下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【オリックス8回戦(神戸)】獅子の山賊たちはドラフトで獲り損ねた田嶋の意地の前にぐうの音も出ず、好投する榎田まで援護できず敗戦。これでGW以降2勝7敗となり、そのうちの5敗はシャットアウト負けに。「勝つときは派手に」「負けるときは地味に」とあまりにも明瞭すぎ、本当にわかりやすいチームですね。/一方、鷹もまさかの4連敗で下降線というのは、来週の福岡決戦に向けて好材料。ただ来週は不調者同士の戦いということ?

昨日は相手の自滅もあって連敗を止めましたが、
連敗から1つ勝って、また連敗
という流れは避けたいところ。
先週も鷹&牛に4連敗して、
日曜日に連敗を止めましたが、
今週、再びハムに連敗して
4歩下がって1歩進み、2歩下がる
になっていますからね。


今日のオリックス8回戦(神戸)では、
現在、西武先発陣の中心的存在の榎田と、
相手は、ドラフトで
あの方がクジを外した田嶋が先発でした。
ただし、田嶋は前回所沢で打ち崩しています。
もし田嶋をドラフトで獲得していたら、
榎田と洋介のトレードは無かったかもしれませんが、、、
今日は左腕対決となりました。

今日のスタメンは次の通りでした。


しかし、今日の結果は、残念なことに
好投する榎田を援護できずのシャットアウト負け。
GW明け9戦2勝7敗と負け越し
その7敗のうち
5敗が投手を援護できずの
シャットアウト負けとなっています。
勝つときは派手に
負けるときは完封
本当にわかりやすい
単純なチームです。

まず獅子山賊打線の結果
以下↓↓↓↓↓に示します。


まず獅子山賊打線のぐうの音も出させなかった
相手の先発・田嶋が凄かったのは確かです。
とにかく、
田嶋のストレートが厄介であり、
球は高かったりするのですが、
そのストレートは球威があって
空振りしてしまうか、
打っても外野フライ止まりで
凡フライの山を築きます。


今日、ストレートで決め手となったのは、
フライアウト:10個
ゴロアウト : 2個
(バント除く)
奪 三 振 : 4個
安    打: 3個
でした。
またそのストレートは、
高めのボール球なんですが、
思い切り腕を振って投げて
そのストレートに球威があるので、
手を出して振ってしまうことに。


特にインハイの
ストレートは厄介でした。
そのインハイ直球で打ち獲られたり、
それで打ち獲られなくとも
残像を強く残させて
内角への意識を高めさせられたり。。。


それでいて
変化球でカウントを
簡単に稼いでくる

からまた厄介
でした。


田嶋
序盤はカウントを悪くする面もありましたが、
中盤はカウントもそれほど悪くせず、
自信も満々になって
投げるようになってきていましたね。
楽天の則本あたりもそうですが、
勢いをつけると手が付けられなくなるタイプ
やはり序盤の乗る前に叩きたいです。
しかも経験の浅い新人ですから、
前回の所沢のときと同様に
序盤をつつけば動揺します。


初回、源田ファウル劇場のように
粘って球数を嵩ませることなどは
必要な策の一つであり、
そのあたりを見せながら
球数も増やしてはいました。
ただし、田嶋も最後までしっかり投げ、
それを打ち崩すことはできませんでした。


イニング毎の球数を見ると、
3回までは、19、16、23球数/回と、
58球を投げさせることができました。
ただし、4~7回は、
14、14、12、11球数/回と
徐々に減らしてしまって攻撃も淡泊に。
もちろん、球数が嵩んでも
田嶋自身がしっかり投げ切っていたこと

も大きいですが、
3回を58球と平均約20球/回ペースが、
7回終わってみたら
109球と平均15.6球/回ペースに。

(無論、これは少ないわけでないですが、)
こちらの攻撃が徐々に淡泊化していたこと
は否めません。


でも100球を超えてくる7回表あたりは、
田嶋も苦しくなっていました。
外崎低めストレートをしっかりとらえて
左二塁打を放しておりました。
メヒア
2球目のインハイを鋭いファウルを打ち、
相手も驚き、キャッチボール中の榎田も驚き、
相手に一発懸念の嫌なイメージを与えたので、
相手も内角狙いから中へ甘く入る一発を懸念し、
次は内角へは投げず、
またメヒアがストレートを意識しているので
変化球で交わして行きたいだろうから、
3球目は外角に変化球で交わしに来ること
は自明であり、
実際に外角スライダーを投げてきて
それを狙い打てば長打の可能性がありましたが、
メヒアは手が出ませんでした。
普通ならこれでチャンスは終わるわけですが、
5球目に逆球で抜けて甘く高めに入った球
が来たのですが、
ファウルで仕留めることができませんでした。
もうあとは、
いつもの如く落ちる球で終了を待つのみ。
しっかりと定番の空三振になりました。
ただし、そのとき、
捕手が球をそらしてしまい、
ダメもとかもしれませんが、
振り逃げチャンスが生まれました。
しかし、三振してすぐベンチへ
戻ろうとするメヒアは、
全くそれを見ていないから、
当然、走ることもありません。
百歩譲って
三振はやむを得なかったとしても
ダメもとだろうが、
できることを最大限に
努力すべきです。
特に流れが無いときほど
流れを変えるきっかけを作ろうと
やれることは最大限にやるべき
です。
万一、振り逃げが成功すれば、
相手もミスからのチョンボなので
相手は嫌な思いをしますし、
流れを一変させる可能性もあるのですから。


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またオリックスの勝ちパターンでは、
終盤を黒木、山本、増井で継投します。
そして、その山本、増井は打ち崩せず、
黒木も成長しているので厄介です。
それだけに、オリックスに勝つには、
黒木、山本、増井へつなげないこと、
すなわち、中盤はリードしていること。
もし今日のようにビハインドの展開なら
後続が出てくる前に追いつき追い越すこと
が必要です。
すなわち、野球は9回やるゲームですが、
事実上攻撃での最終回は
6~7回
ということになり、
それまでに追いつき
追い越すことが必須です。


それだけに二巡目、三巡目では
先発投手を打ち崩したいですから、
今日は田嶋を打ち崩せない時点で
敗戦濃厚の展開になっていました。


ところが、打ち崩すことが難しい山本
秋山の二塁打でいきなり動揺したのか、
制球が乱れてしまいます。
次の源田には
ストライクが全く入らずの与四球。
その次の浅村には、
初球が警戒して外したというよりも
ストライクが入らずのボール球になり、
力んでいることが明瞭になっていました。
山本自身もキャリアが浅いですから、
その動揺も無理はありません。


で、浅村の2球目では
ストライク欲しさの苦し紛れに
真ん中へ投げてカウントを稼ぎにきます。
当然、甘い絶好球ですから、
ここを狙うのは正解でしたが、
結果は打ち損じての併殺打
終わってしまいました。
まあ山本の球も
微妙に動いていますからね。


で、最終回は増井が登板しますが、
増井も制球が乱れる傾向でしたね。
先頭の山川には真ん中フォークとかで
ごまかしますが、
誰も振らない明瞭なボール球で
歩かしてしまいます。
ただし、ここで疑問点が1つあります。
場面は3点ビハインドを追う最終回。
次の山川の打席が回る頃には
3点差を逆転しており、
とにかく、
ここは増井を打ち崩し
3点を追いつくことが最優先
です。
でも、増井はそう簡単に打ち崩せず、
3点を奪うことは難しい話ですから、
どんな手を使ってでも
攻めなければなりません。

※もちろんルールの範囲内で
 無関係のタックルなどはご法度です。


だから、
ここで山川の代走で金子を出して
金子の足で
増井らを揺さぶりながら攻めて
打ち崩す努力をして欲しかった
ですね。


最後は外崎の三ゴロ併殺
万事休すになりましたが。。。
まあ、あのフォークを引っ張れば、
引っかけて三ゴロ又は遊ゴロになり

そのまま併殺になるのは当然です。


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ところで、
昨日、最後に一発を放った山川ですが、
やはりまだ復調に
戻っておりませんでしたね。
山川の場合、
打球が飛ぶのは変わりなく、
そこは心配しておりません。
問題は、
ボール球を見極める余裕心
があるか否かです。

不調になると、
その余裕が無くなるから、
打ち損じるか、空振りしてしまうか
になってしまうだけです。
まあ、そのほかに
内角攻めの対応はありますが。。。


やはり昨日と同様に
4回表、6回表の打席では
明らかな外角ボール球に
手を出していましたね。

結果はファウルでしたが、
今の山川には、
ボール球の見極める

余裕が無いです。


昨日、一発を放ちましたが、
そこで気になっていたのが
彼のコメントでした。
大げさなくらいタイミングを
 
早めに取ろうと意識した。
 明日もこの感じで振れるかどうか。
 明日を大事にやっていきます」


やはり今日も振り急いでおり、
ボール球の見極める余裕が無いです。


それでも、
その余裕の有無の課題は
山川の心持ち一つでクリアできる話

なんんですよね。
とにかく、
「山川選手、落ち着いていけや!」


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一方、榎田ら投手陣については、
結果が次のとおり(↓↓↓↓)です。


榎田は7回を投げて
被安打5(本塁打1)、
与死球2、奪三振6で2失点でした。
勝ち投手にはなりませんでしたが
HQS達成状況ですから、
援護がない中、十分試合を作ってくれました。
全般的に考えれば、
好投してくれて「さすが」でした。


本人は
今日は、そこ(初回)が一番。
 ホームランは仕方ない。先頭に死球。
 立ち上がりをしっかり入れたら良かった

とコメントしております。


確かに初回の立ち上がりは
反省点でしょうね。

ただ、彼には出塁を許しても失点を許さず
という面
があり、
むしろ、あのピンチの状態では
2点、3点と失いそうな場面
でしたが、
そこを最少失点で抑えたのは上々でした。


で、2回裏は
気合が入ったのか、球が良くなります。


榎田は、前回までも出塁を許すと、
いきなりエネゴリ・スイッチが入り
好投するようになったりします。
今日は失点を許しましたが、
出塁を許した後、失点を許した後
球が良くなっていたりしましたね。
逆境の方が強い性格なんでしょうね。


まあ次は援護してあげて
勝たせたいですね。


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ところで、今日は2番手
新外国人ヒースが登板しました。


いきなり痛手となるダメ押しの
3点目を奪われてしまいます。
まず先頭の吉田正には、
ストレートが来ることが分かっているから、
その高めストレートを
完全に狙い打ちされましたね。


次のロメロストレートを
打ち損じさせて一邪飛で処理しますが、
次の小谷野には、
甘いスライダーを投げてしまい
タイムリーをしっかり打たれ、
ダメ押し点を奪われます。
持ち前の速く重いストレートならまだしも
スライダーで甘いと打たれて当然です。
ヒースのスライダーにキレが
あまり無さそうですから、
大城の打席のように、
ストレートをもっと意識させた中で
緩急でスライダーを活かしたいですね。


またストレートは速くて重そうなので
球威で押し切りたいところはあるのですが、
大城や安達の打席で見られたように
なかなか空振りを奪えず、
ファウルで粘られやすいこと

が懸念材料の一つになりそうですね。
ただし、安達の空三振を決めた
最後のフォークは良かったです。
安定して使えるとベターですね。


あとはコントロールですね。
今日はそこまで暴れず、
手ごろに荒れていた形でしたが、
安定してストライクで
勝負できるようになりたいです。


辻監督は
変化球でストライクを取れたら
 ピッチングになるんだけどね。
 でも、最初だから」とコメントしました。


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さて、前述したとおり、
GW明けは2勝7敗と負け越しており、
そのうち
シャットアウト負けが5つあります。
投手陣は踏ん張ったとしても
打線がそれを援護できず、
負けゲームが増えています。


来週は、交流戦前の1週間となり、
前半がヤフオクでソフトバン戦、
後半がメットライフで日ハム戦
が予定されています。


まずはソフバンとの福岡決戦ですね。
理想は3連勝して帰還することですが、
まあロッテが千葉で3連勝しましたけど、
正直、苦手な敵地・福岡で
鷹に3連勝する実現性は低いです。
とにかく、
2勝1敗の
勝ち越し狙いが大事であり、
勝ち越せば遠征成功と見るべきです。


そして、今回は
千賀が、武田が出てきませんから、
22日火曜日のカード頭
千賀の代わりに誰が出てくるかわかりませんが、
千賀と比べればレベルダウンします。


とにかく、最大の山場は
天敵になりつつある石川の登板日ですが、
それ以外の2戦
中田ともう一人誰かなので
ともに着実に勝って
勝ち越しを決めることが大事
です。


ちなみに、
現在、ソフバンの方も不振に陥っているようですね。
木曜日の楽天戦で負けてから
千葉のロッテ戦で3タテをくらい、
まさかの目下4連敗で福岡へ帰ります。


2試合連続完封中の武田が崩れたことも驚きですが、
今後の武田攻略のサンプルの一つにしたいですね。


まあ、まだこの5月の時期ですから、
ゲーム差にそこまで神経質になる必要はありませんが、
うちと敵地・福岡で戦う前に
ソフバンが連により
下降線になっていること、
勢いが削
がれていることが大事です。
正直、今週においては
ロッテさまさまや~です。