低い
ですよね。


下表は、辻監督就任の2017年以降であり、
今年は前回のメラドでの6連戦まで含めてます。


でも、序盤戦(3回終了時)を
獅子のリードで通過すれば、

全体で0.743と勝つ確率が高まります。


ただし、それは全ケースの場合であり、
リード時の点差別で見ると、
1点差リードなら、勝つ確率は5割であり、
2点差リードなら、勝つ確率は約7割、
3点差リードなら、勝つ確率は約8割、

4点以上差リードなら、勝率は10割と、
点差が広がるほど勝つ確率は高まります。


今日は1点差まで詰められており、
勝つ確率は5割程度ですけど、

リードしていなかったら、
今のスパンジーの打率程度したから、


かろうじてでも1点差だけでも
序盤戦(3回終了時)を獅子リードで
通過できたことは良かった
です。


でも、1点差だと確率は五分五分です。
つまり、獅子が
序盤戦(3回終了時)でリードすることは、
勝つための必要条件になりやすいですが、
十分条件ではない、ということですね。


問題は、前述のように
今井がボロボロの炎上する状況でしたから、
リード1点差も薄氷のようなものですので、
とにかく、
今井の炎上崩壊が止まらないと、
耐えることは厳しかったですね。


結局、今日の試合の流れは、
この3回終了時が潮目になりましたね。


確かに、3回終了時では、
獅子がリードを死守しているのですが、
千賀から見ると鷹全体から見ると
山川に一発打ち込まれて嫌な空気でしたけど、
追いついてはいないものの、
3回裏は、2回裏に続いて、
再び1点差に詰める追撃に成功したから、

この追撃は、ざるのように点を奪いやすかったので、
鷹陣営に
『この試合は行けるぞ!』

自信を高めさせる要素になるとともに、
千賀自身もすぐに肉迫してもらっただけに、
気持ちは折れるどころか、
気合いが入り、
気分も明るくさせてもらいやすく、
希望も湧いて張り切りやすくなりますね。


一方、獅子の場合は、
とりあえず「リードを保った」
まずは安堵するわけですけど、
点を獲っても詰められ、
また点を獲っても詰められと、
何度も立ち上がってくるゾンビのような怖さを
鷹へ追撃される恐怖心が残りますね。


そのため、鷹側と獅子側における
それら心理状況の差
3回終了時には、明瞭に出ており、
鷹の方が優位、
流れをつかみかけていましたね。


4回以降、千賀は本質的に良かったわけでないですが、
獅子も、千賀の荒れ球により絞り切れなかった面もありましたが、
千賀自身もリズムを整えつつ
勢いに便乗するようになり、
獅子の方は
ノーヒットに抑えられましたね。


またこちらも焦りもあったのか、
千賀の荒れ球
絞り切れない状況にも関わらず
大振り傾向にもありましたね。
気づくと全体で16三振!?


野球って、アウトは27個ですから、
三振が全体アウトの6割・・・
打数で割る三振率は5割・・・
なんじゃ、そりゃ??草野球???


一方、鷹の方については、
今井も千賀に引っ張られたのか、
4回裏は三者凡退で凌ぎましたけど、
5回裏はつるべ打ちで4連打を浴びて
試合も追いつかれてしまい、
結局、今井自身の炎上により
追撃ムードが高まっていましたね。


そのようなことを考えると、
もう4回表からは、相互の心理的差により
鷹の方が完全に流れを掌握していたと思います。


まあ、試合の流れについては、
運否天賦の要素も絡んできますが、
相互の心理的な差異は関わりやすいですよね。


そういう心理面を考えると、
3回終了時、4回突入時
今日の試合の潮目でしたね。


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それでも、5回裏のピンチは、
二番手で登板した
獅子也が逆転を許さなかったこと
が大きかったですね。


5回終了時にイーブンの展開です。
昨年までだったら、ここで終わりやすいわけですが、
今年は『勝ちパ』の戦力層が
厚くなりましたからね。


このときの首脳陣の考えは、おそらく
千賀を打ち崩す、KOするのは難しいが、
千賀も良くないから、1点くらいは稼いでくれるだろう。
だから、
首脳陣が絶対な信頼を置き始めている勝ちパ
フルに活用し(平井→平良→ギャ→増田)、
6~9回はもう失点を許さないぞ!
という意気込みだったでしょうね。


ただ、先週までの防御率を見てもわかるように、
先週までの投球内容を見てもわかるように、
平良→ギャ→増田のレールに乗れば
無失点で切り抜ける可能性が高まります
が、
平井に関しては、昨年の前半のような
絶対無失点というところまで期待するのは難しく、
平井が投入された
『魔の6回』を乗り切れるか?否か?
が勝負処になりましたね。


平井自身、結果的に抑えていたり、
スライダーのキレは良かったりしますが、
最近、制球が怪しい投球
何試合も目立っていますからね。


今日の平井は、
スライダーのキレが鈍く、
制球の怪しさも露呈しましたね。


練習投球から本人も
しかめっ面で納得してない感じでしたね。


松田は、泳がされながらも、
バットの先で弾き返して中安打を打ちました。


でも、本来のスライダーのキレがあれば
球が外へ逃げるので、
当ててもヒットになりにくいですが、
今日はキレ不足でしたので、
平井の球は、そこまで外へ逃げず、
松田のバットの射程内に入り、

弾き返されましたね。


その後、岡本、柳田と与四球が続いて、
自滅型満塁のピンチを築きましたね。
このとき、外角狙いも抜け気味になったり、
逆球も散見されて、制球に苦労してましたね。


最近の平井の球を見ると、
自分の意図するところに
投げることができていないのは厳しく、
それは昨年の影響が

出ているかもしれませんね。


結局、中村晃
走者一掃のタイムリー二塁打を打たれて終了しました。


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さて、明日は、先発が松本vs和田ですね。


松本は、前回の鷹戦で
序盤から大炎上して撃沈しました。


とにかく、
その思い出は忘れて、
冷静に思い切り投げ込んで欲しいですね。


打線の方は
確実に序盤から得点を稼いで
和田を早期KOにしたいですね。
正直、その実現は可能であり、
実現しておかねばならないと思います。