下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

『どすこい山川』不振から抜け出せず、翻弄中・迷走中・瞑想中(?)で迷いの負のスパイラルに陥っているのか?今の山川に何が起こっているのか?データから整理してみましょう。一発放って迷いを吹き飛ばせば、迷える子ネコから山賊獅子に戻るか?今までも逆境から這い上がるときは、パワーアップして帰ってきたのが山川という男!『冷静さ』を取り戻して這い上がれ!那覇での凱旋弾を放った時を思い出せ!


山川の凄みと言えば
『どすこい!』、、、
『ホームラン』こっちでした!
そして、昨年、尋常じゃないレベルで
「打点王」の座に輝いたように
まあ打点は走者の状況等の巡り合わせもありますが、
チームの勝ちに大きく貢献となる
『打点』の稼ぎですね。


しかし、今、山川は苦しんでいます。
交流戦最終カードの阪神戦以降、
11試合連続『HR』&『打点』ゼロ
です。


リーグ戦再開してからの8試合においては、
(オリ三戦、ハム三戦、ロッテ二戦)
26打数3安打9四球で、
打率0.111出塁率0.343です。


とにかく、
打てておりません。


辻監督は、山川に関して
「そんなに悪いとは思わない。ちょっと前(春先)よりはまだマシかなと思う。ホームランが1本でも出てくれれば変わってくると思うし、乗りやすいタイプなのであまり心配はしていない」とコメントされています。


山川の場合、
過去のデータを見ていくと、
四球等の目安になる
IsoD(=出塁率-打率)が
成績に関わりやすい傾向
が見られ、
『ボール球』を見極めて行くことは
山川の成績に重要な一要素
になっていることが伺えます。


『闇雲に振りまくっているとき』は、
冷静さを失って「打ちたい」の気持ちばかり先行し、
空回りしやすいと考えられます。


今年の那覇での鷹戦で
宿敵・東浜から凱旋本塁打を打ち込みました。


このとき、山川は
最初の打席は、良いところを見せようと力が入っていました。だけど5回に(ソフトバンク先発の東浜)巨さんからフォアボールを選んでから冷静になれました。それが良い方向になりました」とコメントしています。


しかし、前述したリーグ戦再開後の8戦の成績を見ると、
IsoD(=出塁率-打率)は0.227もあります。。。
「えっ、0.227!?」


IsoDは0.07~0.08が標準的な数字で、
高くたって2割は下回ります。
異常値のような数値です。


次はBaseball-LabのHPで挙げられている
1950~2013年のIsoD上位ランキングです。


まあ前述の8試合における打席数が少ないですから、
それなりにブレはあって、高くなることはありますが、
また、6/30オリ戦、敬遠含む7/4ハム戦で
四球を各々3つで合計6つを荒稼ぎしたこともありますが、
とにかく、今の山川は
『打てずに、お散歩ばかり』の状態
にあります。


今回、データを見ながら、
まず「山川におけるIsoDやボール球の見極めの関連性・重要性」を確認しつつ、
最後に「今の山川に何が起こっているのか?」
を整理してみましょう。


図1は山川のコース別打率等です。
濃い灰色の9分割がストライクゾーン、
薄い灰色がボールゾーンを示します。


図1 山川コース別打率・本塁打数
(上図2019年、下図2018年)

※データで楽しむプロ野球さんのHPより(今年は6月まで)


図1を見ると、
ボールゾーンにおける本塁打数
昨年が5本、今年が0本になっています。
本数では比較がしにくいので、
で見てみましょう。
2ヶ年合計で見ると、
ストライクゾーンの打数が593個
ボールゾーンの打数が237個あり、
打数はストライク:ボール=2.5:1のにありますね。


ストライクゾーンにおける
打率は0.334本塁打率は0.115です。
(昨年:打率0.340、本塁打率0.110)
これに対して、
ボールゾーンにおける
打率は0.118本塁打率は0.021です。
(昨年:打率0.145、本塁打率0.030)


単純にボール球を見極め、
ストライク球を狙えば、
ボール球よりも、安打は約3倍
本塁打は約5倍以上の確率で仕留められる

と伺えます。


ボールゾーンで許容できるゾーンというと、
昨年、打っていた「外角高め」ですね。
(今年は打てていないですけど)
左上の角ではバットが届かぬかもしれませんが、
外角ストライクゾーンの上ゾーンですね。
(一番上の左から2番目のゾーン)


もちろん、
昨年、ボール球で5本打ってますから、
(今年はボール球で0本)
ボール球に手を出していなければ、
年間本塁打数はその5本減っていた
という考え方もあるかもしれません。
その代わり、ボール球に手を出して
142個のアウトも稼いでいることになります。
(18年のボールゾーン166打数24安打)
ちなみに、今年のボールゾーンでは、
現在71打数4安打0本塁打です。


というよりも、
打ち損じやすいボール球を見極め、
打ちやすいストライク球を見逃さずですね。

(インハイとか厳しい処は一考要ですが)


相手投手が山川へ投げる球は、
昨年から今年までを見ると、
ボール球が2291球ストライク球が1763球です。
(昨年はボール1513球、ストライク1167球)
比率で言えば、2ヶ年も、昨年も
ボール球がストライク球の約1.3倍です。


そもそも、
山川のボール球見極め率は、昨年、今年とも
約73%平均的な数字77%より低いです。
 ※平均的な数字77%とは
  今年の見逃し率12球団上位64名の平均です。
  今年の山川は45位です(6/30現在)
一方、ストライク球スイング率は、
昨年が約65%今年が約67%
平均的な数字66%と同程度です。
 ※平均的な数字66%とは
  前述64名の平均です。
  今年の山川は24位です(6/30現在)

山川の場合、
ガンガン打って行くタイプですから、
仕留める率の高いストライク球の
スイング率が66%前後はもったいないです。


スイング率70%以上というと、
松田やロペスが80%以上、
また森も77%、外崎72%と高いです。
他に中田、バレンティン、岡本、大田など
いますね。
ちなみに、
森、外崎のボール球見極め率は、
森が約77%、外崎が79%ですね。


山川も、限界はありますけど、
ボール球の見極めは
平均程度までアップすれば、
逆にストライク球スイング率を
70%以上にアップすれば、
本塁打を含む長打も増えるのではないでしょうか。


単純に比率換算で本塁打はどう変わるのか?
ちょっと数字で遊んでみましょう。


昨年のストライク・ボール球別本塁打率、打数で考え、
ボール球見極め率が平均の77%(4%アップ)
(ボール球の手出し率が23%(4%ダウン))
ストライク球スイング率が70%(4%アップ)した
としたら、
昨年のボール球打数166個は25個減です。
(手出し率23%/27%=0.85倍減)
ボールゾーンの本塁打率は0.030なので
25打数減で本塁打は約1本減ですね。


昨年のストライク球打数374は23個増です。
(スイング率70%/66%=1.06倍増)
ストライクゾーンの本塁打率は0.110なので
23打数増で本塁打は約3本増ですね。


実際は見極めても、スイングしても
それが打数に直結するわけでもなく、
あくまで、単純な比率計算なので
この算出値にあまり意味はありませんが、


ボール球は極力手を出さず、
ストライク球は積極的に手を出せば、
本塁打が、長打が、増えることが期待できます。


それを考えると、
ボールゾーン(特に外角高め以外)
できるだけ見極めて見送りたいです。
ストライクゾーン
積極的にスイングしたいです。


相手投手も
一発警戒で際どい処に投げたいわけですが、
もしボールゾーンを見送って行けば、
四球率は上がることが見込まれますが、
相手もみすみす四球を与えたくはなく、
ストライクゾーンに入れざるを得なくなり、
いわゆる
「投げるところが無くなって甘く入ってしまう」
というケースも増えるのではないでしょうか?
そうなれば、
打てるケースも増えていくと期待できます。


ただし、今の山川には
ボール球を意識しるぎるあまり
ストライクゾーンの見逃し率が増加
(スイング率が減少)

そこが今の問題になっています。


そこは最後に詳述します。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次にIsoD(=出塁率-打率)
OPS本塁打率長打の打率
1試合当たり打点得点圏打率に関する
経月変化図を示します。
対象は昨年開幕~今年6月です。


図2 山川IsoDと各項目経月変化
(OPS、本塁打率、長打の打率、
 1試合当たり打点、得点圏打点率)

1)OSPとIsoD
図2の一番上を見ると、
昨年5月がIsoDが高いけどOPSが低い、
昨年7月がその逆という結果になっています。


昨年7月に関しては、
球宴もあったので試合数18、打席81と少なく、
(他の月は23試合以上、100打席以上)
打率が0.347と他より高かったですね。


昨年5月に関しては、
打率が0.221と低すぎ、
そもそも打てず長打も少なかったでした。


まあ現象には、
バラツキもあって当たり前であり、
おおまかな傾向を掴むならば、
データの状況次第で
異常値の除外して見ることも必要になります。
※本来は「異常値検定」とかをしたりしますが、
 ここではそこまでせず整理を続けます。


その2データを除く他データを見ると、
OPSとIsoDは似た推移
していることが伺えます。


ちなみに、
図3はOPSとIsoDの相関を整理したものです。


図3 山川OPSとIsoDの相関


上図は全データをプロットしたものです。
赤丸〇で囲ったデータは、
前述の昨年5月、7月の2データです。


その赤丸〇の2個を除くと、
OPSとIsoDの相関関係
見られていますね。

相関係数R^2が約0.8(Rが約0.9)だから
「かなり強い相関がある」に相当します。


ただし、OPSは出塁率を含みます。
IsoDは出塁率-打率ですから、
OPS=打率+IsoD+長打率なので、
IsoDがOPSで占める割合は低いですけど、
「自己相関」の面を否めないことは留意事項
です。


2)本塁打率とIsoD
図2の上から2番目の図をご覧下さい。


前項1)OPSと同様に
昨年5月、7月は
本塁打率とIsoDに乖離があります。


このほか、不調だった昨年8月を見ると、
IsoDは低いですが、本塁打率は高かったです。


昨年8月の本塁打率は、
昨年9・10月、今年3・4月などと比べて
低いですけど、
昨年5月や6月のような低い状況でもなく、
そこまで悪くなかった、と考えられます。


この昨年8月は
打率が0.217、出塁率が0.294と低かったです。
しかし、打った安打数のうち
本塁打数の占める割合(本塁打率/打率比)
図4に示すとおり、約4割と高く、
この割合だけなら、
月間MVPを獲得したときと同程度です。


イメージとしては、
今のメヒアのようなものでしょうか。
6/30現在で、メヒアは
56打数9安打4本塁打ですから、
本塁打率=0.071、打率=0.161
本塁打率/打率比=44%でした。


昨年8月の山川は、
本塁打率=0.080、打率=0.217
本塁打率/打率比=39%でした。


図4 山川の本塁打率/打率比の経月変化
全安打数に占められる本塁打数の割合


昨年8月の本塁打率について、
一応、0.100を下回る0.08だったので、
低すぎた昨年5月や6月とは見比べず、
昨年9・10月、今年3・4月より
低かったことを重視し、
やっぱり「低いよ」と判断すれば、
IsoDが低かったときに
本塁打率も低くなりやすい、
とも考えられますが、
(OPSと同様に)
IsoDと本塁打率に「相関がある」というのは
個人的には、微妙かな、という印象
です。


3)長打の打率や
 打点、得点圏打率


山川に関しては、
やっぱり本塁打「どすこい」が代名詞であり、
「本塁打を打たねぇ山川はただの山川だ」
ですね。。。


1992 紅の豚 飛ばねえ豚は ただの豚だ…


ただし、本塁打だけでも困ります。
打点も稼ぎたいです。
また単打もありがたいですが、
二塁打以上の長打が欲しいです。


それらの項目とIsoDを比較したものが、
図2の上から3~5番目の図です。


「長打」に関しては、
OPSに関連する「長打率」があります。
ただし長打率=塁打数/打数であり、
塁打数=単打数+2×二塁打数
    +3×三塁打数+4×本塁打数であり、
4倍する本塁打数が大きく響いてきます。
ただし、今の長打率は、
参考として目安の一つになりますが、
単純に、単打を1倍としたとき、
二塁打なら2倍、三塁打なら3倍、
本塁打なら4倍という
重み付けの係数が適切であるか?
というと微妙な処があります。


すなわち、今の長打率では、
本塁打は単打の4倍の成果がある
ということになってしまいます。
そこで、本当に4倍なのか?
というところですね。


本来なら、確率統計処理を行い、
単打に対する
二塁打、三塁打、本塁打の重みを
算定する必要があります。


ある知見によっては、
単打:二塁打:三塁打:本塁打
=1:1.25:1.56:2.25
という設定値もあります。


ここでは、
そこまで求めるのはしんどいので
単純に全打数の中で
長打数(二塁打数+三塁打数+本塁打数)が
どのくらいの割合であるか?
すなわち、ここでは、
長打の打率(=長打数/打数)
を見てみます。
これなら、
単純に二塁打以上の安打を
どのくらいの確率で打つのか?
が把握できますから。


また、この長打の打率には
IsoDは絡まないので、OPSと違って
「自己相関」の問題はクリアしています。


図2の上から3番目の図になります。


これを見ると、
昨年5月はOPSと同様に
長打の打率とIsoDが乖離しています。
しかし、昨年7月も含めて、それ以外では、
長打の打率とIsoDは似た推移
していることが伺えます。


「打点」については、
まず単純に
1試合当たりの打点(打点/試合数)を見ます。


また、この1試合当たりの打点には、
IsoDは絡まないので、OPSと違って
「自己相関」の問題はクリアしています


図2の上から4番目の図になります。


昨年5月は他項目と同様です。
昨年7月は、昨年6月より
多少1試合当たりの打点が上昇してますが、
基本的には低い値になっています


長打の打率と同様に、
昨年7月も含めて、それ以外では、
1試合当たりの打点も
IsoDと似た推移
していることが伺えます。


また4番打者として、
チャンスに強くあって欲しいです。
得点圏でしっかり打点を稼ぎたいですね。


そこで得点圏における打点の指標となる
「得点圏打点率」も見てみましょう。
(=得点圏における打点÷打席数)
これは野球データノートさんのHPで整理されています。
このHPでは、
「得点圏に点が入る期待値を
 知りたかったので算出しました」とのことです。


また、この得点圏打点率には、
IsoDは絡まないので、OPSと違って
「自己相関」の問題はクリアしています


「得点圏打点率」とIsoDの関係は、
図2の上から5番目の図をご覧下さい。


得点圏打点率は
1試合当たりの打点よりも
IsoDと似た推移をしていることが伺えます。


以上を踏まえると、
OPS、長打の打率、
1試合当たりの打点、得点圏打点率が
IsoDと関わりがあることが伺え、
IsoDが高い方が
それら指標は高まることが期待されます。


すなわち、山川にとって、
IsoDは重要な項目の一つであると考えられます。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただし、今の山川については、
前述したようにリーグ戦再開8試合を観ると、
出塁率が0.343ですが、
その内訳は、
打率が0.115、IsoDが0.227です。
えっ?逆じゃないの?


IsoDが高いのは良いと言っても、
打数の2割以上も四球等って
極端すぎる値です。


それでいて
打率が2割後半を維持しているなら
それは出塁率5割近くと凄いことになりますが、
実際は打率0.115と打てていない。。。


山川に何が起こっているのか???


交流戦が終了して
リーグ戦が再開してから8試合の山川の全打席を見ると、
35打席あって、1つ申告敬遠がありました。
そのときに
投げ込まれた投球数は170球あり、
そのうち、
ストライクゾーンが72球
ボールゾーンが98球
あります。


ボール球は、
ストライク球の約1.36倍
です


前述したように、
昨年から6月までのボール球は2291個
ストライク球は1763個ありますのっで
ボール球は、
ストライク球の約1.3倍
です。


それを考えると、
リーグ戦再開後の投球に関して、
ボール球/ストライク球の比率は
昨年から6月までの比率より5%増程度ですが、
極端に多いものではない

と思われます。


すなわち、
ボール球が極端に多いとかではないですから、
四球が増えるという要素は、
山川側にあると考えられます。


そこで、リーグ戦再開後8試合の
ボール球の見極め率を見ると、
ボール球に手を出したのが98球中24球ですから、
見極めた(見送った)のは74球なので約76%となります。


前述したように
昨年~今年6月のボール球見極め率は約73%でした。
となると、リーグ戦再開後8試合では
ボール見極め率が増加していますね。

平均的な数字で77%に近づいていることが伺えます。


一方、リーグ戦再開後8試合の
ストライクスイング率
ストライク球を見逃したのが72球中28球ですから、
スイングした(手を出した)のは44球なので約61%となります。


前述したように
昨年~今年6月のストライク球スイング率は約66%でした。
となると、リーグ戦再開後8試合では
ストライク球スイング率が減少していますね。


なお、山川が全投球数に対して
手を出さない(見送り・見逃し)割合
昨年~今年6月を見ると約56%(=2265/4054)でしたが、
リーグ戦再開後8試合は約60%(=102/170)です。


今日のロッテ戦では
積極的に初球から手を出していきましたが、
リーグ戦再開後8試合では
手を出さない率が増えていますね。


調子が良いときは
球も見極めやすいし、勘も冴えているから、
ボール球はしっかりと見極めて見送っていますが、
今のように調子が良くないと、
球も見極めにくく、勘も鈍っているから、
ボール球はただ手が出ない形で見送っているにすぎない


ちなみに、ストライク球全体に対する
山川の空振りの割合については、
昨年~今年6月を見ると約11%(=186/1763)でしたが、
リーグ戦再開後8試合は約18%(=13/72)と
約1.5倍もあります。


またストライク球でスイングした球数に対し、
空振りしている球の割合
は、
昨年~今年6月を見ると約16%(=186/1165)でしたが、
リーグ戦再開後8試合は約30%(=13/44)と
約2倍もあります。
すなわち、
ストライク球に対して
バットを振ったら3割が空振り
ということを示しています。


これらを見ると、
球筋をしっかり見極めて
手を出す、手を出さない、
手を出すならどうバットを振る
というわけではなく、
盲目的に勘も冴えぬ中、
ストライク球、ボール球に関係なく
迷いから手が出ず、
手を出したとしても
闇雲にバットを振り回している
ということが伺えます。


そのあたりはメヒアあたりもそうですね。
「外角低めの落ちる球を我慢、我慢」
ズバっと甘くストライクゾーンに。
「あっ、勿体ない。。。次は打つぞ!」
落とされて、スカっと空を切る。。。


とにかく、勘が冴えていませんから、
「次は来る!」と思っても交わされ、
「次は外す!」と思ってもゾーンに入れられて
完全に翻弄されてしまい、
読みも迷走している可能性が懸念
されます。
焦れば焦るほど空回りという
負のスパイラルですね。


とにかく
「打ちたい!打ちたい!」を封印し、
「冷静になること」ですね。
那覇で東浜から凱旋本塁打を放ったように!


でも、山川はここで終わるような男ではなく、
今までを見ても、こういう逆境に陥って
そこから這い上がったときはパワーアップして帰ってきます。


一軍に昇格したときは、
なかなか一軍に慣れず不振に陥り、
「ここはファームだ!ファームだ!」
と思い込んで立ち直りました。
立ち直った2017年後半は
65試合21本塁打と
3試合に1本ペースでHRを量産しましたね。


4番に任命されたときは
その重圧からOP戦で大不調に陥りましたね。
しかし、シーズン本番になって立ち直り、
2018年開幕からいきなり大爆発で
尋常じゃない勢いで活躍し
3・4月間MVPの座に輝きましたね。


また2018年の夏季には
バテてきたこともあったのか、
8月に不振に陥りました。
しかし、秋になったら大爆発して、
チームを優勝に導き、
9・10月間MVPの座に輝きましたね。


何かをきっかけにして
一気に復調するでしょうし、
次ぎに復調したときには、
尋常じゃない勢いで活躍することを

期待します。



※参考データ
 リーグ戦再開後の8試合の結果