下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【7/25楽天11回戦(宮城)】ようやく鷲借金を1つ返済。鷹も負けたが、寿司外人に山川も1本差まで迫られる。打線はスランプ抜け出せず、攻撃もチンタラしてしまって二線級投手を徹底的に打ち崩せない。一応、14年本塁打王の両雄が大活躍し、松本航の好投が光った。ただ松本航もこれで満足せず、もっと高みを目指して大志を抱け!

屈辱的な鷲への敗戦を重ねた昨日。
今日は松本航辛島の先発で始まった11回戦。


辛島というと、獅子戦で
今年は4月9日に5回4失点、
4月16日に5回3失点であり、
そこそこ得点を奪っていますが、
試合はどちらも負けており、
9日は勝ち星を稼がれております。


問題は昨年でしたね。
昨年は3戦対決して、
2度のQSを達成させられて、
防御率も2.04と鴎以外で
奴に得意とされてしまいましたね。


とにかくチェンジアップや
その他の変化球を巧みに操る技巧派左腕であり、
嵌まれば、獅子が苦手とするタイプです。
しかし、所詮は二線級投手。
そんな相手を苦手としているようでは
上を目指すことが厳しくなりますね。


なお、辛島の戦前データを添付します。


辛島球種構成・球種別被打率

チェンジアップが厄介です。
※データで楽しむプロ野球さんのHPより


辛島コース別被打率
低めは低打率ですね。
 高めを狙って行きたいですね。
 低めで左右に振られると面倒です。

※データで楽しむプロ野球さんのHPより


辛島アウト・出塁形態

ゴロアウトがやや多いですね。
※ nf3 Baseball Data House(ぬるデータさん)HPより


 ■辛島左右別・イニング別

※ nf3 Baseball Data House(ぬるデータさん)HPより


左右別は大差がありませんね。
辛島の場合、1試合平均が5.6イニングです。
上表の5回までを見ると、
イニング別には初回に失点が重なっている傾向ですね。
それ故、できれば
立ち上がりを叩き潰したいですね。


で、今日の結果は。。。


今日の試合を総括すると、
まず、松本航の好投は光りました。
3回までパーフェクト、4回までノーヒット。
奴に打たれましたが、6回1失点は上々です。


課題になっている走者有のときの投球
炎上しやすい鬼門5~6回をクリアしました。
もちろん、
松本航にはもっと高みを目指して欲しいので、
今日の内容で満足するなく上へ這い上がりたいです。
今は5~6回を投げるのがやっとのスタミナですが、
(今日も中盤になって一杯一杯に)
プロ世界で7回以上投げれる
投球術と体力を早期に習得されたいです。


打線については
14年本塁打王の二人
中村&メヒアが大暴れしました
おかわり君が4回表に先制ソロ弾!

メヒアがサイクルリーチの猛打賞。
5回表に左二塁打タイムリー、
8回表に左本塁打ソロ弾。
しかも、メヒアの打点は、
5回表がこちらに勢いをつけるのに、
8回表が8回裏に不安定のKマートだから
引き離しておきたい場面だっただけに、
貴重な追加点を稼いでくれました。


ただし、獅子威し打線は
スランプをまだ抜け出せていませんね。

辛島をなかなか攻略できず、
最後のプロ初登板・渡邉への土産は余計でした。


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まず打線について、簡単に振り返ると、
おかわり君の一発が出た4回より前の序盤、
辛島をなかなか攻略できませんでした。
結局、辛島の疲労が見られるようになってきた
中盤に、やっと得点を重ねますが、
正直、疲れてきた辛島相手に
2点&2点のみでKOまでは至らぬ、、、でした。
本来なら畳み込んでKOしたい処でした。


じゃあ、今日の辛島はそんなに調子良かったか?
というと、得意のチェンジアップが
浮き気味で決まりにくく、

(山川には決まって抑えられましたが)
決して調子が良いとは言えませんでしたね。


しかし、獅子威し打線は、序盤、
相手が嫌がる高めを見逃して、
相手が得意な低めのスライダー、カーブ等
手を出しまくって
料理されていましたね。


初回表、
秋山は2球目の腰高外角スラを見逃し、
外角低めカーブを引っかけ中飛。
源田は5球目の
真ん中に落ちぬチェンジUpを見逃し
最後は外角低めのスライダーで空三振。


2回表、
山川は、3球目の外角腰高スラと
真ん中ちょい下の5球目スラを見逃し、
内角低めに落ちたチェンジアップで左飛。
岡田は初球の低めカットで左飛。
一方、おかわり君
内角低めスラに手を出し
二ゴロも相手の守乱で助かり、
メヒアは真ん中付近を左安打。


3回表、
一死一二塁で外崎
低めでは無いけど、真ん中カットを打ち損じ。
山川はブンブン丸で外角低めチェンジで空三振。


2~3回は、
一死までに得点圏に走者を置きましたが、
残塁祭の無得点に終わり、歯がゆい時間が続きます。


今回、辛島だから、中盤に打ち込めましたが、
同様に苦手・左腕の塩見だったら???
考えるだけで、ゾッとします。


そして、最終回、余計な置き土産をしましたね。
最終回、鷲の方が4点ビハインドだったので、
経験を積ませること敗戦処理班として、
今日がプロ初登板になる
ドラ4渡邊が出てきます。


最初の秋山&源田は、
制球乱れて簡単に歩かしてもらい、
無死一二塁のチャンスで
中軸を迎えました。
渡邊も力みまくっており、
叩き潰すには絶好の機会
でした。


しかし、その渡邊は、
外崎をチェンジアップでスカっ!
山川をチェンジアップでスカっ!
中村をチェンジアップでスカっ!
まさかまさかの三者連続奪三振でした。
これは渡邊にとって、
自信になってしまいますね。


まあただの投手だったら、そこまで気にしません。
ただし、この渡邊は、今日の投球を見ると、
獅子が嫌がりそうな左腕タイプに見えますから、
自信がついて、冷静に力まなければ、
獅子の新天敵になる資質を備えている
と考えられます。


渡邊の球種については、
ストレートは140km/h前後ですが、
落差のあるチェンジアップが武器になっており、
如何にも、獅子が

ストレートとチェンジアップで迷うタイプです。
しかも、球の出処が見づらい投球フォームであり、
タイミングが掴みにくいです。


今日の自信を糧に、
今後、獅子の新天敵になったら厄介です。


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一方、今日の松本航については、
得意のストレートを基軸とし、
変化球を混ぜながら投げ、
ストレートがしっかり走っていたからこそ、
相手にストレートの残像を残し、
変化球で翻弄したり、
また逆に変化球を意識させたところを
ストレートできっちり決めて
打ち獲ったりしてましたね。


今日は110球のうち
ストレートが約56%の62球あり、
前回、ストレートが少なかった
ロッテ戦より多かったですが、
他試合と比べて
平均的なストレート頻度でした。
しかし、ストレートでの
ボール球が19球であり、
そのボール球率は30%
今までの中で
最も少なかったですね。
※6月までの7戦で平均37%


ストレートの球速も
走者無しの序盤は145~148km/hくらい、
走者が出た中盤(4~5回)でも
142~146km/hでしたから、
走者を置いてからのセットでも
球速があまり低下していませんでしたね。
いつもならもっと下がります。


ただし、6回表、
奴の打席では142km/h程度であり、
苦しくなっていましたね。
正直、5回表は
球速がそこまで落ちてませんでしたが、
4回からの連続ピンチを凌いで
疲労感が見られていましたね。
それだけに6回表への続投は疑問が残り、
奴にど真ん中ストレートを見事に運ばれました。
まあ、カットボールで
明瞭なボール球が続きましたから、
奴もストレートで読んでおり、
5球目、外角低めカットを
完全にタイミング狂わして空振りしましたが、
さすがに岡田も
カットを4球連続で投げさせる勇気はなく、
フルカウントですから、
松本航が自信のあるストレートで勝負しましたが、
奴もストレートに絞っていたので、
それがど真ん中に入ってしまい、
その球に抑えるだけの力もなく運ばれました。
ある意味、失投でしたね。


さて、松本航が有している
ストレート球速ダウン含め走者有のときの課題、
スタミナが切れてきて中盤での炎上の課題
4~5回に訪れました。


4回裏、先頭の茂木
球筋見極めながら、
全く手を出さず与四球狙います。
とにかく、走者を出そう!出そう!という
相手の意図がものすごく伝わります。


次の島内は、バントの構えから与死球に。
左足の膝付近に当たりましたが、負傷は問題無しです。
島内は、以前、Kマートから
バント構え時に顔面直撃の危険球気味の与死球を受けました。
このときも、顔の向きを横に変えていますが、
身体はよけようとしていなかったです。
また、島内は、結構、他でも与死球が目立ちます。
直人も死球は狙っており、
現に本人も、先日記録を達した時、
ケガしないようぶつかることを示唆しておりました。


すなわち、島内らの場合、
結構、死球をもらう特攻作戦を辞さない
手段は選ばない雰囲気を感じますね。
もしかしたら、死球出塁には、
球団から何か恩恵があるかもしれません。
(あくまで個人的推測ですけど)


これで無死一二塁でを迎えます。
奴に対して逆球あり、ボール先行し、
逆球の甘い真ん中付近の危ない4球目
振り遅れ気味でファウルとなり助かります。
しかし、最後は奴の好きな外角高めで、
高めボール球でも手を出してきましたが、
力のあるストレートで
振り遅れさせて空三振を奪いました。
次のブラッシュ
二遊間抜けそうなところを
源田ランニングスローの好守で二死に持ち込みます。
これで二死二三塁で銀次を迎えます。
銀次には、ストレート中心で攻めるも、
粘られますが、松本航も粘り勝ちして、
外角低めカットを泳がせ引っ掛けさせニゴロに料理。
結局、このピンチを凌ぎ
無失点に抑えました。

5回裏は、先頭の和田を抑えますが、
一死からウイラーに打たれて走者を置きます。
次の山下は早打ち拙攻で助かります。
次の代打藤田には
ストレート2球で強気に追い込みましたが、
B2S2から真ん中に入ったストレートを
弾き返され、二死二三塁とピンチが拡大します。
次の茂木を迎えるとき、
マウンドへ来たコーチから喝が入りましたが、
きつそうな強い口調で何か言われている)
茂木に対して、力んで制球を乱してしまい、
ボール先行となりましたね。
コーチの喝が逆効果になって
力みを生みましたね。
それでB3S1からの5球目、
やや外に岡田も構えますけど、
それがど真ん中に甘く入りますが、
開き直ってストレートを投げ込んだ分、
ストレートに球威があって、

茂木も差し込まれた形で振り遅れのファウルに。
これでフルカウントになり、
松本航も腹を据えたのか、わかりませんが、
球威のあるストレートを
大胆に投げ込み続けます。
6球目は、外角の高めボール球でしたが、
5球目よりストレートの球威があり、
茂木もフルカウントだから手を出しましたが、
完全に差し込んでおりました。
そして、最後の7球目
外角低めストレートを
茂木も上手く合わせて打ち込み、
フェンス際の深めまで飛びますが
松本航の球も茂木の手元で伸びており
完全に力でねじ伏せて左飛に。
崩れそうでしたが、
最後は大胆さを取り戻して
粘り勝ちました。


ただ、このイニングで
また100球達してませんでしたが、
もう一杯一杯になってきていましたね。


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さて、2番手には7回裏で平井が登板しました。


この場面、
前の6回裏奴に一発を浴びて
直前の7回表、
せっかく外崎が相手のミスで二安をもらったのに、
山川の併殺打、おかわり君の三ゴロと
拙攻続きでチャンスを潰したばかりだったので、
鷲から見れば、ホームでもあるので、
「このラッキー7で逆転するぞ!」と
心理的に盛り上がる局面でしたから、
試合の流れを一気に奪還されてしまう懸念がありました。
それだけに、この7回裏は、その波に負けず、
相手の希望を、その雰囲気を打ち壊したかったですから、
一番いいカードを切る、平井投入で正解でした。
この場面、最終回の増田を除き、
平井以外では代替はいない局面でしたから。
昨日の平井温存、森脇投入が
ここで効きましたね。


ただ、まだ7回裏なので、
8回裏の1イニングは余ってしまい、
その1イニングに不安を残してはいました。


一応、平井も三者凡退で切り抜け、
相手への反撃の余地を与えません
でした。
とはいえ、平井は
身体ボロボロでも気迫で抑えた!
という印象でしたね。


どうも球数が12~13球超えると
危なっかしくなりますね。

3人目には、粘られ続け、
しかも、危なかったファウルもあり、
相手の粘りをなかなか振り切れませんでしたね。
普段の勤続疲労が響いてそうですね。
本当にお疲れさまですm(__)m


8回裏、Kマートは、
二重人格のような投球をするので、
投げてみないとわからない不安定さが課題ですが、
今日のKマートは、
良い子のマーティンでしたね。
ストレートは走り、サークルチェンジは落ち。
それができているときのKマートなら
そう簡単に打てません。
でも、不良のマーティンだと、
ご乱心ご乱調で、
もう「積み木崩し」の如く崩壊します。


増田は危なげなくでしたね。


まあ、メヒアが
どうしても追加点が欲しい場面(8回表)で
一発を放ってくれたので、
ここはセーブポイントがつかぬ点差でしたから、
本来なら、増田ではなく別の者を投入したいです。
いずれは、平良らを試したいです。
(ちょっとまだ早いかな???)


しかし、からの打順でもありましたから、
奴に一発出たら、逆転得意の鷲なので、
一気に勢いに乗られてしまう恐れもありましたので、
ここは増田でやむ無しと思います。
ただし、これが鴎や牛、ハムだったら
やっぱり他の者を当てたいですね。


そのあたり、
点差、相手関係、試合の流れなどを鑑み、
柔軟に最適な適用をして欲しいですね。


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さて、今日は鷹が鴎に負けましたね。


まあ寿司外人が今日も一発出たので、
山川があと1本差まで
追いつめられていますが、
鷹を撃破してくれる一撃なら、
そこは感謝します。


これで鷹との差は5ゲーム差に。
また鷲からの借金は
1つ返済して残り3つに。


まずは明日からのハム戦
そして来週からの鷹戦
気を緩ませられぬメラド6戦ですね。


いずれにしても、
獅子威し打線がスランプを
脱しないことには。


明日のハムは、何やかんやと
抑えられている左腕・加藤が先発ですね。
前回登板が7/19鴎戦ですから、
間隔が開いているので、
ショートスタータではなく、
がっつり獅子を獲りに来ます。
まあ5イニングが目安でしょうが、
相手は前半から主導権を奪い、
優位に運びたいでしょうね。
そんなハムを返り討ちにするためにも、
序盤から、徹底的に
打って!打って!打ちまくれ!