下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【クライマックスシリーズ1stステージ】野手陣に関して:①楽天に強い直人さんはもういない。②覚悟を決めてギャンブルするか否か?③流れを止めるスタメンは避けたい。④緒戦の序盤がCS1stの命運を握るか?則本をリズムに乗らしては絶対にダメ。則本の出鼻をくじきたい。

CS1stにおける1軍野手陣については、
終盤の布陣を踏まえれば、
銀、岡田、森
浅村、山川、源田、
おかわり、メヒア、
秋山、外崎、金子、栗山、
坂田、木村の14名は当確でしょう。
合計16名体制で考えれば、
あとは永江、呉、
斉藤等の外野手あたりから2名が該当。
フェニックスに参加している
熊代、田代、山田あたりも候補でしょうか。


さて、野手陣に関して、以下に
 いくつかに問題点を分けて整理します。


①嗚呼、直人さんはもういない。
まあ、できることなら、
楽天に強い直人さんを
ベンチに入れたい
のですが、、、
そこでCS1に引退試合を持ち込むことも・・・
しかし、もう無いよな・・・
でも、まだ支配下選手登録を
抹消してはいない
から
出ることは可能ですけどね。。。



②捕手の適用
(覚悟を決めてギャンブルへGo?)
これはCS1stのみならず、
ファイナルも含めての話です。
終盤、多和田、洋介らが先発時には、
森にマスクを被らせれていました。


野村氏が言っていたように、
捕手を本格的に育成するには、
CSや日本シリーズの大舞台は
もの凄くうってつけの舞台になります。

短期決戦の場合、
データを全て頭に入れているのは当然。
それだけでなく、相手との駆け引き、
その試合やシリーズ全体の流れ・展開、
その状況に応じて
どのように自チームの力を発揮させるかなど。
緊迫した大舞台の中で
プロの捕手に必要な
様々な考えさせる要素が凝縮されているから
成長するのに良い経験になります。


ただし、
森が好む『無』でやっていたら、
その経験は時間の無駄になります。
その経験を糧にしたいなら
試合前・中・後の四六時中、
頭をフル回転させることが必要です。


しかし、この方針で進めるなら、
当然、リスクを背負うことを避けられず、
勝負は二の次、
負けてやむなしという
覚悟が必要です。


巨人の阿部の場合、
日本シリーズの経験が
その後の捕手生活に向けた
大きな糧になりました。
ただし、当時シリーズ前の阿部は、
捕手として不安を有していたとはいえ、
プロの捕手としての実力は、
今の森より遙かに上のレベルにありました。


今の森のプロ捕手としての実力は、
試合でやらなければならぬことのみならず、
成長するには何をすべきか?
などの考え方も含めて、
二軍の中田、藤澤より下です。
駒月よりは上かもしれませんが、、、
駒月も今年一年じっくりやってますから、
同程度ではないでしょうか?
もし、その駒月をCSや日本シリーズで
出場させれば、
ボロボロになるのは
目に見えております。

それは森も同様でしょう。
しかも、森の頭に楽天打者のデータ
普段から入っているか?というと微妙です。
本当にプロの捕手でやりたいなら
既に頭へ叩き込んでおき、
普段からイメトレでシミュレートしつつ
それを柔軟に応用できるくらいないと。。。
一夜漬けで頭に叩き込んでも
使い物になりません。


それらを踏まえると、
巨人の阿部のとき以上に、
ボロボロになるリスクは大です。

すなわち、本格的な育成も見据えて
森=捕手でこの短期決戦を挑むなら、
勝つことは諦めて
勝負は二の次にする覚悟が必要です。
その覚悟を決めて
ギャンブルできるだろうか?

です。
まあ久々のポストシーズンですから、
そんな覚悟はできないでしょう。


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③おかわり君の適用
これもCS2まで見据えた話です。


おかわり君の場合、
昨年までは、追い込まれてから
落ちる球でスカっと空三振
が定番でしたが、
最近では、それに加えて
ストレートでさえ、
ついて行けずスカっと空振り
することも目立っています。
すなわち、
年齢的な下降線を否めなく、
たとえ下位打線に居ても
流れを止めてしまうリスクが大です。


まだ二線級投手が相手であれば、
昔のネームバリューが響いて
一発が怖いので
与四球や失投のチャンスが高まります。
しかし、一線級投手が相手であれば
そのチャンスは薄く、
打線の流れを止めるリスクの方が大です。
しかも、この大舞台ですから、
一線級投手が万全に本気で挑んできます。


岸に対しても、
5月に一発を放ったのも
岸が遊んでくれたからであり、
本気を出されたら打てません。
カーブ、チェンジアップで
バットがくるくるでしょう。


とにかく、
短期決戦では流れが重要であり
その流れを止めることは
致命的になりかねません。

それ故に、短期決戦では
調子の良い者を出すことが有効です。
もちろん、実績もモノをいいますが、
その実績の対象は過去ではなく今です。
それらを踏まえると、
この短期決戦中は、残念ですが、
おかわり君はベンチスタートが妥当
と思います。


まあ、則本に対しては、
岸、美馬、武田、東浜、千賀、
バンデン、和田らより対戦成績はいいので、
見込みはあるかもしれません。
ただし、則本も大舞台で
隙を簡単に見せず、全力で向かってくるから、
どうでしょうか???

おかわり君の則本との(今年)対戦成績は、
13打席11打数3安打1本塁打2四球で打率0.273
ただし本塁打は好調時の4月の話であり、この日はマルチ。
しかし後半戦では8/2、10/2の2試合4打数
10/2に外角高めに甘く入ったところで
1本タイムリーヒットを打ってますが、
残り3つは全て空三振。微妙。。。


サードには外崎に入ってもらえば、
外野には栗山、坂田らを使うこと
ができます。
もちろん森でもいいです。


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④出鼻をくじけるか?
これはCS1緒戦の則本対応を中心に見据えます。
今回のCS1では
雄星vs則本の緒戦を落とせず
第1戦がシリーズのカギになります。
この第1戦で心配なのは、
雄星にはなく(多分※)
西武打線が則本に抑え込まれ、
雄星を見殺しにするパターン
です。


※まあ雄星も大舞台での経験不足から、
 大舞台になって鷹戦のように
 ガチガチにならねばいい
ですが。
 しかも絶対にゼロで抑えるんだ!
 といって力みすぎなければ、、、


第1戦においては、
いかに則本を攻略するか?
が最大の課題でしょう。


CS1で対峙する則本については、
確かに今年は打ち込んでいる傾向にありますが、
則本をリズムに乗せてしまったら
もう手が付けられなくなります。


やはり則本は球界を代表する一流投手です。
また則本はマー君とともに
あの巨人相手にした日本シリーズで
凌ぎを削って活躍した投手ですから、
その経験を活かすことがデキ、
大舞台になれば
レギュレーシーズン以上に化けて
地力を十二分に発揮してくる
と考えるべきであり、
絶対にリズムに乗せてはダメです。
(まあ美馬も経験者ですが。。。)


そのためには、
西武打線が序盤から猛攻し、
リズムに乗る前に
出鼻を叩きたいところです。

言うが易し、やるは難しの課題ですが。


なお、則本の
イニング別失点について、
下記に「プロ野球ヌルデータ置き場」さんの
データを掲載させていただきます。
則本の場合、4回、6回など
中盤に失点していますが、
一番の攻めどころは立ち上がりです。
岸や美馬、藤平ら以上に明瞭です。

その立ち上がりを打ち崩せば
こちらは有利に戦えます。
則本の方は、雄星が相手ですから、
とことん「失点許さず」の意気込み
で挑んできます。
しかし、それは、裏を返せば、
そんな意気込みだからこそ、
初回に2~3点も奪われれば
その後に焦りと力みを生む可能性が見込めます。
先制される中、
雄星が回を重ねるたびに抑えれば、
さらに焦りと力みを生みやすくなります。
力みが入ってくれれば、
その後も得点するチャンスを生みます。
一方、序盤に2~3点以上先制すれば
雄星は投げやすくなります。
※ただ1点だけの先制では、
 そのリードを守り切らねばと
 力みやすくなります
が。。。
なるべく、序盤に2~3点を奪って、
正のスパイラルに乗りたいところ
です。
遅くとも中盤に入る前の3回までに
3点差くらいつけたいですね。


逆に、もしその立ち上がりを
打ち崩せなかった場合、

球数が嵩んでいたりすれば、
まだ中盤で攻め処が生じるかもしれませんが、
則本は、感情の起伏が激しいタイプなだけに、
リズムに乗られたらヤバいです。


第1戦がCS1全体のカギを握りそうですが、
その中でも
第1戦の序盤(3回まで)が
CS1の命運を握ること

になるかもしれませんね。


ところで、
則本と対戦した最近の試合(8/2,10/2)では、
初回に1番秋山、2番源田、3番浅村で攻撃。
8/2、10/2とも初回は
秋山が一ゴロ、遊ゴロで倒れ、
源田が左安、右2で出塁も、
浅村が併殺、三振とチグハグ。
10/2はその後に山川、森が
お散歩で続きますが、栗山が一ゴロ。
両試合とも初回は無得点でした。


しかし、打順は、8/2,10/2のとおり、
1番秋山、2番源田、3番浅村のまま
でいいと思います。


今年の秋山については、
1番の場合が打率0.314、出塁率0.389
3番の場合が打率0.350、出塁率0.428ですが、
(上記は「データで楽しむプロ野球」さんのHPより)
秋山以上に1番で打てる打者が不在であり、
相手も1番は金子や外崎らより
秋山の方が立ち上がりから嫌がります。
それを考えると、秋山は1番固定でしょう。


一方、浅村については、
3番の場合が打率0.315、出塁率0.367
4番の場合が打率0.231、出塁率0.293
5番の場合が打率0.185、出塁率0.267
(上記は「データで楽しむプロ野球」さんのHPより)
3番>4番>5番と後ろに行くほど打ってません。
まあ5番は不調で下げられている中で、
30打席しかないので
データの確からしさは低いですが、
浅村は3番固定でしょう。


当然、4番は山川ですが、
問題はその後ですかね。

森は、今年、則本から無安打ですが、
まだ3打席のみの対戦。
でも昨年の森は則本に対して、
11打席2安打1四球も、
7三振しているんですよね。
その分、どこかに苦手意識があるか?
則本のときには不安が残ります。
ただ、打撃に関してポテンシャルが高い森ですから、
大舞台で大仕事をやってのけそうな期待感
はありますので、
相手は森がいることを嫌がるでしょうから、
やはり森は外せず、
山川の次に5番DHで入れておきたいでしょう。
ここまでの打順(1~5番)は
10/2と変わりません。


では、次の6番をどうするか?
10/2はレフト栗山でした。
栗山の対則本成績は、
8打数2安打の打率0.250とまずまず。
(上記は「データで楽しむプロ野球」さんのHPより)
8/2、10/2の両試合では、
双方とも3打数1安打です。
ただし、どちらのヒットも
球数が嵩んできた3打席目であり、
序盤を含む1~2打席目は凡打です。


対則本成績で見れば、
外崎の方が相性がいいようです。
(9打席8打数3安打1四球)
ただし、外崎の場合、
6番のときが打率0.138、出塁率0.219
7番のときが打率0.256、出塁率0.313
8番のときが打率0.309、出塁率0.362と、
(上記は「データで楽しむプロ野球」さんのHPより)
まあ6番は打席数が32と少ないですが、
7~8番の方が落ち着きます。


だったら、
6番には坂田を使ってみては?
という気もします。
坂田は、則本に対して、
今年は未対戦であり、昨年は6打数1安打ですが、
相手は栗山よりも
一発秘める坂田の方が脅威に感じるのでは?

という気がします。
坂田の楽天戦での成績は、
今年がノーヒットですが、まだ3打席。
逆に昨年が36打席35打数11安打1四球で
打率0.314、出塁率0.333でした。
そんな中で、楽天側から見れば、
栗山より坂田の方が対戦経験が浅く、
ある意味で、
未知数の不気味な存在ではないでしょうか?
あとは、できれば
坂田がライトをこなせるといいんですが。


8番、9番については
まずがどちらかでしょう。
雄星が投げますから、捕手は銀になりますので。
あとは金子あたりでしょうが、
金子の対則本成績は、
今年が打率0.500、出塁率0.666といっても、
まだ3打席しか対戦していません。
昨年では、19打席16打数3安打2四球と微妙。
やはり則本に対しては、
金子よりも栗山の方が相性がいいですよね。
栗山は則本に対し、
今年が9打席8打数2安打1犠打ですが、
昨年が24打席19打数7安打1本塁打5四死球で
打率0.368、出塁率0.500です。


以上を鑑みて、第1戦の打順については、
 1番 8秋山
 2番 6源田
 3番 4浅村
 4番 3山川
 5番 9森
 6番 DH坂田、
 7番 5外崎 (7栗山) 
 8番 7栗山 (5外崎)
 9番 2銀
でどうでしょうか?
ライト森の禁じ手を使います。
でも、第1戦は絶対に負けられなく、
CS1の命運がかかっていますので、
本気で勝ちに行くなら、
限定的な禁じ手も有りだと思います。


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まあ、第2戦の岸第3戦の美馬
二巡目の中盤がネックでしょうか。


下記は岸、美馬のイニング別失点です。
※「プロ野球ヌルデータ置き場」さんのデータより。