下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

①【3/11OP戦(vsオリックスin神戸)】天敵(山岡)は今年も健在で本番も厄介になりそう。ウルフは前回の第二から一変してまずまず及第点、ただ粘られる面もあるが。大将は初のプロ洗礼を受ける。ワグナーはもう少し高精度さが欲しく、開幕までに仕上げたい。/②第二球場では武隈が登板するが・・・打者二巡目で捕まり出す。洋介は轟沈!

①OP戦(vsオリックスin神戸)
九州から東上している
獅子軍団ご一行様。
今日は神戸でオリックスとOP戦。
神戸が地元の栗侍は、今、所沢ですけど。


さて、今日のスタメンは次のとおりであり、
双方ともウルフ&山岡の調整登板に。

試合結果は、2番手の大将が炎上し、
天敵・山岡にしっかり抑えられて
オリ6-2西で負けました。


まず今日の最大の注目ポイントは、
ウルフの投球です。
先発陣の駒として必要不可欠でありますが、
前回、3/4のロッテ戦(第二球場)では、
2回を投げて3安打1本塁打で2失点でしたから
調整に不安が残っておりました。


次がウルフの今日の投球結果です。

※下記は凡例です。


ウルフの好調バロメータ
ゴロアウトをどれだけ獲れるか?
にあります。
2回一死のロメロまでの打席では、
今一つゴロアウトが少なく、
不安がよぎりましたが、
それ以降、
きっちりゴロアウトを獲るようになりました。
外崎のエラーで1つ出塁をされましたが、
結果的に
無安打、無四死球、無失点でクリアし、
上々の形で3回をきっちり投げきりました。
球数も3回を47球と、多くは無いですが、
省エネ投球にはなりませんでした。


今回、ウルフで気になったのは、
特に3回表で安達や宗を追い込みながらも、
その後がファウルで粘られてしった点です。
低めを突いてはいるんですが、
微妙に甘い所があるので
カットしながら粘ってきます。


ウルフはゴロを打たせて獲るタイプですから、
相手も下手に打ち気になって行けば
ウルフの術中にハマります。
このため、
ウルフ攻略法として、
カットしながら粘り込み、
甘くなる球を待つこと、引き出すこと
典型的な常套手段の一つでます。
それ故、ウルフにとって、
粘られるというのは
打ち崩される糸口になり得るのが嫌です。
そのため、
ウルフが良いときというのは、
ゴロアウトが多いこともありますが、
球数少なくテンポ良く進めること
一つの指標になります。


開幕に向けて、
そのあたりも含めて仕上げて欲しいですね。


また先発要員については、
正直、6名が欲しいところです。
とはいえ、
ウルフを入れて6名では足りません。
ウルフの場合、
相手を抑える実力があり、
計算を立てられる先発になりますが、
高齢なだけに
昨年も後半戦はバテてきました。
それだけに、
ウルフの実力を有効に活用し、
通年で安定してそれを発揮させるためには、
中10日くらいで登板→抹消を繰り返し
『使っては休ませて』の適用方針で進め、
優勝争いが過渡期になるとともに、
涼しくなってくる秋季シーズン終盤
間隔を詰めさせて使っていくことが必要
と思います。


なお、夏季が過ぎるまでの
間隔を開ける使い方のときは、
ピンポイントで相手を選んで
登板日を決めることも必要
です。
例えば、4~5月のころは
週前半に偏るソフバン戦を中心に
登板させること
も考えられます。
中10日を明けても
4~5月の鷹戦4カードを全て登板できます。


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ところで、今日は
2番手に登板したドラ1の大将
自滅型炎上をして
プロ入り初の洗礼を受けました。


次が大将の今日の投球結果です。


最初の駿太の打席では、
投げっぷり良く、躍動感のある投球で
しっかりと空三振を奪いました。
次の吉田に実力差を魅せられながら
低めを打たれて出塁を許しましたが、
ロメロに対しては
低めをしっかり突いて空三振を奪いました。
ところが、小谷野の3球目から
急にストライクが入らなくなり、
次のマレーロにも
全くストライクが入らず、
連続与四球から
自滅型満塁のピンチに陥ります。
もうそこからは
テンパった光成、十亀のときや、
中塚君のような現象になり、
一気に崩壊して2点を失いました。
4回裏の最後になった安達に対しても、
結果は二飛で凌ぐことがデキましたが、
簡単に2球で追い込みながらも、
3~5球目はボールが続きました。


5回裏も宗や駿太を抑えるけど、
強打者・吉田に対しては、
全くストライクが入らない中塚君現象に。
次の小島に対しては、
完全与四球の直後なので、
カウントを稼ぐための
置きに来るストライクを狙って
打ち急いで打ち損じてくれましたが、
球自体は高めのストレートで甘かったでした。
これを吉田に投げていたら
スタンドに運ばれていたかもしれません。


6回裏も続投しますが、
リズムはもう修復できませんでした。
先頭・西野にはストライクが入らず与四球
次のルーキー対決になった山足には、
球が甘くなっているから、
振り切ることをできずに粘られまくり
タイムリーを被弾し
大城にも山足と同様パターンで与四球。
そこで降板になりました。


降板時は、知らなかったのか、
頭がもう一杯一杯だったのか、
次の投手を待たずにベンチへ下がろうとして
土肥コーチに止められていましたね。
KOもプロ入り初したからね。


まあ1年目であり、普通のドラ1ですから、
正直、驚きはありません。
(前評判がもの凄く騒がれているドラ1なら別ですけど)
活躍してくれれば、嬉しい誤算として
ラッキーだったというところですから。
むしろ、本来なら2年目以上の先輩達が
台頭していないとおかしい話なので。


ところで、大将の場合、野田と同様に
勢いで投げている反面、粗い雑さもあるので、
現時点では、首脳陣が判断したように、
長いイニングの先発より
短い中継ぎの方が合っているかもしれませんね。
ただし、中継ぎの場合、
ピンチでも動じない度胸も必須です。
例えば、光成の場合、
手を抜けず全力投球をしてしまうので、
投球方法そのものは、
中継ぎ・抑えの方が向いている気がしますが、
光成を緊張感あるピンチ場面に放り込めるか?
というと、いつものアップアップ具合を踏まえれば
その答えはNo!です。


まあ、今日の自滅型陥落も経験です。
そして、開幕するまでは、
経験を積ませる意味でも
このままOP戦で投げさせ続けたいですね。
その方が本人にとってもためになります。
どんな強打者が相手でも
平常心で丁寧に投げ込めること
できるよう頑張って下さい。


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3番手の大石は、大将の火消しをして
その次も抑えました。
ただし、まだ球のキレも甘い面があり、
仕上がり途上という所を否めません。
まあ開幕までに間に合わせてくれれば。

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ウルフの次に関心がある点
やはりワグナーの投球ですね。


次がワグナーの今日の投球結果です。


確かに今日の失点は、
大城をフォークで空三振を奪うものの、
ワンバンしてその間に生還されました。
とはいっても、
今日の投球で光ったのは、
その空三振を奪ったフォーク
コース一杯に決めた
福田への3球目
くらいでした。


気になることは、
前回3/9の楽天戦と同様で、
際どく低めを突ければいいのですが、
微妙に高めで少し頭が出たところに
やや甘めのベルト高さ寄りに入ったり、

真ん中に近づいたりと、
低めを突ききれない投球であり、
そこを打たれたり、粘られたりしています。


ソフバン戦の時は、
高めばかりに球が集まったのですが、
(これはこれで危険ですが)
楽天戦や今日のオリ戦では、
低めを突こうとはしているものの、
微妙に球が高くなる分、
ちょうど打ちやすい

ベルトの高さに集まってしまう
という半端な攻め方になっています。


例えば、大城の打席が典型例です。
初球は低めに入れて見逃しカウントを稼ぎます。
しかし、2~3球目は
低めを突いても明らかなボールで外します。
(3球目は振りそうもバット止められました
で、4~6球目は、
球が浮いて甘く入っているので
空振り獲れないのはもちろんのこと
ファウルで簡単に粘られてしまう。
しかも、5~6球目はやや左右に振れてますが、
基本的には真ん中に近い状態です。


楽天戦でも
岡島にそこを叩かれて中安打を浴びました。


もちろん、
持ち前のフォークの精度(落ち具合)が
まだ甘い点もあります。
山足の5球目も空振りせず、
簡単にファウルで凌がれました。

しかし、フォークの精度は
開幕に向けて上げていけば問題はありません。


でもその武器とするフォークも
少なかった
ですね。


やはり、ワグナーについては、
配球の組み立てが課題ですね。
できる限り、
武器にしている
フォークで空振りを奪うか、
そのフォークを意識させて
ストレートで打ち獲りたい
です。


もちろん、
決め手のフォークを活かす前に
球が高め傾向になって打ち込まれてもダメです。
そして、高め傾向は
吉田とかには長打の危険性もあります。


それ故、きっちりと低めを突きながら
決め手を活かせるよう組み立てたい
のが理想です。
とはいえ、
それには高い制球力が求められます。
だったら、
ベルトの高さへ半端に集めるくらいなら、
ソフバン戦のように
ストレートは高めでならししつつ、
落ちるフォークで勝負する、

目線を上に向けさせながら、
下へ落とすことで勝負する組み立て

もありでしょう。


とにかく、
フォークが武器であるのだから、
そのフォークをもう少し増やしつつ、
フォークで空振りを奪うか、
そのフォークを意識させて
ストレートで打ち獲れるよう

上手く織り混ぜつつ、
フォークとストレートの
相互作用
を活かしながら

組み立てて欲しいです。
(フォークの精度仕上げは前提)


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ところで、今日の西武打線については、
天敵・山岡が今年も健在であり、
本番になったら厄介になりそう

ということを再認識させる結果に。


次は山岡が投げた1~6回です。

次は黒木、近藤、増井が投げた7~9回です。


結局、山岡に6回を
ピシャリと抑えられました。
山岡というと、
曲がりの大きい縦スライダーのほか
チェンジアップ、カーブ、
カットボールと多彩な変化球を備え、
おまけに新たに習得した
微妙に動く2シーム
も厄介です。
しかも、ストレートについては、
コースぎりぎり一杯に決めてくる
制球力がまた厄介です。


本番までにきっちり策を講じて
対応できるようになるのか?
本番でも昨年以上に
そのままやられ続けるのか?

首脳陣の才覚も問われる問題です。
選手任せで、
ただ好球必打しか策が無ければ
後者の通り、
そのままやられ続けるだけです。


ところで、
今日、山川は途中退場しましたね。
辻監督は、山川について、
山川はあれ以上立たせたら
 ダメになってしまうと思って代えた。
 タイミングがとれていないし、
 開きも早いなど。明日の練習でね。
 まだ開幕前まで時間があるから
 調整して戻ってくれればいい。』


やはり考えすぎているんですね。
昨年開幕時のスランプと同様です。


高知でのロッテ戦のとき、
山川について気になったことを書きました。

この次の試合で
冷静なヒットも見受けられて
「杞憂だったな」と思いましたが、
最近はその懸念が露呈されています。


まあ開幕までには、修正してくるから
大きく心配はしません
が、
山川図体の大きい割には繊細で真面目で、
それでいて勢いに乗ると大胆に飛ぶタイプです。
繊細かつ大胆なタイプなだけに、
意識しすぎず自然体になって
もう少し冷静になること大事
です。


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②第二球場で武隈登板
今日、第二球場では教育リーグとして
日ハムと対戦しまし、
武隈が先発しました。


4回二死までは順調に抑えていましたが、
その後、連打で1点を失い、
5回には2つの与四球で塁を貯め、
一死一二塁で3ランを被弾しました。


まあ先発生活も久々であり、
ここのところ中継ぎでやってきましたから、
まだ中盤を乗り切るスタミナが戻ってない
というか、途中の手の抜き方も含めて
先発として投げる投球ペース
取り戻していないところである
のか。


先発においては、
「てきとう」さも必要ですからね。
手を抜けるところは手を抜くのも大事です。
武隈さん、グラブに書き込んでいること
先発にはとても大事なことです。


↓↓↓武隈さんのグラブ

ちなみに、武隈の後に
洋介が登板して最後まで行きましたが、
こちらもフルボッコだったようですね。



今日の武隈

今日の洋介