下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

★★★オリックス22回戦(京セラ)★★★獅子は勝っている展開の試合をミスミス落としたのに対し、鷹や公は岸やボル相手に接戦を制し、今日は獅子がお一人様負け。これからが正念場であり、残り試合数が減っていくにつれて「たかだか1試合」が「されど1試合」になっていく。もちろん、まだアドバンテージはあるから、むやみに慌てて空回りすることは避けたいが、勝てるゲームを落とすことは絶対にダメです。

今日から9月に入りましたね。
今日はオリックス22回戦(京セラ)であり、
スタメンは、、、



結果については、


2回裏に先制されますが、
3回&4回の猛攻により
一気に逆転しオリを突き離し、
勝ちゲームの展開を繰り広げます。
ところが、
こちらが追加点を奪えぬ状況が続く中、
あれよあれよと
猛牛たちの一発攻勢
追い詰められ、追いつかれ、
終いは中島のサヨナラ弾により

大逆転を食らって
勝たねばならぬ
ゲームを落としました。


大逆転というと、
ハムにもやってやり返されており、
(8点差を返して6点差をやられる)
オリにもやってやり返されましたね。
(6点差を返して今日7点差をやられる)
もちろん、
大逆転はやった方が立派ですが、
一番の問題は
やられた方にありますよね。


まず獅子威し打線については、
オリの守乱もありましたが、初物ローチも攻めて
前半に8得点を奪っているのですから、
仕事は十分果たしたと言って良いでしょう。


昨日は投手陣の働きが
メインで試合に勝ちましたが、
今日は投手陣の崩壊が

メインで試合に負けましたね。


ただし、獅子威し打線について、
最も指摘したいことを挙げるとしたら、
もちろん8得点も奪っていれば十分でしょうが、
試合の流れを維持するためにも、
中押し、ダメ押しが欲しかったですね。
特に失点した直後に1点でも獲り返し
オリへの流れを断ち切りたかったです。


やはり試合には流れが
ありますからね。
同じ8得点でも
3回に5点を奪って、
4回が無得点だったとしても、
2点失った直後の
6回裏に3点を入れたら
相手へのダメージも大きく
結果が大きく違ってきます。


相手に2点を返された直後
6回表はチャンスを得ましたが、
おかわり君&栗山とも
捕邪飛に終わって無失点に。
1点差まで詰められた直後
最終回表は黒木に
あっさりと三凡に終わってます。



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さて、肝心となる
今日の投手陣の結果については、


まず先発の十亀について、
ちなみに
十亀のオリ主力打者との対戦成績は、

十亀の天敵というと
ソフバン松田が代名詞ですが、
上表を見ると打率4割以上
吉田正、中島、ロメロ、小田と
ぎょうさん居ますな。。。


また今年の被本塁打
ソフバン松田に対しては5本浴びていますが、
ロメロに対しては今日も含めて
4本被弾となっています。


確かにオリに対しては、
昨年までの成績が良くなく響いており、
今年は7回無失点の日もあって
改善されています
が、、、
ロメロに
今年4本被弾は多すぎます。


やはり、天敵が多すぎますね。
それだけ二流枠を脱しない証なんでしょうが)


今日の成績については、
6回3失点ですからQSは達成しており、
失点面の結果だけなら、
先発投手として最低限の仕事はしています。
しかも十亀自身、
何が何でもゼロで抑えるタイプではなく、
試合を作ればいいタイプなので、
失点面の結果だけなら、「不可」ではなく
最低限の「可」というところ
でしょう。
しかし、
やられ方が問題なんですよね。


なんか、前回の鷹戦のときにも
同じようなことを書いたと思います。


↓↓↓前回の鷹戦での記事(抜粋)


今日の感想も
前回の鷹戦と同じような繰り返しですね。
というか、
今日の投球内容の方が
前回より酷かった
ですね。


まず2回裏
吉田正には簡単に二塁打を打たれ、
まあそれは目をつぶるとしても、
その後の中島への
ストライクが入らずの
与四球はダメです。
もしここで中島を打ち獲っていれば、
次の安達がバントでも二死ですし、
そもそも無駄球も嵩んでいます。


このような明瞭な与四球は、
3回裏、福田に対しても見せており、
さらに5回裏は
制球が乱れまくり
酷すぎましたね。


まず先頭の宗与死球で出します。
その次の福田には
カウントを悪くしながらも
運良く投直の併殺で
ピンチを解消したのですが、
次の小田に対して、
ストライクが

ほぼ入らずの与四球で
再び走者を置きます。


正直、小田くらいの
打者を相手に
何を自滅しているのか、、、

というのが感想です。
まあ小田も打率0.284と
そこそこの打者ですが、、、
小田レベルで
オタオタするようでは
一軍では勝てません。


ただ、前述した
十亀のオリ主力打者の成績を見ると、
打数は少ないですが、
小田に対する被安打率が0.545
と高い方です。
まさかとは思いますが、
小田への苦手意識が
心底にあって
そこから手元が狂った?


そして、問題なのは
次のロメロから浴びた被弾ですね。
最初の2球で追い込むのですが、
その後、ストライクが入らず
カウントを悪くして、
最後はストライク欲しさで
入れに行ったカーブを
ロメロから被弾しましたね。
自滅から被弾という
典型的にダメパターンでした。


これだから
十亀は投げてみなければ
わからないタイプであり、
そのイメージは
昔から脱していません。
『十亀』は
やっぱり『十亀』だった

ということです。


まだこの時点では、
点差が離れていましたが、
ロメロは最近3戦で
まともに打ってなかったので、
明日まで眠らしておきたかったですが、
面倒な存在の目を
覚まさせてしまい、
余計なことをしてしましたね。


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その後、野田~平井~Kマート~
小川~ヒースと勝ちパ系で継投します。


最近、中継ぎ陣も期待感が増していましたが、
ところがどっこい、
その中継ぎ陣が
終盤の5点差リードを
守ることができず崩壊しました。


交流戦の頃など、中継ぎ陣の絶不調中に
『一体、何点あったら逃げ切れるのか?』
というような話をよくしておりましたが、
まさに今日はその悪夢アゲイン
という感じでしたね。


野田に関しては
宗の二塁打&西村犠飛ロメロのソロ弾
2点を失って、3点差に詰められます。
平井は野田が作ったピンチを火消しし
何とか7回裏の追撃を断ち切ります。
しかし、Kマートに関しては
与四球&本塁打2ラン被弾
2点を失って、1点差に詰められます。
小川はKマートが作ったピンチを火消しして
窮地で首の皮一枚をつなげて8回裏を締めます。
最後は17試合連続無失点中のヒースに託しますが、
ヒースが連打でピンチを作り、
その次の中島に逆転サヨナラ3ランを被弾して
The End!Good bye!
となってしまいました。


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まず野田については、
先頭の宗を二塁打で出したことが
痛かったですが、
ロメロのソロ被弾が余計でしたね。


結局、野田が7回を投げきれず、
平井がそのケツを持って火消しを成功しますが、
平井には8回への回マタギはさせませんでした。


平井は回マタギできるスタミナはあります。
また今週はまだ登板して無く、
間隔が開いていたと思います。
一応、12回延長戦になったとき
中継ぎ陣の駒が不足するリスクも見据えて、
それなら、今日は平井に回マタギしてもらって
8回も行ってもらっても良かったのでは?
という気もします。


確かに先週は、
週前半にロッテ戦でも登板しており、
週後半は疲れも見られていましたが、
しかし、今週はまだ登板無く
間隔が開いていました
からね。


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それでもKマートが8回裏に
やられたことがダメなんですが。


もともと来日前から
与四球率が高かっただけに
制球力問題が懸念されていました。
しかも、昨日は抑えたと言っても
紙一重の結果であり、
与四球を重ねて自滅型満塁を献上
制球力問題を露呈していましたね。


で、今日のKマートについては
安達に先頭で与四球で
歩かしてしまいます。
当然、嫌な予感です。
ただ、ここは安達も良く球を見極め、
6球目サークルチェンジを当てて粘ったこと
が与四球を呼びましたから、
安達の方が上手でした。
まあ唯一、言うならば
7球目はコースがアバウトでいいので
ストレートを投げて欲しかったです。
相手がロメロや次のT岡田なら
パワーがありますから、
タイミングが合えば危険ですけど、
安達は彼らと比べて非力であり、
6球目まで変化球で慣らさせてきましたからね。
Kマートも
スライダーよりストレートの方が
制球しやすいでしょうからね。
どのみち、四球ではダメなんですけど。。。


まあ、安達のお散歩はしょうがないとしても、
しかし、
T岡田からの2ラン被弾は
完全に配球ミスによるもの

と思います。


Kマートの武器
角度のある速いストレートですが、
そのストレート一本槍では
彼の良さが半減するんですよね。

もう一つの武器である
落差のあるサークルチェンジ
セットで彼の良さが発揮されます。


このT岡田に対しては、
全球ストレート勝負をしましたが、
T岡田はパワーがあるタイプですから、
タイミングが合えば、
スタンドインも十分あり得て

実際に今日は
打ち込まれましたね。


これがフルカウントなら
しょうがないでしょうが、
ここではB2S2の
1つ余裕のあるカウントでしたから、
落差のあるサークルチェンジを
ここで試したかった
です。
もしここで見送られても
まだフルカウントですからね。

T岡田がパワータイプだから
力で押し切ってやろうとでも
考えたかもしれませんが、
もしそうなら愚考です。


普段、獅子の強打者が
やられる配球を反面教師にして
しっかり見習って欲しいです。


ところで、小川獅子也は
窮地で見事な投球を魅せて
失点許さず凌ぎましたね。

この小川の好投は
今回の数少ない好材料でしたね。
まだ小川に慣れていない面はあるでしょうが)


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で、1点差で最終回裏を迎えますが、
一応、ヒースも
17試合連続無失点中でした
から、
まあ無失点で凌ぐ可能性はありました。


ヒースのバロメータは
変化球の制球力なんですよね。
変化球の制球が乱れると、
ストレート一本勝負をせざるを得なくなるので
変化球効果が無効化されてしまうので)
苦しくなってきます。
逆に変化球の制球が良く
直球と変化球で迷わせることが肝心で、
それができれば、甘い変化球でも
相手がタイミングを狂わしてくれて
凡打を打ってくれて、
実際にそれで打ち獲り続けています。


そのことを勘案すると、
ロメロに投げた3球目スライダー
ストレートを続けた後で
この打席で初の変化球だっただけに、
明らかなボール球になったのが
もったいなかったです。
結局、この3球目が
ボール球になったことにより、
ファウルだったとしても同じですけど、
その分、4球目は
変化球の感覚を覚えながら
ストレートを待ちますから
難しくなりましたね。
4球目はストレートを
投げ込んでも良かった気もしますが。


で、次の吉田正には
初球を変化球でカウントを稼いだのは
良かったと思います。
もちろん、
初球から手を出してくるリスクはありましたが、
待っているならストレートでしょうから。
でも、次の2球目は
ファーストストライクは奪っているから
警戒して外したかったですね。
変化球ではなくとも、
ストレートを外しても良かったですが。
ただし、岡田も外に構えていましたが、
ヒースの球が
中に入ってしまいましたね。
まだストレートを見せていれば、
スライダーがこのように中に入っても
タイミングを狂わすことを期待できます
が、
ストレートも見せていない最初の2球で
立て続けにスライダーを投げて、
スライダーのタイミングを掴まれているのですから、
さすがにそこで甘い球が入れば打たれます。


初球で変化球でカウントを稼いだのはいいですが、
次に変化球に重きを置かせてストレートで勝負するか?
若しくは
後々に変化球で勝負するなら、
次に如何にストレートを打つ気にさせるか?

が大事ですからね。


次の中島には、
ここは勝負の局面だろうから
ヒースが最も自信のあるであろう
ストレート
を狙い打ちされましたね。


ただ、昨日も1点差での登板でしたが、
今日は敵地で
追い上げムードが高まり、
猛牛の勢いが止められぬ流れと化し、
サヨナラ雰囲気が満載の1点差
でしたから、
疲れも蓄積しているところで、
ヒースも酷な場面で登板してしまった
ということは否めませんね。


もちろん、
今回の牛の大逆転は
攻守の双方で様々な要因が

積み重なったところにあり、
その中で止めるべきところは
多々あったわけですが、
その止めるべき
最後のチャンスが
T岡田の一撃でした
逆に言えば、
T岡田の一撃が追い上げムードを
一気に頂点まで上げてしまい、
もうヒースの最終回では、
その勢いを止められない状態だった

と言えるでしょう。


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結局、今日の上位3球団は、
獅子は勝っていた展開の
試合を落としたのに対し、
鷹や公は、
ボルシンガー

強敵な先発投手相手の接戦でも
しっかりとモノにして勝ち、

結果として
獅子お一人様負けとなりました。


ただ、今日の試合の組み合わせが、
牛と戦うのが鷹だとして、
獅子は鷲(岸)又は鴎(ボルシンガー)
と戦っていたとしたら、どうなっていたか?
まず鷹は、もともとから
序盤に得点を奪って主導権を握り、
(今日も序盤に奪ってました)
そのまま逃げ切るタイプですから、
牛にはきっちり勝っていたでしょう。
一方、獅子の方は
岸やボルシンガーは苦手だから、
鷲や鴎に負けていて、
結局、今日は
獅子の一人負けだったかもしれません。


やはり、
勝っている展開のゲームは
落としてはダメ
ですね。


もちろん、
まだ5ゲーム差あります。
鷹との直接対決が7個残ってますが、
とにかく慌てること無く、
気持ちを切り替えて、
明日は今井でしっかり勝つこと、
3戦カードを勝ち越していくこと
連敗を重ねないこと
が重要です。


鷹軍団が残り30試合を
勝率8割の24勝6敗で終えたら、
獅子は残り27試合を
18勝9敗(勝率0.667)

2勝1敗ペースが必須です。


もし鷹軍団が
勝率7割の21勝9敗で来るならば、
獅子は15勝12敗(勝率0.556)が必須です。


もし鷹軍団が
勝率6割の18勝12敗なら
獅子は12勝15敗(勝率0.444)でOKです。


まあ鷹軍団は戦力が整いつつありますから、
鷹の残り試合の勝率ラインは、
最低限で7割以上(残りを21勝以上)
で来る

と想定すべきであり、
その+α分も勘案すると、
獅子は残り27試合を
17勝以上(10敗以下)で乗り切りたいです。


※鷹の8月成績は18勝5敗(勝率0.750)
 ただし戦力が揃ってきたお盆以降は
 13勝2敗(勝率0.867)


そして鷹との直接対決7戦は
メラドの6試合が4勝2敗、
ヤフオクの1試合が0勝1敗と考え、
合計4勝3敗が現実的なベターな見立てで
メラドが3勝3敗で合計3勝4敗が最低限ですね。


もし獅子が直接対決で3勝4敗と仮定したとき、
獅子が残り全体を17勝10敗で乗り切るには、
鷹以外の20試合を
14勝6敗(勝率7割)で乗り切らねばなりません。
逆に鷹は獅子以外で
20勝3敗とほとんど負けられませんが。


ただ、獅子が鷹に3勝4敗
鷹以外を12勝8敗とかで行ってしまうと、
合計で15勝12敗になるので
このとき、
鷹は獅子以外で17勝6敗
実現性が高まりそうな勝敗になってきます。


当然、鷹や公はしんどい戦いが続きますが、
獅子も窮屈な状況が続きます。

これからが正念場であり、
1勝の重みが響いてきます。


それ故、
勝っている展開のゲームを
落としてしまうことは

絶対に絶対にダメです。